全4件 (4件中 1-4件目)
1
---(植松努専務の講演:中) 僕は今、この北海道の真ん中の赤平という町で会社を経営し、ロケットを作って、年に何回か打ち上げている。ロケットは売っていなので、買えないから。 (発射実験の映像) 今では僕らのロケットはJACSAの試験にも使われるようになってきた。もう100個以上飛ばしてきた。今でもロケットが飛んでくと泣くほど嬉しい。 なぜ泣くほど嬉しいのか。それは泣くほど嫌だから。 打ち上げしたくない。打ち上げの時は、テレビも新聞社もいっぱい来る。みんな親切に撮影してくれる。でもある時、打ち上げに失敗した事があった。そしたら次の日の新聞にはボロッカスに書かれていた。止めてしまえと書いてあった。とても悲しかった。 また、自分の失敗のせいで他の人が頑張って作ったところが全部パーになる。人に迷惑をかけるなんて、恐ろしい。だから打ち上げの前には、その責任の重さに、全員が吐きそうになる。でもカウントダウンは止まらない。ロケットは飛んでしまう。 うまく飛ぶと、最初にホッとする。つぎにやっと嬉しくなる。最後に泣くほど嬉しくなって感謝したくなる。俺のお蔭でうまくいったなんて思えない。あの人の部品が壊れなかったからって、皆がお互いに感謝できる。 実は僕は一人ぼっちが大好きだった。一人ぼっちは気をつかわなくていいから。人と関わるのはめんどくさいので、ずっと何でも1人でやってきた。 ところがロケットは一人では作れなかった。力を借りなければいけない。そうすると責任が生まれ、人間関係が生まれる。めんどくさい。 でも僕は、ロケットに関わって大事なことを知ることができた。それは責任。責任の向こう側に信頼があるということを。だからきっと、責任は避けてはいけないんだと思う。責任は一生懸命受け止めるべきもの。そしたら、その向こうに信頼が生まれ、仲間が生まれる。だから僕たちは責任としっかり向き合うべきなんだろうなと思う。--- 今では僕らのロケットはとても安全なロケットということで、いろんなところで使われるようになった。 例えば去年の11月11日には、こんな事に使われた。11月11日はポッキーとプリッツの日なんだとのことで、ポッキーとプリッツを飛ばしてくれということになった。(笑) (ポッキーの絵が描かれたロケット4本、プリッツの描かれたロケットが4本立っているスライド) 長さ3メートルのそれぞれのロケットには、3000馬力のロケットエンジンが付いている。これを11月11日11時11分11秒に打ち上げてくれと言われた。 一生懸命に練習した結果、オンタイムにポッキーとプリッツが火を噴いて飛んで行った。このキャンペーンの間、ポッキーの売り上げは30%上がったとのこと。 今では、安全なロケットとしていろんなところで使われるようになったが、最初の頃はうまくいかなかった。--- 最初のころはこんな具合だった。(数個のロケットが発射時に爆発する映像) 爆発させたかったわけではないのに、爆発しかしなかった。毎回うまくいくはずなのに、作っても作ってもフッ飛んだ。悲しかった。 なぜこんなに爆発するのか? それは、やった事の無い事をやったから。生まれて初めてロケットエンジンを作ったから。しかも、世界で誰もやった事の無いちょっと変わった仕組みの物を作ってしまったので、なんぼ探しても設計図も参考書も存在しない。そして一緒に研究していた北海道大学の教授も頭を抱えてしまった。 その時初めて分かった事は、世界で初めてやることは、誰にも教えてもらえないということ。教科書に書いてあること、人が教えてくれることは、全て過去のこと。これからのこと、未来のことは誰も知らないから、教えてもらえない。 そして残念ながら、僕も皆さんも未来にしか生きることができない。だから教えてもらったことを丸暗記しているだけでは、全然足りない。それじゃあ前に進めない。 でも、教科書に書いてある事を丸暗記すると、素晴らしいことが起きる。それは、テストで100点が取れるということ。僕、取ったことないからあこがれてしまう。 でも、教科書に書いてある事が全てであるわけがない。そして世界にはものすごい沢山な本があり、これを全部暗記するなんて不可能。そして本は今日も増え続けている。 本てスゴイ。だって本には、人間の努力と命が詰まっているから。 頑張って頑張ってキューリー夫人と同じことをやったら死んじゃう。野口英世と同じことをやっても死んでしまう。でも死なないで済むのは、彼らが命を懸けて記録を残してくれたから。だから僕たちは、前に進むことができる。 でも、そんな素晴らしい本に書かれている知識を「知ってる、知ってる」だけでは、雑学で終わってしまう。人生はクイズ番組でもなければ、テストでもない。--- 大事なことは、昔の人の努力の階段を登って行くということ。人類の歴史に、新しいページを刻むということ。それは実は簡単にできること。 なぜなら、自分で考えて、自分で試すだけでいいから。ただこれだけ。 ところが、自分で考え、自分で試したことって、なかなか信じてもらえない。応援もしてもらえない。時には否定されて、馬鹿にされる。 でも気にしなくていい。そもそも、そういうものだから。 例えば、世界一のパテシエが全く新しいお菓子を作ろうとしたとする。すると周りは、そんなの見た事もない、ヘんだよ、おかしいよ、という声が聞こえてくる。 でもこんなひどい言葉に負けないで頑張った時だけ、こんなの見た事もない、食べたこともないという、新しいお菓子が誕生する。 信じてもらえないのが当たり前のこと。だから、人からああ言われたからとか、人にこう思われるからって、悩まなくていい。変だと言われて、自分を責める必要なんて全くない。自分を信じることが大事。 自分で考え、自分で試すと、すごいことが起きる。それは、世界で自分にしかできない経験になり、その経験こそが本物の「個性」になるから。個性は流行でも物まねでもない。個性は己の経験。この個性があると「必要だよ」って言われる。 見分けのつかない同じものがあれば、一番安いものが選ばれる。でも、ちょっと違うから「必要だよ」って言われる。だからこそ、僕たちは普通じゃない方がいい。 自分で考え、自分で試す。そしたら僕らは「必要だよ」って言われるようになる。--- でも残念なことに、やったことがない事をやると、失敗する。でも失敗を乗り越えるのは簡単。先ずは「失敗したらどうするの!」の呪縛から抜け出すこと。僕らはきっとこれを言われて来ている。でもこんな言葉には何の意味もないこと。こんな言葉を使ってはダメ。 大事なことは「失敗したらどうすればいいか、一緒に考えよう!」なのだ。旅行へ行く時、「雨が降ったらどうしよう」とうろたえている場合ではない。雨が降った時のことを考えて、雨具を持てばいいだけのこと。 人生も同じ。「どうしよう」と思っていても何もならない。最悪の事態を考えて、そうならないための準備をする。だからネガティブシンキングって素晴らしい。他の人が見落とす穴を見つける能力を持っているのだから。穴を見つけたら避けて歩けばいいだけ。 だからこそ僕らは、自分に都合の良い未来を見ずに、嫌な未来をしっかり見つめて、そうならないための準備をすることが大事。それだけで、何の心配もなく前に進むことができる。 でも、なんぼ準備しても失敗する。--- 次回に続く
2014年10月18日
コメント(0)

今回は、メンター企業見学ツアーの2日目(10/7)に訪問した「株式会社植松電機」での研修について、シェアをさせて頂きます。 この会社は、「どうせ無理」を「だったらこうしてみたら?」に変え、人の可能性を奪わない社会を目指しており、大きな夢を掲げて、誰もがやったことのない「宇宙産業」にチャレンジし続けている、素晴らしい民間企業です。 この会社の専務、植松努氏(48歳)の講演を3回に分けて紹介させて頂きます。--- (植松努専務の講演:前) リーマンショックの時、大変な時代が迫って来ていると気付いた。日本は明治時代から急激に人口が増え、2004年をピークに急激に人口が減って来ており、今後の100年で100年前(明治時代後半)の水準にまで戻っていく可能性がある。この変化は千年単位で見ても類を見ない、極めて急激な減少である。 急激に人口が減っている日本では、これから多変なことが起きる。売上はお客さんの数に比例するので、今後売り上げはどんどん減っていき、国の成長率がプラスになるという事はあり得ない。従って、給料が毎年増えるベースアップもあり得ない。 安倍政権になって、経済成長に力を入れているが、一向に良くならないのは、人口が減り税収が減っているからで、当然の話し。これから殆どの日本の産業は衰退産業になる。そこを私たちは生きていくことになる。 「でも大丈夫、グローバルという視点で、人口が増えている地域とビジネスすればいい」という考えがある。 しかしこれには大きな落とし穴がある。人件費の高い国は、安い国には絶対勝てない。世界一人件費の高い日本は、このグローバル社会において、唯一成長できない国となる。 このような状況の中で、多くの大手企業は「原価の低減」と「人材の流動的活用」が一番だと言っている。これは分かりやすく言えば「値切る」「買い叩く」「リストラをする」ということ。 自分の会社に品物を入れてくれる人たちをやっつけ、自分の会社で働く人たちをやっつけて、その年の決算は良くなる。しかし翌年の決算は悪くなる。なぜなら、マーケットをやっつけてしまうから。こんなことをしていても日本の経済は更に悪くなるだけ。 今のままでは日本の未来を開くことはできない。「ではどうすればいいの?」という問題意識を持ちながら専務のお話に引き込まれていきました。--- このような状況だからこそ、夢が大切だと言われている。 しかし僕はずっと悩んでいる。「夢って何だろう?」と。 僕が小学校6年生の時、卒業文集の「僕の夢・私の夢」という作文に「自分の作った潜水艦で、世界の海を旅したい」と書いた。僕は潜水艦が大好き。なぜなら、小さいころテレビをつけると「海底少年マリン」とか「海のトリトン」とか普通に放送されていて、海の世界にあこがれていた。 ところがこれを書いたら、直ぐに職員室に呼び出され「他の子は皆、夢のところに仕事のことを書いているのに、お前だけ1人どうしてこんなにできもしない夢みたいなことを書くんだ!」と叱られた。 夢を書けと言われて夢を書いたら、夢みたいなこと言ってんじゃないと叱られた。(大爆笑) 先生は教えてくれた。こんなものは作れる訳がないと。なぜなら、すごく金がかかるし、よほど頭が良くなければ無理だからだと。 でも僕はこんなもの(大きな潜水艦のスライドを示して)を創るつもりはない。僕は小さいころから図鑑が大好きで、図鑑には人類最初の潜水艦が描かれていた。 (海に浮かぶ大きな樽に人間が入っているような潜水艦のスライド) これは今から238年前に、実際にアメリカの南北戦争で使われた潜水艦の絵で、何処にもエンジンが無く、人力でスクリューを回す簡単なもの。上についているドリルは、手で回して敵の船に穴をあけて沈めるためのもの。(大爆笑) 実際には穴が開かなくて失敗したそうだが。(大爆笑) 僕は、これなら自分でも作れそうだなと思った。だからどうすれば水が漏らなくできるかを一生懸命調べていた。 ところがこれを知らない先生は、潜水艦なんか作れるわけがないと決めつけて怒った。 でも「夢って仕事なの?」「既にこの世にある仕事の中からしか、夢は選べないの?」って、僕は悩んだ。 だとしたら、どうやって新しい仕事がうまれるのだろうか? できそうな夢しか見ちゃいけないの? 小学生にできる事なんて、たかが知れている。その範囲から未来を決めろと言われても困ると思った。 できるかできないかは誰が決めるんだろう、やったことがない人が決めるのは変だろうと思った。 僕はいっぱい考えた結果、「今できないことを追いかけるのを“夢”って言うんじゃないのかな~」と思ったが、世の中はそんなに甘くない。 中学校に入ってさんざん言われた。ちゃんと勉強しないと、いい学校に入れないし、いい会社に入れなくて大変だよと。僕は成績が良くなかったので、僕は「大変だよ」みたい。(笑) そこで考えた。「いい会社って何だろう?」 そしたら大人が教えてくれた。「安定していて、楽をして、お金をもらえる会社がいい会社だ」と。 僕は納得しなかった。勉強すればするほど能力が身に付くはず。ところがその能力をなるべく使わないために、能力を得るんだと言われた。矛盾していると思った。だから僕は勉強が嫌いになった。 でも今でも、多くの子ども達が「楽と、安定と、高い給料を目指せ」と教えられている。でもこれを教えられると大変なことになる。これを目指せば必ず思ったことと違う結果になるから。 だって、どこに行っても自分より楽している人がいるし、自分より高い給料の人が絶対にいるんだもの。その人を見たとたんに「あれ?」って思っちゃって、仕事できなくなっちゃう。 折角いい大学を出たのに、この一言で会社を辞めてしまう人たちがどれだけいるだろうか。それは大人が「楽と、安定と、高い給料」で会社を選びなさいと、押し付けるから。子ども達はとても苦しんでいる。 実際、お金があればいいことがあるような気がする。でも、本当にそうだろうか? 本当の夢ってなんだろう? 今まで大人から言われ続けてきた「楽と、安定と、高い給料」が手に入る仕事が夢なのだろうか? お金さえあれば夢は叶えられるのだろうか? そんな問題意識を持って、その先の展開に興味津々で専務の話に聞き入ってしまいました。--- 僕はある金持ちと仲良しで、その人の名は堀江貴文(ホリエモン)という人。彼は割と頻繁にここにやって来る。 彼はロケットが欲しかった。でも民間でロケットを作って打ち上げまでしているのは僕たちしかいない。ということで、彼はここで働く羽目になった。 売ってない物はいくらお金があっても買えないから。 彼はここでロケットを作り打ち上げをした。結果はこんな具合。 (爆発したロケットの映像)(笑) でも、お金があるといろんなことができる。素敵なドレスも、車も、家も買うことができる。でも、これが手に入るのは金持ちだから? とんでもない。それを買えるのは、誰かがどこかで作ってくれているから。それを売ってくれているから。 お金が必要な夢、お金がないと無理という夢は、誰かがしてくれるサービス。でも、誰かに何とかしてもらうことを夢とは言わない。 自分でできないと何とかしてもらうしかないから、お金がどんどん必要になる。 ここに来る大学生にも、洗濯できませんと、全部クリーニングに出す奴がいる。料理作れませんと、全部外食する奴がいる。そのお金を稼ぐためにバイトする。大学に4年間しか行く時間がないのに、殆どバイトをしている。これってどうなんだろうか。できないと、人生の損失が大きくなる。 でも「できる」と、人に「してあげられる」から“仕事”になる可能性がある。だとしたら人間にとって最も良いことは、できなかったことができるようになることではないか。今できないことが、できるようになることが、すごくいいことではないか。 だとしたら、僕が考えた夢にも意味があるのではないか。今できないことを追いかけるのが“夢”なんじゃないの? もしかすると、夢があると能力が増えて、仕事が増えるのかもしれない。 僕は最初に日本はこれから大変なことになると、縁起でもないことを話したが、実は大丈夫。単位労働時間当たりの日本のGDPは、フランスの半分しかないから。同じ8時間働いて、日本人が生み出すものはフランス人の半分だという。どんだけ無駄な人生を送っているのだろうか。どんだけ無駄な仕事をしているのだろうか。 ということは、まだこの倍の経済成長をする可能性を日本は持っている。でも、そのためには日本人の“能力の向上”以外にない。だからやっぱり、“夢”が大切なんだと思う。 だけど気をつけなければいけない。本当の夢とは何だろうかと、しっかり考えないと、間違った夢をお金で買わされるようになるから。僕らは本当の夢を考えていきたいと思う。 間違った夢をお金で買わされないためにも、「本当の夢って何なんだろう?」と専務の次の言葉に耳を傍立てる賢ちゃんでした。--- 次回に続く
2014年10月15日
コメント(0)

昨日の続きです。 エントモさんの講演が終わり、会食が一段落したところで質疑応答の流れになりました。--- そこで、参加メンバーの1人から、こんな質問が飛び出しました。 「野球部の生徒って、坊主頭が多いですよね。坊主頭でなければいけないという規則があるんですか?」 「坊主頭にするには、明確な理由があります。その理由って何だと思いますか?」と、エントモさんの正面で食事をしていた私に、突然振られました。 私は「余分な事に意識を向けさせないで、野球に集中させるためではないでしょうか?」と答えました。 これを受けてエントモさんは、「高校生は一番女の子にもてたい時期で、ヘアースタイルを気にします。この意識をあえて手放すことで、野球に集中させるために、坊主頭にさせているんです」 納得です。これも「強制」の1つなのですね。「私の答えで合ってんじゃん」と、内心嬉しくなった賢ちゃんでした。--- 続けて今度は、子ども野球の指導員をした経験のあるメンバーから、次のような質問が出されました。 「私が子ども達の指導をしていた時、保護者がいろんな要求を言って来て、対応に困った経験がありますが、保護者からいろいろ言われる事ってありませんか?」 『あります。そんな時、“親の口出しをどうかわすか”です。 「止めて下さい!」はダメなんです。親の本当の気持ちは“関わりたい”のですから「止めて下さい!」と否定されたら、どうしていいか分からなくなってしまいます。 そこで以下の3つで「関わって欲しい」と私はお願いしています。1.食事について 朝ご飯を、しっかり作って食べさせてあげて下さい2.言葉の使い方について 結果を聞くのではなく、意識していたことを聞いてあげて下さい 「今日はちゃんと打てたの?」ではなく「何を意識してバットを振ったの?」 この問いにより、子どもは意識を大切にするようにり 自分が意識したことを言葉で表現するようになります3.洗濯について 子どものユニホームなどを洗濯しないで下さい 自分の事は自分でやらせ、苦労をさせることで、子どもの「底力」がつくからです』 親の関わりたいという思いを大切にし、子どもの成長を支援して欲しいと「お願い」することで、親を味方に付けてしまうエントモさんの温かい愛情に、賢ちゃん完全に脱帽しました。--- エントモさん、参加された皆さん、最幸の1夜を本当にありがとうございました。
2014年10月14日
コメント(0)

5月以来ブログの更新が滞っており、ご心配をおかけしました。 この4月から、浜名湖モラロジー事務所「代表世話人」の大役を仰せつかり、セミナーへの出講(コーチングセミナー、モラロジー生涯学習セミナー及びセミナー後の継続学習会、恋愛と結婚セミナーなど)や、民生委員・児童委員としての活動、庭や畑の管理(主に草取り)等に追われていました。 これに加えて、8月10日に浜松で開催された公益財団法人モラロジー研究所主催の「教育者研究会」開催事務局としての準備・運営の仕事などで、バタバタしていてブログの更新にまで、手が回りませんでした。 今は、10月31日に浜名湖モラロジー事務所青年クラブが主催する「ぽかぽか講演会」へのお誘いや、11月24日に静岡県西部モラロジー教育研究会が主催する「中村文昭さん教育講演会」開催事務局として、準備に携わっております。 また、秋の庭木の剪定のシーズンに入り、植木の手入れにも励んでおります。 そんな多用な中でも、毎日元気に感謝の日々を送っておりますので、ご安心下さい。 今日は、台風19号の影響で雨の為、庭木の剪定ができませんので、超久しぶりにPCに向かって、キーを叩いております。--- さて、この10月6日~8日に、一般社団法人日本クラブメンター協会主催の「メンター企業見学ツアー(2)」が開催され、北海道で研修を受けて来ました。 1回目は長野県伊那へのツアーで2社の見学でしたが、今回は「株式会社植松電機」と「株式会社北海道健誠社」の見学をさせて頂きました。 株式会社植松電機は、「どうせ無理」を「だったらこうしてみたら?」に変え、人の可能性を奪わない社会を目指しており、誰もがやったことない「宇宙産業」にチャレンジし続けている素晴らしい民間企業です。 株式会社北海道健誠社は、障害者雇用優良事業所として、社団法人北海道生涯雇用促進協会より表彰を受けている、とても温かい空気に満ちたクリーニング会社です。--- 出発日は台風18号の接近で、東海道線も新幹線も止まり、東名高速道路も新東名も閉鎖になり、セントレアまで行くのが大変でしたが、運営スタッフの涙ぐましい調整の努力のお蔭で、何とか無事に夕方までには札幌に到着することができました。 札幌に着いて夕食の前に、野球選手のマー君こと田中将大選手を育てたコーチ、エントモさんこと遠藤友彦氏から1時間半の講演を聴かせて頂きました。 彼はスポーツコーチとして高校の野球部員を指導しておられ、私のコーチとしての仕事とは対象が異なりますが、大変参考になることが多く聞けて、とても視野が広がりました。 「株式会社植松電機」と「株式会社北海道健誠社」の見学から学んだことについては次回以降に譲り、今回はエントモさんの講演で、私の心に残っている、目からウロコの話を、感謝を込めてシェアさせて頂きます。---【目からウロコ-1】 野球は失敗のスポーツ。この失敗を活かし成長につなげるか、同じ失敗を繰り返すかで、結果が大きく変わる。失敗の原因が分かれば解決できる。失敗の(成果を出せない)原因は「心の揺れ」にある。 甲子園などの大きな大会でも「心の揺れ」をなくせば、いつも通りの実力が出せる。しかし、大きな大会では、いつもとは「相手」も「環境」も異なる。 そんな中でピッチャーは、打たれたらガックリくるし、押さえれば「ヤッター!」となる。つまり、心がマイナスやプラスに大きく揺れてしまう。 ピンチでも、チャンスでも一定の心(感情)を保つことが大切。しかしこれは極めて難しい。何か工夫をしなければ乗り越えられない。 感情を直接コントロールすることはできないので、感情とセットになっている自分に対する「期待」をコントロールすることが重要。 殆どの高校は最高の準備をしたつもりで甲子園に臨むので、最高の期待をしてしまう。私は「自分に期待しすぎるな!」と言っている。 「甲子園のような場では、普段の練習ではできていることが、できない場合もある」と伝えることで、過剰な期待をせず、心の揺れ幅を大きくしないよう指導している。 感情は、自分の期待通りに行くとプラスに動き、期待に反するとマイナスに動く。従って期待を大きく持たなければ、感情の振れ幅も小さくなり、平常心を保ちやすくなる。この視点は、私の中には無かったので、驚きでした。感謝。---【目からウロコ-2】 高校野球の指導は、基本をマスターするまでは「強制(管理)」することが大切。最初から思うように、好きなようにやらせるだけでは、決して強いチームにはならない。 「強制(管理)」の結果、「自主性」を発揮するようになるチームと、「やらされ感覚」になるチームとに分かれる。 これを分けるのは何か? 「自主性」を発揮するようになるチームには、以下の3つがある。1.こうなりたいという目標・理想2.そのためにこれが必要なんだという納得3.継続 つまり、個人個人が、何のために野球をするのかを明確に持っている。 「自主性」を発揮するようになるチームと、「やらされ感覚」になるチームとを分けるのは、指導者がこの3つをきちんと伝えて「妥協しないで徹底できるか否か」にかかっている。 ダメな指導者は、強制すると「その通りやる者」と「やらない者」が出て来て、悩む。そのうち「まあ、この位はいいか」と諦めてしまい、徹底できない状態になる。 しかし、基本を徹底的に学んで身に付けると、次に各人の「個性」の芽が出てくる。マー君やその他の第1戦で活躍している人は、基本を徹底的に身に付けた後で「個性」を伸ばした人たち。 各人が持つ「個性」は、基本をマスターした後にしか出てこないものである。 コーチの語源は「馬車」に由来しており、クライアントが望むところに案内するのがコーチの仕事です。コーチが望むところに無理やりクライアントを連れて行くのは「コーチ」ではなく「拉致」と言います。 ですから、クライアントが知らないことを伝授する「ティーチング」は、必要に応じて行いますが、コーチングでは特別な場合以外は「強制」は行いません。 特別な場合とは、「クライアントが本当に行きたいところ」にご案内するには、「どうしても」この行動を通じて「気づいてもらう」必要があるとコーチが感じた時に、ホームワーク(宿題)を出して、強制する場合です。この時は「何を」「いつまでに」「何のために」やって欲しいのかをきちんと伝えます。 スポーツなどの競技においては、『基本を「強制的」に学ばせ、徹底的に身に付けさせた後で、その後に現れてくる「個性」の芽を伸ばす』という順序(流れ)が大切なのだと知り、大いに視野が広がりました。 これは、「道」を極める武道、華道、茶道などで大切にされている「守破離」という、日本的な修養に通じる合理的な訓練方法だと改めて痛感しました。感謝。---【目からウロコ-3】 ダメな監督(指導者)の7つの特徴1.過去との比較(ダメなところを比較して指摘する) 「今まで指導して来たチームはできていたのに、お前たちは・・・」2.会話が少ない3.失敗は選手のせい、成功は俺のお蔭4.失敗の原因追及が下手 (結果から学び、次回にどう活かせばいいのかを明確にしていない)5.結果で褒めて、結果で怒る (結果だけを求めると人はウツになる)6.No.2とギクシャクしている (監督と部長・コーチの仲が悪い)7.参謀役がいない・人望が無い (人が集まらない) この逆を行えば成果を生み出す事のできる指導者になれる。そう確信できました。感謝。--- その他にも目からウロコのお話が沢山ありましたが、項目のみの紹介とさせて頂きます。■ミーティングでチームが変わる。 ミーティングの目的は何か? それは「成果につなげる」こと。■ミーティングで培いたい5つの力 会話力、原因追及力、気づき力、継続力、自主性---
2014年10月13日
コメント(2)
全4件 (4件中 1-4件目)
1