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総務省統計局で出している「都道府県別人口と人口増減率」を見ていて気が付いた。
欧州には日本の一県よりも人口が少ない国がある
のだ・・と。
※写真はハーグの街の運河を紹介。さらにハーグ1の高級ホテルの写真も加えました![]()
日本の人口と世界の人口あれこれ (写真 ハーグの街)
日本の人口はいかに多いか
福祉国家、北欧の国の人口は日本の県レベル
ハーグの街(写真)
ホテル・デス・インデス(Hotel Des Indes)
日本の総人口であるが、1億2776万8000人。 これは世界で11番目に多い国に入る。
そして 東
京の人口は1257万7000人(ほぼ日本の総人口の10分の1
近く)
以下気になる所をあげた。
大阪府 881万7000人
神奈川県 879万2000人
愛知県 725万5000人
埼玉県 705万4000人
千葉県 605万6000人
北海道 562万8000人
兵庫県 559万1000人
福岡県 505万人 ※ 資料データは平成17年の国勢調査から
東京の人口に近い国はベルギーの1131万6000人。
日本のたった1都市だけでベルギー1国の総人数よりも上回っていると言う事実 ![]()
そして人口密度が高いのは東京だけじゃない。大阪府や神奈川県の人口に近い国がオーストリアの国、870万人。(少し少ないがスイスも824万人。)
国の面積は日本より大きいのに案外欧州の国の人口密度は低い。
さらに数字が気になったのが福祉国家と言われる北欧の国。
特に 社会国家的な福祉政策を取るスウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドの国はどうなのか?
スウェーデンの人口 988万人
デンマークの人口 570万人
フィンランドの人口 549万人
ノルウェーの人口 521万3985人
アイスランドの人口 33万0,610人 ※ データは外務省の基礎データから
どこも東京都の人口にも及んでいなかった
。
デンマーク、フィンランド、ノルウェーの人口は日本で言えば北海道や兵庫県の県レベルの人口
に近い。
しかもアイスランドに至っては日本の県庁ではどこも該当しないほど少ないのだ。
調べみたら アイスランドの人口に近いのは東京の区レベルの人口
であった。
品川区 37万2077人
北区 33万8084人
新宿区 32万7712人
むしろ東京では世田谷区87万4332人、大田区70万7455人と区単位で見てもアイスランドの国の倍以上の人口の市区町村がある・・と言う事実。
理想的だと思われた北欧の福祉国家は、人口が少ないからこそなしえる事業なのではないか?
例えば理想の福祉は何か? と言うと、
デンマークの場合、医療無料。出産費無料。幼稚園から大学まで教育費無料。高い高齢者福祉。
まさに「from the cradle to the grave ( ゆりかごから墓場まで
)」ずっと国が面倒を見てくれると言うシステム。(これはほぼ社会主義国の政策に近いくらいだ。)
しかし、現実にそんな事が日本で可能なのか? と考えると
。誰 が考えても真似るには多すぎる人口の差がそこに見えた。なぜなら 大家族の生計が苦しくなるのは必然だからだ
。
「ゆりかごから墓場まで」のイギリスの失敗
ところで 、「from the cradle to the grave(ゆりかごから墓
場まで)」とは、実は第二次世界大戦後にイギリス労働党の掲げた社会福祉のスローガン
だったそうだ。
しかし、 この政策は当然膨大な財政支出を余儀なくされた
。
そして、いたれり尽くせりの政策は勤労意欲の減退を産んで生産性も減った。イギリス は英国病に陥って破綻寸前
までいったのだ。
結局、保守党のマーガレット・サッチャーが 大幅に福祉を削減して国家財政の立て直しを図った・
・と言う経緯があった。 つまり結果は元祖イギリスでは失敗だった と
言う事だ。
※ マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)(1925年~2013年)イギリス初の女性首相(在任: 1979年~1990年)
それにしてもそれだけの社会保障を北欧の国はやっているのだから凄い。
現実に北欧の国がこれで現在も良好に進んでいるのなら問題ないが・・。
何にしても 理想の福祉を可能にするには、国家財政に対して人口がよほど少ないとか、有り余る財源があるとか、条件が付くと言う事になりそうだ。
余る財源と言えば、 北欧では高い福祉を得る為に高い所得税を払っている
。
そこそこの金額を超えると税金50%だそうだ。(それでは勤労意欲も失われる。)
スウェーデンの場合、 消費税だって高い(25%)。(
食料は12%)
(日本は消費税8%で大騒ぎ。15%でも足り無いのに・・。)
当然、物価は高くなる 。
つまり、 単純明快。理想と言える高い福祉を望むなら、とてつもなく多く税金を払わなければいけないと言う事は絶対条件になる
。・・と言う事だ。
すばらしくとも真似するにはお金がいるのだ。借金まみれの今の日本には余裕は無いね ![]()
とにかく人口密度の非常に高い国、日本。
やはり 日本独自の道を模索するしか方法が無い・
・と言う事になるのかも・・。
ハーグの街
ビネンホフ前のファーストフード店 ハーリング(haring)のスタンド

実はここはオランダ人のソールフードであるharingを食べさせてくれるスタンドである。
ハーリング(haring)とは鰊(にしん)を酢漬けにしたもので、5月末から6月にかけて北海でとれた油ののった鰊(にしん)を食べるのが中世の頃よりの伝統となっている。(最近では1年中食せるらしいが・・。)
※ (蘭 haring、英 herring)
ホワイトアスパラも5月の旬の食材。写真はパブで出されたもの。
本場のオランデーズ・ソース(Sauce Hollandaise)に合わせているのはスモーク・サーモン。
そしてこちらではシャガイモが付くらしい。
以前紹介したブリッセルのホワイトアスパラとはちょっとソースが違う![]()
低地の国・ネーデルラント(Nederland)。
国土の多くが低湿地で開拓地であるオランダ。アムステルダム程ではないが、ハーグもまた水路が多い。
雨の後のせいか? 人が少ないからか? とても静かな街に感じた。
運河のサイドは駐車場。橋の上には自転車。
日本の駅前の違法駐輪のような悲惨な状況はなく、むしろオシャレでさえある。
欄干のフラワーハンギングも美観に良いですね。
アムステルダムでは運河観光があったが、ハーグにはなかった気がする。
一部を除けば、ほぼリバーサイドに柵は無い。
落ちたら自己責任ですね。
よく見ればリバーサイドはレストランも多い。

ホテル・デス・インデス(Hotel Des Indes)

実はエッシャー美術館の目の前にあるこのホテル。ハーグ1と言われる非常にラクジャリーな5つ星ホテルです。
なかなか敷居の高いホテルなので中を安易に入って見るのは難しい。
だからせっかくなので紹介しておきます。
因みに入り口は回転扉ですが、ドアマンはいます。
もとは男爵家の邸宅として建てられたが男爵が1863年に他界した後にしばらくしてホテルに転売されたらしい。
1900年にはすでに各部屋に電話も備えられ、1902年にはエレベータも備えられていたと言う。
顧客は王族や貴族に首相などトップレベル。
まさしく古の社交場ですね。
ディナーの写真全部は載せられないので、食後のティーの部分だけ。
ケーキの後のお口直しのティーですが、さらにチョコレート菓子がたくさん付いてきました。
(日本で買ったら一個450円くらいしそう。)
しかもポットは銀製です。最近は珍しいです ![]()
アフタヌーンティーだけでも行くと良いかも・・です。でもカジュアルすぎの服装では入りにくいかも・・。
朝食でも、ほぼスーツ姿の人ばかりでした。
少し盛り過ぎましたが、分けるのも面倒なので・・今日はこれで・・。
次回チーズのお店を紹介してからデルフトの予定です。
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