ヘナヘナライター 生態日記
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山口光母子殺人事件の差し戻し控訴審の判決公判が、昨日行われた。元少年に対して死刑が求刑され、昨日世論が揺れた。私の意見もまさに世論と同じ。心情的には被害者家族に共感するものの犯行当時18歳と数十日に満たなかったこの元少年に対して本当に死刑を求刑してしまってよいものかどうか、気持の整理がつかない。この元少年は、幼い頃から父親が母親に暴力を振るうような家庭で育ち、ついには中学生の頃に母親が自殺しているらしい。問題の根源は少年の生育環境にあるに違いない。もちろん、似たような環境で育っても殺人者になるとは限らない。が、元少年が断罪されるなら、元少年をここまで追い詰めてしまった周囲の大人たちに対しても何か法的な罰則があってしかるべきなのではないだろうか?人が人に暴力を振るう。しかも、自分にとっていちばん身近で大切な人が、やはり大切な人に暴力を振るい、自殺にまで追い込んでしまう。感受性が鋭ければ鋭いほど、心画受ける痛手は重いに違いない。それは、幼く未成熟な人の心を殺してしまうには十分すぎる負の力があるのではないだろうか。殺してしまっては取り返しがつかない。しかしその一方で、人の命がかかっているからこそ、この事件はここまでマスコミに取り上げられ話題にもなっている。法による罰則であろうが、一個人の暴力の果てであろうが、私は“殺人”は認めたくない。しかし、自分の命がかかっているからこそ、元少年はさまざまなことを考え、苦し無に違いない。今頃、少年はどんな気持でこの夜を過ごしていることだろう?そして、愛する家族を殺され、その挙句犯人の命と対峙しなければならなくなってしまった人の気持を思うと、私ごときが軽々しく何かを発言していいとも思えない。
2008.04.22
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