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跳ね橋とゴッホ
マヘレの跳ね橋(Magere Brug)
跳ね橋(跳開橋 Bascule bridge)
今回は、アムステルダムの運河ではなく、跳ね橋にスポットを当ててみました。
以前「ネーデルランドの跳ね橋 」で近代的な跳ね橋を紹介しましたが、今回は旧型のオーソドックスなアムステルダムの跳ね橋と、ゴッホの描いたアルルの跳ね橋を紹介します。
アムステルダムには木造の複葉式と呼ばれるオーソドックスな跳ね橋がまだ2つ残っています。
下は、アムステル川から伸びる支流(運河)の一つに架かっています。(市役所の近所です。)
昔は、跳ね橋は川幅の狭い運河でよく見られたそうです。
構造は橋脚脇を回転軸としておもりを利用し、橋桁を跳ね上げさせるシステムだそうですで、運河に設けられた跳ね橋は、通行を許可の有無で開閉されたようです。
マヘレの跳ね橋(Magere Brug)
アムステル川に架かっています。
1671年に建造され、その後数度再建され、オリジナルの姿を保っているそうです。
とは言えこれは鋼鉄製ですよね・・。
しかも現在は、電動で橋の開閉は20分おきに行われているらしいです。
ゴッホの絵画、「跳ね橋」
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)(1853年~1890年)
下は現地の看板です。現物の写真がないので・・。アルルでは、ゴッホの題材にした場所に、こうした絵のコピーの看板が掛けられています。
マヘレの跳ね橋がゴッホの跳ね橋のモデルになったと思っている方が多いようですが、ゴッホの跳ね橋はフランス南部アルルの(中心部から約3キロほど南西の)運河に架かるラングロワ橋です。
ゴッホのアルル滞在時代、1888年に描かれた油彩画です。アルルの跳ね橋をモチーフにした作品は複数とされていて、この絵の本体がどこかわかりません。ウキペディアに乗っているのは、クレラー・ミュラー美術館所蔵の作品で、これとは異なります。
現在、アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)を再現した跳ね橋 が据えられています。
再現された跳ね橋は、運河の造りなどが当時とあまりにも異なるので、絵画の雰囲気とはかけ離れていますが、ここが本家「跳ね橋」なのだそうです。
確かに木造ですよね。だから朽ちて無くなっていたのでしょう。
何もない田舎の中で、周りに店1件もないところです。
長くなったので、とりあえずここで切り次回ゴッホの説明を入れます。アムステルダム運河も別途つづきます。
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