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スマホ向けゲーム『MARVEL オールスターバトル』というものを暇な時にプレイしているのですが、これが案外面白かったので紹介します。正直、スマホゲームと言えば作業というのが私のイメージでしたが、そのイメージをこのゲームは良い意味で裏切ってくれました。タイトルからも分かる通り、このゲームはMARVELのヒーローたちを対決させるスマホ向けの格闘ゲームです。操作は至って簡単で、スマホを横に持ち、右側をタッチすれば攻撃(長めにタッチで溜め攻撃)、左側をタッチすればガード、スワイプすればスワイプした方向にジャンプとなっています。攻撃をしたり、攻撃を受けたりすると左下のゲージが溜まり、1つのゲージが溜まればそこをタッチすることで必殺技が繰り出せます。ちなみに、ゲージが2つ溜まると異なった種類の必殺技に変化します。溜め攻撃は隙が大きい、ガードは溜め攻撃でのみ崩すことができる、一定値体力が削られるとヒーロー特有のスキルが発動する、ヒーロー毎にタイプがあり、相性もある…等々、アクション性は高いです。ただタッチ連打!とはいかないのがいいですね。たまにタッチの感度が悪くてイライラしますが。笑グラフィックもPSPぐらいで、スマホにしてはかなり上位に位置するのではないでしょうか。他にスマホゲーをプレイしたことないのでよく分かりませんが。笑ただ、不満点もあります。どう足掻いてもこのゲームはスマホ課金ゲーの域を出ないので、やはりやり込もうとすると金が掛かります。私は基本無料ゲームに課金はしない主義なので、やり込みはせずにお気に入りのヒーローで気楽にプレイしていますが、課金するとなると膨大なお金が掛かるでしょう。このゲームにはクリスタルという所謂ガチャ要素があり、クリスタルを開封するとランダムでヒーローが手に入ります。どの強さのどのヒーローが手に入るかは完全に運です。各ヒーローにはティア(☆)と呼ばれるランクがあり、☆が1つだと弱い、☆2だとまあまあ、☆3以上で強い、というシステムがあるのですが、☆3以上の好きなヒーローを手に入れるには類い稀なる強運が必要です。私に限って言えば☆3のヒーローに未だお目に掛かったことがありません。もちろん育成要素もありますが、☆1から☆2、☆2から☆3に育て上げるのには凄まじい労力と時間が必要ですし、やはり強キャラをお手軽に手に入れる方法はクリスタルで☆3以上を一発で引くことになります。そのクリスタルは24時間に1個無料で配信されますが、このデイリークリスタルでは強いヒーローは非常に手に入りづらく、殆どが☆1の弱いヒーローになってしまいます。それ以外にもユニットと呼ばれるアイテムを100個以上集めれば、よりレアなヒーローの入ったクリスタルと交換できるので、強くて好きなヒーローを手に入れるのに一番手っ取り早い方法はユニットを集めることです。このユニットが曲者で、なかなか集まらないんですよね。最初の方はクエストを進める度に10ぐらい手に入りますが、クエストも進められなくなる(難易度が急激に上がるため)と、課金ぐらいしか入手方法が無くなってしまいます。それで、値段がびっくりするほど高額なんですよね・・・笑 例を上げると、ユニット135個で500円、275個で1000円、850個で3000円、3100個で9800円・・・それぞれに「ピーター・パーカーの財布」やら「トニー・スタークのブリーフケース」やら豪華な名前が付いていますが、ここまで露骨に値段が高いと課金ゲーの闇を見た気分になりますね。ユニットを100以上消費してクリスタルを手に入れても、強くて好きなヒーローが出るという保証は無いので、9800円かけても無意味ということさえあります。9800円もあったら少し待ってPS4の『Bloodborne』を購入しますよ。そっちの方が安いですしね。笑このゲームは中高生にも人気が高そうなので、保護者の方は課金で気が気じゃないでしょう。課金は簡単操作で出来てしまうので、気付いたら数万単位で消費していた・・・なんてことがあるかもしれません。注意しましょう。ちなみに私も中学生の時はMHFに月額課金していましたが、あれは親の許可を取っていたので・・・(言い訳最後に、私の現チームを載せておきます。☆2が中心で、ハルク、ウルヴァリン、スパイダーマン、アイアンマンと、なかなか有名なヒーローを入手することができたと思っています。(☆がシルバーなのは、固有スキルが解禁されているからです。クリスタルで同じ☆数かつ同じヒーローを引くとシルバーになります)今、クエストはAct1のチャプター4辺りで、たまにガチバトルをしながらまったりプレイしています。ガチバトルは対戦のことですが、これは他プレイヤーと対戦するのではなく、他プレイヤーのデータを使用したCPUとの戦いになるので、あまり燃えませんね。スマホ向けゲームだと、これが限界なのでしょう。上述した通り課金する気はありませんので、暇な時にでもヒーローをコツコツ成長させていきたいと思います。
2015.02.24
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先日購入した書籍『ヘラクレスは繰り返し現われる 夢と不安のギリシア神話』を読破したので、紹介します。本の薄さに対して値段はやや高めでしたが、極めて興味深い内容で大満足でした!本書では、ヘラクレスというギリシア神話中最大クラスの英雄を、神話学や心理学的なアプローチで紐解いています。他神話の英雄との比較や、キリストとの比較まで内包されており、それを通してヘラクレスに対する新しい視点を得ることが出来ました。特に興味深かった点は、ヘラクレスのものと伝えられる墓が無いことです。今でこそ彼は神話中の人物で、架空の存在だと皆が知っていますが、当時の人々にとってヘラクレスは非常にリアルな存在で、歴史上の人物・実在する神様でした。アキレウスやディオニュソス、ゼウスの墓(といっても、ゼウスの墓はクレタ島のみの伝承で、ゼウスを不老不死とするギリシア本土からすればアブノーマルですが)がある中で、彼だけ墓が無い、というのは確かに異質だと思われます。本書では、彼の墓が無いことを「ヘラクレスは普遍的崇拝を受けていたから」と結論づけます。墓は英雄神の力の拠り所とされ、聖地的存在でしたが、逆に言うとそれは力の範囲が墓周辺に限定されてしまうことを意味します。墓が無いということは、ヘラクレスの力の範囲は土地に縛られないということであり、どこでも彼の守護にあやかることができるということです。それ故に、ヘラクレスの墓は存在しないのです。セネカの悲劇では、ヘラクレスに対して「この地球が全部お前の墓」と言及していますが、これはヘラクレスへの信仰は土地に縛られず、全ギリシア的に普及していたことを示しています。墓以外にも興味深い内容がてんこ盛りで、ヘラクレスが好きなら是非とも読んで欲しい一冊でした。今まで知らなかったことが多く、かつて「ヘラクレスの輝跡」を執筆していた私ですが、ヘラクレスそのものの理解はそこまで出来ていなかったことを痛感しました・・・。笑 もちろん彼のエピソードは網羅していますが、深い考察は行き届いていませんでした。余談ですが、ヘラクレスの輝跡執筆当時は今のように古代ギリシアの知識に関して豊富ではなかったので、読み返すと時代考証が割りとテキトーで面白いですね。笑
2015.02.20
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モーセによる出エジプトを主題にした大作映画「エクソダス:神と王」を観に行ってきました!古代史を空前のスケールで映像化したとあって、その壮大さは目を見張るものがありました!※ネタバレ注意確かに壮大さは素晴らしかったです。古代の超大国エジプト&神(ヤハウェ)が絡んでるだけあり、全編通してスケール感は極めて大きく、特にエジプトに巻き起こった災いは終末感すら出ていて見応えがありました。しかし、とにかく本編が長く疲れます。150分という長丁場であり、アクションも多いわけではないので、人によっては確実に退屈になるでしょう。冗長なシーンも多くあり、私も古代史が好きでなかったら飽きていた自信があります。壮大故に疲れてしまうというのもあるかもしれません。この疲労感は、「ノア 約束の方舟」を視聴した後の感覚に似ています。それよりもマシですが。笑個人的に、エクソダスにおける見所は冒頭のVSヒッタイトの合戦シーンと、十の災いシーンの二つだけだったので、これらに匹敵する見所が最後にドドーンとあればここまで疲労感は出なかったでしょう。一番残念なのはモーセの代名詞でもある紅海割りが再現されなかった点です。これに該当するシーンがあったにはあったのですが、これは「海が割れる」というよりは「潮が引く」という表現が適切でしょう。私は旧約聖書に精通しているわけではないので、そこまで大声で批判はできませんが、紅海割りは世界史の教科書に載るほどに有名な奇跡ですので、海が割れた感じを再現した方が良かったのではないかと思います。この映画では十の災いに科学的根拠を付けようとしている節もあり、ややリアル路線と言えなくもないです。神の存在もモーセの妄想とも捉えられるような演出でした。とは言え、エジプトの長子が全員死ぬ災いや、紅海の大津波など、超自然的な場面も多々あり、リアル路線とファンタジー路線、どっちつかずの印象でした。どちらかに目一杯舵を切っているわけではないので、中途半端な感じが拭えません。もしリアル路線にするなら、エジプト長子死亡の災いも科学的に説明できそうな演出にし、紅海の巨大津波も現実的な津波に変えた方が統一感があって良かったのではないでしょうか。全編リアル路線でしたら紅海割りは無くても違和感が無いので諦めが付きます。スペクタクル感はかなり減少しますが。笑映画「ヘラクレス」もそうでしたが、中途半端にリアル路線をとるんだったら、いっそのことファンタジー路線にしてド派手さで目を楽しませる演出にした方が数倍面白いと思うのです。紅海割りよりも、あんな大津波に呑み込まれて無事な方が充分ファンタジーですし。笑 エクソダスもファンタジー路線で紅海割りをちゃんと再現していたら、スペクタクル感は数倍に跳ね上がっていたことでしょう。ここまで否定意見を書き連ねてきましたが、特筆すべき点もあります。それは冒頭のVSヒッタイトのシーンで、この場面の迫力はまさしくこの映画のクライマックスでした!私は古代ギリシアの影響で、古代史の戦争と言えば真っ先に重装歩兵による密集方陣を思い浮かべてしまうのですが、この映画では重装歩兵は登場せず、戦車による突撃戦が描かれます。戦車で駆けながら矢を一斉に放ち、鉄器を史上初めて開発した超大国ヒッタイトに突撃する・・・冒頭にしてこの映画最高峰の場面です。矢を放った時の効果音もそうですが、戦車が列になって突撃する絵面とか、何から何まで迫力満点でした。今までは「戦車?騎兵に取って代わられたし、重装歩兵にも有効打を与えられないという、古代史でも不遇なあいつ?」という感じでしたが、全面的に謝罪します。戦車による合戦、迫力凄まじかったです。笑今後は是非、重装歩兵VS戦車の超絶迫力バトルの映画をお願いします!!!笑 映画「アレキサンダー」で既に実現していますが、あの映画はガウガメラの戦いを除いて大して面白くな(ゴホンゴホンモーセよりも、正直ヒッタイトとの戦いをメインにしてくれた方が個人的には良かったかもしれません。笑ギリシアのミケーネ文明と同等、もしくはそれ以上の超大国同士の決戦ですから、燃えないわけがありません!戦車の迫力溢れる合戦は、重装歩兵に次ぎ古代史の華です。特に、歴史的にも名高いカデシュの戦いを映像化してくれたら、もう望むものはありません!笑 カデシュの戦いは紅海割りよりも壮大ですからね!!!笑という感じで、全体的に壮大な映画でしたが、中途半端なリアル路線と長い上映時間が相まって、非常に惜しい作品でした。冒頭のヒッタイトとの合戦シーンに加え、ファンタジー路線でヤハウェと紅海割りをちゃんと表現していたら古代史映画の傑作になっていたかもしれません。
2015.02.13
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