東日本大震災 石巻市南浜町 父母を亡くして
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15年来の友人。メル友。もう、友達というよりも、お姉さん。わがままを言っても、すねても、くってかかっても、いつも温かい目で見てくれる。今まで実際に会ったのは、二回だけ。震災の後、いつまで生きられるのかわからない、という思いに駆られて、飛行機に南の方まで会いに行った。その次は、京都で待ち合わせした。一番苦しくてどん底の時に、こんなメールをくれた。「髪の毛なんかべたべたでも、パジャマを毎日着たままでも、とにかくなんでもいいから生きて!」なんでもいいから、とにかく、生きろ、なんて言ってくれたのは、きちんと私にそう伝えてくれたのは、彼女だけだったのではないだろうか。それはそうだ。引きこもりで、誰とも接していなかったのだから。たまに外に出る時には、ちゃんと着替えて、出来る時にはお化粧もして出かけたから、誰もこの人が、生死の境を迷いながらベッドの中にとじこもっているなんて思わないだろう。精神科の待合室で、周りの人を見ると、あきらかにどこか健康な人たちとは違う。「違う」といっても、私もこうなんだなあ・・・と思った。メル友彼女に感謝している。私の心の中を一番吐き出してきたのは彼女。それをいつもうけとめて、1言えば10理解してくれる、かゆい所に手が届くような、そんなメール。彼女も、私にメールを書くことが、自分のセラピーみたいなものだと言ってくれた。セラピー、まさに、私もそうなのだと思った。言葉を尽くさなくてもわかってくれる。逆に、くどいくらいに手がつりそうになるくらいに言葉を重ねても、ちゃんとわかってくれる。特に、苦しくて煮詰まっている時には、何度彼女に救われただろう。インターネットも、メールも、怖いことや、空しい関係ばかりがクローズアップされ、自己中心になりがちな誤解をしやすい環境なのかもしれないけれど、なかなか捨てたもんじゃない。
2015年06月05日
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