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父の「富士の四季」 冬 ~霧氷~ 昨日、我家に神主さんをお迎えして、親戚一同と一緒に父の50日祭を無事に執り行うことができました。 7年前に他界した母からは、「暗いお墓の中には入りたくないので、50日祭が済んだら、富士山のよく見える裾野に散骨して欲しい」との遺志を聞いていましたので、父を始めとする我家の家族と弟一家とで、母の希望通りに散骨を行いました。 父も同じようにして欲しいとのことでしたので、温かくなったら、また母の眠る同じ富士山の裾野に、弟一家と一緒に散骨に行きたいと願っています。 両親の骨は大地に帰っても、魂は私達家族の心の中に末永く生き続けて行って欲しいという祈りを込めて、今後もお祭りの機会毎に両親を偲んで行きたいと考えております。 総合人間学「モラロジー」では、親を亡くした後の親孝行の仕方として「居ますが如く語りかけ、感謝の心を向ける」ことの大切さを教えてくれていますので、毎朝神壇の父と母の写真に、挨拶をし、語りかけて、1日を始めるのを習わしとしております。 両親や先祖が絶えることなく「命のリレーランナー」として、襷(たすき)を繋いでくれたお蔭で、今の自分の命があることに感謝しながら、受けた恩を子や孫、周りの人達に「恩送り」しながら、コーチとしての天職を果たして行きたいと、心を新たにする機会を持てたことは幸いでした。
2009年01月26日
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父の「富士の四季」 秋 ~もみじ~ 終戦間際のB29の爆撃によって、家族全員を一瞬にして失うという悲惨な災いを被り、「いっそ死んでしまおう」と何度も考えた若い両親を、絶望の渕から救ってくれたのが、総合人間学「モラロジー」であったことは、先に述べました。 これに関して、このブログの読者からモラロジーについての質問がありましたので、今回はもう少し詳しく説明を加えさせて頂きます。 モラロジーは、大正15年に法学博士広池千九郎が創建した、道徳科学(モラルサイエンス)の学術名称です。 モラロジーは「人生(運命)は変えられる」という視点に立って、人生を改善し、幸福を実現するために必要な原理原則を明らかにした学問(科学)であると言うことができます。 広池は、人生を改善する力を有する原理原則を明確にするに当たって、人類の教師と言われる「聖人たちの示した教説教訓や実行された事跡に共通一貫する"道徳原理"」に注目しました。そしてそれを、新たな宗教としてではなく、学問として体系付けました。 その骨子を私なりにまとめると、以下の様になります。1.人生の質は、人間力の中心に位置する「品性」で決まる (品性にふさわしい人生が得られる)2.従って、いい人生を得るには、品性を高める必要がある3.高い品性は、質の高い道徳の実行で育まれる4.故に、聖人たちの実践された質の高い道徳を手本にして、これを実行することで、品性が高まり、品性が高まった分だけ良い人生が得られ、人生を好転することができる 私の両親は、絶望の渕で「たとえ今、どんなに苦しい状況に置かれていようとも、コツコツと質の高い道徳的な心づかいと行いを積み重ねれば、それに見合った品性が育まれ、必ず未来は拓ける」という教えと、「短気を起こさずに一緒に頑張ろう!」という励ましをモラロジーの先輩から頂き、将来に一筋の希望を見出すことができたのです。 このモラロジーで説くところの道徳原理を、現代社会に分かりやすく伝え、実践できるようにするのに、コーチングの理論とスキルは極めて親和性が高く、有効であることに気付き、私はコーチになりました。 コーチングは米国から入ってきた理論とスキルですが、これをモラロジーの原理と結合して活用することで、日本の風土に合った、よりグレードの高いコーチングへと進化させることができるとの確信を得るに至りました。 これを実現し、私のコーチングの師匠や広池千九郎博士、両親などに安心して頂けるよう、余生を捧げて行こうと心を新たにしております。 思えば、モラロジーは両親から私たち子孫への、命をかけたプレゼントだったのだと、今その有り難さをしみじみと噛み締めております。
2009年01月05日
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父の「富士の四季」 夏 ~月見草~ 2009年が明けました。本年も宜しくお願い致します。(昨年12月15日に父が他界しましたので、新年のご挨拶を遠慮させて頂きます) こちら浜松では少し風はありますが、三が日とも快晴の、とても穏やかな正月を迎えております。 我家は長男の仕事の関係で、元旦(父の誕生日1月2日の前日)に、弟家族と一緒に我家で父を偲びました。 その席で両親から聞いていたことを、以下のように話しました。--- 私の両親が、終戦直前に浜松の実家の家族を米軍爆撃機B29の爆撃で亡くし、満州から命からがら帰国したこと。 戦争の災いを周り一体が同じように受けたのならまだしも、雲上爆撃で気まぐれに落とされた爆弾が周りの畑や田んぼで炸裂し、一家4人(父の両親、祖母、弟)が防空壕への直撃弾で即死するという悲劇は、近所では我家だけだったこと。 大きな家がめちゃめちゃに破壊されている惨状を目にした時、どこからどう手をつけたら良いのか途方に暮れたこと。 自分達だけが、このような罰を当てられるような、悪いことをしてきた覚えは無いのに、この世には「神も仏も無いものか」と茫然自失で、生きる希望を失いかけ、何度も2人で死のうと思ったこと。(父28歳、母22歳の時) その時に生きる勇気を与えてくれたのがモラロジーであったこと。そして両親はモラロジーに励まされながら、人の2倍も働き、現在のような暮らしができるように我家を復興してくれたこと。 そのモラロジーのおかげで、私と弟の命が得られたこと。もし、両親がモラロジーに救われなかったら、私と弟の命も無く、あなた達子供や孫の命も無かったこと。 この事実を心の片隅に留めて、もし人生につまずいた時には、モラロジーで「価値ある人生を築くための原理・原則」を学んで欲しいと願っていること。--- こんな機会は、なかなか今まで持てませんでしたので、「父を偲ぶ場」を使って家族に話せたことは幸いでした。 きっと子ども達それぞれが「自分に与えられた命の重み」を再確認し、「祖父母への感謝の念」を育んでくれたたのではないかと感じております。 今後、子ども達がモラロジーに繋がってくれるかどうかは、「私の後姿」にかかっていますが・・・ 父母の願いに心を向け、モラロジーの原理原則をコーチングに活かしながら、今年も人の夢の実現を支援しつつ、自分の夢を叶えて行きたいと心を新たにしております。 本年も宜しくお付き合いの程、お願い致します。
2009年01月03日
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