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公開時に観たかったけどチャンスなく、最近になり観ることができた作品ふたつ。[DVD] ヘルプ~心がつなぐストーリー~アメリカで公民権運動に揺れる頃。1964年の公民権法発効直前のセレブ家庭が舞台。あることをきっかけに、黒人家政婦達の目を通し、当時の白人セレブ社会の日常と性質の悪い人種差別の実態が暴かれていくストーリー。日頃から海外ドラマを好んで観ているが、米国内の黒人差別については様々な形で取り上げられており、他国が舞台とはいえ胸が痛む。そんな覚悟の上の視聴。当時の黒人差別は、思う以上に酷い。同様に女性の立場も、白人社会の中においても相当弱い。理解に苦しむくだらない差別内容には、怒りさえ感じる。でも。最後の最後までテーマの暗さや重さを感じさせず、時々楽しい気持ちにもなれたのは、登場人物ひとりひとりがとても魅力的で、それぞれの役を活き活きと演じていたから。善人も悪人も隅々まで皆素晴らしく、楽しんでいるのが伝わってきた。しかも当時のファッションや家のインテリア、手料理、町の景色、車、音楽・・・・・・どれをとっても興味深く、物語の展開だけでなく作品すべての部分においてこだわりを感じる仕上がりに。自由を掲げる国がまだ、自分の意見や個性を埋没させなければ生きづらかった時代に、女性や黒人が個々に勇気をもってアイデンティティを主張しはじめるそんな嬉しい変化が観ていて実に爽快。解き放たれた勇者達のエンディングも清々しかった。残念ながら現代の米国でもまだ、毎日のようにニュースで黒人差別が問題視されているけれど。だから実際、日本のメディアに映らない所でも、あの頃と大して変わらない差別が向こうでは日々起きているのかもしれないが・・・・・・そんな今こそ米国で、再上映すべきと感じる。アカデミーで黒人女優に賞を与えておしまいにするのではなく、この作品で賞を獲り今年のアカデミーのプレゼンターで彼女が熱く語ったことを、決して無にしてはならない。クレアモントホテル最愛の夫を亡くし、娘家族とも距離を置き、悠々自適なひとり暮らしを決心した老女。たまたま目にしたホテルの広告で、そこに長期滞在することを直感で選んだものの、なんだかだいぶ、理想とは違っていたようで・・・・・・物語は、彼女が夢膨らませロンドンの古めかしい小さなホテルに向かうシーンから始まる。建物もボーイもそこに集う人達も・・・何もかもが超レトロ。まるで老人ホームと化したそこで、戸惑いながらも新たな一歩を踏み出す老女。そして昼メロドラマのような展開や女同士のいざこざ的ややこしさにも巻き込まれつつ、これまでにない生き方を少女のように楽しむ様子が、微笑ましい。正直な所、主人公の女優さんの容姿が私の思い描く英国婦人にしっくり来ず、途中まで馴染めない感があったのだけど、それもだんだん気にならなくなって。ストーリーはだいぶベタで、細々したところも描かれてないので、何でそうなった?的なツッコミもしたくはなるが。そんな物語の質なんか、後回しでもいいくらいこの作品も登場人物の個性が光り魅力的。噂好きなお喋りでお節介なお婆ちゃん。仕切りたがるリーダー格のお婆ちゃん。いつまでも青春真っ盛りなナンパなお爺ちゃん・・・・・・とにかくみんなかわいい!私ごときの英語力でも聞き取れるブリティッシュ・イングリッシュも、耳に心地好くなんと言っても、冬枯れたロンドンの街並みとみんなのファッションが素敵すぎ。それだけでもイイモノ観た気がする。米国作品と違い、地味なんだけどほっこりするのが英国作品の好きなとこ。頭カラにして、ぼーっと観てると。大事なモノが何かに気づかされ、ほろり泣けちゃうかも。ピュアになれます。浄化されたい人向け。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「キングカズのオトナな対応に脱帽。やっぱ歴史を作った男は違うわ!」
2015.04.13
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面白いグループが居るんだよ、と音楽好きの友達に、半ば強引に連れてかれた某局主催のアマチュアバンド全国大会。バンドブーム全盛期で、ユニークなスタイルで演奏するのが普通に受け入れられる時代。あのステージで、彼らその中でも特に彼は、他を寄せつけない強烈なインパクトで。友達の言う「面白いバンド」だけにはおさまらない妙な色味を放ってた。演奏も歌唱力もかなり荒削り。でも、コミックバンドのように見えて実は、一度聴いたら耳から離れない歌詞と特徴のある声、そして彼のキモカッコいい?ダンス・・・結構練りに練られたものであり。この日の記憶は確実に脳の奥深く刻まれた。あの変なバンド名とともに。数年後。彼らはプロデビューを果たしたが、しばらくは苦労した模様。私も同じ時期苦労した末、思いがけず彼らを取材する立場になっていた。ある新曲のデモを聴いた時、「これは絶対ヒットする!」と興奮したのを覚えてる。ヨミ通り、それは彼らの運命を大きく変える大ヒット作となる。アルバムのリリースタイミングで運よく取材が決まり、都内某所の撮影スタジオで、初めて彼と言葉を交わした。実は取材直前、思わぬアクシデントが。プロモーターからの電話で、私の寿命は数年縮まった。彼が高熱で倒れ、病院で点滴を受けている、と。それを聞きこっちも倒れそうに・・・けど彼はメンバーの誰より先に、熱っぽさの残る顔でスタジオに現われた。「体調悪いのにすみません。大丈夫ですか?」との問いかけに、「大丈夫です。仕事ですから!」と即答し、ポーチからアイブロウを取り出しトレードマークの眉を、カーブも鮮やかに描ききった。そして何事もなかったかのように、撮影位置に向かう。その背中の、なんと頼もしかったこと!最初の心配は嘘のように消え去り、とてもいい写真が撮れた。もちろんインタビューの内容も、満足のいくもので。特集ページを作る時、彼のプロ根性に刺激され私も気合が入り、いつもと違うレイアウトやデザインで勝負したのが、私にとってのよい経験と、小さな誇りになっている。アルバムが予想を超える大ヒットとなる頃にはもう「面白いバンド」の枠を超え、この時代を代表するバンドの1つに急成長した彼ら。その後の音楽活動は、彼個人の活動の場も広がり、私が音楽業界を離れる頃には、彼自身バンド以上の大きなポジションを得て、新たなブームを巻き起こす存在に。特別ファンとかそういう類ではないのだが、彼の仕事に対する姿勢は常に真剣で、何かを生み出そうとする発想の柔軟さや豊かさ着眼点などなど、実に興味深いものがある。私生活がどうのとか、実際は善人か悪人かとか、そんなことは全く知らないし敢えて知る必要もない。ただ、彼の音楽に対する想いは本当に真面目で、わずかな接触ではあるがとてもクリエイティブで職人気質な人、という印象は、初めから変わらない。だからこそ、その一番の商売道具とも言うべき「大切なもの」を手放すという決断は、どんなに辛く悲しかっただろう。歌い手にとって、声も命。この選択は残酷すぎる。けれど今までアマチュア時代からの下積みで、鍛えられ、努力を重ねて栄光を日本の音楽界が最も激しく熱かった時代に、二度も手に入れた人。あのど根性と情熱と生真面目さ、そして奇抜な発想力があれば、可能性はまた別の形で広がるはず。こうなってしまったのは、もう変えられない。でも、家族や周りのスタッフ、多くのファン・・・・・・皆のために大きな選択をしたことは、間違いじゃない。そう思える思わせる力をきっと、貴男は備えてる。ゆっくりでいい。新しい一歩を、見せてください。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「今度こそ必勝で必笑!!」
2015.04.04
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鯖をこの1年食べてない。去年の大雪の日に、突然ひどい蕁麻疹を発症してから一度も。ほんとうはあの日食べたしめ鯖も含め、鯖は好きな魚のひとつだから店頭で青光りしてる綺麗な姿を見ると、食べたくてしかたないのだが。一度錠剤ならいいだろうと、DHAなんちゃらみたいなカプセル飲んだらとんでもない目に遭った。だからまだ怖い。最近1年前に比べればかなり治まってはきたものの、今も急にミミズ腫れが・・・鯖って一文字書いただけで・・・・・・まさかね。フランスではエイプリル・フールを【4月の魚】と言うらしい。そしてその魚こそが、私にとって悩ましい存在となった鯖、なのだと。まー、それだけの理由で思いつきで書いている。今日は久しぶりに額の一部にポツポツと、痒みが出て広がって・・・・・・別に何かストレスを感じたタイミングでもないのに、何が引き金でこうなるのかわからない。以前は、嫌な事が起きた時、例えばお義母さんの顔を見た時、何か言われて腹立った時結構素直にぶわーっと広がる感じだった。最近は距離を置いてるせいか、前の投薬副作用が消えたからか、お守り代わりの蕁麻疹の薬を、飲まなくても耐えられる日が続いていたが、今の婦人科治療薬の副作用のせいかもしれない。突然予告もなしに、それは現われるようになった。痒い。そんなこんなで体調が落ち着かず、まるまる3か月、髪を切らずにいたからもさもさで。やっとこの前、美容室に行けた。こんな体調になって以来、美容室での素材もハーブ系のものが欠かせない。明るい色味よりもトーン暗めの方が、地肌へのダメージ少ないらしく以来、髪の色もだいぶ暗めに。今のところカラー入れた後に異常がないので、ひと安心。社会人になって間もない頃に出逢い、安心して任せ続けたOさんとの大切な時間と私に戻れる唯一の癒しの空間まで、蕁麻疹ごとき鯖ごときに奪われたらたまんない。今回もぎりぎり体調を戻し、意地と気合で乗り切った。伸びまくり暴れまくりのもっさりを、一気に撃退。ここ数年で一番短くなったかも。頭が随分軽くなり、気分も上々。重いコートを脱ぎ去ったような解放感。近所の桜並木も満開になり、新しい一歩を踏み出すには最高の時季。こうして書いてる最中も蕁麻疹は容赦なく広がり副作用に支配された体調はまだ不安定だけど、水を得た魚となってこの流れに乗っていこう。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「買って間もない白系の靴。案の定もう傷が・・・私が歩くのヘタなんか?」
2015.04.01
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