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ヴァイキング 11 (ランス・オー・メドウ)
ヴァイキング(Viking)
ランス・オー・メドウ(L'Anse aux Meadows)国立歴史公園
初上陸を果たしたレイブル・エイ・リックソンに続いてヴインランドを植民地とすべく向かって一行がたどり着いたのが ノーザン半島の突端にあるランス・オー・メドウだったと考えられます。
島の最北の突端がノーザン半島

家畜の放牧に適した草地
レイブル・エイ・リックソンのヴインランドの話を聞いて、そこを目指した者は他にもいたようですが、たどり着けた者は少なかったようです。
レイブル・エイ・リックソンの弟一行もそうでしたが、ヴィンランドにたどり着いたかは定かではなく、(北米かもしれない)2年定住して原住民の矢に当たり亡くなっています。(残った者は帰国)
それから ヴィンランドにたどり着いいたのはレイブル・エイ・リックソンの女傑の娘フレイディース達一行
です。
「植民地とすべく家族を含む60人の男と女5人、数頭の雄牛と雌牛1頭を連れて4隻の船で向かった。」と前に紹介したグループで、 彼らはここに2~3年暮らしたようです
。
この一行は彼女の父の建てた家にたどり着いたようですが、インディアンと戦う以前に内輪でドラマティックな殺し合いが行われています。
このあたり一帯が国立歴史公園とされています。
1960年に、ここに3軒の家と4箇所の作業場が発見され、それはヴァイキングの入植の跡地である事が証明
されたました。
発見者はヴィンランドを長年探し求めていた 探検家で考古学者のヘルゲ・イングスタッド夫妻
。
それにより、 1978年に、早くもユネスコの世界文化遺産カナダの1号に認定
されまれました。
ヴァイキングの家
どこまでが現存か復元かは定かではないですが、夫妻は 「中央に炉を備えた長方形の家屋や、火割れした石を積み上げたり、石を並べた灰穴を備えた家屋を発見
した。」としています。
ヴィンランド「葡萄の国」 ブドウはいずこ?
問題は、ここがヴィンランドならブドウが無ければならないのに 野生のブドウの北限は北緯42度。この地ではブドウは育たないのです。
(昔は今よりも暖かかったようですが・・。)
ヴィンランドは「牧草」の意味もあるのでこれでよいとする説や野生のベリーがブドウだったと言う説も浮上。
結局ここがヴィンランドにほぼ間違い無いらしい事がわかってきている
ようです。
遺跡に関して言うなら、放射線炭素測定法で居住地が1000年頃の物と判定されヴァイキングの物と確かに判定されています。
私もベリー説が有効だと思うのです。
近辺で生えていた植物と実。
もともと 北欧にはブドウは無いので、彼らが本当のブドウの木を知っていたのかも不明です。いわゆる高山植物のベリー類をもともとブドウと思っていた事は十分考えられます
。
実際 レイブル・エイ・リックソンはブドウを知らなかったようです。
彼の部下の1人がブドウだと言い張ったとして、ヴィンランド「葡萄の国」と名付けたと紹介している本もあるのです。
他の本には違う一派が北米大陸をボストン方面に辿ったとするグループを紹介しているものもありますが、 ブドウの生息で中半伝説化したヴィンランドを求める必要はない気がします。
ここに確かに ヴァィキングがたどり着いて暮らしていた事実が重要
なのです。
とは言え、ヘルゲ・イングスタッド夫妻はヴィンランドはここだと信じて発掘、発見したようですが・・・。
つづく
リンク ヴァイキング 12 ( ヴァイキングの家)
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