生きることは旅だ! デモンストレーターこっこのホンネ日記〜あおいくま

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2026.09.04
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「当時に宣伝販売の仕事はなかったのだろうか?」
と。


ネットや図書館での文献で検索をかけたところ、性別を問わなければ、宣伝販売の仕事ないしそれに似た仕事は、販売業の流れの中としてではあったが、あったようである。
大根の行商人が、訪問先で大根をすりおろして味をみてもらったり、酒屋の主人が店先で何種類かの酒を試飲用に用意していたり。
街頭での甘酒試飲の記録もある。


あと、キセルの掃除屋(当時は羅宇屋と呼ばれた)も、その掃除中に煙が出てピィーと音が鳴る(キセルを掃除する器具の蒸気の関係)のでイヤでも目立って人が集まり、結果として集まった人のうちに
「俺のぶんもキレイにしてよ」
とキセルを差し出さす人が多いことから、現在でいう実演付きの宣伝販売のような見方をされていたらしい。


まあ人間、考えたり想像したりする機能を持っている限りは、その存在を初めて知ったものや普通とはちょっと違うものには、ためらいと同時にそれをより知りたいという欲求があるわけで、とすれば、販売がてら試食試飲やたくみなセリフや身振り手振りによるパフォーマンスは、いつの時代にもあったと思う。


なお、商品を知ってもらうための実演をともなわず、いわゆる「クチのうまさ」だけで販売する口上売(啖呵売とも言う。「男はつらいよ」の寅さんの売り方だ)は平安時代には既に成立していたそうだ。


宣伝販売はけっこう歴史のある仕事なんである。


写真は、国産文化センターに保管されている在りし日の羅宇屋の絵。作画は絵本作家のサイモン・スレーデン。





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最終更新日  2026.09.04 13:25:35
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