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重松清:著 『卒業』 『エイジ』
バタバタしているものの職場で昼食時や、子供のお迎えの待ち時間にの中で読んでます。
『卒業』は短編4編から成りますが、1作目の「まゆみのマーチ」。一番ズンときました。
主人公の母親のように子供の全てを受け入れられるかな・・・とても無理。
私がこの母親だったら、イライラしどおしで子供の心を潰してしまっているかもしれない
とわが身を振り返った作品です。
それ以来、ふとした時に子供達をムギュ~ッとしたりチュッチュとしたりすることが増えました。
子供にとって(大人もだけど)自分の全てを受け止めてくれる存在って、大切なんだ。と改めて感じさせられた作品です。
『エイジ』は読まれた方も多いかと思いますが、中学2年生の男の子が主人公。
自分の住んでいる地区で起こった連続通り魔事件の犯人が同級生だった。
これだけ聞いたら思わず引いてしまって今まで手が出ずにいたのですが、ふと気が変わって読んでみました。
思ったよりも文章はどぎつくはありませんが、少年犯罪、イジメ、反抗期、葛藤、成長・・・子を持つ親としては身につまされます
最後はキレイにまとめちゃった?という感がぬぐえませんでしたが、一度は読んでおいて良いかなと思います。
私が読んでいると長女が「あ~重松清だ 私にも読ませてね」と言ってきました。
が、ちょっとこれは早いんじゃないのーーーと思う母でした。
ちなみに重松作品でイジメと言えば『ナイフ』が挙がるのでしょうが、こちらはどうしても手が出ません。
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