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今回は砲撃されて破壊されたパルテノン神殿にあった装飾品のアテナと思われる壁画(確定)と女神像を紹介します。
下はアテナ(アテーナ)女神のレリーフで神殿の一部になっていたものです。アクロポリスのパルテノン神殿の美術館所蔵です。
ヘシオドスの神統記によれば、「アテナ神はゼウス神の頭頂部より武装して鎧を纏った姿で出現した。」とされています。
アテナ神は昨日も紹介しましたが、知恵、芸術、工芸、戦略を司るギリシア神話(オリンポス12神)の女神です。
もともとギリシアの地の土着の女神であったのを古代ギリシア人は、この神をギリシア人の征服と共に自分たちの神に組み込んだものとされています。(メドゥーサ信仰とやはり似ていますね。)都市の守護女神としての崇拝の歴史は、ミノア文明(BC2000年)まで遡るとされて、女神は多くのポリスで、都市守護者(ポリウーコス)の称号で呼ばれていたようです。(あくまで、都市の自治と平和を守るための女神です。)
下もパルテノン神殿の美術館からの出土品です。
説明もパンフもないですが、右手にオリーブの小枝でも持っていたのかな? と想像です。
昨日説明したポセイドンとの伝説の勝負しかり、女神にとってオリーブは平和の象徴とされていますから・・。
下も同じ美術館です。(上は風化が進んでいるので古くみえますが、下は地下に長らく埋まっていたのかな? 表情が綺麗ですね。)
下はパルテノン神殿にあった女神のフクロウです。
アテナイ神は「フクロウを自己の聖なる動物として持っている。」とされています。フクロウが知恵の象徴とされるのはここから来ているようですね。
ローマ神話ではミネルヴァ(ラテン語:Minerva)がアテナ神に対応する女神として崇拝されています。ミネルウァの神殿も都市の中心の丘の上にあり都市守護者であり、ローマ神話における知恵と工芸を司る女神であるのも同じでようです。また、ミネルヴァの聖なる鳥は、やはりフクロウです。
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