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オーストリア共和国(Republic of Austria)
ウィーン(Wien)
中央墓地(ツェントラルフリードホフ Zentralfriedhof)
シュトラウス家、親子の墓所(父、長男)
シュトラウス家は音楽一家で、父と息子3人がそれぞれに才能ある音楽家
となっています。
特にシュトラウス家長男で父の名前をもらっているヨハン・シュトラウスは、ウインナ・ワルツの代表的な存在で、最もウィーン的な作曲家としてあげられる一人です。
シュトラウス父子4人は、この中央墓地の特別名誉区32Aに永眠
しています。
(亡くなた年代が違うので、場所は近いですが
並んではいません。)
ヨハン・シュトラウス 1世 (Johan Strauss 1)
(1804年3月14日~1849年9月25日)
シュトラウス家
父
ウィーンで活躍した作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト。
ウィンナ・ワルツの基礎を築いた「ワルツの父」。

黒御影石のようです。
家族の中で一番古い墓なのに、一番モダンな気がします。
自ら、管弦楽団を結成し宮廷の貴族らに音楽を演奏。
私生活では家族を捨てて、愛人と蒸発。
それが父子のそれぞれの管弦楽団の対立につながったようです。
ウィーンに生まれ、1849年9月25日ウィーンで永眠。
ヨハン・シュトラウス 2世(Johan Strauss 2)
(1825年10月25日~1899年6月3日)
シュトラウス家 長男
ウィーンで活躍した作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト。
生涯で500曲を超える曲を残し、 ウィンナ・ワルツの黄金時代を確立した「ワルツ王」。

1899年6月3日:肺炎をこじらせて永眠。
代表曲は、「美しく青きドナウ」、「皇帝円舞曲」、「ウィーンの森の物語」
等。
毎年、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が元旦に演奏するニューイヤー・コンサートは、おもにシュトラウス一家のワルツやポルカなどが演奏
されます。
映像はライブで世界各国に配信されますが、会場のウィーン楽友協会の大ホールの席の
チケットは超プレミアムで、どんなコンサートよりもゲットできない 幻のチケット
となっています。
そして、このコンサートの アンコールの定番曲が彼のワルツ「美しく青きドナウ」
です。
美しく青きドナウ
第二の国歌」「シュトラウスの最高傑作」
と呼ばれる曲で、誰もが一度は聞いた事のある叙情的な曲です。
1867年作曲のウィンナ・ワルツで、 1866年に起こったプロイセン王国とオーストリア帝国との戦争で大敗し失望の底に沈んだウィーン市民を慰めるために捧げられた曲
なのだそうです。
ヨハン・シュトラウス2世の墓石は私のお気に入りの一品です。

ここにもバラが一輪・・・。
本当に凝っていて魅惑的な墓石です。お金がかかっていそうです。
友人は、作曲家ヨハネス・ブラームスの他にフランツ・リスト、リヒャルト・ワーグナー等。
凄い友達がいっぱいです。モーツァルトなどに比べると長生きしていますからね。
彼(ヨハン・シュトラウス2世)のお墓の隣は親友、ヨハネス・ブラームの墓
です。
彼のお墓の後ろ、背中合わせに父、ヨハン・シュトラウス1世の墓があります。
゛
ほぼ二人の墓の正面にモーツァルトの像の左側が見えています。
次男と三男の墓石は中央墓地の次回に紹介。
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