わたしのこだわりブログ(仮)

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2014年10月07日
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つい先頃、和食が世界文化遺産に登録されましたが、近いもので日本のお弁当も高評価があるようです。

栄養バランスを考えたヘルシーな中身は当然ですし、経済的にもGood。しかも可愛く自分らしくアレンジして行けば職場で注目です。
My弁当を持って学校や会社に行く・・と言うのはもはや日本人だけでなく、海外の若い女性達の間でもちょっとしたブームになって来ているようです。
実際、今回アメリカに住む甥の彼女からお弁当箱が欲しい・・と依頼があったのです びっくり

そもそも海外でのお弁当ブームの火付け役は、幼稚園生の母達のキャラ弁の影響もかなり高いと聞きます。(みなさんネットにすぐにアップするからね・・大笑い)

が、実際大食のアメリカの人が日本の小さなお弁当箱で足りるのだろうか? と言う疑問がわきました。
姉は大食漢の彼女がこんな小さなお弁当箱で事足りるはずがない・・と言うのです。
確かにそうかも・・。
しかもその彼女は食べる事は大好きだけど自分で料理を作る気は全くない人です。そんなに日本の冷食が普及しているとも思えない。(中身は甥が作るのかな?)
彼女の弁当箱の中身がとっても気になる私です ぺろり

サンタンブロージョ聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio) 2 (聖アンブロージョの聖櫃)

ラテンの教父(Latin Fathers)

聖域である内陣
pict-サンタンブロージョ 18.jpg
修復再建されて新しいとは言え、今まで見て来た教会とはかなり建築スタイルが違う。
この教会はラテン十字ではないが、内陣、聖域(Sanctuary)の上は8角形のドーム状の天蓋になっている。

前回この教会はロンバルディア・ロマネスク様式と紹介したが、ここから見ると2階建てのバシリカ構造で、建物内部に関してみれば円蓋式バシリカで、ロマネスクと言うよりは、初期ビザンティン様式かも・・。
pict-サンタンブロージョ 29.jpg

下は天蓋の中心の聖アンブロージョのモザイク(修復後の物)
pict-サンタンブロージョ 20.jpg
聖アンブロージョ(Sant'Ambrogio)・ アンブロジウス(Ambrosius)(340年? ~397年)

ラテンの教父(Latin Fathers)
聖アンブロージョは、 古代ラテンのキリスト教会を代表するラテンの教父(Latin Fathers)の一人 だそうです。
ギリシャ語にも精通していた彼は東方の教父の思想をラテン語で西方教会に翻訳して教えをもたらした西方キリスト教神学の貢献者で、西方の水準を高めた学者 だったようです
(もともと聖アンブロージョは、ただの司教ではなく、高学歴の法学者)
つまり教父と言うのはもともとラテン語を軸にする研究者であり神学者だったと言う事。



共にカトリック教会だけで無く、正教会など他の宗派からも聖人視されているのはキリスト教会の父として崇敬されているからなのでしょう。


内陣のドームと中央祭壇
pict-サンタンブロージョ 19.jpg

pict-サンタンブロージョ 16.jpg
中央祭壇は大理石の4本の支柱でさささえられた天蓋と、その下の台座には金箔の施された祭壇布がかけられている。
pict-サンタンブロージョ 17.jpg
祭壇後方に半円の開いた壁が見えるが、その向こうが地下聖堂クリプト( Crypt )である。

台座はあたかも黄金のレリーフで造られているようにみえるが、台座のカバーとして彫金仕立ての祭壇布が4面に掛けられているようだ。
祭壇布は9世紀、金細工師のボルヴィーノの傑作。台座自体は創建当初の4世紀のものらしい。
台座の上の天蓋にはキリストとペテロらのレリーフが施されている。レリーフは9世紀のもの)

後陣の天蓋
pict-サンタンブロージョ 22.jpg
後陣の天蓋を見る限りでは、東方の円蓋式バシリカそのものである。
ここは正教会か? と思うイコンのようなモザイク画 スマイル
pict-サンタンブロージョ 21.jpg
壁画には聖アンブロージョの仕事が記録されている。
pict-サンタンブロージョ 23.jpg

地下聖堂クリプト( Crypt )
pict-サンタンブロージョ 24.jpg

内陣下のクリプトには聖アンブロージョ(Sant'Ambrogio)の遺物が祀られていると言う。
pict-サンタンブロージョ 25.jpg
データによればここに祀られているのは聖 アンブロージョ (Ambrogio)と、
殉教者聖ジェルヴァジオ(Gervasio)と聖プロクシオ(Protaso)の遺骸らしい。
もちろんこれらは後年造られた聖櫃である。
pict-サンタンブロージョ 26.jpg
ところで写真で拡大してみても二人しかわからない。
アンブロージョ (Ambrogio)の遺物はもしかしたら水晶と銀の骨壺に収められているかも・・。

礼拝所の1つ
pict-サンタンブロージョ 27.jpg

pict-サンタンブロージョ 28.jpg
キリスト教発祥当初は神やキリストの姿をそのまま表現するなどあり得なかった事。最初は太陽のマークでシンボリックに表現されていたそうだ。
聖人の彫像はバロック期には全盛だった気がするが、本当に彫像が現れるようになったのはいつ頃なのだろう?


内陣左脇から外庭に出られる。見えるのは教会内陣ドーム(正面は右奧)
pict-サンタンブロージョ 30.jpg
右の建物がたぶんブラマンテの設計によるルネサンス様式のカノニカ (Canonica)

外庭に続く柱廊も ブラマンテの柱廊と言われるのでたぶんそうなのだろう。
ブラマンテ(Bramante)(1444年頃~1514年)
以前(2014年7月)に「ミラノ(Milano) 1 (サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 1)」でブラマンテの付け足した「ブラマンテの僧院廻廊」を紹介した事がある。
ブラマンテは寝殿造りの回廊が好きだったようですね。

pict-サンタンブロージョ 31.jpg

pict-サンタンブロージョ 32.jpg
サンタンブロージョ聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio)おわり

次回はウイーンに行く予定ですが、まだしばらく大阪に滞在しているのでイレギュラーになりそうです ぽっ

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リンク ​ サンタンブロージョ聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio) 1 (異教的な装飾)






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Last updated  2020年09月21日 02時01分33秒
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