全6件 (6件中 1-6件目)
1
最近全然見かけないから、すっかりもう勝手に『過去の人』リストに入れてしまってた欽ちゃんこと萩本欽一氏。昨日のネット上のニュースで久しぶりにその名前と顔を見て、そこに掲げられたリードを読んでびっくり。御年73歳にして、駒沢大学仏教学部に合格し、この4月から大学生になるんだと。1年前から時には10時間以上/1日 猛勉強して掴んだ新たな道。社会人入試制度とはいえ、素直にすごい!と思う。芸能人だから多少の優遇が? いやそんな疑いを持つ自分が恥ずかしくなる程、きっと彼はいつだって真剣勝負で、ピュアな心で向き合ってるんだと思う。子供の頃からTV画面越しに観ていた欽ちゃんは、どんな時もカッコ悪くても一所懸命で真っ直ぐな人、だった。今の自分に、果たしてそんな猛勉強や努力ができるだろうか?だいぶ前に買った某テキストを、だいぶ前にほんの数ページかじっただけで部屋の隅っこに見えるか見えない程度に放置して、たまーに焦って「そろそろやんなきゃ。」と言い聞かせつつもまるでやる気が起きないこんな私には、絶対にムリ。去年、長年の大劇場公演から引退した彼は、ひとつ辞めたら、何か足さなきゃと思ったと大学受験を決めたという。はー、なんてフットワークの軽い!見た目はすっかりおじいちゃんだとこれまた勝手に思ってたけど、この向上心とバイタリティには、まったく頭が下がる。晴れて合格を決めた欽ちゃん。次なる夢は、毎日学校に通いたい。そして野球部に入りたい。真っ正直な彼の事。ほんとうに有言実行するつもりなのだろう。(世の中に)置いてかれないために大事なのは、老いて枯れない気持ちなんだなぁ。 2月もあっという間に終わり。本格的な春の訪れを前に、私も何か熱くなれるモノを自分にできる事、今しかできない事を・・・本気で探し、とにかく前へ。動き出さなければ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「また骨盤が変とか言い出してる姑。寝たきり介護から解放されて1年経ってないのに・・・勘弁して」
2015.02.27
コメント(0)
【この前読み終えた本。】 猫鳴り妙な作家名とタイトルに惹かれ、思わず入手。男か女か? まほかるって何? 作家の謎が強烈すぎて、内容があまり入ってこない・・・。猫が好きだし、何となくぞわぞわするミステリーめいた雰囲気も嫌いじゃないが。彼女の文体が、私にはしっくりこなくて。本の出合いも人と同じで、相性の良し悪しがあるから、仕方ない。ま。猫鳴りがどういうものかの謎が解けただけでも、良しとしよう。彼女の著作のタイトルセンスは、とても好き。思わず内容を想像してしまう、意味深なネーミング。これは魅力的。ただ、今回でまたはっきりしたのが、私は女性の作家さんが書く本は、やっぱり苦手、ってこと。世界観か文体か・・・なんだかよくわからないけど、これまで読んだモノにことごとく共感できることがない。唯一古本屋行きにならず、本棚のお気に入りに加わったのは『まほろ駅前多田便利軒』だけ。そんなこともあり、今は久々に重松のオムニバス本に戻ってる。根底に在るテーマは、どれを読んでもそれ程変わり映えしないので、続けて読むと飽きる時は飽きる。が、油断してると意外な言葉で泣かされる。それが重松清の魅力のひとつ。残念ながら彼の作品は、映像化されると台無しになる。あの重松節や登場人物は、読み手それぞれの想いの中で活きてくるんだと思う。【昨日聴いた音。】 タダシンヤ『はじまりの君』 立派な教育者となった尊敬すべき友が、オススメしてくれた。最近こんなシンプルでストレートで、それでいて心に沁みる正統派の歌を聴いていなかった気がする。世間はイロモノだらけの音に支配され、歌詞は単なる記号かおまけのように意味を待たず冷たく、オシャレな雰囲気だけを醸したモノになりじっくり耳を傾ける歌が、表舞台から消えてしまったから。失礼ながら、人気アイドルの楽曲も手掛けてる作家さんとは思えないほど、この曲に関しては、生真面目で新しさや派手さがない。けれど、作者の想いや温かい人柄が、手作り感満載の演奏と共に、じんわり耳に馴染む。とりあえず今の心身疲れ気味の私には、癒しの時間になった。卒業や新たな一歩を踏み出す子供たち若者たちに、口ずさんでほしい一曲。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「風邪ひいたーーーーー。いや、まさか花粉症???」
2015.02.19
コメント(0)
ダンナが、職場から義理チョコを数個貰って帰ってきた。そういえば駅のチョコレート屋さんに、女性が群がってたような。姑との同居を境に、我が家からバレンタインデーが消えたので、すっかりそんな時季であることを忘れてた。食後に胡桃入りブラウニーを半分貰い頬張りながら、チョコつながりで、昼間ひとりで観てきた映画を思い返す。上映前の告知を観て以来、絶対に観たいと思っててやっとチャンスが巡ってきた[DVD]【チョコレートドーナツ~Any Day Now~】 二度泣いた。ひとつは、とても印象に残る大好きなシーンになった。前半の流れがやや急展開な感じで、結末を含めて細々と観ていけば、なぜ? どうして?? と疑問や不満に思う部分も多々あり、そこが深く描かれてないのが消化不良というかだいぶ引っかかるのだが・・・・・・調べてみると、実際にブルックリンでゲイの男性が障碍者を育てたという話をもとに脚本家が物語を膨らませていったフィクション、とのこと。だからかゲイカップルやダウン症の子供に対する差別的な台詞や態度が、やや大げさ位に描かれていて、胸にずっしりきて時に辛くなる。1970年代の設定だから当時のマイノリティへの理解のなさは、そのくらい酷いものだったのかもしれない。米国ドラマ『コールドケース』等でも、このテの差別が繰り返し取り上げられているから、本当にそうだったんだろう。2015年になったところで、それがすべて解決されたかと言えばそうでもなく日本でも今日渋谷区が、同性カップルを結婚に相当する関係と認める証明書発行条例案を来月議会に提出するというニュースが流れたが、今やっとここまで辿り着いたばかりで。その前の時代より幾らか理解は深まってはきたものの、まだ世に普通に受け容れられるのがなかなか難しい問題であるのは確か。(私は中学の頃、オカマな友達がいたし、音楽業界で働きはじめてから様々なタイプを見てきたし、身近に障碍を持った人もいるから特別な感情はないほうだが)でも、そんなことはどうでもよくなるくらい、主演の3人が魅力的で救われる。特に、実際もゲイであるアラン・カミング演じるルディとダウン症の少年の表情。演技の枠を超えたナチュラルな瞳の純粋さや温かさに、何度も心震わされた。それだけに、なぜ結末がああなってしまったのかが悔やまれる。作り手の現実の差別に対する怒りのようなメッセージとも感じるが、映画の中の台詞を借りるなら「ハッピィエンド」を観たかった。けど、これが現実の厳しさってやつかもしれない。実際はこんなに物事巧くいかないし、ハッピィなんかにならないものだと。ちなみに原題「Any Day Now」は、最後にルディが唄うボブ・ディランのナンバー『I shall be released』で繰り返し歌われるフレーズ。♪いつの日にか解放される(自由になれる)だろう♪という願いが、俳優アラン・カミングの歌唱力とともに彼(彼女?)の想いにも重なり、予期せぬ結末の衝撃を和らげてくれた。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「上映前の前方席のおばちゃんふたりの話がこれまたカカオ80%並みのビターで」
2015.02.12
コメント(7)
この冬一番の寒さ到来、と予報された通り会場へと向かうちょうどの時間が、雨も勢いを増し最悪の荒れ模様に。婦人病治療薬の副作用がこんな日にタイミング悪く急に重くて、気分もなんとなく冴えないまま、開演。横山幸雄ピアノリサイタルat 藤沢市民会館大ホール 始まりとともにご本人がマイクを持って登場。にこにこしてて話もスムーズで、観客が一気に親近感をもつ位置まで自らハードル下げてからの演奏とは、これまたユニーク。とても立派な経歴の持ち主なのに、なんて気さくな!前半は、バッハ、ベートーヴェンと彼個人の思い入れある楽曲を演奏。後半は、師匠が愛したというフォーレから始まり、アンコールまで一気に、ショパンの名曲の数々を披露。他の作曲家のも好いが、やはり彼の奏でる軽やかなショパンは、最高にノリにのっていて、聴く側も心地好い。さすが90年ショパン国際コンクールで歴代日本人の最年少入賞という華やかなキャリアならではの、実力を見せつけられた。今回のお目当ては「幻想即興曲 第4番 遺作」。そして「ポロネーズ 第7番 幻想」。これが生演奏で聴けたので、冷たい雨の中、無理をして来た甲斐があった。しかもアンコールも繰り返し応じてくれ、満足度の高いもので。かなり軽いタッチの、上品で優しい弾き方をするピアニストという印象。こんな風に疲れてる人を癒すのにぴったりくる演奏だった。残念ながら最高に美しい旋律の中で、心無い誰かがスマホの着メロをしばらく放置しつづけ・・・・・・横山氏もチラリと目を向けるほどそれは不自然に響いて、はっきり言って実に邪魔な機械音だった。マナー知らずは、来るな。そんなアクシデントにも負けず、なめらかな音色を切らすことなく美しく清らかなショパンを聴かせてくれたプロ魂に拍手。約一時間半の癒しの旅が終わると、会場を出る頃には雨も上がり、辺り一面、濃霧の幻想的な風景が広がっていた。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「友からの爆発寸前愚痴メール。男はどうして自分の実家に甘いの? 今一番に守るべきは妻であり娘でしょ?」
2015.02.10
コメント(3)
ダンナがまだまだ買いたいクラシックものがあるから、自分の持ってる洋楽アルバムを処分すると言い、とりあえず三枚取り出してきた中の一枚。[CD] キャロル・キング/つづれおり聴いてるうちに惜しくなり、やっぱり残しておこう。ジャケ写の猫に惹かれるし・・・と、私が止めた。私の個人的な好みとは、全然違うジャンルの音楽だけどイントロが始まれば懐かしくなる聞き覚えのあるものばかり。その昔、傑作と高く評価され、ランキングにも長い間留まり続け、数々の賞を獲得しただけのことはある内容の濃さで・・・・・・ものすごく遠い昔にリリースされたものなのに、今聴いても耳馴染み好くしっくりするのは、どの作品も名曲だからか私がそれだけオトナになったから、か?それにしてもここ数年、洋邦とも魂ゆさぶられるようなホンモノが本当に生み出されてないな~。私が働いていた時代の活気ある毎日がまるで夢の中の出来事だったかのようにワクワク感も勢いも何も感じられない今の音楽業界の衰退を寂しく思う。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「さっき音に反応し物凄い大声で何か喋りだした姑。寝言だけ饒舌になる。」
2015.02.07
コメント(2)
昨年末から抱えてる問題のいくつかも、時の流れの中、日々何かしら、動き続けてる。若かりし頃はいちいち心配事に足を止め眠れぬ日を繰り返し、ごはんも食べれないくらいくどくどくよくよ悩みまくったが。もう随分いい歳になった私は、それなりに修羅場も見たし、イタミも知ったしちょっと悩んだくらいで涙もそう簡単に大量に流したりはしない。だからどんなに考えまくり迷ってても時間になればおなかは減るし、たとえ急に寝つきが悪い日があったとしてもしばらくゴロゴロしてればそのうち熟睡し目覚めのいい朝を迎えるほど肝が据わった。だからこの一件も、見苦しく焦ったりはしない。悩んだりしたところで、何も変わらないのは自分たちが一番よくわかってる。だからとにかく前を向く。起きた事は変えられない。だから一度口に出したなら、絶対悔やんだりしない。己の経験と直感を信じ、少しでも手応えがある方へ、前へ前へ。昨日より今日、それよりもっと笑える明日を信じ、ココより一歩でも先に進むだけ。足りないものを嘆くより、僅かでもいいできる何かを活かしたい。The die is cast.どうぞこの決断が、我々の新たな希望に続きますよう。彼そして私に、もう一度だけチャンスを。★ ★ ★ ★ ★今日の長めのひとこと。「帰り道。暖かそうなフード付き上着の小学生の背中を見て、ふと自分のその頃を思い出そうとした。が、私、真冬にどんな格好で通ってた? コートなんか着てないのは確か。同じクラスのK君は卒業の日までラン二ングに短パンだった。」
2015.02.05
コメント(2)
全6件 (6件中 1-6件目)
1