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今回はローマの休日にあやかりましょう・・。
王女と新聞記者との切ない1日の恋を描いたロマンティックな映画である。トレヴィの泉や真実の口、スペイン広場と言ったローマの観光スポットをベスパに乗って巡るアン王女の初デートのコースです。
トレヴイの泉は前回紹介しているので、今回は真実の口とスペイン階段にGOしましょう。
真実の口(Bocca della Verita)はローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁に飾られています。
直径1メートル以上厚さ15センチ以上ある1枚の円形石に2本の角を持った(恐らく)ネプチューンの顔が掘られている。
元々はローマ時代の大きな建造物の床に取り付けられていた排水溝の蓋だという。その排水溝の口の部分に手を入れると、偽りの心がある者はその手首を切り落とされると言う伝説がいつの頃が生まれた。映画ローマの休日では、グレゴリー・ペック扮するジョー(新聞記者)が真実の口に手を入れてオードリー・ヘップバーン扮するアン王女をおびえさせる・・。
壁の後ろ側が教会です。この教会はローマ時代に小麦の供給を司っていた役所の建物を利用して造られたもので、堂内のあちこちの石柱は古代遺跡すら移してきたもので床は大理石モザイクで飾られている。シンプルな古い地元の教会といった雰囲気の教会で元々ギリシャ居留民の為に建てられていたと言う事で、ギリシャ正教の方式による礼拝が行われているそうです。(写真はありますが、容量の関係で今日はupできまん。)
次はスペイン広場(Piazza di Spagna)です。
17世紀中期にスペインの教皇庁付き大使館が建てられた事でこう呼ばれるようになった。(現在はバティカン市国駐在スペイン大使館)でもこれは外国人の呼び名で、イタリア人は山々の三位一体教会(トリニタ・ディ・モンティ)の大階段(スカリナータ・デッラ)と呼ぶそうです。
18世紀になるとこの大使館周辺一帯がスペインの治外法権下に置かれ、教皇庁さえも権威が及べない場所となったそうです。それにより自由奔放な気風が残り、ボヘミアン的で、外国人のたまり場のようになっている。
映画の中でアン王女は階段にすわりアイスクリームを食べていたが、これを真似する人々で階段が汚されたのが原因か? 今は階段はアイスクリーム含む全ての飲食は禁止とされている。昔は階段横に花壇が置かれて花の季節は絵になってきれいだったが、今はそれも取りやめられた。
いつも暇な人達が座り込んでいるので、人のいない写真をとるなら朝一番で撮影に来なければ無理のようだ。階段頂上にみえるのがトリニタ・ディ・モンティ(山々の三位一体)教会とオベリスクである。階段下手前には広場とバルカッチヤの噴水がある。
トリニタ・ディ・モンティ(山々の三位一体)教会とオベリスク
教会(フランス)がお金を出してこの階段を造らせたようです。1728年完成。階段がより高く、より壮大に見えるように階段の配置も計算され、美しく描く曲線の手すりの付いたテラスはバロックの流れを受けた都市景観作造りの好例だそうです。(本当は階段途中のテラスにルイ14世の騎馬像を置く予定だったそうです。もしそうなっていたらフランス階段とかルイの階段とか呼ばれていたのでしようね。)
15世紀にフランス王がフランス人の為に造らせた教会と言われていますが、正確な年代はわかりません。2本の塔を持つ教会はフランスのゴシック建築だそうです。オベリスクは18世紀の模造品でエジプトの本物ではない。(なぜ?オベリスかわからないが、オベリスク礼賛の傾向が色々な国にあるな・・・。)
下は教会側から見たスペイン階段下のスペイン広場とバルカッチャの噴水周辺の街並みである。
階段下のスペイン広場にあるバルカッチャの噴水を紹介したがったが、写真がもう今日はUPできないのであきらめた。
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