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先日の新聞に、都内のホテル、特に外国人ビジネスマンらを主なターゲットとする高級ホテルが苦戦をしているという記事が載っていました。それでも、なんとか震災後の最悪の状態からは脱しつつあるようです。そりゃあ経営は大変でしょう。そもそも震災前であっても、リーマンショックの金融危機以来、都心高級ホテルは閑散としているという話が多かったです。特に、超高級外資系ホテルの稼働率はかなり低かったとも聞きました。1泊「素泊まり」(ホテルですから当り前ですが)5万円だ8万円だなどという一般的な日本人生活者からすればとんでもないような値段で商売してきたのですから。もちろん、彼らは一般的な日本人生活者など相手にはしていないのは重々承知していますけど。超高級外資が進出してきてから、日系の高級ホテルは苦戦しているようです。外国人エグゼクティブは、超高級外資に奪われ、ちょっとした日本人リッチ層は、おそらく経費節減などで泊まるホテルも選別している可能性があります。最近は、新しくても高級(日系)御三家(なんていまだに言う人はいないでしょうけど)ホテルよりもずっとリーズナブルな価格のホテルも増えているようです。そうなると、サンドイッチ状態になった御三家は大変なのでしょう。プレステージ追求かコスト対応か。もちろん、そんな簡単なものではないでしょうが、こうしたサンドイッチ状態になった企業が苦しくなるのは、どこの世界でも一緒です。例えば、新興国などで「価格の割に品質が良く、ブランドとしても悪くない」日本車はかなりの人気になりました。クルマ好きの間での「人気」という点では、欧州メーカーに劣るかもしれませんが、価格的な魅力が高いので、売れるのは日本車の方が多いというケースがほとんどでした。ですが最近では「品質がいい割には、価格が安い」というポジションは韓国のヒュンダイに奪われ、多くの市場で日本車のシェアを奪われています。他方、ブランド力ではドイツ系にかなわないので、高価格化もなかなかできない状態になっています。結果として、中国などの新興国市場、アメリカというオープンな巨大市場で好調なのはヒュンダイとドイツ系という構図になってしまっています。日系御三家ホテルは、そもそも部屋数も多いので、プレミアム感維持とマス顧客の獲得の両立は大変だろうなと、新聞記事を読んで思っていました。とそんな時、今朝のチラシを見て、ちょっと驚きました。新聞広告ではなく、ただの織り込みチラシです。しかも大きさはA4判1枚という、はっきり言ってしょぼいチラシです。金曜日のようにたくさんのチラシがある日だったら、見落とすところでした。そのチラシにはこう書いてありました。「品数を少し抑え目にしたお手頃な一万二千円のコースをご用意しました」と。「なんだこれ?」と思いました。時々ですが、居酒屋のチラシは入ってくることはあります。「299円均一」とか「1500円で2時間半飲み放題とか」そういう大衆相手に価格訴求するならチラシの意味はわかりますが、庶民の気持ちを逆なでするようなチラシって、どうなんでしょうか?要するに、「当店はもっと高いコースしかないけど、最近はじり貧なので貧乏人でも来れるように、安いコースを設定しましたから、来てね」ってことなんでしょう。そりゃあ私だって、仕事などでお呼ばれして、いわゆる高級という和食のお店に行ったことはあります。もちろん、やたら高いです。それに比べればこの値段が安いのは事実です。だからと言って、一万二千円のコースを「お手頃」って書くのでしょうか?しかもです。「いつものウン万円のコースがこの期間、このお値段で!」というならわかります。ですが、わざわざ量を減らしたと書いてあります。高級和食の世界は不思議な世界で、高い店ほど量が少ないのです。近所の定食屋なら、さんま定食で味噌汁をトン汁に変えて、更に納豆を追加しても千円で収まります。別に学生街での話ではありません。この高級和食屋の近くの店です。もちろん満腹になります。ですが、私が経験した超高級和食屋さんは、ウン万円もするコースなのに「え?もうコース終わったの?」と聞きたくなるほど、少量の場合が多いです。(例外は、温泉旅館。あれはすごい!)最近は、それで満足するようにしていますが、若いころは帰りにラーメン屋にかけ込んだものです。「一体、どういうつもりなんだ、この店は?」とチラシを良く見ると、御三家の一つのホテルにある和食屋さんのチラシです。で、裏面を見ると、もっと驚くことが・・・なんでもワインと料理コース(こちらは洋食のようです)のセットの値段が書いてあります。書くのがはばかれるほどの値段です。「お一人様五万円で、1組2名様より」です。しかも2名様と言いながら、ワインはハーフボトルとケチってるのです。つまり、「十万円持って来いと、そしたらうまいもん食わしてやるぞ、でもワインはハーフだけね」という厚顔なチラシなのです。ちなみに、これも庶民用なのでしょうか、ワインをちょっと変えて、お一人様三万五千円のコースもあります。よく読むと、これとは別にグラスワイン一杯もあるみたいですが。しかもこれだけのお金を払っても、まだ「サービス料、テーブルチャージは別途頂戴しております」だって!私は別にこのレストランの価格体系に文句を言ってるのではありません。もっと高いレストランだってあるでしょう。ですけど、これは新聞の折り込みチラシですよ。スーパーの特売や不動産関係がたくさんある、チラシ。しかも高級感なんて全然ないA4のチラシです。ああ、やはり日系ホテル御三家全体の問題なのか、このホテル固有の問題なのかわかりませんが、マーケティングセンスがある人がいないのは確かでしょう。ターゲットは一体誰なんでしょうかね?企業向け?「部長、今度のX社の接待の件ですが、今朝のチラシにいいのが出てましたよ。品数は少ないものの、あの一流ホテルでたったの一万二千円のコースです。コスト削減がうるさい今のご時世にはピッタリではないでしょうか?」デート向け?「今度の彼女とのデート、どこにしようかな?おっ?今朝のチラシにお得なのが出てるぞ!あの有名なワイン付きで、たったの五万円!つまり二人で十万円ってこと?これは安いなー、即予約しよう!!」近所の住民向け?「・・・」(思いつかない)どれも考えられないシナリオです。しかも、この五万円のコースは、明後日とし明後日の二日間だけなんです。だれがどういう理由で、こんなコースをチラシ見ながら一日か二日で意思決定するんでしょうかね?モンゴル人の皆さんへ:この価格が日本の料理の標準というわけでは決してありませんので、ご安心ください。日本には安くておいしいモノがたくさんあります。
2012.01.31
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ここ数日、モンゴル関係で人と会うことが多いです。メディアの方、政府関係の方、商社の方、モンゴルの商工関係の方などです。昨年メディアの方に取材を受けた記事が今年の新年の新聞に載ったことは、今月16日のこのブログで書きました。実際の新聞が手元に来たので、ちょっろご覧頂けたらと思います。これは山梨日日新聞の例ですが、結構いい感じで大きく載りました。写真もついて、見出しには「モノよりも家族のきずな重視」や「幸せの基準は「自分軸」で」などと、私のコメントを引用して頂いています。私としては、もちろんビジネスでのモンゴル進出は大歓迎ですが、こうして文化的な側面も多くの日本人に知って頂きたいと思っています。要は、まずは関心を持ってもらいたいということです。いろんな人たちと会ってみて、やはり多くのモンゴル関係者の方々が口にするのは、日本企業のモンゴルへの関心の薄さです。人口も少ないですし、従来型の輸出をメインに考える限りはそれも仕方ないことではありますが、現実にはカナダやオーストラリアなどの資源関係国、韓国や中国のアジア市場への開拓に意欲を持っている国などがどんどんやって来て、最近はドイツなども含む多くの国々でモンゴルへの関心は高くなっています。それに伴い、従来はモンゴル国内でも(憧れやイメージで)存在感抜群だった日本も、最近ではかなり落ちてきているようです。他の国々が関心を持つ理由は主に3つあると思います。1つは、やはり資源大国になろうとしているということでしょう。2つめは成長です。今後5年間では、アジアで一番成長が見込まれる国であると発表している国際機関もあり、資源をテコにしたインフラ整備などを通じて、大きな成長が見込まれるということです。そして3つめは、収益性です。「あんな小さな経済規模の国で・・・?」と思う人もいるかもしれませんが、多くの日本企業が進出してないだけに、進出を決断した企業には大きな収益機会が待っているということです。日本企業や日本人、日本関連企業としては、通信会社、銀行、ノンバンク、新車ディーラー、機械商社などありますが、どこも日本国内の低収益性とは異なる好結果を出しています。とはいえ、その現実の姿については日本ではほとんど知られていないのも事実です。ビジネスだけに拘らず、文化でも歴史でも、多方面からモンゴルの姿が日本に伝わることを期待しています。
2012.01.30
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声明はさらに続きます。「現在、戦士の血を受け継ぐ1000万人以上のモンゴル系民族は世界中に散らばって生活している。民族の故郷を守っている300万人に満たないモンゴル人は、民主化革命から20年にわたり、世界の近代的モデルにより国を治め、12万人以上のモンゴル人が国を飛び出し知見を広げ、財を蓄えて生活を向上させ、また学識を深めて帰国し、祖国の発展に貢献している。」と現状を認識しています。続いて、「モンゴル人は自分たちの民族が世界帝国を築いた歴史を誇りを持って語る。モンゴル人は蒙古斑を持つ兄弟たち(モンゴル系民族)がモンゴル民族の故郷に帰ってくることを、口には出さないがずっと待っている。これは歴史上、その時、その時のモンゴル人が心の奥底にしまってきた願いだ。私達は長年、少ない人口で貧しく過ごしてきた。私達の力が足りなかった。実際のところ、民族の火を絶やさないように守るだけで精一杯だったと言っていい。」と語ります。「蒙古斑を持つ」を象徴的な言葉で使っています。実は蒙古斑を持つのは、モンゴル人だけでなく、朝鮮民族もそうですし、われらが日本人もそうです。ですが、元々の漢人にはないと言われています。(現在は混血などで、見られる場合もあるそうです)ですので、ここで蒙古斑を強調するのは、「モンゴル民族の象徴」であると同時に「中国人ではない」というアイデンティティも含まれていると思います。「民族の火を絶やさないで守るだけで精いっぱいだった」という文章に心打たれました。歴史上、教科書的に言う「北方の騎馬民族」というのはたくさんいました。中国側から見ても匂奴,鳥桓,鮮卑,突欣,蒙古などたくさんいますし、女真、スキタイ、キンメリア、フン・・など、数多あったわけです。その中で、今も民族国家として独立した存在でいるのは、モンゴルだけなのです。他のほとんどは、中国に吸収されたり、漢人に同化されたりして、独立した存在ではなくなっているどころか、存在そのものもないのです。この呼びかけは、今は経済発展をしてまさに世界中のモンゴル人に戻ってきてほしいという言葉が続きます。首相も大統領もそれを待ち望んでいると。そして、こう続きます。「モンゴル人の姿を見て、モンゴル語で話すのを聞いて、涙を流しながら歓迎しているモンゴル系民族は故郷からはるか遠くに離れて住んでいる。彼らは民族の故郷であるモンゴル国の発展や自由な生活について聞くと喜んでいる。彼らはモンゴル人を信頼している。モンゴル人の心の底にある彼らへの思いを今こそ行動に移す時だ。彼らの消息を聞いて、座って泣いているだけではなく、彼らの座る席を用意して、共に発展する時代を私達は実現すべきだ。」と長い間離れていた遠く離れた民族に声をかけているのです。翻訳者のTulgatさんによれば、「モンゴル系民族は、モンゴル国、中国・内モンゴル自治区、ロシア・ブリヤート共和国以外にも、アフガニスタンのハザラ人、モゴール人のように、モンゴル帝国時代にモンゴルから派遣されたモンゴル軍の末裔や、ロシア・カルムイク共和国のカルムイク人のようにモンゴル帝国以降の歴史に翻弄され、移住した民族もいます。」とのことです。この一連の声明文を呼んで、シオニズムを思い出しました。世界中に分散してしまったユダヤ人たちが、いつかは自分の国に集まって暮らしたいという復興運動です。それはイスラエルという国で実現されたわけですが、今も大きな問題を抱えています。モンゴル人の場合は、既に「民族国家」があるわけですから、これから戦争をする必要はありません。だからと言って、モンゴル国に戻れば、単純にそれでいいのかというわけでもありません。声明では「この問題は、感情に流され、安易に考えてはいけないことは皆さんも私達もよく理解している。何百年も遠ざかっていた感情、言葉、文化的違い、また人口が多いほうに吸収されてしまう可能性などを考慮しなければならない。」という懸念も発しています。人口が多い方に吸収されるという表現は、人口が倍ほどもいる内モンゴル人と一緒になるということは、中国に同化してしまったモンゴル人たちと同化する可能性があるとの警告のように感じられます。元世界大国、現人口小国の置かれた立場を理解しないと、モンゴル人の誇りや行動を理解しにくいかもしれません。建国以来、そのほとんどを大陸から離れた小さな島国で過ごしてきた日本人と根本的に違うのは、当然のことなのです。(完)
2012.01.25
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モンゴルからのニュースで、とても気になる文章がありました。それはモンゴル永住権プログラム(ブルー・カード)についてのことです。このブルー・カード・プログラムというのは、今後大きな経済発展(年率20%)が見込まれるモンゴルへ、世界中に散らばってしまったモンゴル人、モンゴル系民族に帰って来てもらい、ともに新しい国を作って行こうではないかと呼びかけるというもので、首相も大統領も呼びかけています。呼びかける理由は、300万人に満たないモンゴル国の人たちだけでは、新国家建設には足りないだろうという見込みと、海外各国で知識や技術を積んだ人たちに戻って来てもらいたいというのはもちろんあります。が、より大きな視野で見れば、チンギスハーンの打ち立てた世界最大の帝国後、世界各地に散り散りになってしまったモンゴル系民族の数百年に渡る帰国願望を叶えてあげたいということも入っているのだと思います。モンゴル人と会ったことある人はよくわかると思いますが、彼らは大変誇り高い民族です。時として、誤解されることもありますが、根底には長く続く遊牧民としての誇り、チンギスハーンの末裔としての誇りが感じられます。社会主義時代には、チンギスハーンの「チの時」も口にしてはならない(ロシアにとっては、チンギスハーンは史上最大の悪人?)こともあっただけに、自由になった現代では、誰もがその誇りを口にします。「民族とは何か?」の定義は、研究者の間でも実に様々な意見があります。つまり、特段難しくもないこの「民族」という言葉の定義すら、実ははっきりしていないのです私はある民族学者が言った言葉に「なるほどなー」と思ったことがあります。それは「同じ記憶を持つ人々」という定義です。記憶にはいろいろあると思います。学校で教育する「歴史」はもちろんですが、もっとフォーマルでない形での記憶、例えば「神話」とか「言い伝え」などもあるでしょう。共有化した「道徳観」「習慣」などもこれに含まれるでしょう。モンゴルの場合は、教科書でチンギスハーンのことを教えられるようになったのは、わずか20年前です。それまではロシアによって禁止されていましたから。ロシアの前は満州人の支配があり、その前は・・・となると、当然、フォーマルな形での教育というものには乏しかったでしょう。それでも、モンゴル人、モンゴル民族はだれもがチンギスハーンのことを知っています。物語を知っています。これは偉大な「共通の記憶」と言えるのではないでしょうか?こういう歴史的認識を持つ現代のモンゴル人300万人が、世界中に散らばってしまったモンゴル系民族700万人に対して呼びかけているのです。本当はもっと前から呼び掛けたかったのでしょうが、政治的経済的事情などを考えると、したくてもできなかったのでしょう。ですが、大きな経済発展が、もう目の前に来ている今、ついに呼びかけることができるようになった、というのだと私は理解しました。前述のように、首相も大統領も応援していますが、活動主体となっているのは「ツァヒム・ウルトゥー・ホルボー」というNGOです。その声明文が、とてもモンゴル人の気持ちを表しているように感じたので、ここに抜粋させて頂きます。なお、日本語訳責任者は、モンゴルで不動産などのビジネスを手掛けているTulgatさんです。京都大学出身で、日本語を完璧に話せる人です。「800年前、モンゴル人は繁栄を極め、世界の四方を騎馬で駆け抜け、世界帝国を築いた。その後、時が流れると共に、戦士としてのモンゴル人はなりを潜め、さらに満州人の支配下に置かれて世界からは忘れ去られ、その後70年間社会主義のカーテンに閉じ込められ、民族の家であるこのモンゴルの地にわずかな人口で暮らしながら21世紀を迎えた。」という文章から始まります。世界帝国後のモンゴル人の置かれた立場に、無念さが感じられます。ここで読者のみなさんに気にして頂きたいのは、「満州人の支配下に置かれ」とあるフレーズです。これは清国を意味します。「え、清?だったら、中国なんじゃないの?」と思う方もいるかも知れませんが、モンゴルでは決してそうは言いません。モンゴル人と話していると「私たちには辛い時代もあったが、中国の支配下になったことは一度もありません!」言います。「え?清に支配されてたのではないですか?」と言えば「あれは、中国人ではなく、満州人です。確かに満州人には支配されていました。」と素直に認めます。モンゴル人にとって満州人とは、先祖は同じ騎馬民族であり、根本的に農耕民族の漢民族とは違うのです。騎馬民族同士であれば、遠い昔から、領地を取った取られたはあったことなので、「基本的には先祖が同じ民族」と受け止められ、屈辱感はあまりないのです。声明はさらに続きます。(続く)
2012.01.24
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東京では昨日の夜から雪が降りました。昨夜外を見たときは、東京らしくない光景でちょっとロマンティックにさえ感じ嬉しかったです。が、案の定今朝になってかなり溶けてしまいました。まだ正午前なのに都心部では道路からはほとんど雪は消えてしまいました。寒い寒いと言っても、マイナスの気温になることもないわけで、東京の雪は「観光気分」で見られるもんだなと改めて思いました。先週、モンゴルの日本大使館からメールが来ました。そこには、スフバートル広場で抗議のデモがあるから日本人はその辺でウロウロしないように十分注意して下さいという内容が書かれていました。デモの理由というのは他でもない、このブログでもたびたびお伝えしている物価上昇への抗議です。特に、全ての物価に影響すると言われるガソリン代をはじめとする燃料費の急激な上昇への抗議です。今回のガソリン代の値上げは、昨夏?かその前にあったようなロシアのいじめとかではなく、通貨下落というモンゴル国内の事情によるものだけに辛いものがあります。確かにきっかけは通貨安なのですが、多くの人たちは通貨安に乗じたカルテルによる共同値上げの分がかなり大きいと思っているようです。それにしてもこの厳寒の中のデモというのは、いくら寒さに強いモンゴル人といえども辛いものがあるでしょう。その後の報道を見ても、デモは金曜日だけに限らず、その後も続いたということです。「デモなんかしたって、何も変わらないよ」と冷静に見る向きもあるかもしれませんが、鉱山バブルにも経済成長の恩恵も、国家公務員のような30%もの賃上げも期待できない庶民からすれば、まさに死活問題であり、これくらいしか訴える手段がないということなのです。どこの国もそうですが、大体は「景気のいい話や波」は、支配者層や金持ちに先に波及し、物価上昇や生活苦は低所得者に最初にやってきます。モンゴルは今週、一層寒くなるようです。ウランバートル辺りでは30~36度になるそうですし、他の寒いところでは40~45度にも達するところもあるようです。あ、もちろんマイナスです。数日で収まればいいですが、これが続いて、更に雪でも降ると、ゾド(寒害、雪害)になってしまう危険性もあるでしょう。なんとか短期間で終わってほしいものです。デモの効果と言えるかはわかりませんが、ガソリン代が少し下がることになりました。値上げはドーンと、1リットル当たり200~300トゥグルグ(11円から17円くらい)だったのに、値下げはその10分の1の20~30トゥグルグ程度だそうです。このガソリン代の値上げが、日用品や食品、肉類の値上げに波及し、更なる生活苦に陥る人も出てくるでしょう。それが労働者の賃上げ圧力に変わり、企業活動にも支障が出るかもしれません。為替が為替だけの問題に留まらないということは明らかですが、実際にそういう動きが出てくると、更なる下落も懸念されます。今モンゴルにできること?もちろん私にはわかりませんが、お金をかけずにやれるのは「政治の安定を明確に見せる」ことです。そして「鉱山開発などの懸念事項を一刻も早く処理する」こと。それによって「春からの資源開発の加速化が予測される状態になる」ことが、急がば回れのように見えますが、一番効果があると思います。今の政府はまさに反対のことをやってます。政治は「連立を解消して、当分は何も決められそうもないことを内外に宣言した」ようなものです。なので、「鉱山開発をやるやるといいながら、いつまでたってもなかなか決まらないじゃないか」と見られ、「当分は外貨収入の増加=モンゴルトゥグルグへの需要は少ないのかな?」と予測されてしまっているのです。モンゴルだるまさんのブログによると、寒いと言っても上には上があるそうです。(正確には下には下?)世界最寒地として有名な(NHKでもやっていた)オイミヤコン村は、なんと72度だそうです、もちろん、マイナス72度です。すごすぎます。そこで人間が生活しているのですから。考えてみると、マイナスってすごいです。いくら暑い国でもせいぜいプラス40度程度です。と思って調べてみたら、58.8度が最高だそうです。うーん、すごいです。ですが、これに比べてもマイナス72度というのは大きな数字です。ウランバートルの今(多分35度くらい)よりも更に40度近く低いのです。想像もできません。どうです、こんな数字を見ていたら「日本って暖かいなー。東京なんて春だなー。札幌も東京も似たようなものだな」と思えてきませんか?
2012.01.24
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モンゴルと日本の国交樹立から40周年ということで、1月に日本の大臣がモンゴルを訪問しました。なぜかわかりませんが、年始に日本の大臣がモンゴルを訪れることがあるようです。昨年は、玄葉国家戦略担当大臣(当時)が年明け早々にモンゴルを訪れました。で、今年はなんとあの一川保夫防衛大臣がモンゴルを訪問したのです、この1月に。しかもその日程が、1月9日から12日だそうです。で、確認してみました。あの人はいつまで大臣だったっけ?と。するとなんと内閣改造があったのが13日です。つまり、彼がモンゴルを去った直後に、大臣ではなくなっていたのです。こういう時って、どんな対応するんでしょうか?モンゴル側もまさか「情報によると、あなたはもうすぐクビになるらしいが、ちゃんと責任ある会談ができるのか?」とも聞けないでしょう。モンゴルのニュースによれば、モンゴルの国防大臣と会ったり、首相や大統領とも会ったようです。もちろん、そこではいろいろ話し合われたようですが、なんせ翌日には首になる人ですから。こんな大臣が何度モンゴルを訪問したって、政治家同士の信頼関係なんかできるはずありません。もちろんこんなダメ大臣でも、我々の血税を使って外遊しているわけです。無駄遣いもいいところです。民間ならどうでしょうか?今のオリンパスの社長が、外国企業と今後のことについての提携のために話し合うために相手国へ行ったって、相手してもらえるわけありません。民間は「実質」を重んじますから。ですが、政治家や役人は、それがいかに無駄とわかっていても、続けることが一番大事だと思っている人なのでしょう。責任ある人、なんて気にしてないのでしょう。そもそも自称「防衛に関しては素人」という大臣が、モンゴルのような常に緊張感のある国(世界わがまま2大大国の、中露に挟まれている)の国防大臣とまともな話なんかできるはずないでしょう。ちなみに、今年一番最初の日本の政治家によるモンゴル訪問は、実はこの人ではないのです。1月2日から6日にかけて江田五月参議院議員が訪蒙しました。この人はなんと「参議院日本モンゴル友好議員連盟会長」なんだそうです。例によって話の中身はいつもと一緒です。モンゴルの資源開発のための日本からの投資や、日本のハイテクをモンゴルに持ち込むなどの絵空事ばかりです。こんなのはもう10年以上も前の小泉首相(当時)が訪問した時から「合意した」内容であって、一向に実現しないむなしい合意なのです。「なんで日本の政治家はモンゴルへやって来て、是非モンゴルと日本で協力して開発をしようと握手するのに、その後何も連絡をくれないんだ?」というのは、もうモンゴルの政治家や高官には常識になっているようです。昨年の新年に国家戦略大臣として訪蒙した玄葉大臣は、今では外務大臣ですが、その玄葉さんについても「FTAやろうって言ってるけど、なんで誰も何も対応しないんだ?」と不思議がられているようです。日本の政治家や役人に期待をする方がおかしいのはわかっていますが、国民の税金を使ってそんあ寝ぼけたことばかりやっていては、本当にお先真っ暗です。民間の力で考えるしかないのは、最初からわかってはいますけど・・・
2012.01.20
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最近のモンゴルのニュースからです。日本がモンゴルに400万ドルの無償資金援助を行うというものです。モンゴルも豊かになってきたので、完全な無償援助のODAはもうなくなったと聞いたことがあったので「おやっ?」と思って記事を見ました。それによると、貧困削減日本基金とアジア開発銀行によって実施される無償援助プログラムとあります。なるほど、ODAという名目はなくなったが、他の名目なら日本はまだまだ無償援助の出し手となるのかと、妙に感心しました。記事によれば、資金の出し手は日本政府とあります。モンゴルへの援助は素直に嬉しいですが、名目さえ変えれば、やりようがあるというのは官僚の得意技だななんて、チラッと頭をよぎりました。私の友人は、住宅・都市整備公団に就職しましたが、その後政治家により何度も「廃止」「統合」の決定を受けてきました。が、今も元気にURで働いています。名目と実質の翻訳・変換が実に上手なのが、官僚というわけです。で、この400万ドルを何に使うかです。日本円にして3.2億円弱。トゥグルグ安もあり、約57億トゥグルグにもなります!このお金が2つのプロジェクトに使われるそうです。1つは、「ウランバートル市民生活およびゲル地区開発投資プロジェクト」の技術・経済調査をするために使われるそうです。ゲル地区をどうするかという調査は、私がいたときからJICAなどが日本から研究者を呼んで調査したり、ウランバートル市が独自で研究したりしていたはずなんですけど、また調査なんですね。今回はアジア開銀なので、JICAとは違うという理屈なのでしょうか?2年前の調査発表の時「実は、随分前にもJICAによる調査があったんです」と聞きました。こんな調査に150万ドルも使うなら、調査じゃなくて150万ドル分の「給水施設の提供」とか「下水工事」或いは「石炭に代わる新燃料費への補助」でもやってもらった方がよっぽど住民のためになるんじゃないかと思います。が、まあ、援助対象としては「ゲル地区整備」ですから、良いことだと思います。確かに問題ですから。問題は250万ドルを使う2つ目の方です。ニュースには「金融調整委員会および貯蓄・融資組合の能力を強化するために、市民に金融市場の初歩的教育を施す方法を改善し、新しい法律の実施を徹底する目的で、250万USドルの無償資金援助により「貧困層のための金融サービス支援プロジェクト」を実施することになった。」と書かれています。読んでも全然わかりません。現地の事情を知れば、もっと意味がわかりません。貯蓄・融資組合の能力を強化するために?相手が貧困層でなくても、ほとんどの銀行は融資してくれない現状なのに、です。市民の金融市場の初歩的教育?そもそもまともな金融市場がないのに、初歩的教育もありません。この文章からもわかるように、かなり怪しい援助になりそうな気がします。なぜなら、成果がや目的が全然見えないからです。ゲル地区整備の方は、まがりなりにも、上下水道の整備、区画整理などのインフラ整備という目的があり、目に見える成果のためになんらかの提案や調査はあるでしょう。ですが、地方の低所得者層への金融サービスの教育、貧困層への金融市場への初歩的教育など、どうせ講師を招いて無料の講習会を開くくらいのものでしょう。それによって、低所得者層の何パーセントの人が助かったかなんて、測れるはずもないですし、そもそも講習程度で何かが変わるはずもありません。250万ドルものお金が、成果や効果が見えにくいものに使われる、しかも、そのほとんどが「人」伝えである講習的なもので終わるとしたら、利権の提供以外何物でもないような気がします。多分、そのほとんどが「講習費」「教材費」講師代」などに消えるのでしょう。誰を講師にするのかはもちろん現地の人に任せるしかありません。もしかして、日本から連れていく?日本はこんなことやってる暇があったら、モンゴル証券市場の近代化、開放化のために人材や資金を提供した方がよっぽどモンゴルのためにもなりますし、日本の国益にもかないます。モンゴルの証券市場はロンドン市場と顧問契約をしましたし、モンゴル開発銀行(今後のモンゴルの鉱山やインフラ開発の資金供給者になる)へは、モンゴル側が日本を熱望していたにもかかわらず、腰が引けてしまい、結局は韓国が体制を作ってあげることになりました。金融が問題という認識は正しいですが、そのためにはモンゴルの場合は「根本」のところから援助しなければなりません。そこを変えない限り、末端の低所得者層にいくら教育したって、何の役にも立たないでしょう。そして「根本」のところへの協力機会はいくらでもあり、モンゴル側もそれを望んでいるにもかかわらず、なぜか日本はそれはやらないのです。400万ドルもの無償援助が出せるなら、開発銀行設立のために経営チームを送ることだってできます。日本が弱腰で撤退したことに、モンゴル側はどんなに残念な思いをしたか、もちろん現地事情など全く関心もない霞が関官僚(あるいは外郭団体小役人)にはわからないことです。相も変わらず、日本の国益も、相手国の要望も気にしない、一部の人たちへの利益誘導みたいな援助がはびこるのはいかがなもんでしょうか?仮に私の誤解があったとしても、やはり優先順位という概念がない限り、大きな見地から日本人の血税を生かせる仕組みにはなっていないのは事実だと思います。だったら・・・私も市民向け金融講座の講師になろうかな?(笑)
2012.01.19
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私がモンゴルに住んでいた時に感じてたことが、ネットニュースに書かれていました。「一人当たりで言えば、世界はともかく間違いなくアジア第1位だろうな」と思っていたことです。それは肉の消費量です。ネットニュースで、モンゴル人の肉の消費量は世界第10位だと書かれていました。その消費量は一人当たり108kgだそうで、これは世界平均の3倍だそうです。肉は、牛、豚、羊、鶏などを含みます。このニュースが気になりちょっとネットサーフィンしたら、世界のおおよその情報がわかりました。情報源は、国際統計やどなたかのブログなどです。2005年時点の統計がありました。それによると、アメリカは125kg、西欧は85kg、中国は55kgで日本45kgです。東アジアは55kgとあります。東アジアの定義はわかりませんが、日中は書いてあるので韓台辺りでしょうか。いずれにしろ、日本はこの地域では一番少なそうです。国別をもう少し見ようと探したら、2002年の統計がありました。それによると、モンゴルは108.8kgと、今回の発表とほぼ同水準です。他には、アメリカ1が24.8kgと2005年と同程度。欧州で一番多いのは、スペインの117.2kg。ソーセージで有名なドイツは82.3kg。南半球ではオーストラリアが108.8kg、ブラジルが80.1kgとあります。アジアでは中国は52.5kgで日本が42.5kgです。ちなみにインドは5.1kgです。これはベジタリアンが世界一多いことが表れているのでしょう。ニュースでは、モンゴルが世界10位とあります。ということは、この上に9カ国あるわけです。集めた情報などから私が推測する上位9カ国は以下の通りです。(順不承)アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、チリ、スペイン、フランス、イタリアの9カ国です。フランス、イタリア辺りが、南米のパラグアイと入れ替わっているかもしれませんが、アジアはやはりないようです。つまり私が予想した通り、モンゴルはアジア1位なのです。1年に108kgといえば、単純計算して1日平均約300gです。一人当たり平均ですから、赤ちゃんや老人も入るでしょうから、普通の大人は毎日500g食べていることになりそうです。というか、日常生活を見ていても、当然このくらいの量にはなりそうな実感はあります。対する日本は、モンゴルの4分の1です。日本人一人1日平均で約120gくらいとすると、大人平均は150gから180gくらいでしょうか。もちろん魚は別です。こんなもんでしょうか?もっと少ない気もしますが、加工品もあるということでしょう。とにかく、肉を100g単位で買う国と1kg単位で買う国の違いは歴然です。面白いのは、多くの国々が経済成長と共に、一人当たりの肉の消費量が上昇しているのに、モンゴルは違うということです。例えばある資料によれば、日本の1970年は18kgだったのに、2002年は44kgと30年余りで2.4倍にもなっています。韓国は同時期、わずか5kgだったのが、なんと48kgと10倍弱にもなりました。中国も9kgが52kgと約6倍です。ですが、モンゴルは121kgから109kgと減少しているのです。信ぴょう性はわかりませんが、1961年のデータもあります。それによると、モンゴルはなんと153kg!です。その頃他に100kgを超えていたのは、ウルグアイ115kg、ニュージーランド114kg、アルゼンチン104kgの3カ国しかなかったのですから、まさにぶっちぎりで世界一でした!ちなみに、当時のアメリカ89kgでした。日本は7.6kgとモンゴルの20分の1でした!!こう見てくると、まさにモンゴル人が肉を食べ続けてきたことが良くわかると思います。そして、経済成長と共に、穀物や野菜などへの食の多様化が進み、一人当たり消費量が落ちてきたのでしょう。厳しい自然環境を生き延びてきた、屈強な身体を持つモンゴル人の一端がご理解いただけたと思います。おそらく基礎的な身体能力はモンゴル人がアジア1位だろうという私の推測も、当たっているような気がします。
2012.01.17
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昨年共同通信社のインタビューを受けたのですが、その記事が共同通信社より配信され、モンゴルの紹介記事が地方紙7紙の今年の新年号に載りました。7紙の発売日はそれぞれ異なりますが、以下の通りです。東奥日報(1/3)秋田さきがけ(1/1)信濃毎日(1/10)山梨日日(1/4)北日本(1/3)高知(1/5)大分合同(1/3)です。内容は、「モノより絆、遊牧の暮らし 幸せは「自分軸」で」という題名で、東日本大震災後の絆を大事にする人々に投げかける内容です。草原に住むモンゴル人家族を共同通信の記者本人が取材し、モノがなくても幸せに暮らす様子を書いています。また都市部に住むモンゴル人の子供も家族との絆を大切にし、幸せに暮らしている様子を描いています。そういう取材をした記事の後に、私に関する記事が書かれています。その部分だけ引用します。以下、引用。2008年から2年間、モンゴル国立大で経営学を教えていたコンサルティング会社代表の田崎正巳(たざき・まさみ)さんによると「移動して暮らす遊牧民は、余分な物を持たない方が都合が良いためモノへの執着心がない。持たないことでモノの本当の価値や必要性を見抜く、いわば究極の断捨離のプロ」。 田崎さんは遊牧民と出会い、お金やモノ、社会的地位や名誉を基準に考える日本人とは全く異なる価値観に衝撃を受けたという。ビジネスにもその考え方を生かせると考え、「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」(同文館出版)も出した。 田崎さんはこうも言う。「大自然の中で暮らし、家族や仲間が元気でいることが幸せ。他人が見て幸せかどうかではなく、自分軸で幸せと言えるかどうかが大事。これから日本人が目指す方向はこのあたりにあるのではないか」以上、引用。記事の書き方は、「日本人とは全く異なる価値観に衝撃を受けた」などとちょっと大げさ(笑)に書かれていますが、少しでも「自分軸」で考えることが参考になればいいと思います。地方紙7紙でどれだけの読者の方が読んで下さったかはわかりませんが、資源開発の話が中心になりがちな最近のモンゴルの話題としては、別の側面をお伝えできるのではないかと思います。確かに、モンゴル人は絆を大切にします。それは私たち日本人も元々持っていた伝統で、家族や親せきを大切にする気持ちは今とは全然違っていたように思います。ですが高度成長期を経て、血縁のみならず、地縁などのコミュニティが崩れて行ったのです。モンゴルはこれから高度成長を迎え、この絆を保って行けるか、日本は震災やゼロ成長成熟社会を経て、再び絆を強められるか。両国とも、大事な時期に来ているようです。
2012.01.16
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昨年12月15日、16日付けのブログで、モンゴルフォーラムのことを書きました。http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201112150000/http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201112150000/その中で、あたかもJETROがモンゴル関係者全員の渡航費を負担しているかのように書きましたが、それは事実ではないことが判明しましたので、訂正させていただきます。JETROはモンゴル関係者の渡航費用は一切負担していないとのことです。お詫びして訂正します。尚、ブログの原文は残しますが、下記の文言を両日のブログに追加しましたので、ご理解をお願いします。「*筆者注:この記事では、あたかもJETROがモンゴル関係者の渡航費をすべて負担しているかのように書かれていますが、その後、それは事実ではないことが判明しました。JETROは渡航費は一切負担していないとのことです。お詫びして、訂正します。(原文は残しますが、ここに訂正します。2012年1月13日)」
2012.01.13
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昨日から、このブログを書いている楽天ブログのいくつかの機能が中止になりました。以前、このブログで無料のままでは写真掲載ができなくなった時に、他社のブログなどと比較してみたときがありました。その時に、他社に比べて意外なほど楽天はブログに力を入れていないことがわかりました。他社に乗り換えることも真剣に考えましたが、引っ越しなどの面倒さを考えてそのまま続けることにしました。なくなった機能はいくつかありますが、中でも時々見ていた「アクセス記録機能」がなくなったのは残念です。50件だけの記録ですが、私のブログを訪れた人のドメインなどがわかる仕組みでした。個別のアドレスは当然わかりませんが、国の名前などがわかってちょっと楽しかったです。モンゴルはもちろんですが、ロシア、スウェーデン、ベトナム、オーストラリア、アメリカ、イタリアなどからのアクセスも確認できました。日本語のブログですから、在外邦人の方々なんだろうと推測しています。また変わったドメインでは、ロシア貿易会、台湾教育省(教育部)などの政府機関もありました。これは現地の人なんでしょうか?以前このブログで、大学関係の方々も結構見て頂いていると書いたことがあります。北は北海道大学から南は九州産業大学までご紹介させて頂きました。(2011年11月28日付け「全国の大学関係者から!」 http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201111280000/ 参照)その後も大学関係の方々の訪問は増えており、私が気がついただけでも30数校にもなりました。その後知った名前をご紹介しますと、東京大学、明治大学、拓殖大学、宇都宮大学、日本歯科大学、静岡大学、中京大学、京都産業大学、甲南大学、保健医療経営大学などです。また国立国語研究所、アメリカのオレゴン大学というのもありました。大学ではないですが、鶴岡高専というのもあり、いろんな立場の方々にご覧頂いているんだなと、嬉しく思いました。ですが、今後はそうした機能はなくなるので、少しさびしいです。またメッセージ機能という、読者の方が私宛に直接メールを下さることができる機能もなくなってしまいました。これは結構便利な機能で、メディアの方や読者の方々から直接連絡を受けることができ、良かったので、とても残念です。また有料化した写真の機能もなくなるそうで、その後はどうなるのかわかりません。こちらから何もしないと、お金の引き落としだけは永遠に続けるつもりなのかもわかりません。機能は停止するのに、料金を取り続けるって法的にどうなのかと思いますが、しばらく様子を見ることにします。(写真機能がなくなるのは、2月8日だそうです)ブログは、一度は始めるとなかなか他社に変更しづらいものなので、できるだけそのスタイルを守ってほしいと思います。楽天が経営難で倒産でもしたというのなら諦めもつきますが、大きな利益を出しながらこうしてチビチビとコスト削減=ユーザー不便の増大に走るのは、納得できません。また今書かれているプロフィールも消されてしまうのだそうです。もちろん対応策は書かれているのですが、例によってユーザー目線の説明ではなく、供給者の論理で書かれているので、よくわかりません。多分、1月末から2月上旬にかけての各種機能中止の動きが続くと、ユーザーからのクレームが続出し、もう少しわかりやすい表現になるのでしょう。最初からユーザーフレンドリーであってほしいものです
2012.01.13
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なんだか以前聞いたことがあるような話だったので、昔話の繰り返しかと思っていたが、どうも新しい事件のようです。北海道を中心にモンゴルへの投資を呼び掛けて資金をだまし取ったというものです。資金の使用目的は、鉱物資源を採掘するための建設機械をリースする会社のためだとか。その理由が「モンゴルには機械メーカーがなく、高額なリース契約で高配当が期待できる」とのことだそうです。メーカーがないことは事実ですが、それと高配当とは関係ないのは当然です。もちろん、そんな運用は全く嘘で、自分たちの報酬に充てていたというお粗末な話です。高齢者を中心に15億円も被害にあったとか。なんとも残念な話です。本当に15億円集まれば、正真正銘の資産運用ができると思いますが、まともな投資先にはなかなかお金が集まらないのがモンゴルの悩みなのです。モンゴル関係の怪しいファンドの話は、古くは旭鷲山のいたころから耳にしましたし、朝青龍すらも被害にあったというのですから、結構な頻度で耳にします。なぜなんでしょうか?どうも二面性があるように思えます。一つは、モンゴルはよくわかんないけど、儲かりそうという常識?噂?があるということ。もう一つは、誰もモンゴルの実情をよくわかっていない、ということです。この二つがないと、なかなか海外投資の詐欺事件は起こらないでしょう。今どき、アメリカやEUで「誰も知らない儲け話」があるはずないのは皆わかっています。またいくら儲かりそうと言っても、地球の裏側の国や資源も何もない国の話は、ストーリーも作りにくいですから。一番心配なのは、こうしたつまらない事件の記事が、少しずつ頭の中に積み重ねられて行って、「なんだかよくわからないけど、モンゴルってやばそうな国なの?」って勘違いされることです。そういう意味では、舞台をモンゴルに設定されるということは、モンゴルという国も被害者ということになります。テレビのニュースでも、何の関係もないことが分かっているのに、ウランバートルの街の様子を映し出したりするから、なんとなくそういうイメージが焼きつけられそうです困ります。一昨年にも似たようなことがあったんですけど、またかという感じですね。それにしても15億円もよく集められたなあと感心します。まともな投資案件でも、今の日本で15億円も集めるのは簡単なことではないのです。つくずく残念な事件です。
2012.01.11
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モンゴルの民主党が連立政権から離脱すると発表されました。モンゴルは、2008年の選挙で第1党の人民党(当時は人民革命党)と第2党の民主党が、議席数が拮抗していました。当時は、人民党に不正があったと暴動が起こったりして、一時は騒然となりました。6人もの命を失う事態になってしまったのです。そもそもその時の真の選挙結果では、どちらが第1党なのかもわからないほど、拮抗していたのです。結局、民主党は抗争を続けるのをやめ、連立政権に参加し現政権を支えてきました。そして今年は選挙の年となり、民主党は決断を迫られていたのでしょう。6月の選挙までどうすごすのか?与党として過ごしていては、第1党の人民党との違いを出しにくいと判断したのでしょう。結局、新年早々に連立離脱を発表したということです。現在の政権には、6人もの閣僚が民主党から参加しているので、まずはその交代を進めないといけません。が、それができたとしても、重要な法案に対しては、独自色を出すために反対するでしょうから、今年前半はレームダック状態になりそうです。ですが、重要資源鉱山の入札など、まだまだ決めないといけないことはありますから、それらが延び延びになると、もっとトゥグルグ安になってしまうのではないかと、ちょっと心配になります。モンゴルに限らず、アメリカも日本だってそうですが、民主主義の根幹をなすこの選挙というものは、結構多くの障害を持っていると思います。4年に1回の選挙といえば、かなり期間が開いているようですが、半年前には選挙を意識し出して、議員も政府も「あるべき決断」よりも「戦況に有利か不利か」で考えてしまうようになってしまうからです。選挙が終わっても、連立政権作りや日米のような「ねじれ国会」だったりすると、新政権発足にも時間がかかったり、実質的な活動が遅くなったりします。なので、4年に1回の選挙だとしても、全期間の4分の1くらいは、ダラダラなにもしていない状態が続くのではないでしょうか?平時ならそれでも構いませんが、最近の国際情勢はそんなのんびりしたものではありませんから、常に臨戦態勢というか、政治が100%機能するようにしてほしいものです。もちろん、これはモンゴルだけでなく、日本に対しても言えることです。トゥグルグ安、大丈夫でしょうか、この体制で。
2012.01.11
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モンゴルでのガソリン価格が上昇していることが、大きな問題となっていますが、ちょっと見方を変えると、「値下げ・・・」にも見えてしまうことが、実は大きな問題なんだと思いました。モンゴル・トゥグルグの話題が、意外なほどコメント欄への書き込みなどに反響があったので、やはり皆大きな関心事なんだなと改めて思いました。と同時に、今回の一連の値上げ騒動は、便乗値上げもあるでしょうけど、基本的には為替の問題なんだと改めて認識しました。2008年にモンゴル・トゥグルグの急落が始まる前は、通貨は比較的安定していたと前回のブログで書きました。その頃のガソリン価格は確か1250トゥグルグ(全てA92です)くらいでした。当時の対円相場を1円=11.5トゥグルグとすると、1リットル108円になります。そして最近の値上げ後の価格が1850トゥグルグと聞きましたから、トゥグルグベースでは、その頃から48%の値上げになります。ですが、円ベースでみるとなんと100円となり、8%ほど下落していることになります!もちろん、これは円をベースに計算しただけのことで、現地の人にとっては関係ないことでしょう。ですが、これはドルベースに換算しても、ほとんど値上げされていないか。あったとしても小幅なものであるということを意味しています。国内で考える「価値」と海外の人から見える「価値」が異なるのは、しばしば見られます。日経平均がどんどん下がっているのに、結構な外国人投資家が未だに株を買っているのは、円高表示の日経平均はさほど下がっていないか、場合によっては上昇しているように見えるからという理由もあります。とはいえ、株価は日々の生活に直結するわけではありませんからどっちでもいいですが、ガソリン価格はモンゴル経済の全てに影響を及ぼします。大変残念ですが、現状のガソリン問題は、国際相場とは全く関係なく、モンゴル固有の問題であるということです。これでイラン問題などで、本格的に原油高騰となったら、本当にひどいことになってしまいそうです。そうなる前に、モンゴルの政治家にはなんらかの手を打ってほしいです。とはいえ、為替操作を一国の政府ができるはずもありません。それより早く、未だにどうなっているのかよくわからないTT入札問題などの鉱山開発の行方をすっきりさせ、早く実質的な稼働に移ることを促進してほしいものです。それが結局「急がば回れ」だと思っています。とはいえ、「やるべきことをやらない」のは日本もモンゴルも政治家に関しては同じなんですけどね。
2012.01.10
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モンゴル・トゥグルグ安を心配していましたが、日本ものんきなことは言ってられない状態になりそうです。日本政府がとてつもない借金をしているのに、そんなのどこ吹く風と来年度も大型予算を組んでいられるのは、全ては「国内で国債が消化できている」からです。ギリシャとは違うという理屈も、国債の国内消化にあります。これが可能なのは、言うまでもなく日本国内の資金がまだ豊富にあり、銀行や郵貯を通じて国債が買われているからです。これが続く限りは確かにガラパゴスでも大丈夫かもしれません。ですが、なぜそんなお金があるのか?と考えれば、突き詰めれば日本が貿易で儲けるお金の方が、資源などに支払うお金よりも大きいから、お金が生み出されるというわけです。つまり、この赤字財政のほったらかしや金利水準が限りなくゼロに近いというのは、全ては貿易収支の黒字のおかげなのです。元々、旅行やサービスの収支は赤字ですから、この黒字がないと国としての出入り全体が赤字になってしまうのです。海外への投融資による配当や利子の所得があり、かろうじてここ1~2年はマイナスにはならないかもしれませんが、対外経常収支の赤字化はもうそこまで来ています。今回の貿易収支の赤字が、昨年の大震災による限定的な影響なら短期的に回復することも期待できますが、新聞などを見るとどうも構造的な赤字に陥りそうだということです。大震災→原発停止→全国の原発停止→輸入燃料費の増加が大きな要因のようです。そうなると、確かになかなか輸入額を減らすことは難しそうです。まさか、「じゃあ、原発は全部OK」などとは言えないでしょうから。輸出サイドの方は、長期的な円高によりまさに構造的に厳しく、好材料はありません。輸出の採算の悪化により、現地生産、海外生産がもっと進み、海外向けだけでなく、日本向けも海外生産品が増えているのですから。しかも、欧州危機や中国の経済の減速で、事業そのものが一層厳しい状況になりそうなのです。というわけで、少なくともここ数年は貿易赤字が続くようです。赤字が続けば、当然それを埋め合わせるべく従来の国内の資金が充てられてしまい、国内の投融資資金が減ってきます。減ってきたら、国債の消化がうまく行かなくなることも考えられます。そうなったら・・・まずは金利を上げることになるでしょう。今の冗談のような金利では集められなくなるからです。そうするとどうなるか?現在全国の金融機関、保険会社などが所有している国債の価値が減少し、損失が出てくることになります。更になかなか国内で集められないとなれば、海外投資家に買ってもらうしかありません。海外向けには、もっと高い金利を示さないと買ってもらえないでしょう。そうなると、国債の価値は「減少」どころか「暴落」してしまいます。こういうシナリオは、以前から言われてはいましたが、「貿易収支の黒字は当たり前」と考えられていた従来は、今一つ切羽詰まった感じではありませんでした。ですが、段々、真実味を帯びてきているということになります。この程度の危機意識は、政府だって政治家だってわかっているはずです。でも、何もしない。いや、何もしないというのは、政府支出削減に対しては何もしないという意味で、つじつま合わせの消費税増税はやろうとしているようです。ですが、やるべきことをやらないで、消費税値上げだけに頼ろうとしているので、反対が多いのは当然です。こんな状況が続いたら、待っているのは円安です。今は、ユーロ危機やアメリカ経済の減速が目立っているので、円は相対的に高いですが、この構造が明確になってしまったら、当然売られるでしょう。各企業は円高でも対応できる構造に必死で変換しています。ですので、数年後に円安に戻っても「今さら遅いよ。円安メリットなんてあまりないよ」となってしまうかもしれません。そうなると、円安のデメリット、つまり輸入価格の高騰だけが悪影響をあたえるようになり、今のモンゴルの状態を「ひとごと」とは思えない状態になるでしょう。どうすればいいのか?そんなの私が言わなくたって、多くの人は知ってます。支出を減らして、収入を増やすのです。そのためにやるべきことも、大体わかっています。じゃあ、何が問題なのか?となると、「わかっていてもやらない。できない。」ことが問題なのです。なんでできないのか?それは連日報道されている国会議員を見ればわかります。でも、その国会議員を選んだのは国民なんです。そんなつもりじゃなかったんですけどね。大震災のように突然やってくる災害への対応は簡単ではありませんが、国債の暴落や円安による困難は、前もってわかっているのに何もできないというのは情けないです。民主主義の欠点が段々顕著になってきているような気がします。
2012.01.09
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新年になってからは特に大きなニュースはありませんが、最近のモンゴル通貨トゥグルグ安が気になります。もちろん、円高傾向はドルにもユーロにもあるので、対円だけであれば問題ないのですが、どうも対ドルでも低下傾向です。ですので、対円となると、かなりの下落となってしまうのです。昨日の相場を見ると、1円=18.4円となっています!これは私の知る限り「史上最安値?」に見えます。そして対ドルでは1ドル=1417トゥグルグです。そもそもモンゴルトゥグルグは、長い間(私の経験上では6年間ほど)対円では、概ね1円=10~12トゥグルグで安定的に推移していました。こんなに長期間為替が安定しているのに、日本とは大きな金利差があったので、この間モンゴルに預金していたら随分金利差で利益が出たんだろうなと思ったものです。ところが、2008年のリーマンショック後から急激な円高と共に、トゥグルグも下落しました。当時モンゴルにいた私は、日に日に相場が落ちるのを感じました。1円が14トゥグルグだ、15トゥグルグだと下落していき、16トゥグルグまで落ちたときは「ここまで落ちたか!約5割の下落だな」と思いました。その後は、時々上昇したり下落したりでしたが、大体1円は14トゥグルグから16.5トゥグルグの間くらいで推移していたように思います。が、昨年秋から再び弱含みとなり、12月には17トゥグルグ突破となっていました。そして新年になり遂に18トゥグルグを突破してしまいました。ドルについては、最近では大体1250~1300くらいの感じでしたが、これもまた下落傾向になり、1400トゥグルグ台になってしまいました。モンゴル通貨のトゥグルグは、一般的に春夏高くなり、秋冬下がると言われています。私は検証したわけではないので、詳細はわかりませんが、一般的に言われている理由はこうです。モンゴルの輸出では鉱物資源の占める割合が多いが、その資源を山から掘り出す作業は冬の間は寒さが厳しすぎるために(水が凍結するなど)停止している場合が多い。従って、冬の間は輸出量が減り、春からまた輸出が増えるというものです。それに伴って、通貨のトゥグルグも秋から弱含みで春からまた強くなるというのです。その説の通りであれば、4月くらいからはトゥグルグも強くなってきそうですが、どうもここ最近の動きはそんなモンゴルだけの季節要因ではなさそうです。現在のトゥグルグは、円はもちろん、ドルに対しても、更には今一番問題になっているユーロに対してさえも弱含みのようです。モンゴルの日常の生活品のほとんどは輸入品ですので、国内物価上昇という形で生活に大きな影響を与えているとの報道も多いです。中には、このままではモンゴル紙幣は紙くずになってしまうのではないかという極端な報道もありました。ガソリン価格も1リットル1800トゥグルグを超えたとありました。これは、ほんの半年前と比べても2割高と言えます。もともとガソリン価格は、他の物価や平均所得に比べて非常に割高であったので、このレベルではかなりの痛手となることでしょう。食料品や生活必需品の多く(というか、大半)を中国などからの輸入に頼っているので、まさに為替の下落による輸入インフレが起こっていると思います。しかも、国産品であるはずの肉やパン(小麦はかなり自給率が高い)も値上がりしているそうです。なぜ国産品も?と聞けば、ガソリン代の値上げがその理由にされているそうです。そうなると、ほとんど全てのものが値上げの対象になるでしょう。結果として、更なる給料の増加を求める声が強くなることでしょう。生活できないのですから、当然です。このまま通貨安からインフレへの負のサイクルに陥ってしまうのか、それともなんとかトゥグルグが踏ん張れるのか?「春になったら・・・」説を信じているわけではありませんが、OTに加えてTTも本格稼働しそうな今年ですから、今年はトゥグルグ高に転じてくれるのではないかと期待しています。今年の年末為替は?今現在を1ドル=1417トゥグルグとすれば、それよりもトゥグルグが高くなっていると期待を込めて予想します。とはいえ、足元の最近のトゥグルグ安は気になります
2012.01.08
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明けましておめでとうございます。今年もブログのご愛読よろしくお願い申し上げます。年末年始は故郷に帰り、何もせずダラダラと過ごしておりました。と同時に、日本におけるライフスタイルの違いが東京と地方でどんどん大きくなって行っていることを実感しました。年末年始の新潟市は、東京での報道ではどうなっているかはわかりませんが、雪のないいい天気の日々でした。いつもの新潟は、雪こそ降りませんが、鉛色の低い雲が立ち込め昼でも暗い感じなのですが、今年はその黒っぽい雲の合間から毎日のように青空ものぞかせていました。関東の人にとっては「毎日曇り空」と言いたくなるお天気でも、冬の日本海側の人にとっては「今年は青空が少し見えて、いい天気だね」となります。一時、正月1日から営業を始める百貨店などの小売店への批判が高まり、東京などでは初売りを1日からやる大型店はほとんどなくなったように思っていましたが、どっこい地方ではそんな批判をよそに堂々と1日から初売りをやっています。中でも、巨大ショッピングセンターであるイオン(新潟南)は大盛況でした。新潟は道路が整備されていて、首都高速道路のような一般道があります。正確に言えば「首都高速道路より立派(例えば片側4車線など)な自動車専用道路で、しかも最高速度は首都高よりも上(時速80kmもあります)の一般道」です。こういう道路が市内を横断しているので、10kmや20km離れたところにあるショッピングセンターもわずかな時間で簡単に行けます。生まれて初めて、1月1日に買い物に行ってみました。驚くのはその客の多さと巨大ショッピングセンターぶりです。敷地面積も延べ床面積も10万平方メートルを超え、駐車場だけでも4千台分あるそうです。ですが、1日は自動車専用道路のインターチェンジの出口から渋滞があるほどで、店内は客で溢れかえっていました。店の数も150以上もあるそうで、見て歩くだけで疲れました。ここまでの大きさとなると、昔ロスアンゼルスで見た「日本にもいつかこんなショッピングセンターができるのかな?」なんて思って見ていたものよりも大きく見えました。それにしても正月1日から、こんな人出があるなと感心したと同時に、「なるほどこれじゃあ市街地には人はいないわな」とも思いました。どこの地方都市も同じでしょうが、旧市街地はすたれる一方です。新潟も老舗百貨店が数年前に閉店したままで、街の中はいつも閑散としている感じです。もちろん、完全な車社会です。これまたどこも同じでしょうが、軽自動車とミニバンが圧倒的に多く、普通のセダンは存在感が薄くなっています。こんなの当り前。当然のこと。もう10年も20年も前からそうだった。確かにそうでしょう。その通りだと思います。が、本当にこんな感じで地方都市が進化して行っていいのかな?とも思います。東京と地方都市とどっちが便利なのか?私にはよくわかりません。普通の生活だけで言えば、地方都市の方が断然便利でしょうけど。が、一つ言えるのは 地方都市のライフスタイルの同質化であり、街としての個性の減少でもあると思います。旧市街地は、新潟市と金沢市と富山市では、表情が違い、口には言えませんが、「文化」の違いもあったように思います。ですが、恐らく今では、どこも似たような巨大ショッピングセンターが賑わって、市街地が寂しくなってきているのでしょう。地域による発展度合いの強弱は望みませんが、個性や特徴が消え去るのはなんとも寂しい気がしました。とはいえ、こんなことを言うのは、たまに東京から帰る者が勝手にのたまうだけの話で、地元の人たちからすれば、より便利で、より楽しい方向に進んでいるのだから、余計な口出しは無用となるのかもしれません。逆に、個性がないと言われてきた東京は、市街地の活性化が進み、高度成長期当時よりも今では「特徴のある国際都市」になってきたように思えます。街とは不思議なもので、行政とか住民の計画とは別に、自律的に表情を変えて行くものだと思いました。中国や東南アジア、もちろんモンゴルもですが、当分は経済成長の恩恵を受け、高層ビル化、都市化で街がどんどん変わるのでしょう。ですが、その後で、どのような「表情」になるのかが楽しみです。個性を持った発展というのは、難しいことなのかもしれません。
2012.01.04
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