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2022.06.14
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テーマ: 鉄道(25409)
451・453系:急行「つくばね」




急行「つくばね」は、上野から東北本線を経由し、小山の手前の「間々田駅」から水戸線へ短絡する貨物線を通り水戸線へ乗り入れ、結城・下館・友部を経由して常磐線「勝田駅」まで運転されていました。途中の結城までは急行ですが、水戸線内~勝田までは普通列車となっていました。(電車化当初は、下館まで急行運転をしていたようです。)

水戸線は交流電化区間のため、使用車両は451系又は453系です。東北本線の黒磯以遠へ行く急行はすべて451系~457系で運転されているため、特に注目する車両には見えないのですが、当列車は勝田電車区の車両を使用していたため、東北本線の日暮里~岩沼間では唯一見られた編成でした。
また、最大の特徴は、当時、大宮を出て最初の急行停車駅である「小山」に到達する前に水戸線へ短絡してしまい、代わりに「間々田」に停車しました。間々田駅の歴史の中でも、急行列車が定期で停車したのは「つくばね」だけでしょう。


昭和60年1月5日 栗橋~東鷲宮間にて 上り急行「つくばね」

「小山駅」を経由しなかった理由としては2つ考えられます。1つは、小山駅の東北本線と水戸線のホームの間に貨物ヤードがあり、転線に時間が掛かかり過ぎるため、直通列車としての時間的利点を優先した。2つ目は、小山駅を経由するとスイッチバックになるため、勝田電車区又は上野駅時点で列車の向きが変わってしまう。といったところでしょうか。おそらく、後者の理由の方が大きいと思います。

「つくばね」は、東北新幹線上野開業を迎えた昭和60年3月に廃止となったため、写真は最末期の頃のものとなります。ヘッドライトのシールドビーム化など魅力も半減していましたが、7両という仙台電車区所属車とは一味違った編成が、勝田電車区の急行「つくばね」であることを主張しています。




水戸線結城駅→100kmの急行券・自由席グリーン券です。
「つくばね」の名称は一切見当たりませんが、実際問題として水戸線には「つくばね」以外のグリーン車を連結した列車はありませんので、「専用」であったと言えます。
※臨時列車でお座敷(グリーン車扱い)使用の列車は運転されたと思いますが、原則指定席だと思われますので、ここでは「専用」という表現をいたします。

発行駅は水戸線岩瀬駅であり、水戸線内は普通列車の種別ですので、当然岩瀬駅から乗車することができますが、急行区間は結城駅からとなるため、表示も結城→となります。

ここでひとつの疑問が湧くのですが、「つくばね」は普通列車区間においても「普通列車用グリーン車」として営業しており、普通列車の区間においてグリーン車に乗車するとなれば、当然「普通列車用グリーン券」を購入しなければなりません。
しかし、例えば「下館」から「大宮」まで通しでグリーン車の乗車する場合、全行程で100kmに満たない場合でも「下館」から「結城」までの「普通列車用グリーン券」を購入しなければならないのでしょうか?優等列車用のグリーン券であれば、普通列車のグリーン席に座っていても問題の無いような気がしますが・・・。

読者様からの情報により、このような場合はそのまま普通列車グリーン車に乗車できる特例規定があるそうです。

国鉄時代に与野駅で1年半ほど勤務しましたが、意外とこのグリーン券は着札があり、短区間で高額ながら需要があったようです。


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最終更新日  2025.09.10 06:25:52
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