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「スゴい!」と言われる人の技は、なるべくこの目で生で観ておきたい。それが個人的にそんなに“興味を持てない”ジャンルや人間性等であっても。文章にして“批評”するのは、一度体験したり調べたりした後じゃないと“説得力”ない。だからエンタメ界に飛び込む前からずっと変わらず、これまで仕事やプライベートで様々な「スゴい!」モノを観てきたつもり。主に“文化系”のモノではあるが、たまに体育会系やそれ以外のモノも運良く。お蔭で“こぢんまりと地味に生きてきた”私でも、そこそこ知見を広げられた気がする。そういう意味では雑誌の仕事では、内側からでしか経験できないチャンスを数え切れないほど与えられ、多くを学ばせて貰った。セミリタイア状態の今の私は、あの頃のような晴れやかな場に出向く機会も滅多にない。強い光を纏う非日常の“眩しさや逞しさ”といった“刺激”を受けること自体、すっかり減ってる。ま、若い頃の私の“娯楽への執着心”が尋常じゃなかったんで、あの時代の自分と比べるのも無意味なのだが・・・新型コロナ騒動がようやく収まりつつあるので、そろそろまた「スゴい!」と言われる人の技を確かめに行きたくなってきた。この前、“東福寺展”で天才画層吉山明兆の大作の数々に魅了させられたばかりだが、やっぱり“動”の芸術が観たい!!ってことで、今日はどうにか手に入れたい公演チケット発売日だったので昨日からウキウキで、“発売開始時間”を心待ちにしてた。今朝。ダンナ送り出していつもの家事やって、大雨になる前にサッサと買い物行って・・・家に帰って来て荷物置いたら、突然あっ!!ってなった。私、チケット取るの、忘れてるや―――――――――ん!これまで何度も挑戦して、その度に肩落として悔しがってたのに。今回は悔しがる以前の問題! 昨夜あれだけ“下調べ”して待ち構えてたクセに😢 一晩寝たら忘れてるやん!!あーあ。何も挑んでないうちに終わった。「スゴい!」と噂の舞台を待ち焦がれて早数年。あと何度「予定枚数販売終了」の文字を見たら、私は彼に辿り着けるのだろう???★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「海老は好きだが昆虫は無理。」清らかなコラボ。ロングバージョンで聴きたいなぁ。でもこの短さこそ、まさにgolden hour✨✨
2023.04.26
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「えっ??」総合病院の静かな待合室に、突然おじいさんの大きな声が響く。「お名前をフルネームでお願いします」医療事務員さんは、慣れた様子で声のボリュームを少し上げて再度。「ああ・・・」低い声が漏れた彼は、ようやく自分の名前を伝えた。病院や調剤薬局ではよくある風景。しかしこのおじいさんには、“フルネーム”が聞き取れないor意味が分からなかったよう。ビジネス用語に和製英語・・・世の中にカタカナ表記が増え続け、長年使われている“フルネーム”なんてもはや日本語。けれど高齢者も多い病院で、しかもお年寄りに向けて英語表現を使うのもどうなんだろう? いや、これに代わる日本語も伝えづらいか~担当者からすれば必要な確認作業だし・・・なんて、暇を持て余し気味で診察の呼び出しを待つ。病院に通い慣れてる私が、今更気にするのもおかしなものだが。公衆の面前で“名前や生年月日”を口に出さなければならないこの遣り取りに、かなり違和感がある。訪れる人は皆、病を心配し専門家を頼り、“超個人的で最もセンシティブ”な話をするために順番を待つ。なのに各専門科の窓口でいきなり顔と名前と生年月日という“個人情報”を明かさなければならない。こうして毎回の診察が、ちょっとしたストレスから始まる。******飲食店のチェーン店等で、名札のフルネーム表記を“イニシャル表記”にする動きが広がっている。さらに職業ドライバーの名前も掲示義務をやめる動きも。これらは主に『カスハラ被害』が問題視されてのことらしい。私も何かのサービスを利用する前に、一応SNSやレビューを参考にする。そのコメントの中には、明らかに個人が特定できる内容が投稿されている場合がある。文句を吐き出す側は名乗らないのに、自分が不快な思いをしたからと公の場で相手を名指しする。そして書き逃げ。それを見る度にゾッとする。このような暴露話をする人や相手を陥れる人は、以前からいるにはいる。ただし、今は他人を晒すスピードも速く情報量も手段も圧倒的に多い。だから悪質で怖い。極端に言えば、自分の周りには“芸能リポーター”や“パパラッチ”みたいな動きを悪気なくしてる人が無数にいるってことだ。 『エゴサーチ』なんて言葉が浸透してからだいぶ経つ。他人を無責任に晒した人は、もしかしたら自分も同じ目に遭っているかも・・・とは考えないのだろうか? 人に対して無神経なくらいだから、自分の噂もへっちゃらな『鋼のメンタル』なんか?私は今も昔も仕事で『自分の書いた文章や企画編集した記事に記名』している。それで“お金を貰っている”ので、どんな仕事にも最後までプライドと責任を持って取り組んでいる。仕事で自分の名前を世の中に刻むのは、就職を考え始めた頃からの夢。だから光栄な作業である。でも名前を添えるということは、それだけ自身の言動ひとつひとつに“重圧を背負う”覚悟が要る。20代から仕事で名前を晒し続けて随分長い月日が流れたけれど。これまでに感謝されたり感動されたりしたことはあっても、読者やクライアントからの“カスハラ”や苦情を受けたことはない。したがって今後もたとえここの誰も見ないblogの文章でも、誰かに見られているかもしれないと常に意識して、他者を傷つけず心を篭めた言葉で“責任”を持って書いていきたい。★ ★ ★ ★ ★今日のふたこと。「風さん、アジアツアー決定おめでとう🙌原点のピアノ1本で勝負するのが最高に嬉しい😊」🐧ゆるキャラが跳ねてるみたいな運動神経の良さ🐧
2023.04.14
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“覚悟”はしていたが、入居時は何もかもピカピカだったこの家も、15年を過ぎた頃からポロポロ不具合が生じるように。その度に管理会社に相談しーの業者に依頼しーの修理や設備交換工事当日を迎えーの・・・を繰り返して何とか乗り切っている。小家族だし、ふたりともケチで“物は何でも大事に愛着を持ってギリギリまで使い続ける”のが当り前。新品よりもむしろ自分達の暮らし方によって、“手に馴染む”形になるのを好む。私は、家はそこに住む人と共に“歳を取る”というよりも共に“成熟する”ものだと考えている。ふたりとも田舎の年季の入った実家で育ったから、“最新機器”に疎い私達には、そういう考え方が性に合っててラクだ。モチロン、設備の故障が多くなったことでタイパやコスパが悪いのも充分解ってる。それでも“まだ使えるのに、新しい物を買う”というのが、ケチだし情があるしで直ぐはできない。日本の古い諺に『女房と畳は新しい方が良い』なんてのがある。ジェンダー平等実現を目指す今の時代には、全くそぐわないが。この偏った価値観が今もなおこの日本で多数派を占めるから、町のスクラップ&ビルドは止まらないし、不自然な皺のばしの整形顔は増えるし、家電等の廃棄量も世界で上位になるんじゃないの?最近我が家に来る業者さんがやたら口にする言葉が引っ掛かる。おそらく向こうは専門家として好意的に“アドバイス”してくれているんだろう。でも毎回のようにソレを言われると、さすがに辟易する。「この家は(設備が)もう古いので・・・」ってさ! 家主の私が言うならまだしも。いくら業者さんでももう少し言い方、配慮したらどうよ? これでも物の扱いは丁寧だ。我が家には耐久年数を遙かに超えた物が多い。知人には、「○○の設備を15年以上も保たせるなんて凄い!」と、驚かれてもいるのだ(実は呆れてるのかもしれないが)。そりゃ、命に関わる危険を伴う状態や近隣迷惑になるレベルなら、直ぐに新しい物に換えてもいい。けど、わざわざリフォームしなくても問題ないのに、そういう話にやんわり誘導するようなこと、してほしくない。「さっき寄ったお宅は・・・」とか隣近所の家の話で釣るのも止めて! 人は人。私に“他人と比べて焦らせ作戦”は効果ない。そっちに簡単に流される質じゃない。自分の頭で考えたい。それに“古くなった”から業者に依頼するのであって、行く先はどれもそこそこ古い家だろうに。最近続けざまに「この家はもう古いので・・・」と言われ、本気で凹んだわ。古くて悪かったね💢 でも、この家の主は、古くなってく様も含めてかなり気に入ってるんだよぉ!渋々交換した新しい設備たちは、以前の物ほど保たないかもしれない。一昔前に比べ今の物は作りが繊細なのか素材がチープなのか脆いから。それでも、これから大事に大事に扱って、今後15年保たせてみせる!!(そこまで私の方が保たないかもしれないが💦)******フランスにはこんな古い諺がある。『女性とワインは古い方がいい』たとえ時代に乗り遅れてると揶揄されても、私は「女性は歳を重ねていくごとに美しくなる」というプラス思考の価値観の方に共感する。それは女性やワインに限らず、人でも物に対しても、同じ考え方を貫きたい。懐古趣味上等! 古くてゴメンね!★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「『眠れる森』再放送はつい観ちゃう。」材木座海岸にて。明日もいい日でありますよう🙏
2023.04.10
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近所の桜の名所。昨日は花吹雪が風に舞い、それはそれで見事だった。ちょっと用を済ませに出ただけで、歩きながら“お花見”できる環境を、毎年のことながら嬉しく思う。どんなに気分が冴えない時も、自然と見上げて笑顔になれる。低気圧や前線の接近により、西から天気は下り坂の予報。関東から北日本にも雨雲が次第に広がるという。今年の桜もこれで見納めになるだろう。******ウォーキングに最適な時季になったので、少しずつだがまた夫婦で休日に歩き始めている。今回は湘南鎌倉の海側へ。前大河ドラマの影響がまだ続いてるようで、以前にも増して若い世代の観光客が目立つ。それに加え国内外からの団体客もあちこちで見かけ、“平和”だった頃の町に戻りつつある。満開の桜に迎えられ、すれ違う表情は皆、マスクしてても柔らかい。賑わうエリアをできるだけ避け、“心清められる”場所に急ぐ。先ずは、派手さはないものの個人的にとても落ち着く大好きな“妙本寺”へ。いつもはあまり人がおらず、静かで自然を堪能できる寺なのだが・・・やはりドラマの影響か、私達が来た中で一番かもしれない人の数に戸惑う。それでも鳥鳥の声が響き、緑も花も色とりどり美しく、癒やされる空間。そう言えば、婚礼着物姿のカップルが記念撮影してた。“幸せ“な人のオーラを浴びて、こちらまで好い気分💕私の大好きお寺ランキングBest5に常に入ってる。材木座から逗子マリーナ方面。カラスがぼっち遊び中。💕ハート型の石。ワンコのおさんぽタイムはスタンプいっぱい👣足にょろーん♪その後も別のお寺に寄ったり、海に行く前に必ず立ち寄るムフフな肉屋で買い食いしたり♬ そして待ってました!な海へと進む。日差しもあったかく、磯の香りも潮風も波音も最高に気持ちいい! 充分に気分転換できたので、体が冷えないうちに海を離れる。最後には忘れずにムフフなパン屋でまとめ買い♪こうして定期的に“心のモヤモヤ”を吐き出せば、またしばらくは踏ん張って暮らせる。既に次の行先も決めてある。お金をかけなくても“贅沢”はできる。好奇心と歩ける体力さえあれば、“心と体を豊かに保てる”と本気で思ってる。だから、私達の心を満たす『ケチケチウォーキング』は、これからが本番💪 『現実逃避』して自分をoffできる場所を求めて、ひたすら歩きまくるぞぉ~!!★ ★ ★ ★ ★今日のふたこと。「買う物メモに“グレジュー”(=グレープフルーツジュース)書いといて~と頼んだら。“グレ汁”と書いたダンナ😆」
2023.04.05
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🐦円覚寺に静寂戻る夕刻🌸🏮段葛から八幡さまへ🌸教授こと坂本龍一氏が、3月末に亡くなったそうだ。9年前からガン闘病のニュースを度々耳にしていたので、遂にその日が来てしまったのか・・・という感じ。しかし、訃報に衝撃を受けたし寂しい。1月には同じくYMOの高橋幸宏氏が、闘病の末に亡くなったばかりで、まだ現実味がないのに。長年日本だけじゃなく世界のミュージシャンに影響を与えた『世界のサカモト』。彼の死もまた音楽界に及ぼす損失は、大きい。******編集者時代、“教授”には4回取材している。直接インタビューできたのは一度だけ。でも4回すべてのシーンを今もなお、懐かしく思う。ひとつ目の記憶は、コンサートのリハーサル風景だ。レコード会社のプロモーターから声をかけられ、都内某所の会場へ。私以外に取材陣がいたのかなぁ? ガランとした観客席の一階席ド真ん中に座り、私は気配を消すように舞台上を見守っていた。あの時、空気がピンと張った空間で「Rain」の出だし四小節位で即ピアノ止めて、チェロ奏者に細かく指示してはまた最初から四小節やって・・・を納得いくまで何度も繰り返してた教授のシビアな表情が忘れられない。素人には前の演奏と後のと違いなんか判らないけど。教授の“求めるレベルの高さ”をまざまざと見せつけられた。あれから「Rain」を耳にすると、最初の四小節に厳しい顔でダメ出しする教授の姿が浮かんでくる。ふたつ目は、新人発掘を目指し設立した新レーベルの記者会見。あの時お披露目されたミュージシャンの音源は、YMO好きな彼氏(現ダンナ)のお気に入りになり、今も我が家の“お宝”に。3つ目は、所謂『a-nation』前身の夏フェスでのTKとの競演。当時売れに売れまくって天下を取ってた小室哲哉のステージに、スペシャルゲストで登場した教授。TKが教授を舞台上に招く時、“ただのファン”に戻ってしまい、酷く緊張して声も震えていた。大ヒットメーカーさえ“音楽家に憧れる少年”に戻ってしまうのを見て、『世界のサカモト』の圧倒的存在感を思い知った。4つ目は、かなり貴重。『GEISHA GIRLS』インタビューのため、TV局の番組収録スタジオへ。私がスタジオに入った時、彼は出演者の芸人さん達と談笑中。その時の格好がなんと!あの人気コントの“キャラクター2号”まんまで。顔には青っぱな、白いブリーフの前は黄ばみ・・・という『世界のサカモト』の一欠片も見当たらない天晴れなコメディアンぶりだった。本番と本番の合間の二十分にも満たない時間で取材を、と言われてたので、もちろん三人揃ってコントのキャラまんまでのインタビュー。目の前に座る人(教授)のあまりの馴染み方に理解が追いつかず&笑いを堪えるのに必死で、なんとか取材終了。正直なところ、彼らが何を話したかよりも何が目の前で起こったかの方がインパクト大で。とにかく誰も味わえない超レアな経験ができて本当に有り難く、色々?勉強になった😂******『Ars longa' vita brevis』( 芸術は永く、人生は短し)彼の好きな一節だとか。亡くなってしまったのは残念ではあるが。彼がこの世に遺した“作品(もちろんコント含む)”の数々を大切にして、時々懐かしく楽しみながら冥福を祈りたい🙏★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「武田アナが民放に出てる違和感。」
2023.04.03
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