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しまなみの楽園、生名島。 3日目となる日曜日の朝、朝食を食べるとさっそく海に出る準備。 今日は、付近をのんびりとお散歩ツーリングなので、ケータイとレスキュー用具だけをシーカヤックにセットして漕ぎ出した。まずは、すぐ目の前にある平内島へ。 こんなに近い距離でも、フェリーや高速船、漁船が行き交う交通の要所であるため、泳いで渡るのは難しいだろう。 やっぱりカヤックはいいなあ。小さな浜にフネを揚げ、島内をすこしだけ探検してみる。 農作業用の小屋があり、忙しい時期には泊まり込みで作業をされることもあるようだが、今日はだれも居ない静かな島。再び海に戻り、海面に顔を出した大きな岩に向かう。 ちょうど干潮の時間のため、その姿は『フジツボ』のようだ。たくさん出ている釣り船を眺め、時には挨拶を交わしながら、ゆっくりと亀島、鶴島を巡り、1時間ほど漕いで浜に戻った。 ちょうど良い朝の運動。朝には曇っていた空も、どんどん明るくなってきた。 今日も良い天気になりそうだ。***荷物を片付け、管理人の方に挨拶をする。『いろいろとお世話になりました。 みかんもおいしかったです。 また遊びにきますよ!』『これからの時期は静かだから、また遊びにきて』***金曜日の夕方から、お気に入りの島を拠点に、しまなみの海をじっくりと堪能した。景色の良い浜。 差し入れのみかんとイチジク。 伯方の塩ラーメン。 岩城島のレモンアイス。 そして、伯方島、岩城島で出会ったさまざまな人達。やっぱり『しまなみ』は、シーカヤッカーにとって、日本でも有数の楽園だと思う。
October 29, 2006
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生名島連泊ツーリング二日目は、伯方島の塩ラーメン目指してパドリング! 岩城島のレモンも楽しみだ。***夜中、テントから外を覗くと満点の星空。 しばし夜の空に見入った後、再びシュラフにもぐり込み、朝まで眠りを貪る。 考えてみれば、ここ何週間か週末は、テント暮らしと旅するシーカヤックの日々だなあ。まさに、人生は旅であり、旅とは人生である。朝5時過ぎにテントから這い出し、まずはお湯を沸かしてコーヒーを飲む。 空は快晴。 天気予報でも、晴れ一つだ。朝食を食べ、再びコーヒーを飲み、着替えて出艇の準備。フネや道具を浜に運んでいると、向こうからおばさんが袋を手に歩いてくる。『何が採れるんですかー?』 『これはひじき。 そしてこれはベラ。 浜でベラが寝ていたんで拾ってきたんよ! おおきいじゃろ』たしかに大きい。 20センチは越えている。 『寝てたんですかー! 良かったですねえ』***8時半。 生名島の浜を漕ぎ出す。 目指すは伯方島。青いレモンと造船で有名な岩城島の北端をかすめ、岩城島の西岸側を南下していく。 小潮であるのに加えて、干潮の潮止まりでもあり、順調に漕ぎ進む。今日は、久し振りにカーボン製のワイドブレードパドルを引っ張り出し、フェザリングで漕いでみた。 いつもは、ナローブレードのパドルでアンフェザーで漕いでいるのだが、たまにはフェザリングも試しておかないと忘れてしまうのではないかと思ったのだ。カーボンパドルなので軽く、久し振りのフェザリングも、懐かしくこそあれ特に違和感もなく漕ぎ進むことができた。***出発してから50分後には岩城島の南西端を越え、1時間後には岩城島と伯方島との間の海峡の真ん中。そして1時間半ほどで、伯方島の港の近くに有る浜に到着した。 そこそこ良いペースである。***浜にフネを揚げ、まずは近くで畑仕事をしていたおじさんに話し掛ける。『こんにちは。 この道路は、会社の敷地とかじゃないですよねえ?』 『うん、違う』『伯方の港までは、こっちに歩いて行けばいいですか?』 『そうそう。 海沿いに、こっちに歩いていけばいいよ』『この畑は、おじさんのですか? 広いですねえ!』 『わしは倉敷に住んでおるんじゃが、休みには帰ってきて草を刈ったり、手入れをしたりしとるんじゃ』『そうですか。 大変ですねえ。 でも、橋が架かってから便利になったでしょう』 『まあねえ』『じゃあ、塩ラーメンを食べに行ってきます』 『あの塩ラーメンは、有名なんかのう?』 『ええ、有名ですよ』***10月が終わろうとしているとは思えない、暖かい日差しの中、海沿いの道を歩いて行く。 途中の造船所で、建造中のフネを見る。 やっぱりシーカヤックとはスケールが違うなあ。***『さんわ』 伯方の塩ラーメンで有名なこの店。 以前、妻とロードスターでドライブに来て、民宿でもある『さんわ』に泊った事がある。 その時は、リーズナブルな料金で、海の幸と塩ラーメンを堪能した。今日は、開店とともに一番乗りで店に入り、塩ラーメンと貝飯のセットを注文。待っている間にも、店にはどんどんとお客さんが増えてくる。いつ食べてもウマい。 このあっさりだがコクのある塩味。 うーん、たまらん!***再び歩いて、シーカヤックを揚げた浜に戻る。おじさんは、まだ畑仕事の最中だ。『食べてきましたよ!』 『どうでした?』 『いやあ、やっぱり美味かったです。 あのあっさり塩味がなんともいえませんねえ』『ちょっと風が出てきたねえ。 やっぱり、昼になると風が出てくる』 『そうですねえ。 早めに帰りますよ』 『それがええじゃろう』『じゃあ、今日は帰ります。 ではまた』***伯方島と岩城島との間は、潮流が複雑だ。 あちらこちらでザワザワ、グルグル、ボコリボコリと横渦、縦渦を巻いて潮が流れている。 今日は小潮だが、バウがあちらこちらに振られかかる。 しっかりとしたパドリングが要求される。小潮でこれなのだ。 大潮なら冷や汗もの? というかバクバク、ドキドキ、そしてヒエーという叫びが聞こえるかも知れない。パドリングソングは、TOKIOの『宙船』『その船を漕いで行け! お前の腕で漕いで行け! お前が消えて喜ぶものに、おまえのオールを任せるな!』自分の手で、自分のオールならぬパドルを順調に漕ぎ進み、津波島を越え、青いレモンの岩城島へ。***いつもの浜にシーカヤックを揚げ、町に散策へ。スーパーを覗き、風情のある静かな町をプラプラと歩き、再び港へ。港の待合室に併設されている、レモンハートへ。店の前に、様々な種類のアイスクリームが置いてある。 岩城島の名産であるレモンを使ったアイスクリームやシャーベットもあり、注文しようかと思って眺めていると、おねえさんが店から出てきた。***『すみませーん。 ここで注文すればいいんですか?』 『そうですよ』『レモンアイスとレモンシャーベットとどっちが人気なんですかねえ?』すると、そのおねえさんは苦笑いしながら、『うーん、個人的にはチョコチップとか、バニラの方が好きかなあ』『えー、そうなんですか? 困ったなあ』 おねえさんは、ニコニコしながら、『チャレンジします?』 チャ、チャレンジー?『せ、せっかく岩城に来たんで』 『そうですよねえ』 『じゃあ、レモンアイスで! お願いします』150円、安い。 200円を払い、おつりを待っていると、『まだ食べてませんか? 食べたら感想を聞かせて下さいね!』***40歳を越えた、坊主頭のおやじが独り、カップコーンに盛られたレモンアイスを食べながら、岩城島の海沿いの道をテクテクと歩いて行く。 うーん、おもいっきり怪しい。でも、このレモンアイス、あっさりとした中にも、しっかりとしたレモン味が感じられておいしい。 おねえさん、これは本当に美味いよ。感想は伝えられなかったけれど、やりとりも楽しかったし、岩城島ならではのおいしい檸檬アイスも堪能した。個人的には最高だったこのレモンアイスは、他の人にも絶対薦めるよ。 本当にありがとう!その後、スーパーで岩城島名産の青い檸檬を買い込み、浜に向かう。***カヤックを揚げた浜に戻ると、子供を連れたお母さんとその友達らしい人が、話しをしていた。 通りがかりに、『こんにちは』と挨拶を交わす。すぐ先の階段を降り、出艇の準備をしていると、振り返ったお母さんが、『えー、このフネで漕いで来た人?』『そうです。 今日は、生名島から出て伯方に行き、塩ラーメンを食べてから、この島に遊びにきたんです』『えー、伯方島で塩ラーメン? すごいねえ』 『生名島からクルマで伯方島まで行ったら、いくつも橋を渡らないといけないし、そのお金だけで大変ですよ。 シーカヤックなら一時間半で行けるし、タダですからねえ』 『そういえば、そうねえ』これを切っ掛けに、話しが弾む。岩城島のレモンの事、幼稚園、小学校の事、島の主要産業は造船である事、買い物は今治に行くよりも広島に行く方が交通費が安くて便利なこと、島で生まれ育った人の多くは島を離れる事などなど。『ここは、本当に良いところですよねえ』 『まあねえ。 たまに来るといいかもね。 でもやっぱりのんびりしてるよ』『カヤックは乗った事ないですか?』 『ないない。 大三島には、体験できるところがあるらしいけどねえ』 『ここは、少し潮流が早いけど、カヤックを楽しむには良いところですよ』伯方島方面を眺めてみる。 海は凪いで、キラキラと輝いている。『いやあ、今日はほんとうに良い天気だし、海もきれいですよねえ。 こんなところでお喋りしていたら、いつもでも終わらないんじゃないですか?』 旅人の新鮮な視線からの指摘を受けて、あらためて海を眺め、『本当ねえ、たしかに海がキラキラしてきれい』『おじゃましました。 それじゃあ、生野島に帰ります』 『じゃあね。 今度は子供といっしょに来たら!』 『バイバーイ』私の場合、ほとんどはソロツーリングなのだが、一人旅という気がしない。 旅先で様々な人との出会い、触れ合いがあり、本当に充実した旅を堪能させていただいている。『あるく、みる、きく』 これぞまさに、旅の醍醐味。***再び漕ぎ出し、今度は岩城島の東岸を漕ぎ登り、生名島の浜に戻った。午後3時。 8時半に出てから、約6時間半。 実漕4時間ほどのパドリングであった。***フネを揚げ、管理人さんに戻った事を伝え、キャンプの手続き。『もう、温水シャワーは使えないんですよねえ?』 『そう。 水ならだせるんだけど』 『じゃあ、水のシャワーを使わせてもらっていいですか?』シャワー室を開けてもらい、水のシャワーを浴びる。 すこし冷たいが、体に付いた塩/潮を流せる心地良さ。 あー、スッキリだ。***『ありがとうございました。 スッキリしましたよ』 『今日もみかん持ってきたのよ。 今日のは、この近くのみかん農家の人がくれたの。 間引いたり、キズものだけどどう?』 『よろこんでいただきます。 昨日のもおいしかったですよ』夕方、町に買い出しに行き、浜に戻って夕食。***伯方島で畑仕事をしていたおじさん。 伯方の塩ラーメン。 岩城島のレモンアイスに出会わせてくれたおねえさん、そして岩城島のお母さん達。 生名島の管理人さん。ほんとうに様々な人達に出会え、思い出に残るしまなみツーリングだった!ひとつひとつの出会いを思い出し、かみしめながら、生名島のきれいなキャンプ場でビールを飲む。 楽しい思い出、これに勝る酒のつまみはないだろう。***夜が更ける。 まじめに漕いで疲れた体をシュラフに包み、ヘッドランプの明かりで、異邦人(カミュ)を読む。私の場合、ムルソーとは異なり『太陽のおかげ』で様々な人に出会う事ができ、しまなみならではの、瀬戸内ならではの旅を楽しませてもらっている。明日は日曜日。 朝は、のんびりまったりのお散歩ツーリングでも楽しむか!
October 28, 2006
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今年3回目の訪問となる、うつくしい『しまなみの景色』が楽しめる生名島。 連泊どころか、一週間でも滞在したいくらいのお気に入りの島である。金曜日。 午後は半日有休を取り、昼からしまなみへと向かった。夕方、いつもの浜に到着。 今日は、管理人さんが居ないようだ。 離れた場所にある管理会社に電話して、住所と名前を告げ、キャンプで2泊したいことを伝える。『キャンプですね、わかりました。 今日は、担当者が休みなんですよ。 連絡してみますが、もしかしたらそちらにいくのは明日になるかも知れません』 『はい。 水は出なくても大丈夫なので、明日でいいですよ』***秋になり、日が落ちるのも早くなって、そろそろ夕暮れの雰囲気が漂い始めている。美しい芝生の向こうに広がるおだやかな海。 だれも居ない静かな空間。 そして目の前に広がる島、島、島。ここには、しまなみのエッセンスが凝縮されている。***木の影に、一人用の小さなテントを張る。 クルマからシーカヤックを降ろし、テントの横に並べて置いてみる。テントの中にシートを敷き、空気を入れたサーマレストのマットを広げ、ダウンシュラフの中にシルクのシーツをセットすると、ささやかな家の完成だ。雨露がしのげ、小さいが夕日に黄色が映える一人用のテント。 目の前には、かつて水軍が行き交った海が広がり、その海を自由に漕ぎ進めるシーカヤックがある。 そして今日はまだ金曜日で、この美しい夕暮れの景色を独り占め。これ以上何が要る?***準備が整ったので町に買い出しに行き、浜に戻って早めの夕食。夕食を食べ終え、独りでビールを楽しんでいると、バイクの音が。 もしかして、と思っていると、やはり管理人さんだ。『こんにちは、また来ちゃいました。 それにしても今日は、お休みのところをスミマセンでした。 明日でも良かったんですけど』『いいのよ。 これ、もらいものだけど食べて』うれしい差し入れ。 管理会社に名前と住所を言ったから、連絡を受けて私だと分かったのだろう。地元で採れた、みかんとイチジクをいただいた。『ありがとうございます。 遠慮なくいただきます』『水を出るようにしとくね。 今日、明日はだれも泊る人が居ないから静かよ』『いやあ、前の時は初日は良かったけど、二日目に漕いで戻ってきたら人が急に増えていてびっくりしました。 やっぱり私は夏は駄目ですね。 今日は最高ですよ、お世話になります』***水道の元栓を開き、管理棟の常夜灯を点けて家に戻られる。 『明日は来るから。 では、ゆっくり休んで下さい』『明日は朝から漕ぎに行って、2時か3時頃に帰って来る予定です。 じゃあ、おやすみなさい』ベンチでビールを飲みながらヘッドランプを点け、本を開く。今日は、『異邦人_カミュ』 ふと裏表紙を見ると、驚いた事に『180円』と書いてある! そう、これも高校生の頃に買った本。 本のタイムカプセルと化している家の本棚から引っ張り出してきたものだ。***海岸沿いを少し歩いてみる。桟橋から海を覗き込むと、なんだか光るものが。 あっちで『ポツーン』、こっちで『ぽわーん』と、水中から青白い光が!???夜光虫は見た事があるが、こんな光り方ではなかった。 なんだろう?と考えていると、光り方が『ほたる』に似ている事に気が付いた。そうだ、これは『海ほたる』だ!水槽に入れた海ほたるに電気刺激を与えて光らせているのは見た事があるが、実際の海で光っているのを見たのは始めてである。 海ほたると言われている理由が飲み込めた。 この光り方は、まさに蛍だ。そうかあ、これが海ほたるなんだ。 きれいだなあ。***管理人さんからのうれしい差し入れ、初めての海蛍。しまなみ連泊ツーリング。 なんとも幸先の良いスタート!
October 27, 2006
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シーカヤックならではの旅の記憶(2)。野田さんなどのツーリング紀行などを読むのも楽しいが、やっぱりなんといっても、自分の旅の記録を読み返す方が面白い。もちろん、ユーコンを何ヶ月も掛けて下ったり、日本一周や海外遠征もしたい気持ちは山々であるが、私は、家族持ちのサラリーマンカヤッカー。 家族を捨てて放浪の旅に出る事は、現実的には難しい。***でも、尺取り虫方式での瀬戸内横断や日本海北上、瀬戸内横断隊のハードな旅、風の吹くまま気の向くままの『しまなみアイランドホッピング』のんびりゆったり旅などなどが、つまらない旅だとは思ってはいない。自分ができる範囲で、『あるく、みる、きく』を実践して行く事。 今の私には、これ以上の喜びはないと感じている。自分が経験した旅の記録を読むと、その時の波や風、空気感、出会った人との会話まで、ありありと思い出される。これら一つひとつの、リアルな『あるく、みる、きく』の積み重ねが、私の人生観や価値観、ライフスタイルに影響しているのだ。***<日本海北上_番外編>猪目海岸~日御碕猪目海岸~十六島(うっぷるい)多古の七つ穴小波~古浦小波で出会った88歳のおばあさん***<江の川>海までツーリング_まずは千原温泉海までツーリング-1海までツーリング-2***<瀬戸内横断隊_2005>前夜小豆島~渋川海岸渋川海岸~仙酔島仙酔島~因島、向島***まだまだあるなあ!
October 25, 2006
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今年通算43日目となるカヤックツーリングは、キャンプした生野島から出発した竹原までのパドリング。***金曜日の夜、時間があったので、今年どれくらい漕いだのかを確認してみた(私にとってブログを書くのは、旅の記録というのがファーストプライオリティである)。ブログをチェックしてみると、シーカヤックとリバーツーリングを合わせて、計41日。 その大半は、生活用具一式をシーカヤックに積み込んでのキャンプツーリング。私にとってのシーカヤックツーリングとは、テントほか生活道具一式をカヤックに積み、漕いで行った先の島/浜で泊まり、『あるく、みる、きく』を実践して帰って来る事。今年は、風が強い日、荒れた日が多く、あまり海に漕ぎ出す事ができなかった印象なのだが、それでもそこそこ『旅するシーカヤック』が実践できたことがわかった。今年も残り2ヶ月。 瀬戸内の島々を、心おきなく堪能したい。***朝、いつもの時間にテントの中で目を覚ます。天気予報を確認し、シュラフの中でゴロゴロしながら本を開く。 昨日から読んでいる『仁義なき戦い』読み進むにつれて、その世界にはまってしまい、映画が見たくなってくる。カフカ、ヘミングウエイ、ドストエフスキー、村上春樹、宮本常一、池澤夏樹ももちろん良いが、たまには、身近な地元で起こった、ほんの数十年前のリアルな世界も興味深いものである。***日が昇ってくる。 テントから覗くと、ちょうど目の前の二つの島の間に太陽が!今朝は、竿をもって防波堤へ。 この時期、瀬戸内の島々では、イカが釣れると聞いている。そこで今日は、エギングの準備をしてきたのだ。 でも、いままでエギングの経験はない。投げてはしゃくり、しゃくっては巻く。 何度投げても、一向にヒットする気配無し。 うーん、やはり未経験者には難しいのだろうか?あきらめて、デッキに引き返した。 いつか、イカを釣り上げて新鮮な刺身を食べたいものだ。***朝食を食べ、コーヒーを飲み、天気予報をチェック。注意報は出ていないが、今日も風が強い。 昼過ぎまでゆっくりしようと思っていたが、これ以上風が強くなるといやなので、上げ潮に乗って地方(じかた)に戻る事にした。***9時前、生野島の浜を出発。昨日と同じ南西の風と、上げ潮に乗って、順調に漕ぎ進む。伊豆や三浦に比べると波長も波高も比べ物にはならないが、それでも風と潮でうねりができている。 そのうねりに乗って、加茂川の河口に向けて漕ぎ進んで行く。晴れてはいるが、風が少し涼しい。 今日は風によるウインドチルを考えて、下は短パンだが上は長袖のシャツを着込んでいるが、どうやら正解だったようだ。***追い風、追い波で順調に加茂川河口に到着。ちょうど満潮なので、ここからはしばらく川を遡ってみる事にした。丘に囲まれた狭い河口の入り口を越えると、そこはもう川だ。 風の影響もなく、しずかな川面。岸には、家族連れで釣りにきている人、一人でルアーを投げている人、おばさん二人釣れで釣りをしている人などなど。見ていると、型は少し小さめだが、ハゼが釣れているみたいである。 今日は天ぷらなのかなあ、ウマそー。JRの鉄橋の所まで漕ぎ上がり、そこでUターン。***再び海に出ると、風が強くなっていた。 どうやらちょうど良いタイミングで、地方(じかた)に戻ってきたようだ。岸沿いに漕ぎ、港を越え、出発した浜まで戻った。 防波堤では、ここでもエギングをしている釣り人を何人か見掛けたが、釣れてはいない感じ。***お気に入りの生野島で、のんびりまったりと過ごした秋の週末。 今年通算、42日目、43日目のツーリングを、地元の島で堪能する事ができた。 今年も残り2ヶ月。 地元の海を、文化を、人を、もっともっと深く知りたい。旅するシーカヤックを実践して行こう!それにしても、次回はぜひイカを釣ってみたいなあ。
October 22, 2006
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この週末は、お気に入りの『生野島』で静かな時間を過ごすことにした。***土曜日の昼前。 いつもの浜からフネを出し、生野島に向かう。天気は良いのだが、少し強めの南西の風。 大潮の潮流とも相まって、いつもより海がザワついている。斜め前から波と風を受けながら、一漕ぎ一漕ぎしっかりと水を掴んでパドリング。今日は、久し振りにアークティックウインドをメインパドルに持ってきた。 最近、インチューンパドルを使っていたので、漕ぎ味を比べてみたくなったのだ。***さて、その漕ぎ味は。。。アークティックウインドも、とてもキャッチの良いパドルである。 ただ、漕ぎ進んで行く感じがまったく違うのだ。長いためか、重いためかはわからないのだが、ストロークのスピードがインチューンパドルに比べて遅めになる。 そうかといってスピードが乗らない訳ではなく、ブレードのまわりに水をたっぷりと絡めながら、そのたっぷりと絡まった水を、全身のパワーで受け止め、一漕ぎ一漕ぎの重みを感じながら漕ぎ進んで行く感じ。インチューンパドルを『鋭/軽』で表現するなら、アークティックウインドは『鈍/重』だが、それは決して悪い意味ではなく、荒れた時など、そのじっくりと腰の座った漕ぎ味が、漕ぎ手に安心感を与えてくれるものである。 でもやっぱり、一日中漕ぎ続けるなら、軽いインチューンパドルかなあ。それにしても、同じナローブレードでもこんなに違うんだということを実感した。 それぞれに良い所がある。 本当にパドルは面白い。***向かい風と波を乗り切り、無事に生野島に到着。荷物を運び、テントを張り、昼食の準備。 あー、腹減ったあ。昼は簡単にパンと目玉焼きとスープ。 先週末のツーリングでも活躍したスキレットでマフィンを温め、目玉焼きを作る。海を眺めながらのお昼ご飯。 同じ景色なのだが、いつ来ても、何度眺めても飽きない。 こんな島に住みたいものだ。***昼ご飯を食べた後は、散歩。 島の道を気の向くままに歩いてみる。 始めての道を歩いて行くと、これまで見なかった景色に出会った。海沿いに立つ家、小屋と畑。 波打ち際に大きな木が立っており、すごく雰囲気が良い。 ああ、こんなところに別荘があったらなあ!来た道を戻り、こんどは別の道へと向かう。 山を登って行くと、ベンチのある小さな公園のような場所に出た。 ここからは、大三島や大崎上島がよく見える。それにしても、この島の道を歩いても、いつも人に会う事がない。 この浜が集落から離れている事もあるのだが、それにしても静かな島である。のんびり、まったりと島時間を過ごすには、最高の場所だ。***結局1時間ほど散歩を楽しみ、浜に戻った。それにしても暑い。 今日はTシャツと半パンで漕ぎ、そのまま散歩もしたのだが、ちょうど良いくらいだ。海水温も高いし、散歩中には蚊に刺されたし、やっぱり気候が変なのかなあ。***お気に入りのデッキの日陰で、ペリケースを枕にしてゴロリと横になり、本を開く。今日は、なぜだか『仁義なき戦い_死闘編』 地元の地名もたくさん出てきて、戦後のカオス状態にあった広島や呉の雰囲気が、リアルに伝わってくる。***こんな本を読んでいると、ついつい仁義なきツーリングモードに入る。。。やっぱり生野島がええですけん。こがあにきれいな海と浜があって、のんびりできる所は他にはありゃあせん。 ほいじゃけ、わしゃーやっぱり生野島が一番じゃのお。のう! ほらみい、ここじゃなきゃあ、いけまあが。***夜ご飯も、簡単スキレット料理。 長ネギをじっくりと焼き、塩や醤油で食べる。 うーん、ネギの甘みが出てウマい。その後も、缶詰めのウインナーを焼いたり、豆を炒めたり。 最後はインスタントのスパゲティ。いつものようにビールを飲みながら、静かに島の夜は更けていく。ふと空を眺めると、星がたくさん瞬いていた。 そう、今日は新月の大潮。 月が出ないので、いつもより星がたくさん見えるのだ。まさに、満点の星空である。テントに潜り、ipod-nanoで音楽を聴いていたら、いつのまにやら寝入っていた。
October 21, 2006
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シーカヤックならではの旅の記憶。 今日は時間があるので、これまでの中で、思い出の旅を読み返してみた。 ブログを始めた頃とは、文体/文章の雰囲気も、旅するメンタリティーも変わってきた事が実感できる。せっかくなので、後で自分で読み返せるように、何回かに分けてまとめてみよう!***<ショートカットリスト>瀬戸内カヤック横断隊_2004横断隊2004-1横断隊2004-2横断隊2004-3横断隊2004-4横断隊2004-5古代人ツアー_2005:下関~油谷下関~油谷-1下関~油谷-2貴重な経験_海震古代人ツアー_2005:油谷~萩油谷~萩-1油谷~萩-2油谷~萩-3日本海北上尺取り虫ツーリング:萩~荒磯萩~荒磯-1萩~荒磯-2日本海尺取り虫ツーリング:荒磯/土田海岸~波子土田~波子-1土田~波子-2漁師小屋で飲む酒ああ、なつかしい旅の思い出!
October 20, 2006
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ツーリング二日目となる土曜日の夕方。 スキレットを使った簡単な夕食を食べ終え、海を眺めながら静かにワインを飲んでいると、一台のワンボックスカーがやってきた。夫婦のようだ。 夕暮れの景色を眺めて帰るのかと思っていたら、こちらの方に歩いてくる。『こんばんは。 ここでキャンプですか?』 『こんばんは。 ええ、そうなんです』『あ、カヤックですか。 テレビで見たことあるなあ。 どこから来られたんですか?』 『竹原から漕いで来たんです。 金曜日の夕方に出て、途中の島でキャンプして、今日はここでキャンプです』『この荷物が全部このフネに入るんですか?』と奥さん。 『これが全部入るんですよ。 前と後ろに防水の荷物室がありましてね。 生活道具一式を積んで旅するんです』『これは手で漕ぐんですよねえ』 『ええ、全部自分の力で進みます。 だいたい、時速6キロとか8キロくらいですかねえ』***お話を伺うとご主人は65歳で、最近仕事を退職し、奥さんと一緒に全国を回る旅に出たとのこと。 ワンボックスカーで寝泊まりし、地元である岩手から、四国、九州を巡って、しまなみに来られたそうだ。『仕事でモンゴルや東南アジアにも行きましたよ。 国内もいろいろなところで仕事をしたなあ』 仕事は技術系で役所でかなりの地位に居られ、関門トンネルや新幹線など、様々なビッグプロジェクトに関わられた方らしい。***『秋田にも仕事で長く居たことがある』 『秋田と言えば、マタギが有名ですよね。 阿仁町とか』 『よく知っているねえ』 『行ったことはないんですが、たしか松橋さんというマタギの人の話しを何度か読んだことがあります』『えー、なんで松橋さんを知ってるの? 私は仕事で一ヶ月程、松橋旅館に泊っていたんだよ。 あそこらの山は、熊がでるので、マタギの人達に一緒に山に入ってもらっていたんだ』 『そうですか! いいですねえ。 当時、フィールド&ストリームという雑誌を読んでいて、時々マタギ特集があったんです』世界は思った以上に狭いものである。***その後も話しは尽きず、瀬戸内のこと、日本海のこと、北前船のこと、宮城県の松島のこと、津軽海峡のこと、などなどでおおいに盛り上がった。そしてなぜか途中から、『そういえば、自動車はこれからバイオ燃料を考えないとねえ』とご主人。『そうですよねえ。 でもバイオ燃料と言えば、麦から作ったバイオエタノールを燃料にして私はシーカヤックを漕いでいますよ! よくよく考えると、やっぱりシーカヤックってエコですねえ。』 ???***『どうも長い時間お邪魔しました』 『こちらこそ、いろいろとお話を聞かせていただいてありがとうございました』『いやいや、あなたと話しができて、この旅の思い出がまた増えましたよ』 『では、ドライブと瀬戸内海の旅をたっぷりと楽しんで下さい。 そして、機会があれば、ご夫婦でシーカヤックに乗ってみて下さい。 価値観がまた変わりますよ!』旅先での様々な出会い。 これまた、旅するシーカヤックの楽しみの一つである。***日曜日の朝。 目が覚めると、遠くから太鼓の音が聞こえてきた。 まだ5時過ぎだ。早いので、テントの中でラジオを聞いたり、本を読んだり、ゴロゴロと過ごす。東の空に日が昇る頃、テントから這い出し、簡単な朝食を食べる。 朝露に濡れたテントを乾かしながら荷物を片付け、フネにパッキング。8時半。 一晩お世話になった、大三島の浜を出発。まずは、大横島へと向かう。40分弱で大横島。 この辺りにくると、北風の影響か、少し海がザワザワしている。ここから大崎上島までの横断は、距離こそ短いものの、竹原と今治とを結ぶフェリーが行き交う場所なので、注意が必要だ。こちらから来るフェリーがあそこのポイントまで行ったら、数分後に反対側から来るフェリーが島影から現れるので、それが行くまで待っておく、といったパターンを知っておかないと、突然視界に現れ、思った以上に速度の速いフェリーに慌てることになるのだ。この狭い海峡を無事横断し、大崎上島の東岸を北上。 向かい風がそこそこ吹いているので、一漕ぎ一漕ぎしっかりとキャッチするパドリングが要求される。佐組島のところを過ぎて、生野島へ。 そこから北上して、無事に竹原に戻った。大三島の浜から、約3時間ほどのパドリング。 うーん、結構まじめに漕いだなあ。***金曜日の夕方から、久し振りとなる2泊3日のキャンプツーリング。 生野島、大三島と、しまなみの良い場所を堪能し、またまた新たな出会いもあった。これだから、旅するシーカヤックはやめられない!
October 15, 2006
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しまなみアイランドホッピング、2泊3日の旅。 シーカヤックを漕いで、大三島にある大山祇神社に参拝しようというのが、今回の旅のテーマである。***土曜日の朝。 生野島の浜に張ったテントの中で目を覚ました。テントから這い出し、さっそくデッキに上がる。 ちょうど日が昇るタイミングだ。 いつもながら美しい、生野島の朝の景色。バーナーに火を入れ、スキレットで目玉焼きをつくる。 スープで体を温め、パンを食べる。食後は、次第にあかるくなっていく瀬戸内の景色を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲む。***今日は、大三島に渡るだけなので、2時間程度のパドリングになる予定。 昼前頃に到着すればいいかなという感じなので、たっぷりと時間があるのだ。やはり、金曜日を午後休にして生野島に渡ったのは正解だった。***荷物を片付け、フネにパッキングし、8時過ぎに出艇。 天気予報は、今日も晴れ一つで波の高さは0.5m。 絶好のツーリング日和である。佐組島を越え、神殿島に向けて漕ぎ進む。 このあたりは結構潮流が複雑なのだが、この週末は小潮なので安心だ。途中で出会った、ボートで釣りをしているおじさん。『どこまでいくんか?』 『昨日は竹原を出て、生野島に泊ったんです。 今日は、大三島でキャンプするつもりです』『釣りよりも、そっちの方が楽しそうじゃのう』 『ええ、本当に楽しいですよ!』***順調に漕ぎ進み、大三島に近づいた。 まずは宮浦港へとバウを向ける。散策には便利そうだが、テントを張れそうな場所はなく、元々予定していた海水浴場に向かうことにした。この海水浴場が、Goodなロケーション。 生野島とは違うが、これまた瀬戸内らしいビーチの景色。迷うことなく今日のキャンプ地に決定。フネを揚げ、荷物を運び、着替えてテントを張る。これから、大山祇神社にお参りだ。 狭いローカルな道を、トボトボと歩いていく。途中、お店の人に道を尋ね、地元の人ならではの近道を教えてもらって大山祇神社を目指す。 どうやら今日は、地元の祭りのようだ。山車も出ている。 自分の地元の祭りとは、着るものも、太鼓の囃子も全然違う。 やはりここは四国文化圏なんだなあ。***小一時間ほど歩いただろうか。 ようやく大山祇神社に到着。神社の参道前に、どこかで見たようなクルマが停まっている。 屋根に太陽電池の大きなパネルが載っている軽のワンボックスカー。そうか、ソーラーカーで全国を巡っている番組で使われているクルマだ! 参道の少し奥では、ロケが行われているようで、警備員の人も立っている。 そのまま通り過ぎて下さいと言われ、本殿に向かった。大山祇神社の参道は、いつきても厳かな雰囲気で、歴史の重みを感じさせる。 穏やかだが、凛とした空気を感じさせるこの場所の気が好ましい。本殿で、海旅の安全と、家族の安全をお祈りする。***昼食後は、海水風呂で有名なマーレグラッシアへ。 ここは、妻とロードスターでドライブに来た時に寄る、おきにいりのお風呂だ。今日は人も少ないようで、ゆっくりと浸かることができた。 時間もたっぷりとあるため、フリーの入浴券を買い、休憩を挟んで夕方までのんびりまったりと過ごす。***夕方、近くのスーパーでビールを買い出し、浜に戻る。今日の夕食は、またまたスキレットを使った焼き物。 大三島産のしいたけ、今治名物のジャコ天、地元の豆腐屋さんの厚揚げ。 これらをスキレットで焼き、醤油に浸けていただく。 簡単だが、この香ばしさがなんともたまらない。焼いては醤油につけてジュッと音がしたところを口に運ぶ。 シンプルだが、素材の良さが活きる食べ方である。目の前には、瀬戸内の夕日。 絵のような景色に、地元の食材、冷えたビール。 これぞまさに、旅するシーカヤックの醍醐味である。 15年間漕いでて良かった!今日はまだ土曜日、明日も漕げるんだ。 天気予報は晴れ。 楽しみだなあ。
October 14, 2006
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秋晴れの瀬戸内海。 今回は、シーカヤックで大三島の大山祇神社を参拝しようという計画である。 2泊3日のアイランドホッピングツーリング。金曜日の今日は午後休。 昼で仕事を上がって会社から帰り、旅支度を整えて竹原へとクルマを走らせた。夕方からの出発とはいえ、久し振りに2泊3日のツーリング。 やっぱりシーカヤックの醍醐味は、テントを積んでのキャンプツーリングである。この週末は天気も良さそうなので、しまなみをたっぷりと堪能しよう!午後3時半。 いつもの海水浴場から漕ぎ出す。さすがにこの時期になると、日はかなり傾いている。 でも今日はお気に入りの生野島で泊る予定なので、漕ぐのも1時間ほど。 日が暮れる頃には、キャンプの準備も終わって、夕食の支度に掛かれるだろう。 行き交うフェリーに気を付けながら、順調に漕ぎ進む。パドルは、最近お気に入りの『インチューンパドル』↑ 上から、アークティックウインド、エルコヨーテのワークショップで仕上げたGパドル、インチューンパドルこの、軽くて、驚く程キャッチの良いナローブレードパドルを手に入れてからは、それまで愛用していた『アークティックウインド』をスペアパドルとしてスターンデッキに固定するようになった。 アークティックウインドがスペアパドルなんて、とても贅沢な組み合わせだ。予定通り、1時間弱で浜に到着。 あー、久し振りに生野島に戻ってきたぞ!フネを揚げ、荷物を運び、着替え、テントを張る。 お気に入りのデッキに上がり、夕暮れの瀬戸内を眺める。ビールをプシュッ! あー、生野島に来て良かったあ。さて、夕食の準備でも始めるか。まずは、最近手に入れたスキレットで椎茸を焼く。 バターを落とし、椎茸に火を通し、醤油をタラリとヒト垂らししてパクリ!これがなんとも美味いのである。 口中に、しいたけの風味が広がり、醤油の香ばしさも何ともいえない。ハフハフ、パクリ。 すると、口の中にしいたけのエキスがジュワー。 ビールをグビリ。 フーフー、パクッ。椎茸だけで、これだけ楽しめるなんて。***ビールの後は、オイルサーディンをつまみにワイン。お気に入りのデッキに座り、夜の瀬戸内海を眺めながら、独り静かに酒を飲む。 至福の一時。ワインが減り、夜は更けていく。明日は土曜日。 まだ帰らなくていいんだ! 大三島では何が待っているのだろうか。
October 13, 2006
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快晴の日曜日。 昨日の強風でキャンプツーリングに出ることができなかったので、今日は散歩でもするか。せっかくなので、いつも通らない裏道を選んで歩いて行く。 呉の街は、狭い迷路のような路地がいくらでもあり、フラフラと散歩を楽しむには良い町である。 ふと左手をみると、見慣れない蔵のようなものが見える。それも、3棟が並んでいるではないか。近寄ってみると案内板もあり、隠れた名所のようだ。 澤原家。 かつての呉の名家らしい。家のまわりを歩いてみると、細い路地、狭い階段などなど、尾道にもにた佇まい。 長く住んでいるが、こんなところがあったなんて、知らなかった。***中心街に出て、本屋を覗く。『われらの時代 男だけの世界(ヘミングウエイ全短編1)』を購入。 ヘミングウエイは、好きな作家の一人である。特に、短編集の『心が二つある大きな川』がお気に入りだ。 ソロのアクティビティが好きなアウトドアマンなら、この短編はたまらないのではないだろうか。 何度も読み返した、お気に入りのストーリーである。***スーパーで寿司とビールを買い、近くの公園へ向かう。日陰に独り陣取り、寿司を食べ、ビールを飲む。 秋の澄んだ青空、心地良い風、すがすがしい緑。 寿司が美味い、ビールがウマい。ゆったり、のんびり。***食事を終え、公園を歩いていると、だれかが近寄ってくる。 よく見ると、長男だ。買い物に来た後、友人達と一緒に、この公園で昼食の弁当を食べているらしい。 うーん、同じ公園で昼ご飯とは。 趣味が、好みが似ているのか?***家に帰り、ヘミングウエイ全短編を開く。 どんな本なのか、今日の夜のお楽しみだ! ビールを片手に、ゆっくりと楽しんでみよう。
October 8, 2006
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昭和の匂いがする良い雰囲気のおでん屋さんをみつけた。 私のストライクゾーンど真ん中の飲み屋さんである。***土曜日は、柱島キャンプツーリングの疲れを取るため、家でゆっくりと過ごす。宮本常一の本を引っ張り出し、柱島のことが書いてある章を読み直したり、はたまた、以前エクストリームNさんからいただいた『宇宙船とカヌー』のDVDを見直したり。夕方、家族全員がそろったので、最近見つけたおきにいりのうどん屋さん、『峰』にうどんを食べに行くことにした。***家族4人でバスに乗り、峰に向かう。注文は、肉うどん、天ぷらうどん定食、ビールとおでん&ざるうどん。 そして家族でただ一人『峰』未体験の長男は、きつねうどんと他人丼。 おいおい、そんなに食べれるのか?まずは、他人丼がやってきた。 みそ汁付きかと思いきや、よくみるとミニうどんである! うーん、おそるべし『峰』 またまた新たな発見であった。それにしても、長男は『きつねうどん』&『ミニうどん』&『他人丼』だ。 ほらほら、峰を甘く見ちゃいかんといっただろー! まあ、食べ盛りだから大丈夫か。***みんなでおいしいうどんをいただき、店を出る。 『じゃあ、おれはもうちょっと飲んで帰るわ』独りで浜で飲むことは多いし、それはそれで大好きであるが、独りで『店』に飲みに行くのは何年振りだろうか?実は、この近くに良い『おでんやさん』があるとの情報を知り、行ってみたくなったのである。***引き戸をがらがらと開け、店に入る。 ぐるっと見回すと、L字型のカウンターだけの店である。常連さんの邪魔にならないよう隅っこの席を選び、店のおばさんに、『ここでいいですか?』と確認し、椅子に座った。ここからは、おでんの鍋も近く、また調理場の様子もよく見える。 なかなか良い場所だ。壁に貼られた品書きを確認すると、食べ物はおでんだけである。 あつあげ、たまご、かわ、ねぎ、などなど十数種類はあるが、それでも『おでん』だけ。飲み物は、ビール、あわもり、日本酒。 どのネタでも一本90円!のおでんと、3種類の酒。 なんとも直球勝負の品揃えではないか。 うーん、凄い。***『ビールをお願いします』 『あと、皮ときもとあつあげをもらえますか』この『かわ』が名物らしい。 ぷるぷる、ぷにゅぷにゅとした豚の皮。ビールを飲み、おでんをつまみながら、店の雰囲気を味わう。まさに店の中心となっている、年季を感じさせる神々しいまでに黒光りしたおでんの鍋。 シンプルな品書き。 おでんとお酒、そして一緒に来た人との会話を楽しんでいる常連さんたち。 いいねえ。ビールがなくなったので、あわもりを注文。 すると、小さいグラスにあわもりを注いでくれる。 なんと、一杯160円である。 なんという安さ。 感涙!ストレートであわもりを飲むのもなんなので、別のグラスに水をいただき、あわもりと水を交互に味わう。 うまい。***観察していると、人によってあわもりの飲み方も様々である。私と同様、ストレートで飲む人。 小さいグラスにそそがれたあわもりの上に、別の瓶から何かのエキス(梅?)を掛けてもらっている人。 そして炭酸割り!この炭酸割りが、またまた驚きである。 炭酸水ではなく、なんと『ラムネ』で割るのだ。 それも、昔ながらのビー玉で栓がしてあるラムネなのである。お客さんがラムネを頼むと、ご主人が冷蔵庫からラムネをだし、上から専用の器具でビー玉を押して、懐かしい『シュポッ』という音がかすかに聞こえてくる。 うーん、たまらん。***二杯目のあわもりを注文したら、目の前にちいさい『タイル』が二つ置かれた。 ???そう、おでんはどのネタでも一本90円で、串の数を数えれば何品食べたかが分かる。 ビールも、空き瓶の数でわかる。 しかし、あわもりは同じグラスで飲むので、何杯飲んだかをタイルの数で確認するのだ。それも、プラスチックの安っぽい札なんかじゃあなく、味のある『タイル』である。 店の雰囲気にもぴったりだし、なんとも分かり易く、いいシステムじゃあないか。***『ごちそうさまでした。 いくらですか?』充分食べて、飲んで、これで千数百円! これだけ楽しめて、千円札一枚と、百円玉3、4枚である。 またまた涙。昭和の雰囲気がたっぷりと楽しめ、おいしいお酒が安い料金で楽しめる。 これまた、はまりそうな予感。***木、金の有給休暇を入れた4連休の週末。新鮮な鯵を堪能した柱島シーカヤックキャンプツーリングに始まり、土曜日はストライクゾーンど真ん中のおでん屋『あわもり』に出会い、今日は妻と二人で『フラガール』を楽しんだ。なんとも充実した、良い週末だったなあ!
October 1, 2006
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