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引き続きマントンの話ですが、今回はマントンの街でのトイレのお話です。
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マントン(Menton)での思い出
ニースのホテルからその日は日帰りでマントンとモナコの観光に向かいました。
※ マントンはフランス南部、地中海沿岸のいわゆるコートダジュール圏の一つの街ですが、モナコをはさんだ向こう側のイタリアに隣接した田舎町。
ニースの駅からフランス国鉄SNCFに乗れば到着するのですが、面白い事に1度モナコ公国に入り、通り過ぎて再びフランスのマントン駅に到着するのです。
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急行で行けばあっという間の距離です。しかし、SNCFはやはり定刻に動かず・・。
(フランス国鉄が定刻に動かないのは毎度の事ですが・・。)
日本のような親切な掲示板など一切ないし、アナウンスもほとんどなく、いつ動くか解らない混こみ混みの急行電車(通勤電車)に乗り込んでいた。
親切なフランス人が「こっちのが早く走るよ」と教えてくれたので各駅電車に乗り込む。
(結果は恩が仇となり急行が先に走っていった。)
結局、早朝にでたものの、ニース駅で1時間近く待たされ、各駅でちまちま走ってやっとマントン駅へ到着。
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マントン(Menton)は田舎ではあるが、一応コートダジュール( Côte d'Azur)に入っている。
(帰りに気づいたのだがホームに鍵のかかった重々しいトビラに「トイレ」と、それが駅トイレだったのだろう。)とりあえずマントンのメインストリートを歩き途中のマントン観光局に行ってトイレを借りようと考えた。パプでトイレ借りてもいいが、コーヒー飲んだらまたトイレに行きたくなる・・と思ったからだが、それは甘かった。
.観光局ではマントンの街の地図はくれたがトイレは借りられず、街の唯一の公衆トイレの場所を教えてくれただけだったのだ。しかもその公衆トイレはコクトーの美術館と正反対に位置する。
私は迷った。コクトーの美術館まで我慢するか・・。
結局私は進路変更して公衆トイレに進んだのだが、これは大正解だった。
なぜならコクトーの美術館にはトイレが存在しなかったからだ。(超驚き!)
.外にある公園前に設置されたフランスの公衆トイレはこれまた非常に奇妙なトイレであった。
(今手元に画像がないのでいづれどこかで紹介)
ステンレスでできたトイレはコインを入れて使用するのだが、広めの小部屋の中にはステンレスのオマル? があるだけ。トイレットペーパーホルダーなるものも何も無い。
どうやって使用するのかと思われるオマル型である。
またぐにも微妙に広い・・。下水口らしきものもなく水が出るところも無い。したものはどこに処理されるのか?
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多くの不可解な疑問を持ちつつ、とりあえずどうにかした。
どうも、このトイレは使用を終え、トビラを閉めると床とオマルそのものが天地がひっくりかえるかたちで全部洗浄するしくみらしい。(だから中が円形なのね。)
誰が考えたのか・・こんな変なトイレ。(何度かフランスに来てますが初めての体験でした)
さて、コクトー美術館の後、結婚の間を見る為に市庁舎に。ここも見物料とるくせにトイレ使用禁止(職員用しかない)になってました。
そそくさと街を出て次のトイレはモナコ。
モナコの駅には日本並みのトイレがちゃんとありました。よし!
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