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という間に、1月最後の日曜日。今年もぼんやりしてると、過ぎるのが早いのかもなー。時間を無駄にすることのないよう、サクサク物事こなしていかないと!とはいえ、マラソン初挑戦の福士選手が、30kmを越えていきなり失速したように最初からフルに力を出し切ると、後半もたなくなるので周りの勢いに飲み込まれて我を見失わないよう、背伸びせずマイペースに進んでいこう。それにしても、意識が朦朧とした中、何度も転びながらもゴールを目指した彼女の姿。そして、観客の温かい声援………あれには思わずウルっときた。彼女の“自分で決めたことを最後まで投げ出さない”心の強さは、私も見習いたいところ。ただ、あれはどう見ても脱水症状で、生死に関わる危険な行為だったけど。 昨日の午後は、またもや横浜方面でぶらぶら。この1ヶ月、やけにこっち方面に縁があるなぁ。山下町で用事を済ませ、山下公園~赤レンガ倉庫を経由してみなとみらいまで。モチロン“徒歩”移動。たまに遠くで汽笛がボーと鳴る。暮れかけた空には、V字のカモメ。さすがに夕方にもなると、海風が冷たい。でも、ワールドポーターズに近づいた時、意外な場所から夕焼けに染まる富士山がデン! と構えてるのが見えて、アイスのクジにでも当たった気分になった。 ※画像にふれるとコメント出ます※★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「SP最終回、やや期待はずれ」
2008.01.28
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我が家の町にもついに初雪が降った昨日。先月めでたく自分の城をオープンさせたOさん(約20年私の髪担当)の店に、初お邪魔。噂どおり駅から店に着くまでに、いくつもサロンの看板が目に入ってくるほどの激戦区だが、なかなかいい位置をキープでき、看板も歩いていて目を惹くので、私もひと安心。店に着くと、前のお客さんの髪を切っているところだった。Salyu似のアシスタントさん(※以下、Salyu)が、さっと出て来て私の相手をしてくれる。どうやら従業員はふたり、らしい。白と淡いブルーを基調とした一見爽やかな空間でありながら、ところどころにステンレスのメタリックな輝きを施したり、アンティークなレザーソファが違和感なく混ざってたりするのは、「リラックス」が永遠のテーマなOさんの内に秘められた部分を見ているようで、にんまりしてしまう。3席並んだ鏡の前の窓際に座る。Salyuさんにカラーを入れてもらう間、ひとつ飛ばしで座るもうひとりのお客さんとOさんの会話が、漏れ聞こえてきた。「今年のテーマは、キュートでいよう、にするの。ってことで、(髪型もそれで)よろしくお願いしま~す♪」東京郊外高級住宅街在住マダムは頻繁に来てる常連組のようで、Oさんと気さくに笑い合う。彼女はOさんに“キューティY田”と命名され、「それは恥ずかしいわー♪」と言いながらもまんざらイヤでもないようで、その後も活き活き声を弾ませた。彼女が帰って私の番になったら、予約客がまたひとり入って来た。これまたさっきの奥さんと同世代くらいの、明るく溌剌とした印象。私の隣に座ってからも、Salyuさんを相手に楽しそうに喋り続ける。けれど、彼女の発したひとことが、店の空気の重さを変えてしまった。どこから見ても品のいい、何の悩みもなさげな都内高級住宅街在住マダムのその人が、「半年間来れなくなるの。また体の調子が悪くなって…だから私、ウイッグ作ったのよ~」と言い出したのだ。「先生に聞いたら、投薬始めたら脱毛するまであと10日くらい」と言われて、おしゃれウイッグを着ける決心して、“その日”に備え髪を短くするのだと……彼女曰く「髪が抜けるのが嫌で投薬したくない、って言ったら『先ずは治すことを考えなさい』と親族に叱られた。だから投薬中はウイッグにするの。でもあと10日間、自分の髪で綺麗でいたい」ということらしい。一度も口にしなかったが、彼女が癌に侵されているのは、そこに居た誰もがすぐに分かった。鏡越しに見えたSalyuさんは下を向きがちになり、無口になってしまってた。あまりにあっけらかんとして、笑顔でそんな話をし続けるもんだから私も正直、その場に居るのが辛かった。私自身過去に何度か、婦人病の進行を遅らせるために投薬治療を半月ずつ、悪化する度に繰り返し続けてたので、薬の副作用の怖さは知っている。もちろん癌治療などに比べれば全然大したことはないが、それでもあの治療を境にガンコでたくましい髪が急激に痩せ細り、今では“別人の髪”になってしまったから。そんな重苦しい空気の中、Oさんの声のトーンも一瞬下がったものの、彼はやっぱり“プロ”だった。むやみにマダムを励ますこともなく、ポツポツといつもの口調で温かく彼女を包んでく。そして時々冗談も交えながら、彼女の“女心”も聞き漏らすことなく、あと10日間地毛で素敵に過ごせて、ウイッグにもきちんと収まる大人なショートカットが完成。手鏡を渡されたマダムは、生涯で初めてであろうショートヘアの自分に驚きながらも、“新しい自分”に出会えた嬉しさを覗かせて、とてもこれから闘病生活が始まる人とは思えないキラキラのまぶしい笑顔になっていた。「それじゃ、おだいじに。次はだいぶ暑くなった頃、お待ちしてます!」マダムの帰り際のOさんのさり気ない心遣いにも、ホロリとした。私はもうそのマダムと店で会うことはないのかもしれないけど、彼女が半年後、再びあの若々しい素敵な笑顔で、Oさんの元に戻って来ると信じたい。いくつになっても特に女性にとって髪は、自分の持ち物の中でも上位にくるぐらいの“大切なもの”かも、と考えさせられた出来事だった。むかーし某整髪剤TV-CMで「髪は長~い友達」というキャッチコピーを、よく耳にした。【髪】という漢字が、“長+~い+友”と読める、という意味だったんだが。また、米国の小説家:オー・ヘンリーの代表作『賢者の贈り物』 では、貧しい主人公の妻が、クリスマスに向けて夫のために内緒で自慢の髪を売ってしまう、という物語もあるくらいだから。いつの時代も女性にとっての髪は、特別なものであったのだろう。そういえば「髪は女の命」って、何かのフレーズもあったっけ……ついでに書くと、ウイッグも作るというOさんの話では、その実毛の多くは「中国辺りの誰かの毛髪」なのだそう。北京五輪を控え急速に近代化が進むあの国も、その光の陰で今も髪を売らなければいけない事情を抱えた人々がいるのだなぁ…そう思うと、切なくてウイッグなんて使えなくなるけど…(苦笑)今回はふたりのマダムの話に聞き耳立てながら、なんだか色んなことを考えてしまった。おかげで肝心な私の髪型はというと、途中細かいところをチェックする間もなくOさんに任せっきりで、最初と仕上げでちょこっと希望を言った程度。大変身とはならなかったけど、髪が明るさを取り戻し、膨張した部分をシャギーしたりだいぶ切ってもらってスッキリ。ただ、今日テレビで上川隆也を見て「同じ髪型……?」と思っちゃったので、かなりビミョー★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「生・鎧塚さん、意外とシュッとしてるのね…。」
2008.01.24
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寒さはやや感じるものの、いい天気に恵まれた土曜日。ダンナのリクエストに応え、恒例の川崎大師詣でへ。まずは川崎チッタデッラの『イル・ピノーロ』で腹ごしらえ!ってことで、店に行ったら貸切ウエディングパーティーの真っ最中…大安だから予感はしたけども。入口のラヴラヴツーショット写真に眩暈を感じつつ、尻尾を巻いて退散。代わりに入った店は、昔ふたりでよく行ったお気に入りの店の姉妹店だったので、とりあえずは満足いくランチにありつく。味もなかなかだが、見た目以上にボリューム満点☆心身ともにホクホクしたので、足取りも軽く川崎大師へと移動。「迎春」の華やかな飾りと琴の音に迎えられつつ、駅に到着。川崎大師は2月の中頃まで迎春期間なので、この時期でもどっぷり正月気分に浸れる。参道の商店街も寺の前に広がる仲見世も、これまで来た中で一番くらいの混み具合。香ばしいソースの匂い、飴切りの軽快な音、威勢のいい呼び込みの声……下町全開なこの光景、祭り好き(=私)にはたまらない♪いつも行ってる鎌倉の寺や神社にもない“ディープ”さが、大師さんの魅力かも。 御参りを終えたらまず、境内を出て左手すぐの老舗店で“久寿餅”を買う。そして仲見世で招き猫を一匹選び、参道の酒屋で甘酒を立ち飲み。ただそれだけなんだけど、それだけでも充分癒される。その後用事で横浜山下町方面まで行ったので、ついでに中華街で夕食を済ませることに。春節正月を2月7日に控えた中華街は、これから徐々に正月ムードが高まってくという感じ。いつも華やかな街並みが、人々の活気と電飾の光でより一層輝いている。お目当ての店は、前にテレビのグルメ番組で「上海やきそば」が美味しいと絶賛されていた。直後ぐらいに一度行ったものの、長蛇の列ができていて、とても入れる状況ではなく。今回も少し並ぶのを覚悟して向かったのだが、店の前に着くと、中は妙に閑散としてて、男の客がひとり座ってるだけ……表通りは夕方の混み合う時間帯だった、にも関わらず。不安になり、看板をもう一度確認。勇気を出して扉を開けた。不安なまま「上海やきそば」と平打ち麺の「海鮮やきそば」、蒸し鶏の老酒漬、生ビールを注文。その後すぐ、男性客に「上海やきそば」が置かれたとたん、ふたりで顔見合わせ絶句した。盛りが…すごい。毛穴という毛穴から汗が吹き出した気がした。ギャル曽根を本気で呼びたいと思った。ひと皿分を断る余地なく運ばれた大盛りやきそば2皿を前に、既に胃の蓋が閉じる。私達が窮地に陥ったのとほぼ同時に、店には一気に人が溢れ、あっという間に満席に。そんな陽気さとは逆に、黙々と麺を口に運ぶふたり。超有名人達のサイン色紙を恨めしく見つめながら、半ばヤケクソで頬張る。途中から味も判らなくなり……再び正気に返ったら、なんと完食してた(笑)。けど、マスコミやグルメ系ブログで「美味しい!」と評判の店が、必ずしも“自分にとっての美味しい”基準には当てはまらない、と今回も痛感。量多く安く食べたい人向きな家庭的上海料理店、というだけの印象。過去何度も裏切られて身にしみてるはずなのに、またもや同じ失敗をしてしまった…もう2度と、あの店の前に立つことはない。さよなら、○○亭。大事なことすっかり忘れてたけど、私達の好きなのは、四川と香港の味だった ※画像にふれるとコメント出ます※★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「2週間ちょいで度Up」
2008.01.21
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かなりの暑がりで、雪が積もった朝はテンションも高く、パジャマ姿で夢中で雪かき……そんな義母が連れて来たかのような身を切る寒さ、を珍しく感じた休日。新年最初の墓参りのため、お義父さんとご先祖様の眠るお寺に一家集合。お参りが終わったら、いつもの流れでみんなで食事をしに行く。浅草方面に来た時の楽しみのひとつでもある『ハーモニック』でランチ。食後すぐ義弟ファミリーと別れ、お義母さんと共に上野駅へ移動。出発の時間まで1時間ちょいあるので、スタバでコーヒーを飲みながら三人で色んな話をする。「決めないとね。今年じゅうには」お義母さんの言葉には、今までよりはどこか“吹っ切れた”感があった。きっとまた向こうでひとりになると、考えがグラついてしまうのだろうけど、少しずつ、少しずつ、“同居”への気持ちは固まってきているようだ。それにより我が家の暮らしも、今までとは大きく変わってくるだろう。たまに泊まるだけの時と共に暮らす時とでは、『全く別物である』と頭じゃ解かっているが同居となるとお互いのイヤな部分とか、見えたりもするのかな。私に迷惑をかけるのを気にして彼女は、今までひとりの暮らしを選んでいたけれど……いつまでも“後回し”にしてはいられない大事な課題だと、彼女自身も悟ったようだ。出発の時刻が近づき、ホームに向かう義母を改札から見送る。小さくまるまった背中は、あっという間に人混みにまぎれ、見失ってしまった。『○○家の長男とその嫁』からいつものふたりに戻り、上野駅を離れる。向かった先は、いつもの墓参り日ルートと違い新宿駅。『長男の嫁業』を果たした日は大体決まって、ダンナが私のために“労いの何か”を用意してくれる。この日は私の買い物に、文句も言わずじっくり付き合ってくれた。そしてセール中の【バーニーズ ニューヨーク】と【伊勢丹】をまわり、【バーニーズ】でニットものを1着ゲット。どこを歩いてもお祭りのようにものすごい人の多さだったけど、いい買い物ができて満足。黙って付き合ってくれたダンナにも、大感謝、である。別に長男の嫁業をイヤイヤやってるわけじゃないし、嫁姑仲も最初からずっといいし、同居の話も「将来的にそうしよう」と前向きに話し合い、そうして今の家を選んだので、『長男の嫁業』に対する見返りをいちいち期待してなんかないし、もともと物欲があまりないから“物で満たされよう”という気は、全くもってないのだが。言葉だけでも何かしら、「今日1日、ご苦労様」とか「ありがとね」とか“嫁として”の私を労わってくれるので、そういう気遣いがとても嬉しい。その支えがありさえすれば、今年じゅうに訪れるかもしれない“新しい三人の暮らし”もきっとうまくやっていける。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「正月飾りの処分、毎年どうしてる?」
2008.01.15
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今年も社長から“御年賀”として、神楽坂『福屋』さんの“福おかき”詰め合わせを戴く。初めてもらった時は、ハケンな校正者ごときにこんな…とそりゃもぉ恐縮してしまったが、会社組織を離れて以来こういうことに無縁になったので、かなーり嬉しいサプライズだった。あれからまた1年が経ち。新たな福を戴いて、気持ちがいっぺんに引き締まった気がする。会社のみなさんは、揃いも揃ってものすごく物静かな人達の集まりなので、挨拶のほかは仕事上で必要に迫られた時くらいしか会話しないので、私がどんな風に見られてるのか、ちゃんと役立ってるのか、最初の頃はそういう不安もあったのだが、御年賀を戴いて初めて“信じる”ことができたというか。単純かもしれないけど、口数少ない社長の気持ちが“福づくし”のこのひと箱に籠められてる、と思えた。素直にそう信じられたのだ。私の代わりなんて幾らでもいるんだという疑いと諦めの気持ちは、その出来事により消えた。だから来年もその先も…この“福おかき”を戴けるよう、与えられたチャンスを活かしてこの仕事も「私を必要としてくれてる」と信じることも、誠心誠意続けていきたい。2008年記念すべき第1冊めを、仕事始めの日から読み始め、昨日読み終えた。年末に読んでた文庫本の続編、『いとしのヒナゴン 下巻』 なのだが。読み始めて間もなく、私が読んできた重松氏の作品の中でも「これはちょっとハズレかも…」と思ってしまったのが、上巻だった。幸い読み進めるにつれ、ハッとする言葉に幾つか出合い、何とか気持ちを立て直せたけれど。結局、年内に下巻を手にすることはなく、正月休み中も放置してしまい…そしてやっとのことで本を開いたら、偶然にも物語の書き出しが“正月の雑煮を食べる”とこからだったので、妙にすんなり入っていけた(苦笑)。導入部にあたる上巻に比べ下巻は、穏やかな正月の風景から一気に加速していく展開でだらける暇もなく、今作でもやっぱり“重松ワールド”に惹き込まれてしまった。全部を読み終えて冷静に考えると、登場人物が多すぎて描ききれてないと感じる部分やその他モロモロ、この作品の弱点も多々見えてはきたが。これまでの本以上に沢山の“共感できる言葉”に、グッときた1冊でもあった。重松氏は『テーマの一つは「信じる」』だと、あとがきで述べている。ギョーカイ人のハシクレとして働いてた時の、私のモットー?のひとつが、「半分信じて 半分疑え」だった。口から生まれてきたような口先だけの目の奥が笑ってない人達との狐と狸の騙し合いのような日々の駆け引き(=仕事)の渦に揉まれ体得した、とても悲しく憐れな言葉。そんな私だからこそ、なのかどうかは分からないが、今作で心に残った言葉はどれも、思い当たることばかりで、繰り返しそれらの言葉にぶつかるたびに考えさせられた。「ずーっと疑いつづけて一度も裏切られずにすむひとより、たくさん信じて、けっこう裏切られちゃって、でも信じることが楽しいんだって言えるひとのほうが~(中略)~絶対に幸せだと思うわけ。~(中略)~せめて家族とか友だちとか、自分の好きなひとのことはまるごと信じろっての、信じる楽しさを味わえっての、子どもは」【第九章 二つのヒナゴン より拝借】「雪が積もって、見慣れた町の風景が変わると、なにか自分まで新しく生まれ変わったような気がした。~(中略)~変わりたかった。何度も。変われるんだと信じていた。ずっと。けれど~(中略)~結局なにひとつ変わらなかった。うまく変えることができたつもりでいても、決まってへまをして、むしろいままでよりも深い穴ぼこに落っこちてしまう。ずっとその繰り返しだった。」【第九章 二つのヒナゴン より拝借】「学生時代は『やりたいこと』ばっかりなんです。カッコよく言ったら無限の可能性があるっていうか、夢なんですよ、夢を追いかけていけばそれでいいんです。でも、だんだんわかってくるでしょ、現実とか、自分の才能とか。そうしたら、発想が変わってくるんです。東京で『やりたいこと』じゃなくて、『やり残したこと』ってなんだろう……って。それが残ってるうちはあきらめずにがんばりたいし、逆に、『やり残したこと』がなくなったら、たとえ夢がかなわなくても、もうこれで悔いはないかな、って」【最終章 そして歴史は繰り返される より拝借】などなど…これ以外にも、実はまだまだ好きなフレーズがいっぱい。そして、それとは違う場面で、うっかり涙がポロポロ…2008年初泣き、早くも終了(苦笑)。重松本はこれだから油断できない。長篇のわりにものすごく感動的とか、ものすごくドラスティックかというとそうでもない。ただ、今まで読んだ重松本の中でも一番くらいにとにかく登場人物が多く、暮らす環境も様々なので、きっとどこかに自分を見つけられる、そして自分は「信じる派」かそうじゃない派か、ココロの“純度”を試すのにも役立つ作品、であると言い切れる。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「にゃらんのいる宿に泊まりたい…」
2008.01.12
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ふたりとも今週から仕事も本格的に始まるので、昨日は英気を養うためにウォーミングアップがてら、今年最初の海辺ウォーキングを楽しむ。辻堂海浜公園を横切り、辻堂海岸へ。乗るには穏やか過ぎるのか、波乗り人がひとりもいない。その代わりというか、浜辺には思い思いに砂や波と戯れる人人犬犬犬鳥鳥…が集まる。右手奥に在る富士山方向は、ぼんやりと霞がかかったよう。なのに左手の江ノ島やその奥に広がる景色は、くっきりと色鮮やかに浮かんでる。とても不思議な風景。けれど、どこまでも澄んだ青空だ。砂浜にふたり横並びで体育座り。波音とミストのような飛沫そして砂混じりの潮風…を全身に浴びながら、ただひたすら癒される。そこから再び砂を踏み締め歩き出したら、私達と入れ替わりにボードを抱えた波乗り人がイルカよろしくエメラルドグリーンの中に次々と飛び込んでいった。それを眺めながら引地川を越え、江ノ島水族館前の海岸まで一気に。ウッドデッキを歩く頃には、夕陽が山の向こうに沈むところで、夕陽ウォッチャー達が浜辺に続々と引き寄せられてきた。ゆらゆらと黄金の光を放っていた太陽が、山の後ろに姿を消した瞬間、辺りを茜色に染めた。自然はなんて美しい…………デジカメ持参じゃなかったことを悔いたのは、言うまでもない。この瞬間を正月中に2度も味わってしまったから、今年もまたその時を求めて何度も何度も、飽きずに海に来てしまうんだろう。※画像にふれるとコメント出ます※ 松の内も終わりの今日。いつもより1時間早めに起きて、七草粥の準備。今回は餅好きなダンナのリクエストで、粥の上に焼いた餅を1個トッピング。七草は青臭くて決して美味しいものでもないが、はふはふしながらゆっくり時間をかけて食すというのは、胃腸のために良さそうだ。正月と日常の区切りの意味でも、結婚以来、毎年欠かせない行事になっている。ついでに今年は『3日とろろ』というのにも、生まれて初めてのっかってみた。こちらも七草同様、「正月3日にとろろを食べると風邪をひかない」とゆー言い伝えがあるらしく。まぁ持病ありな私が『無病息災』を願うのもおかしいのかもしれないが、これ以上悪化しないようにそれ以外は問題起きないように、そして何よりダンナが私の分も健康でいてくれるように…そんな想いをあの手この手でこの際、託してみる。私が単純なだけなのか、力餅パワーなのか、今なお体がポカポカしてて腹持ちもいい。この勢いをまんま維持して正月ボケを振り切れれば、明日の仕事初めも乗り切れるかな。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「とーさん、誕生日おめでとう♪」
2008.01.07
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早いもので新年も明けて5日目。最初の週末、みなさんいかがお過ごしでせう?こちらは、明日までかなり暖かいらしく。今もリビングいっぱいに陽射しが降り注ぎ、暖房要らずだったり。年末年始こんな調子で、肌に感じる冬らしい寒さも数えるほどだったので、気分的にあまり「越えたなー」という感じもないまま……というか、年越しそば頬張ってる間に、テレビのカウントダウンが終わってた……新年早々、ツマヅキました。わはは 我が家の1年どうなるんだろー。そんなこともありつつ迎えた2008年。元旦からめっちゃいい天気でして。当日は近所の神社をふたつハシゴして、新年のご挨拶まわり。日頃から見守ってもらってる心のオアシスなので、まずはココから初詣。初日から、階段上り下りで、太ももがいい具合に鍛えられたな、と。そして2日目。江ノ島に渡り、島猫達と触れ合って来た。江島神社の本殿参拝も予定してたけど、すごい行列のため、迂回して奥津宮辺りの参拝と稚児ヶ淵散歩だけにしとく。お餅の食べすぎかやや増量気味のため、あの石段の往復は効いた(泣)。【1月2日 江ノ島】 ※画像にふれるとコメント出ます※3日目は横浜方面の初売りに。元町でぶらぶらした後、『バーニーズ ニューヨーク』で久しぶりに買い物♪山下公園で休憩して赤レンガ倉庫前を通過、そのまま“みなとみらい”まで歩く歩く。ココでも次々ショップをまわり、ヘトヘトになりながら横浜駅に電車移動。さらに“そごう”のショップも攻める。結局1着しか買わなかったけど、とにかく歩きまくったので、この数日の食べすぎた分の減量には役立った…かな?三が日過ぎた昨日は、我が家お約束?の鎌倉八幡宮詣で。甘かったー。昨年よりはるかに混んでる。快晴で暖かかったから?腹が減っては…ということで、先にランチの場所に行ったものの、お目当ての店はどこも行列だらけで、路地裏の某店でやっと座れた。久々に来たけど、やっぱ美味しい♪ホッとする優しい味に癒されて、さっきまでのカリカリした気持ちが静まる。店のおじさん&おばさんの温かい笑顔に見送られ、再び人混みに気合入れて突入。神社の境内に入ってからは、一般参賀の大行列を横目に、祈祷所へと余裕で向かう。けどやっぱ甘かった…。今年は祈祷希望者も多いのか、待合室外から行列。ホント暖かい日で助かった…待合室に移動後と合わせ、言われたとおり1時間待ちで、ようやく神殿へ。時間はかかったけど、ココに来なくちゃ始まらないので、オツトメが無事終わり脱力。若宮大路が見渡せるお気に入りの店で、田舎汁粉を味わいつつ眺める鎌倉の夕暮れ。今年もこのホッとする瞬間が、沢山訪れますように。【1月4日 鎌倉】 2008年の抱負を年末からあれこれ考えあぐねていて、元旦にやっとひとつに定まった。昨年は「挑み、保つ」を目標に、なんとか自分なり実践してきたつもり。細かい事を挙げればキリないけど、悔いのない年にはなった。このテーマはこれから先ずっと、私の永遠の課題みたく掲げ続けたい。それを踏まえた上での今年のキーワードは、「深め、磨く」。内面の深みがある人が発する言葉やしぐさ、笑顔……年輪とともに刻まれたシワさえもチャーミングな前向きパワーに変えてしまう、そんな“心の豊かな人”が私の憧れ。人としてオトナとしてペン職人として女として『ものすご~く中途半端』だというのが、私の長年のコンプレックスなのだが、それは私が私の中身を甘やかしてきた結果なんだと、全身で自分の老いを感じるたびに、ものすごく反省してしまう。こんな歳になって今更足掻いたところで、どれだけの深みが加わるのか分からないけれど額や目尻のシワだけじゃなく心のヒダも深くなるよう、視野を広げて五感を刺激して(だからと言って、身の丈に合わないことは絶対にしないで)これからの1年新たな気持ちで地道に楽しく、自分磨きを続けていこうと思う。★ ★ ★ ★ ★今日のちょっと長めのひとこと。「昨年お世話になった方々、遅くなりましたが、1年お付き合いいただきまして、ありがとうございました。2008年がみなさんにとってさらに素晴らしい年となりますよう…今年もどうぞ宜しくお願い致します。」
2008.01.05
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