わたしのこだわりブログ(仮)

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2010年02月15日
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カテゴリ: 歴史の旅

​図書館が休みで本屋に行ったけれど、何もなかった・・・。
ニューファンドランド島はあまり世間に知られていないのだ、旅行書にもほとんど出ていないし・・。
今回は、ヴァイキングはちょっとおいておいて、ニューファンドランド島を少し紹介ウィンク

ニューファンドランド島 (グロスモーン国立公園)

カナダ、ニューファンドランド島(New Foundland)
カナダ、ニューファンドランド&ラブラドル州の誕生

欧州から直線距離で3000km。ヴァイキングの時代から500年おいて 1497年にイタリア人の探検家ジョン・カボットが来て以降、、ニューファンドランドにはポルトガル人、スペイン人、フランス人、イングランド人などの漁師たちがたどり着いている。
それはニューファンドランド沖合いのタイセイヨウダラ漁の漁場
として優れていたからだそうです。

後でまた紹介しますが、ヴァイキング達が植民したのは下の地図、島の最北端、ランス・オ・メドウである。
ニューファンドランド島地図

植民してここの領有権を獲得しようとイギリスとフランスが長らく争っていたようです。
南極の領有権の取り合い合戦を思い出しますが、「先に住み込んでしまった者に領有権が生まれる」と言う考え方が昔はあったからなのでしょう・・・・。

ニューファンドランドの領有権争いは、 フランスから次々取り上げられましたが、 近年もフランスが漁業権獲得の為にニューファンドランド島の島南の一部小島(サン・ピエール島とミケロン島)を死守 しているのです。(地図下方の極小の島)
フランス人すらほとんど知らないようですが・・・。

カナダ、ニューファンドランド&ラブラドル州の誕生
本体のニューファンドランドは、1713年から、1949年までは英国植民地でしたが、自治領として独立国のように長らく振る舞っていたようです。
何が契機かは解りませんが、財政的な問題もあり、1949年、 カナダへの加入が住民投票で決まった そうです。

カナダ支持派が50.50%、イギリス支持派が49.50%を占め僅差だったようですが、 1949年、カナダで最も若い領土として加入しています。
もちろんカナダ側からの大きなロビー活動があったわけですが・・・。
(もっともカナダもイギリス連邦加盟国でしたね。)

魚の輸出が主産業のニューファンドランド は環大西洋の多くの国と交易し、さまざまな文化を吸収した文化を持った島です。特殊な文化のみならず政治も経済もかなり異なるカナダへの加入です。
地理的にも隔絶している為、カナダやアメリカからも孤立している感はあるようなのになぜか? とも思いますが、 近年主産業であったタラ漁に暗雲が立ちこめ(戦後、伝統的なはえ縄漁から大規模なトロール船や底引き網漁への転換が進んだことにより乱獲で不漁に陥っている。)漁師は失業して村を去り、島民は減少 しているのだそうです。

そんな経済事情や、「ベビー・ボーナス」と言って出産時にもらえる手当などの公約が投票率をあげたようです。
何やら民主党の「子供手当」の公約に似ていますね。もちろん彼らはきちんと公約を遂行したようです。
(遂行できない無理な公約を掲げる方も入れる方も問題ありですがね。)

2つのユネスコ世界遺産
とても素晴らしいところなのに世間にあまり知られていない場所です。
観光宣伝どころか、カナダの本にもほとんど紹介されていないので仕方が無いですが・・・。
宿泊もモーテルのような所しかなく、大きな団体さんも入っていないようなので、まだ汚がされていない美しい島・・だと思います。(写真は2004年のもの)

ランス・オ・メドー(L'Anse aux Meadows)
1978年にユネスコ世界 文化遺産 に登録
ヴァイキングの入植地として今回紹介する所。

グロス・モーン国立公園(Gros Morne National Park)
1987年、ユネスコ世界 自然遺産 に登録。
プレートテクトニクスなど地球科学の歴史が見られる。

今回紹介したいのはフィヨルド湖、ウェスタンブルックポンドです。
ニューファンドランド島 4

この景色どこかで見覚えはありませんか?
ニューファンドランド島 6

ヴァイキングの故郷、ノルウェーのフィヨルドとそっくりです。
ニューファンドランド島 5

ここもフィヨルド瑚なので似たような環境は確かですが、あまりに似ている・・・。
ニューファンドランド島 3

移住したヴァイキングがここまで来たかは解らないし、彼らはそもそもアイスランドからの移民なのでノルウェーのフィヨルドを知っていたかも不明ですが、ヴァイキングの故郷そのものの風景にちょっと驚きました。
ニューファンドランド島 2

ニューファンドランド 7

グロスモーンは他にも紹介したい写真がありますが、また別の機会に・・。
ニューファンドランド 1

次回「ヴァィキング」に戻って彼らの移住したもう一つのユネスコ遺産を紹介。​
以下リンク先はニューファンドランド島を扱ったところです。

リンク ​ ヴァイキング 11 (ランス・オー・メドウ)

リンク ​ ヴァイキング 12 ( ヴァイキングの家)
リンク ​ ヴァイキング 13 (ヴァイキングの生活)
リンク ​ ヴァイキング 14 (ヴァイキングのオシャレと鍛冶)
リンク ​ ヴァイキング 15 (北方ゲルマン人の民族移動総括)

リンク ​ ニューファンドランドのプロペラ機






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Last updated  2020年10月12日 05時17分48秒
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