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SOHOのお気楽さを自慢したのは昨日のこと。その1日後、たった1日後のことなのに、今日は仕事で悲鳴をあげている。自由な時間を作ってしまうと、今日はいつ寝られるか(いや、寝られないかも)という状態。寝たのは朝4時、起きたの7時。体はぐったり疲れているけど、昼寝なんてやってる間があったら、締め切り直前の1本を終わらせた方がいい。ホホホ、まさにSOHOは綱渡りですわ。毎日不規則。それともこんなの私だけなのか?追い込まれている私。今日はワイドショーもじっくり見られず。CDをぐるぐるリピートして聴くのも楽しくなさそうなので、本日のBGMはインターネットラジオとなる。なるべくイライラしないようにとクラシックのチャンネルを選び、あとは流れてくる曲をそのまま受け入れる。昔々ピアノのレッスンで弾いたようなのとか、サラ・ブライトマンとか、軽めの曲がランダムに続く。仕事のテンポもまずまず。こういう“心に優しい環境音楽”みたいなのが、やはり仕事の効率をあげるのだなと妙に納得したりする。インターネットラジオはこれまであまり利用したことはなく、それもRockだったりしたもんだから、その効果の程がわからなかったのだ。使ってみるもんだ。さすがに「ボレロ」が流れてきた時には、なんかこう切羽詰まったような気分になったけど、インターネットラジオはこれからも私の生活にちょくちょく利用できそう。いいもん見つけた~。
2003年02月28日
先日ここで、SOHOってやつは…と苦しい実状をお伝えしましたが、SOHOって経営はシビアでも、ある意味気楽なところはある。働かなければお金にはならないが、自分のやりくり次第で時間は比較的自由になるということだ。打ち合わせや営業活動に費やす以外の時間は、どのように使おうが自分まかせなので、お昼休憩をたっぷり2時間取ったり、朝まで働いたから昼寝までちょっと寝ちゃおうとか、それは会社つとめの人ではなかなかできないこと。時々はそんな時間の使い方で自分の首を絞めることもあるし(ツケが夜中の仕事に回ってくるのだ)、徹夜しても終わらない仕事で自由どころか…ってこともあるけど、「会社は朝9時から夕方6時まで」とキチンと決められていないところが私には合っている。新しい店のランチに行くために、お昼休憩2時間いただきます、代わりに1時間残業しま~すなんてこと、フツー言えないもんね。なんでこんな話をしたかと言いますと、今日は朝1時間、夕方1時間、そして先ほど1時間と変則的な「お昼寝」をしたからで、誰にはばかることなくゴロリと横になれるSOHOってやっぱりイイわ~と感じたから。まあ、それは朝方まで仕事をしていたからのことなんだけど、それでもこれが会社勤めだと、残業でドッと疲れたからといって昼寝させてくださいはないでしょうから。おまけに、朝の休憩は音楽付き。昨日の「耳に残るは君の歌声」サウンドトラックを聴きながら――という優雅さです。私はどういう状況でも熟睡できるタイプなので、どうせならとボリュームをあげて大音量に包まれてのお昼寝。スヤスヤグッスリの1時間、そして午後からは打ち合わせへ。嬉しいことに、その打ち合わせで“防滴ラジオ”をいただく。「ちゃんとラジオ聴いてくださいよ!」のお言葉付きながら、クライアントの某テレビ局さん、さすが太っ腹。はいはい、聴きますとも~。今日からはお風呂の中でも音楽付きです。あと3時間働いたら、ひとっ風呂浴びてきますかね(そしてまた働くのだ…)。
2003年02月27日
かなり前のことになるけど、ジョニー・デップが好きだというと、「これはいいよ~」と勧められたビデオがある。オペラ音楽が好きならなおさら気に入るはずと太鼓判を押されていたのだけれど、なかなか観る機会のなかった作品。それが『耳に残るは君の歌声』である。これおいしいよ、このお化粧いいよ、こんな商品があるよ…といつも私の気をそそるデザイナーのOさん。この作品を教えてくれたのもおすすめ上手な彼女で、今日はわざわざそのサウンドトラックを持って来てくださる。先日、仕事で彼女の車に同乗させてもらった折、流れていたのがこのアルバムに収められている「星は光りぬ」で、「他のも全部聴きたい~!!」とお願いしておいたのだ。『耳に残るは君の歌声』は映画のタイトルであると同時に、ビゼー作曲「真珠採り」というオペラで歌われるアリアらしい。作品を観ていないのでわからないが、たぶんこれが主要な曲になるのだろう。テノール歌手サルヴァトーレ・リチートラによる3つのバージョンが収められている。何か重い背景をひきずっているような物悲しいメロディー、もうこれだけで物語性を感じるが、まだ私は映画のストーリーについてはよく知らない。すっかり作品に酔いしれているOさんは、ひとつひとつの曲から鮮明にシーンがよみがえってくるらしく感慨深げだが、一緒に感動できないのが残念。聴くのはこれからだけれど、アルバムには「帰れ、ソレントへ」「暗い日曜日」など、私の知っている曲も収められている。それらはどんなシーンで使われているのだろう。ラベック姉妹のピアノも収録。このアルバムをすべて聴き終わる頃、すぐにでも映画が観たくなりそうだ。そうそう。Oさん、よほど気に入ったのでしょう。ついにDVDご購入だそうですね。次はこちらをよろしくお願いします。
2003年02月26日
ショックだ~。3月に発売されるというサラ・ブライトマンのニューアルバム。うきうきしながら予約していたのに、今日になって「発売が中止された模様」だなんて!!そんなのありィ?あんまり好きじゃないけど、ニュースステーションのオープニングのあの一曲も入っていたらしいんだよね。世界に先駆けて日本で発売、なんて言ってたのが、今頃になって何のトラブルなのさ?クラシックを専攻する人は声楽用の声の出し方で通すものだけれど、サラはミュージカルでならしただけあって幾通りもの発声ができる人。ポピュラーからクラシックまで幅広く楽しめるところが魅力なんだよね。そして、そのどれもがイイ!!余分なビブラートがないところも好きだなぁ。お馴染みの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、「アヴェ・マリア」「バイレロ」「ラ・ルーナ」「メモリー」…うううっ。サラへの想いにひたっていたら、なおさらアルバム発売中止が残念じゃ。次はどんなだろうと期待していたんだよ。私はどっちかっていうとクラシック寄りのサラが好きだから、誰の曲で聴かせてくれるかなぁって思ってね。なのにサラ、今になってそれはないじゃない?朝は懐かしのリッキー・リー・ジョーンズなんて聴いたものだから、そのことを書こうと思っていたのに。「恋するチャック」もサラの前にはかすんでしまったよ。はぁ~。
2003年02月25日
「VOCE」はクラシックを中心に、心地よく聴くことのできる曲を、あらゆる歌手たちの歌で構成したCD。私のようなクラシック初心者にはうってつけである。その中からテノールたちの歌を聴く。ドミンゴの「清きアイーダ」、パヴァロッティの「女心の歌」、カレーラスの「誰も寝てはならぬ」、クーラの「星は光りぬ」…。いずれも人気のテノールではあるが、以前は誰が誰だか???だった私。この頃になって、やっと少し違いがわかってくる。とっても勝手なのだが、彼らの歌いっぷりから私は「この人はこんな人」とイメージづけちゃったのだ。そしたら、ああこれは誰の声ってわかるようになったのよ~。すごい低レベル?この中で一番好きなのは、パヴァロッティ。彼はどんな歌も、自分のスタイルに上手に崩す。このオヤジ、顔はおもしろいが本当に歌はうまい。で、彼の声から私は、“女好きで、セクハラだってやっちゃいます(お尻をぺろんと触っちゃうみたいな…)”――そういう好色さと色気を感じるのだ。その反対に、カレーラスからはひしひしと誠実さを感じる。彼には、“結婚するならいいけれど、つき合うなら退屈かも…”とものすごく勝手なイメージをつけてしまおう。穏やかな“いい人”は私には少々物足りない。若手のホセ・クーラは情熱家。顔も濃いが歌いっぷりも濃い(この曲だからかな?)。一途に愛を語られそうで、な~んかうっとうしい。ドミンゴはいい夫。でも、陰で上手に浮気してそうな色がチラリ。んー、その危ういバランスにそそられるわぁ…。以上、実際はどういう人なのかわかんないけど、私の中ではこういうイメージができちゃってるの。で、これでやっと声の区別ができるようになりました。ほんと、低俗ですみません。ファンの人、謝ります。お許しを~。
2003年02月24日
あ~、歩いた歩いた。もう風邪は治ったし(相変わらず声ガラガラだが)、家にじっとしているのももったいないので、今日は午後からKAI画伯とショッピング。バスで駅前まで、そこからまずは徒歩でVIVREへ向かう。古着っぽいスカートが欲しかったのと、地下にあるインド雑貨屋が目当て――だったんだけど、なぁんとそのインド屋、先月で閉店しているじゃありませんか!!しばらく行かないとこういうことになっちゃうのね。パンツの品揃えが私好みだったのに、ショックだ。他のshopをブラブラするけど、ピンとくるものなし。古着も思うようなものには出会わず。若い子の店先で見つけたジョーゼット風の薄手のスカートが可愛い!!でも似合うか???仕方ない。そこからさらに歩く歩く。途中、フレッシュジュースで水分補給、別のSHOPに入っているインド雑貨屋へ。仏像柄のシャツとか、紅い布ばかりつぎあわせたパッチワークのスモックとか、買わずにはいられない服が見つかるんだよね。ここ。今日はベージュのインドゾウ柄パンツにするか花柄スカートにするか悩んだ結果、花柄スカートに決め。いつもは紫系を選ぶ私が、今回は白地なんだよ。こんな爽やかなの初めてかも~。さっそく明日着ちゃお。ちょっとワクワクしている私なのであった。気がつけば午後5時。帰る前にAfternoonTeaで玄米茶のミルクティーを飲む。KAIはピーチティー。カフェの女の子って、やっぱり可愛いよなと働いている姿ばかり追いかけている私。もしこれが男ならかなり怪しまれただろう…。きなりの腰巻きエプロンか。欲しいな、あれ。それにしても、ああ疲れた。お店の中でたっぷり音楽は聴いたので、今日はCDもMDもなしでいいや。本日はこれにて終了。
2003年02月23日
相変わらずのガラガラ声だが、少しは回復の兆し。白ワイン効果か(?)、今日は熱もなし。そろそろ次の声楽レッスンに備えておかなければならないので、夕方ゴソゴソとCDを探す。次回から「菫」という曲に入るところなので、まずは耳で聴いてイメージをつかむのだ(←私はこの方法でやっている)。ところが、この「菫」、持っていると思っていたのだがどこにも見あたらない。んー、仕方ない。キーボードで音を拾いながら歌うしかないなぁ。「菫」を探すために、イタリア歌曲のCDに収められているタイトルをたどっていたら、ある曲のところで目が留まった。「アマリッリ」、なんと作曲はカッチーニということに初めて気づく。「アマリッリ」はイタリア歌曲の中では比較的ポピュラーだと思うんだが、誰の曲かなんて私はあんまり構わずにいるもんだからこれまで知らなかったのだ。カッチーニの「アヴェ・マリア」をご存知ならば話は早いのだが、どうだろう?この曲、とっても素晴らしいのです。シューベルトのよりも好きという人は多いはずで、私もその一人。先日まで声楽の練習曲としても歌っていた。歌詞は「アヴェ~マリア~」と最後の「アーメン」以外はすべて「ア~♪」。たったそれだけのことばなのに、驚くほど聖母マリアを深く讃えた一曲に仕上がっている。ピアノから始まって、メゾピアノ、メゾフォルテ、最後はフォルテへと山場を迎え、静かにアーメンで終わるドラマチックさも心を揺さぶる。カッチーニと言えば「アヴェ・マリア」で、それ以外の作曲はあまり知らなかったのだけれど、手持ちのCDだけでも「アマリッリ」「翼を持つ愛の神よ」「愛の神よ、何を持っているのですか」の3曲があることに今日気づいたのだ。そして、どれもがいい曲なの。ついでなのでカッチーニについて調べたら、彼は16世紀末にイタリアで起こった“歌劇運動”初期の作曲家とある。1600年にはオペラ「エウリディーチェ」を作曲している。別の資料によると、カッチーニは16世紀末のフィレンツェにあった「カメラータ」と呼ばれる貴族を中心とした文化グループに属していたらしく、そのメンバーには天文学者ガリレア・ガリレイ(“それでも地球は動く”の人。地動説を指示し続けたんだよね)の父親で、音楽家のヴィンチェンツォ・ガリレイもいたのだとか。さて、このうんちく、“何へぇ”(←あー、「トリビアの泉」を見ている人が何人いるんだろ?)いただけたでしょうか?
2003年02月22日
10数年前に独立した時は自営業だったのに、今では私のように自宅で仕事をしているのを「SOHO」というらしい。SOHOには手軽なイメージがつきもので、自宅で好きな時に仕事ができていいですねというのをイヤというほど耳にする。そうか?いや、ちが~う!!SOHOだって所詮は自営業の一形態。税金で優遇されるかというとそんなことはなくて、私は毎年青色できちんと申告しているさ。コピー機、ファックス、PC…その他諸々の経費を払う必要もあるので、最低限いくらかの収入がなくては仕事を回すこともできないし、そのために多少の無理もする。2、3年好きなことで仕事しちゃおうという気持ちでSOHOならばいいけれど、私のように好きなことだけど生活のためというSOHOの場合は一生モンの仕事として考えているから、失敗が許されない分気は抜けないのだ。ひとつの失敗が悪評を立てることもあるわけで、どんなに安い仕事だろうと責任は重く、逆にどんなに高い仕事でも自分に合わないと思ったら断る勇気もいる。はぁ~。そんな高い志を持って働いてるっちゅーに、確定申告の書類をまとめてたら腰砕けになっちゃったよ。なんだろうねぇ、この売上高は。寝ないでやったあの仕事。土日がつぶれたこの仕事。いろいろ思い浮かぶのに、ちっとも報われていないわぁ。病院行かないのに納めている高~い健康保険料だけでもなんとかならないもんですかね?グチっぽくなってしまったけど、それはたぶん熱のせいです。今日は薬のおかげで4時間ほど熟睡。起きたら、TVでテツ&トモの「なんでだろ~♪」が流れてました。今、すごいヒットしてるらしいけど、礼儀正しい彼らを見ていると、ほんとうによかったねぇと言いたくなる私。苦労しただろうなとか葛藤もあっただろうなとか、そんなウラばかり考えちゃうんだよね。芸能関係の仕事も、一種の自営業でしょ。人気と収入は比例するし、成功者とそうでない人の差は大きい。人気を保つためには多少の無理は必要で、仕事ひとつひとつの責任も重いはず。仕事をセーブしましたとにこやかに言えるのは、それは公務員だったりサラリーマンだったりで、「有給」やその他諸々で守られているからなんだよね。仕事量に収入が跳ね返っちゃうSOHOはやっぱりキツイって。ううっ、本当なら病気にもなれないとこなのになっちゃったよ。でもお休みも今日だけね。明日からはまた仕事だ仕事。取引先の皆様ぁ~、優しくしてねん。
2003年02月21日
実は私、生まれ変わったらオペラ歌手…と決めている(この生涯のうちではかないそうにないので)ほどの美声の持ち主なのだが(誰も認めちゃくれないが)、今もうとんでもないことになっている。出ないのだ、声が。大学の頃から毎年一度、声帯をやられる魔の一週間がやってくる。原因は風邪。他はなんてことなくて、ただ声が出ないだけという時もあるが、今回のはたちが悪い。3日ほど前に夜中まで仕事をしていたら、午前0時を回った頃からどんどん声が出なくなり、朝には絞り出すように発するのがやっと。目の使い過ぎか、妙に肩が凝るなぁと思っていたら、そっちは関節痛に発展してしまった。暑いのか寒いのかわからないでいたのは天候のせいではなく、私の熱のせいだと判明。計ってないのでわからないけど、節々の痛さとボーッとする感じ、これは少しばかり熱がある証拠だ。今日は朝仕事をすませ、お客様を迎え、午後からは参観日と懇談会に出席した。そして、夕方から何件か電話で仕事の対応した後ついにダウン――。悪い友人が、風邪なんて白ワインを飲んだら治っちゃうと言うので、フランスのを1本買ってくる。何にしようか選ぶのさえ面倒なので、ラベルが一番シンプルなのに決め!!イタリア産は私には当たりはずれがありすぎるため、今日はパスした。そんな一日だったので、音楽聴く余裕はありません。なんだか耳もクリアじゃない感じ。自慢の美声を披露することができないのが何より残念。鼻歌さえ出てこない今の状態。ふ~っ、いつまで続くのかしらね。
2003年02月20日
卒園・卒業シーズンだ。「思い出」がキーワードになるこの季節、KAIの学年(小2)でも生まれてこれまでどんな出来事があったか、どんなに人に支えられてきたかを学ぶ時間があるらしい。0歳から5歳まで、あまり記憶のないこの頃にどんなことがあったのか、記入するシートを持ち帰った。おうちの人に聞いて書きましょうというのだが、こっちにしてみれば必死だった子育て期間。一日一日が精一杯だったんだろうね、あんまり記憶には残ってないんだよ。でも、私はやっぱいエラいね。子供が生後半年頃から幼稚園入学頃まで、日々のネタをマンガにして取っておいたのだ!!これを見れば、どんな事件が起こったか一目瞭然。「そうそう、こんなこと言ってたわ」とか「こんな遊びやってた~」とか、いろんなことが書いてあるのだから。今まで見せる機会もなかったんだけど、これをKAIに見せたら、ヒドイ!!を連発。死んだふりして子供の反応を見る姿や(←もしもの時に備えようと思って…)、真珠の指輪を食べたと勘違いして子供を逆さ吊りにしちゃったこととか(←吐かせようとしたんだよぅ)、嘔吐下痢で脱水症状になってはじめて病院に行ったこととか(←だって、どの程度で医者に行けばいいかわかんなかったんだもん)、いろいろやっちゃってたのだ、私。まあいいじゃないか、こうして元気に育ったんだからとすべて笑って収めたつもりだけど、KAIは許してくれたんかね?私の幼児期、この時期になると思い出すのは幼稚園のことだ。引っ込み思案で、ひとりでお絵描きするのが好きだった私は、友達との思い出は薄い。みんなが無邪気にやってるお遊戯が妙にはずかしかったこととか、なんであんなにはしゃがなきゃならないんだと男の子を見下していたこととか――とにかく可愛くなかった。その中でよーく覚えているのは、卒園をひかえた頃に先生が歌った「四季の歌」だ。お帰りの用意をして静かに体育座りをして待っている時、その先生は言ったのだ。「これから特別に先生の好きな歌を教えてあげます。でも、これは大人の歌だから、すみれ組さんにだけこっそり…よ」と。そして(たぶん)小さい声で、四季の歌を歌ったのだ。 春を愛する人は 心清き人 すみれの花のような ぼくの友だちささの先生は、すみれ組だったからこの歌を教えたんだろうか。それとも、毎年こんな風に「秘密よ」と歌を歌ってみせたのだろうか。それにしてもスゴイ効果。こんな大人になっても、あの出来事は忘れないのだから。ほんと、先生参りました。
2003年02月19日
懐メロだ。スペースシャワーで、D・ボウイの「チャイナ・ガール」が流れてた。もう歌の最後の方だったけど、いいタイミングでTVつけたもんだわ。ロッキン・オンとかそんな音楽雑誌を読みあさっていたのは中学生の頃だ。洋楽は小学生の頃から聴いていた――が、そのきっかけがベイ・シティ・ローラーズというのは、今となってはちとはずかしい(赤面)。ピストルズもキッスもクィーンもストーンズもツェッペリンもDeep Purpleも、みんなそんな子供の頃に聴いていた。ミュージシャンとしてはリッチーが好きだけど、つき合うならやっぱりポールね。でも、結婚するならR・スチュワートかD・ボウイと決めたりして、ならばやっぱり英語力は大切だと一人で納得していた(ポールが恋人止まりだったのはKISSが将来性があるとは予想もしてなかった証拠。完全に読みを誤ってたな~)。勘違いしたまま夢に突き進んでいたら、今頃私は日本にいない。オノ・ヨーコ生活を送っていたはずなんだよな。最初に戻るけど、D・ボウイ――あの神経質そうな顔はちょっと好みなんである。細身でおしゃれ。人まねじゃない“時代の先取り感”も実にスマートだったしね。「チャイナ・ガール」もいいけど、私は今でも「FIVE YEARS」を聴くとゾクゾクするのよ。古ければ古いほどかっこよさが際だつ、それがD・ボウイのすごさかも。
2003年02月18日
画家・藤田嗣治の生涯を語る再放送をやっていた。藤田の描く乳白色の肌は美しく、大原美術館が所蔵する『舞踏会の前』にはいつもうっとりさせられる。その肌はビスクドールのようにも見えるが、どこか日本画的な――おそらく当時のモンパルナスの画家たちもそこにオリエンタルな匂いを感じ、藤田にしか描けない独特の世界に嫉妬したことだろう。藤田が活躍した時代にキキというモデルがいた。写真家マン・レイや画家キスリングの作品にも登場する人気モデルというのは有名な話。私は、高校生の頃に新聞の日曜版にマン・レイの写真と、藤田が描いた横たわる裸婦が掲載されていたのを見て、初めて知ったのだが。キキは多くの芸術家に愛されただけでなく、彼らを育て、力となった太っ腹な女性だ。この時代に多くの画家たちが育ったのも、理解の深いキキのような人間がいたからだ。おかげで素敵な画家が多く誕生した。藤田と隣り合った部屋に住んでいたモディリアーニも、スーティンも。当時のカフェやバーの賑わいは知らないが、番組中にはパリの街角を思わせるアコーディオンの音楽が流れていた。まだ作品が認められない時代、藤田は自分のコートや服を売り、「飼い猫のエサにするから」と買ったモツでスープを作り飢えをしのいでいたのだという。アコーディオンの音色は楽しそうでもあり、切なそうでもあり、“お金はないが好きなことをやっている”画家たちの不遇の時代を表すには、ぴったりの楽器ではないか?
2003年02月17日
午後は実家でダラ~ッと過ごした。体力低下か、日頃の運動不足か、昨日の疲れはスグに取れない。明日からの忙しい1週間に備えて、今日はひたすら寝て過ごす。寝た寝た、よーく寝ましたさ(笑)。ダラけた親に比べて、子供の回復力というのはすごい。同じだけ歩いて、同じだけ(いや、それ以上に)騒いでいたのに、いつもの時間に起きてテレビなんか見てるんだから。昼には吉本新喜劇、夕方には笑点で大爆笑。こっちにはそんな元気さえないのに…。寝るだけ寝たら、父の運転で自宅まで帰る。父の車にCDオーディオはなく、いつもラジオかテープ。子供の頃にハリーベラフォンテだとかビートルズを聴かされたり、カラヤン全盛の頃には何枚もクラシックレコードを集めていたり、何年か前にはシタールという楽器の音楽に凝ってみたり…そんなことはあったけど、父がどういうジャンルが好きなのかよくわからない。だから、ノンジャンルで流れるラジオをそのまま受け入れているていう感じで、演歌もクラシックもJ-POPもなんでもアリなのだ。今日は、ずっと昔キャロルキングが歌っていた「君の友だち」が流れていた。やさしいけど、ちょっとほろ苦い感じの歌。歌詞がよくわからないので、どういう内容なのかは理解できていないけれど、そのイメージははじめて聴いた時からずっと変わらないでいる。何という人が歌っているのか、今日の「君の友だち」は、キャロル・キングのよりちょっぴり明るかったなぁ。でも、自分の好きだった歌が、こうしていろんなバージョンで歌われているのを聴くのは、なんとも楽しい。こんな風にアレンジしなくたって…というのもないわけじゃないけど、歌い継がれていくってのはやっぱりいいよね。
2003年02月16日
行って来ました、USJ。2度目だというのに、朝から夜まで居座って、ほとんどのアトラクションで楽しんでまいりましたよ(まだ2月というのに全身ずぶ濡れになりながら…)。ET、ターミネーター、ジョーズ、ジュラシックパーク、バックドラフト、バックトゥザフューチャー…。一日中映画の世界に浸ったおかげで、頭の中はスクリーンミュージックでパンパン。これ以上頭の中になぁ~んにも入りそうにないわという状態で帰路に就いたら、途中で道間違えてmiraicciファミリーはなぜか淡路島に。ギャ~ッ。私は早く帰って爆睡したかったのだ。なぜよ?なぜ淡路島???でも、せっかく渡った明石大橋。通行料払うだけってのもクヤシイので、もう無理矢理って感じで淡路サービスエリアで夕食を。家でお茶漬けでもなんて考えていたのに痛い出費だ。あぁ~、精神的ダメージでもうぐったり。たまの家族サービスだからさ(ってそれはダンナのセリフだろ!)、そんな失敗もひっくるめてすべて笑って終わらせたわよ。はー、でも疲れも限界。ハリウッドよ、今日はほんとにありがとう。もう寝ます。
2003年02月15日
キーワードは、シェイクスピア、エリザベス朝、イギリスの古典音楽…。およそ私には似つかわしくないかもしれないが、今日はリュートの話を。仕事の打ち合わせを終えて、凄腕デザイナーTさんの「家まで送るわ」というお言葉に素直に甘えさせていただいた。KISSからオペラまで幅広く音楽を愛するTさんの車には、いつも知らない曲が乗っかっている。今日は「リュートの曲、聴く?」だった。リュート。ギターやマンドリンに近い形で、優美な古典楽器。気品あふれる貴族の音楽というイメージ。私のありったけの知識でリュートを表現するとこんな感じ、かな(知識が乏しすぎるので、それ以上のことはご勘弁)。そのリュートを奏でるのはつのだたかし氏。「オフィーリアの歌」というそのCDは、冒頭のキーワードを綴ったものだ(と私は勝手に理解。なにしろ車の中で解説書をななめ読みしただけだから…)。リュートに合わせるソプラノは波多野睦美さん。これまた澄んだ天使の歌声、美しすぎる!!おかげさまで、私のよこしまな心は、これですっかり浄化されました。ほ~ら、その効果はまだまだ続いておりまして、只今、映画「ショコラ」で優しい気持ちに浸り中。おまけに泣いてるよ(うひょ!!)。かっこワル…。こんな私にしてくれて、Tさん、感謝っすよ。
2003年02月14日
眠気と戦う。そして破れた…。夕方から1時間、仕事の合間に昼寝。昼食後に30分ばかりウトウトしていたから、今日は2度目のお休みタイムだ。おかげさまで仕事の依頼はコンスタントにあり、不況不況と言いながらもなんとか忙しくやっている。BBSにこまめにレスできるのも、ずっとPCの前に座っているからなのだ。誰かと会話しているみたいでイイ息抜きなんだよね。パン、ヨーグルト、フルーツ…といった簡単な朝食をKAIのために用意して、私には牛乳入りのコーヒー。その間に洗濯機を回し、学校へと送り出した後に洗濯干し――というのが、いつもの朝のはじまり。新聞にざっと目を通したら、窓を開けて掃除(といっても掃除機で吸い込むだけ)。洗い物をすませて、机を上をざっと拭き、再び新聞を読み始める頃には9時を回ってる。朝7時からテレビは延々ワイドショーで、どうして自殺したんだとか梨園の常識とはとか、まったく北朝鮮はどうなってるんだ――とかいうネタを3つのチャンネルで順々にチェック。ついでにHPもチェック。そしてこっから先は仕事人としての時間。もう頭が回りませ~んと匙投げ状態で残してある仕事の続きだけど、朝は頭の回転がいいんだよね。スラスラ仕事がはかどっちゃったりするので、自分の才能がコワくなる時間帯でもある(笑)。ワイドショーの終わったこの時間はもっぱら音楽。今日は椎名林檎、UA、クレイジーケンバンドで過ごす。最近お気に入りの面々だ。寝るのは大抵午前2時を回ってる。3時までには寝るようにしてるけど、締め切りを延ばしてと言えないこの性格が災いして新聞屋さんのオートバイの音を聞くこともある(コピーライターなんてスマートな仕事だと思ったら大間違いだ!!!)。昨夜は就寝2時だったので、私的にはしっかり寝られていたハズなんだけど、とにかく今日は睡魔がキョーレツ。うう、でももうこんな時間。リミット迫る。睡魔がどうのと言っている場合ではないんだよね。切羽詰まったところで、今日はおしまい。仕事がんばるじょ~。
2003年02月13日
春は一雨ごとにやってくるんだそうだ。そういえばこの頃暖かい。黒いコートはいかにも寒そうで、そろそろ明るい色もいいかも…なんて思う。花屋の店先も明るくなってきた。寒いうちは育てる自信がない植物も、これからなら何とかなりそうな気もするし。パンジー38円、底値だ。好みで選んでいたらいつも紫系ばかりになるので、うすい黄色や白、淡いピンクも取り混ぜて、15~6ポットばかり買ってみる。サクラソウに似たピンクの花や、小さな鉢に咲いている水仙も。春が訪れる頃、毎年こんな過ちを繰り返している。鉢に植え替えて「うわぁ可愛い!!」で私の満足度は120%。翌日にはそれが並の100%になり、あとは「水やり面倒臭いよ~」に変わるのだ。我が家の庭は日当たりが悪い。南向きなのだが、太陽がいっぱいになるのは夏ぐらいで、後のシーズンはジメジメ過ごしている。ガーデニング奥さんたちが「私の庭見て!!」と雑誌でやってるやつを眺めては、ああ~我が家が日当たり良ければこんなのもできるのにと思うんだけど、もしそうであったとしてもこの性格だから絶対そうはならないハズだ。荒れ放題の庭が美しく輝く一瞬。それが今なのだ!!けれど、植物というのは健気なもので、昨年植えて忘れていたアネモネやムスカリがきちんと芽を出している。今日初めて気づいたよ。水もやらなかったのに、律儀だね。エライね。まあ、そんな具合に今朝は春を感じていたのだ。テレビではアムロが歌ってる。春、いいスタートを切ったなと思えるAIとのUh,Uh,,,,。小室は高音ばかり出させていたけど、彼女は今のあの音域がいいと私は思う。ヘタクソっぽく聞こえていたのは、自分の音域じゃないのにムリして声出していたからなんだろうな。元々リズム感はありそうなんだから、R&BとかHIP HOPとか似合うしね。今、ちょっと見直してるんだよな…。
2003年02月12日
昨年の誕生日にCDプレイヤーを買ってやったら、100円ショップで集めた落語CDや、私が前々から持っていた落語テープで充実した“落語ライフ”を送っていたKAI(これでも小学2年生)。ところが、最近では私の音楽CDをひっぱり出しては、これが欲しいあれを貸してくれとやたらとせがむので、それなら――と彼の好きな曲を集めたオリジナルCDを作ってやることにした。KAIが学校に行っている時間、前々からうるさいばかりのリクエストがあったのを思い出しながら、これも入れようあれも…と組み合わせてみる。時代劇からクラシックまで、KAIの聴きたいやつをすべて網羅してやる。フフフ…きっとかあちゃん、尊敬されるぜ!!気がつけば、すごいオムニバスができあがっておりました。オープニングはEGOの「くちばしにチェリー」。かっこいい出だしだが、次は「ああ、人生に涙あり(水戸黄門)」。オペラ曲あり、南米風あり、沖縄ミュージックも…。「木枯らし紋次郎」が流れたかと思えば「映画・ピアノレッスン」が流れたりという、予想のつかない作品集。締めくくりは「大江戸捜査網のテーマ」。なんだ、こりゃあ~???今日は車でお出かけ中、そのCDを流していたら、普段は音楽について興味を示さない姑が「これは…何…?」と唖然していた。統一感がなさすぎて落ち着かなかったんだね。私も同感。あっはっは~、これ、失敗ってやつ?まあこれで、私が音楽プロデューサーになる力量がないというのはハッキリしたわけで。ジャンルが広すぎってのも問題だわね。時代劇にクラシックはやっぱり異色だ。でも、KAI自身は――といえば、どうやらこのセレクトには満足しているらしいんだよね。「うわー、ハバネラだ」とか「おれは、Gせんうえのアリア好きだなぁ(ちゃんと読め!それはG線上のアリアだぞ)」とか言って喜んでる。一体どういうセンスしてんだか…(お前が言うな!!)。
2003年02月11日
腐っても鯛。バブル過ぎてもゴッホ。絵の質はどうであれ、ゴッホはゴッホなんだよね。このご時世に3000万ぐらいの価値の絵が6000万円超えて売れるなんて、スゲー。会社のCM効果という意味では安い買い物ですよとワイドショーのコメンテーターが言っていたけど、そう思えばそうだよね。露出度だけ多くてインパクトが薄いタレント使ってくだらないCM作るより、この1本の“CM”は絶大だ。テレビは男気のある社長に上向きな会社を大々的にアピールして、地元への貢献度もバッチリ。これ、どこかの広告代理店が仕込んだ戦略じゃないよね?――でも、それだって経営が好調で、資金繰りに余裕がなくっちゃできない話でさ。ダメダメ経営者の私にゃどう背伸びしたってムリ。ほんと、いつになったらゴッホが買えるかね(いらないけど)?まあね~、自分の老後のためにさえも貯蓄できない私のこと。お金にはこれまでもこれからも縁なんてないさ、コレデイイノダ!!そういや、クールにお金の歌を歌っているZEEBRA。今朝は彼の特集があったのでBGMに拝借。くぅ~っ、かっこいいぜぇ。Doubleと一緒に演ってる映像なんて“大人の豪華”って感じだったわ。いいねぇ、いいねぇ。大きな会社の社長さんになるためには、きっとこんな時間を割いて会合とかにマメに顔出さなきゃならないんだよね。だったら、ムリムリ(笑)。私は一生コツコツ働いて過ごす人生選ぶわ~。
2003年02月10日
腰が痛い…腰が痛いよ…。ああ、なんでなんだぁ~と寝返りを打ったら、「そろそろ起きたらぁ?」とKAI。今何時だ?えっ、9時はとっくに過ぎてるの?なんだー、たっぷり寝ちゃったぞ。KAIがすぐにラジオをつける。げっ、朝からカーペンターズだよ。優雅だな。優しくさわやかな日曜日のはじまりってワケか。ぼーっとしたまま1階に降りる。このとき初めて時計を見たんだよね。げーっ、もう11時前じゃないかぁぁぁぁ。もうこれは主婦にあるまじき、だね。ああmiraicciのバカバカ。腰が痛かったのは寝過ぎが原因か。な~るほど~!!うちは「自分のことは自分で」が基本なので、ダンナは勝手に服を選び、勝手にコーヒーを沸かして出かけてしまう。朝食は食べない主義。そして、日曜日はいつも出勤だ。おかげで日曜日は文字通り天国なのだ。それにしてもこんな遅起きとは、人間としてダメさを感じるね…。仕事で疲れてるんならまだしも、前日も夕方から実家でグゥタラしてただけに罪悪感も募るのだ。反省反省。とかなんとか言いつつ、今日は一日ゴロゴロ過ごし、出かけようと思っていたギャラリーにも行かずじまい。KAIはひとりでさむらいの扮装をして遊んでいたらしい。おバカだね。は~っ、そろそろエンジンかけようかと思った頃には「笑点」のオープニング。日曜日が終わりました(泣)。
2003年02月09日
好きなミュージシャンは?と聴かれたら、たくさん名前が出てきて困っちゃうのだけれど、私の中でいつも上位にいるのがサラ・ブライトマン。そして、日本人ならUAとCharaだ。UAとChara、歌のセンスも素敵なのだけれど、役者としてもいい味出している二人。くちびるの厚い個性的な顔も、きっと私好みなのだ。今日は、UAのアルバム「泥棒」を聴いた。誰とも重ならない新しい響きを感じるのに、斬新さや奇抜さとは対局にある安定感やベーシックさを漂わせる――それが私のUAに対する印象だ。それでいて彼女の声にはインパクトがある。だから、UAを最初に聴いた時からその声に惹かれてしまったのだ。その上、UAの作る歌は美しい。風が吹き、雲が流れ、夜はどこまでも黒く、花は紅く、切なく、太陽はまぶしいほどの光に満ちている。キーワードは地平線、北風、小石、カエル、土星、温度…etc…耳にした瞬間にぱあっと風景が開けていくような、この単語選びのセンス。自然と心情が直結するような、まるで俳句みたいなUAの詩。あぁ~、この感性。私にも分けてもらいたいぐらいだ(泣)。アルバム「泥棒」にもそんなUAの世界が繰り広げられている。収録曲「記憶喪失」ではベースの重い響きが効果を加えて、気がつけばUAの懐深くにぐいっと引っ張り込まれている感じ。ここで深みにはまったら、なかなか抜け出せないよ、きっと。しかも1曲目なのである。ご注意あれ――。
2003年02月08日
いや~、すごいもの見ました。久々のカルチャーショック。こんなにヘヴィーな世界があったとは…!!私、今日はご老人衆に混じって大衆演劇場に足を運んできたのですよ。岡山市の中心部にあるO商店街。このはずれに古い1軒の大衆演劇場がある。ここに広がるのは義理と人情と魅惑の世界――ってことは想像はしてたけど、なにしろ入るのは初めて。そして、私がベールの向こうに見たものは…!!開演12時。友人と勇気を出してこの劇場に飛び込んだのはそれより30分以上経った頃だった。すでに芝居は始まっていたけれど、ストーリーはかなりシンプルなので、すべてを見なくても想像はつく。他の金持ち男とデキちゃった女。ダンナと子供がじゃまになったので、殺してくれと金持ち男の舎弟に頼む。ところがこの舎弟、大金を積まれて引き受けたものの子供の顔を見るとふたりを殺すことができず、金をそっくり渡して逃がしてしまう。数年後、3人の前に現れた元ダンナは裏切ったふたりをバッサリ切り捨てて、めでたしめでたし。おばあちゃんたちは芝居の合間に拍手し、笑い、うなずくが、私たちは「え、今拍手する場面なのか」とひたすらまわりに合わせる。ううむ…なんか馴染んでない。平均年齢19歳だったか、とにかく若いこの一座を率いる座長は17歳のホスト風美少年。結構私好みだったりする。その後も歌謡ショーあり、踊りあり、若い座長は男前な上にエンターティメントとはなんぞやを心得ていて、おばあちゃん心をしっかり握って離さない。ご祝儀袋を胸元にしまい、芝居や歌の合間にはチラリチラリと流し目攻撃。ううっ、ここで目をそらすのもハズカシイので私は無表情にその視線に応える。まるで悪いホストにひっかかった中年女だ。極めつけは、会場のすべてのお客に握手をしながらの歌披露。ええ、私もしましたともさ。だって全員、ほぼ強制なんだもん。手にはしっかりと香水の香り。いくつになってもお客を女扱いしてる…もうホストの鏡だね(ホストじゃないって!!)。歌ってる曲も踊ってる曲も、芝居の中のBGMも、一体何の歌なのかわかんなかったけど、あの目のおかげですべてが艶やか。女形演った時のあでやかさ、はかなさ。流し目効果は抜群で、へたな演歌もこういう一座とタイアップして売っちゃえば地方営業やるよりいいかもよ、とさえ思える。すごいぞ、大衆演劇パワー!!3時間半もの公演が終わって外に出たら、一座のみんながお見送りだ。なんというフレンドリーな!!そこでお客全員と握手を交わすのだ。大サービス、普通の芝居じゃ考えられないぞ。駐車場に向かう友達と私はクタクタで、「すごかったね…」しか言葉はなし。これだけ楽しめて(?)たったの1500円。大衆演劇は、ショーパブやホスト通いするより、健全にそしてお安く楽しめる大人の社交場だったのだ。どう?あなたも試しに行ってみる?
2003年02月07日
ヤバいことになっている。太り続けているのだ、確実に。夏頃からジーンズが入らなくなってきて、あれあれれ…と思ううちに食欲の秋。冬にはセーター着たら腕や背中のムッチリが目立つようになっていた。ヒャー。もちろんお腹のポッコリは隠せない。少し太めだけどベルトでギュッと絞めたらいいさと前年に購入したパンツが、ベルトなしでぴったりだし、今年用に購入した黒のスカートは、たしか自分のサイズのハズなのにもうはまらない(泣)。自分で自分の成長ぶりにあきれ果てた。どうすりゃいいんだ…。ハタチの頃の私は、今じゃ信じられないが40キロもなかったんだよ、体重。スリムのジーンズはいてもスリムに見えなかったんだもん。ああ、これじゃ綾小路きみまろネタだよ。楽天さんにはこれまでいろいろお世話になりました。勝手に腹筋運動してくれるなんとかジムニックも買ったし、テレビ見ながらゴロゴロするだけで運動できそうだからと大きなゴムボールも買った。最初は効果あるんだよね。めずらしくって毎日使うから。ただ、忘れていたのよ。自分が飽き性だってこと。でも、このまま成長するわけにはいかないよ、さすがにね。で、以前飲んでいた時におそろしいほど便が出て、ポッコリお腹が解消した「お茶」を再度購入(私はこれを“うんこ茶”と呼んでいる。なにしろ効果絶大なのだ)。これにかけることにした。でもねー、運動しないってのも何だから、今日は洋楽など聴きながら腰だけを動かしてみました。確定申告のこの時期は、会計の仕事に追われている私。イスに座ったまま腰だけ動かして、これにどれほどの効果があるかは知らないけれど。夕方、近所のおばちやんに会ったら「あなた痩せたんじゃないの?」。ええっ?「いやー、もう太り過ぎちゃってせめて5キロは痩せないと…」「あーら、私なんて15キロはやせなきゃダメなのよ~。でも年とって痩せすぎはみっともないしねぇ」。ああ、このままおばちゃんの世界に飛び込んで行こうかしら。きっと気は楽になるぞ。
2003年02月06日
聴いていないCDがあったことを思い出した。クラシック番組の懸賞でゲットしていたのが、そのままになっていたのだ。いや、聴くには聴いた…んだけどね。最初の何分か。だけどつまらなかったので、今度聴こうと先延ばしにしていたら、そのまんま忘れていたのだ。カザルスというチェロ奏者。クラシックのことはあまり詳しくない私、チェロとなるとまったく???の世界。女性が弾いているのをみるとカーッコイイと思うし、楽器の音も好き。だからと言って、チェロにのめり込むほどじゃないし。こういう機会でもなければ、チェロ曲との接点なんてないままだったかも。そんな私だから、確かにこのCDは退屈だった。最初は…。ハイドンの「チェロ協奏曲第2番ニ長調」、同じくハイドンの「ピアノ三重奏曲ト長調」。耳障りではないけれど、あんまり好きじゃない。軽いBGM程度に流していたら、曲が変わったところで私の耳が反応した。ピクッ!!あ~コレ好きだぁ。CMか何かでも聴いたことがある。誰の作品か知らなかったけど、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調」とある。いい、これはいい!!私はきっとハイドンと相性が悪いのだ、と勝手に理由づける。チェロはいいですな。いや、ほんと。“バッハよありがとう”って感じだ。終わるまで仕事の手を休めて聴き惚れた。楽器にはイメージがある。ハープは浅い小川の流れだし、フルートは鳥がさえずってる青い空、ヴァイオリンは木のイメージで、それも空に近い場所。そして、チェロは木の根元から大地にかけて(いや、これはあくまで私の勝手なイメージなので…)。チェロの深く厳かな音色を、バッハのこの曲はクラシック音痴の私にも肌で感じさせてくれる。やっぱりバッハはすごいなぁ~。なんて言うとハイドンには失礼?ところでカザルスって誰?そのままにしとくのも気持ち悪いので、一応解説書に目を通しました。パブロ・カザルス。スペイン生まれでデビューは1904年。ヒューマニストとして音楽活動を展開し、国の政権(フランコ政権)に反発してスペインから亡命。後にイギリスでの演奏活動中、イギリス政府が自分の気持ちを反映させてくれて、フランコ政権に何らかの措置を取ってくれるだろうと思ったのに、なーんにもしてくれなかったから怒ってツアーを中止。ついでに引退しちゃったという変わり者だ。骨がある人なのか、ちょっとワガママなのかこれだけじゃ判断つかない。だが、彼は20世紀を代表する演奏家のひとりなのだそうだ。
2003年02月05日
明日は歌のレッスン日だったのだけれど、先生の都合で来週に変更。よかった。明日ということ忘れていて、全然練習してなかった私は、ホッと胸をなで下ろしましたよ。思えば、この趣味だけは私にしては長く続いている。かれこれ4年目になりますから。初めてのレッスン日。まず何の歌からやりますか?と言われて、イタリア歌曲も何も知らなかったものだから「おまかせします」と答えたら、じゃこれは聴いたことがあるだろうからと渡された楽譜が「Ombra mai fu」。イタリア歌曲の本には邦題で「樹木の陰で」とありますが、私は持ってるCDの「なつかしい木陰」の方が好き。イタリア歌曲は、どれほど狂おしく愛しているかを歌う情熱系が多いのだけれど、この歌はとても涼やかなのです。 私の好きなスズカケの木、その柔らかく美しい葉よ。 運命はお前たちに輝いている…という意味の歌詞ではじまるこの歌は、最初から最後までゆったりとやさしい調べ。「なつかしい木陰」というやわらかなタイトルがふさわしく、歌うたびに聴くたびに、おだやかな風景が広がっていきます。作曲はヘンデル。先日、カウンターテナーについて書いた日記の中で紹介したマリリン・ホーン。彼女が歌っているCDがあって、それはどんなヒーリング音楽よりもリラックスできる1曲。たぶん頭の中はものすごいアルファ波状態なんじゃないかなぁ。少しだけ木漏れ日、スズカケをさらさらと揺らす微風、木の根元で居眠りをする私。他に音は何もなく、おだやかな時間だけがゆっくりと過ぎる…そういうイメージ。初めてのレッスンでいい作品に当たった。いくつも素敵な作品に出会ってきたけれど、これは特に思い出深い。あの頃より少しは上達したのだから、もう一度きちんと歌っておきたいなぁ。
2003年02月04日
Sちゃんとは高校時代からの親友だ。そして、私にとってはたったひとりの親友だ。仲のいい人は多いが、相手が私を親友と思っているかどうか自信がない。大学時代、社会人、子供を産んで…と、時代を経るたびに広がるつきあいはあるけれど、「あなたと私は親友同士」などと確認しあうことはないので、わからないのだ。そんな“青い”ことができた高校時代にSちゃんと出会えたことは、今思えばとてもよかった。Sちゃんはピアノがうまかった。早々にピアノに見切りをつけた私と違い、彼女は大学受験も音楽でのぞむことにしていた。当時の国立大学の受験方式では、共通一次試験で大体の合格ラインが決まり、二次で得意科目で希望大学を狙うというシステム。音楽では歌の課題もあり、Sちゃんは声楽の先生から「Caro mio ben」での受験を勧められていた。当時の私にはオーソレミオ以外にイタリア語の歌なんて初めてだったし、うわぁかっこいいなぁと憧れた。初めて見るイタリア歌曲の本にはいろんなことが書き込まれていた。(私もずっとピアノを続けていたら…と、ちょっとだけ後悔もした。私にはコレといった得意教科はなく、二次試験は何で受験したらいいのか決めかねていたのだ。結局受けなかったけど…爆)以来、「Caro mio ben」は私にとってSちゃんのテーマソングだ。このことは彼女は知らない。知らないまま、彼女は今、エクアドルで現地の人たちに音楽の楽しさを伝えている――。今度帰ってきた時には、エクアドル民謡を歌う彼女に羨望の目を向けることになるのだろうか。「Caro mio ben」はCDもあるし、もちろん楽譜もあるから私も声楽のレッスンで歌うこともできたけど、さ~て、こっちはどうだろう?刺激的な親友はどんな音楽を持ち帰ってくれるか、私は今から心待ちにしている。
2003年02月03日
FLOWという男の子たちがにぎやかに「贈る言葉」を歌ってる。そうですよ、何年何組だか忘れちゃったけど、あの「贈る言葉」。そろそろシーズン到来ってやつです。私はドラマ観ない派なので、いくら人気があって誰もが知ってるだろう――と言われても、実は“金八先生”観たことありません。友達が「昨日のかわいそうだったよね~」というのも適当に「そうそう」と相づち打っていたので、どんな事件が起こったのか、うっすらとしかわかんない(笑)。だからあの歌を聴いても、ほんとのところはピンとこないんだけど、今や卒業シーズンには欠かせない名曲となっちゃいましたね。FLOWの「贈る言葉」はいきおいで歌う「贈る言葉」で、その昔、ピストルズが「ゴッドセイブザクィーン」演って、お目玉くらっちゃったことを思い出しました。「マイ・ウェイ」だってスゴかったけど、あれはあれで味のある「マイ・ウェイ」だったし、その打ち壊し方が実にかっこよかったもんねぇ。FLOWもどうせならもっと無茶苦茶に、ひんしゅく買うぐらいのところまでやったらいいのに。あ~ら、おほほほ…。まだまだ私もヤンチャなの。ごめんなさいねぇ。
2003年02月02日
スティーブンが歌っていた。エアロスミスのスティーブン・タイラー。口のでっかいあの人は、私の知らない若い子と「ウォーク・ディス・ウェイ」を演っていた。懐かしい「ウォーク・ディス・ウェイ」は今やエアロスミスではなくてRUN-D.M.Cの、らしい。エアロの曲は今聴いてもとってもかっこいい。そして、彼らはうまい具合に時代に乗っかって、鮮度のあるまま今を渡り歩いている。ううん、かっこいい!!私はジョー・ペリーのファンだった。一度脱退して彼のバンドを作った時も、やっぱりそのままジョー・ペリーのファンだった。私は昔から「顔」で男を判断する向きがあるのだ。そうそう。ローリングストーンズが来日するというので、昨夜メンバーがテレビのインタビューに答えていた。好きだったロン・ウッドは、いつしかロニー・ウッドとなり、そしてアル中というトラブルを抱えていた。帽子もスーツも、全身黄色でギターを弾く彼の姿を、中学の美術の時間に描いたことがある。ギターの弦を彫るのに苦労したのを覚えているから、たしか版画だった。それはもう会心の作で、好きなテーマを選ぶことが作品づくりには大切なんだと気づいた1点だった。あの作品、残してあるかなぁ…
2003年02月01日
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