わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年05月28日
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カテゴリ: 花、植物



マメ科 キングサリ属の落葉中高木で、ゴールデンチェーン とか、キバナフジと呼ばれています。日本へは明治初期に渡来したと言われ、東京の環境では5月の連休明けくらいが咲頃です。ヨーロッパ中南部原産で、家よりも大きくなった木に黄色い藤に似た花が満開になる様はとても見事です。
残念ながら樹皮と種にアルカロイド系の毒性が強く、危険です。私はベランダの花の実が雀に食べられないように刈り取っていました。(今は枯れてないです。)大きな園芸屋さんで春先に苗木をたまに見つけますが、日本で大きくなることはあまりないのでは?

下は今が見頃のカナダ、バンクーバーにあるバン・デューセン植物園のキングサリです。
キングサリの花 3
バンクーバー市内最大の植物園です。高級住宅街の中のゴルフコースを植物園に造り直したもので54エーカーあるそうです。目の不自由な人の為に直接植物に触って感じたり、香りを楽しむハーブ・ガーデン等のコーナーがあるのも特徴です。
キングサリの花 1
房状の花は本当に藤の花を黄色にした、だけのようで、同属に思えますが、ブドウのように横に伸びて棚状にしつらえる藤の幹とは全然違います。
キングサリの花 2
ステンドグラスをしていた時に、私の前のおばさま三人姉妹が、キングサリのランプ造りに挑戦していました。1800~2000ピースはあったと思います。最初キングサリとは知らずになぜ黄色で造るのか疑問でした。その後キングサリと言う花が存在する事を知り園芸屋を探し回り入手しました。このランプのモールド(型)と型紙だけで4万以上したと思います。モールドを貸して下さると言われたのですが、私は最終的に藤のランプを造る予定だったので、このランプはあきらめました。(ピースが多いので、根性がないと完成できません。)My作品の藤のランプ(2000ピース越え)はいづれティファニーの特集の時に紹介します。

下は、ニューヨークで手に入れた「ティファニー・コレクションの写真集」より参考の為にデジ撮りしました。
ティファニーランプ、キングサリのランプ
ランプシェードもスタンドもアンティックの本物です。これらデザインは、現在「オデッセイ」と言う会社からモールド(型)と型紙を買う事ができます。恐らく特許使用のデザイン料が含まれていると思われます。
モールドとガラスとその他の材料の代金に加えてそれなりのスタンド台を購入すると安く見積もっても諸制作費は20万円は軽く越えると思います。完成作品の購入となるとガラスの質と台座の値段(高級度)もありますが、これと全く同じ品として150万円してもおかしくないですね。(かなりシェードは大きいです。直径60~70センチくらいはあったかも?)
もっともアンティックの本物の場合は2000万円以上するのかな? 壊れやすいので完全な形で残っている物も少ないです。メトロポリタン美術館にさえ超ボロ作品しかありませんでした。だからこの写真集もかなりお高かったです。






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Last updated  2009年05月28日 23時26分35秒
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