マイルドなアスペの独り言

マイルドなアスペの独り言

2016.11.09
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ルーシーです。

世間の定型発達者から見た自閉症スペクトラムに対する偏見は
「危ない人。犯罪者。」とか「頭はいいんでしょ?」とか様々ですが、
私はどちらでもありません。
良くも悪くも平凡アスペルガーです。
でも、大学の図書館で

(マイケル・フィッツジェラルド著, 井上敏明監訳, 倉光弘己・栗山昭子・林知代訳. 世界思想社)
を借りて読んじゃいました。
天才性の有無に違いがあっても、社会に対する感じ方や抱えるコミュニケーションの困難さは共通するだろうと思って興味を持ったのです。

本書で紹介される偉人たちは、作家、哲学者、音楽家、画家といった立場で成功した人です。

読めば読むほど彼ら彼女らが世間から受け入れられ難い性格(ASDの悪いほうの特性)を持っていたことがわかります。
世渡りが下手で社会に適応しにくいASD者は天才性の有無に関わらず
身近な人に可愛がられたほうが得なはずですが
悉く嫌われていったという印象でした。特にモーツァルトさん。
まあ、私も母に怒られまくりの嫌われまくりで且つ同級生に「失礼だよ!」と叱られまくりなので
可愛がられる"スキル"なんてASDの特性の対極にあるのかもしれません。
また、本書で紹介された人の何人かが
「(1人でいるよりも)集団の中にいるときほど孤独を感じる」
と言ったり書いたりしていたそうで、とても共感しました。

自閉症スペクトラム者が読めば社会性の面などで共感できるし、
自閉症スペクトラムに関係ない人にとっても普通に面白い読み物だと思います。







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最終更新日  2016.11.09 18:58:06
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