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日本時間で午前二時からGod of War 生誕10周年イベントが開始され、そこで『God of War 3』のPS4リマスター版が発表されました!このリマスター版GOW3は欧米で7月に発売されるそうです。1080p/60fps動作に加え、フォトモードも搭載されるとのこと。フォトモードでは、カメラ位置やライティングなどを調整することができ、自分だけの格好いい写真を自由に撮れるそうです!私はリアルタイムでGOW生誕10周年イベントを視聴していたのですが、GOW3のPS4リマスター版が発表された時はテンション上がりましたね!しかもフォトモード搭載だなんて!あの壮大なギリシア神話の世界で好きなだけ写真が撮れるのは超魅力的です!!!しかし、最も期待していたPS4版GOW最新作の発表には至りませんでした。存在は仄めかされているので、E3辺りで発表になるのでしょうか?イベントの最後にサプライズ発表されるかも!と期待してずっとイベントを見ていたのですが、タイムアタック勝負の時に遂に睡魔に襲われ、そのまま寝落ちしてしまいました・・・。一度目のタイムアタック勝負は『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲』を一時間足らずでクリアという凄まじいものでしたが、次のタイムアタック勝負はまるで記憶にありません・・・。笑 朝目覚めたらPC画面が暗くなっていました。徹夜は苦手なんですよね。友人と遊びで徹夜するにしても寝落ち寸前になるぐらいですから。笑ネットで一通り調べてみましたが、盛り上がってないので、PS4版GOW最新作は発表されなかったようですね。まぁ気長に待ちましょう。PS4版GOW3だけでも充分嬉しいのですから!!!早くクレイトスさんの勇姿や壮大なギリシア神話の世界を写真に収めたいです!!!
2015.03.21
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アカデミー賞の6部門でノミネートされた大ヒット作『アメリカン・スナイパー』を観に行ってきました。米軍史上最強の男クリス・カイルを演じるのは、『ハングオーバー』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(ロケットの声役)でお馴染みのブラッドリー・クーパー。伝説のスナイパーが歩んだ生涯を熱演してくれました。※ネタバレ注意戦争がいかに人を傷付けるかを生々しく描いた傑作でした。主人公のクリス・カイルは、グリーン・ベレーにも並ぶ精鋭特殊部隊シールズの狙撃手として戦場で活躍し、「伝説」と呼ばれるようになります。4回の遠征を経て、米軍史上最多の160人射殺(非公式記録では255人射殺)を達成した、言わばアメリカの「英雄」ですが、そんな彼を戦争の闇が蝕んでいきます。作中、クリスは敵軍であるイラク人のことを「蛮族」と呼び、「悪」であるとして殺害を正当化します。これは、クリスが差別主義者なのではなく、人殺しの罪悪感で精神崩壊してしまうことを防ぐための自己暗示だったのでしょう。初仕事で、クリスは女性と子供を射殺します。任務上仕方の無いこととは言え、人殺し自体が初(しかも完全武装の悪人ですらない)ですから、クリスの罪悪感は頂点に達したことでしょう。そこで、クリスは少し憂いますが、特にこれといって苦しむこともなく場面は切り替わっていきます。ここのシーンは極めてリアルだと思いました。罪悪感は表に出されていませんが、内部では凄まじい葛藤が繰り広げていたことでしょう。私にも経験がありますが、何か非常に受け入れがたいことに直面した時、表に出して嘆き苦しむようなことはしませんし、できません。あまりにも非現実的なことだからです。それでも内部からチクチクと苦悩(罪悪感)が攻撃してきて、それがとてつもなく不快かつ致命的なのです。そこで、この苦悩を抑えるための思想を探すのですが、その期間は端から見れば、ただボーッとしているだけのように映るのです。しかし、心の中では必死です。この映画では、苦悩を抑えるための思想が、「奴らは蛮族だ、悪だ」ということだったのでしょう。以後、彼は殺人を厭わなくなりますが、ただ思想によって抑えているだけなので、無意識では罪悪感はどんどん蓄積されていきます。まして、ちっぽけな苦悩などではなく、人を殺すという究極的な苦悩です。いずれ爆発します。その様子が、この作品にも描かれています。戦場という極限状態から家庭という安心の地に帰った時、クリスは「心は戦場にある」かのように、闇に取り憑かれます。安心の地ということは、その分思考することができることを意味します。考える余裕の無かった戦場では、蛮族思想によって精神は持ち堪えられていました。しかし家庭では、より踏み込んだ思考もできるようになってしまいます。「蛮族というのは、本当に正しい認識だったのか?」「伝説と呼ばれても、自分はただの大量殺戮者に過ぎないんじゃないのか?」これを認めてしまうと、精神は崩壊してしまうので、決して認めるようなことはしません。故に、常に「いや、奴らは確かに蛮族だった。悪なんだ」と自分に言い聞かせることで、それを防ごうとします。思想と思想を戦わせる必要があるのです。心は戦場と化します。もちろん、こんな状態では心に安らぎは訪れませんし、むしろどんどん疲弊していきます。扱う問題も人殺しという重さを誇っているので、病む一方です。器にヒビが入っていき、遂には常軌を逸した行動に出るようになります。作中でも、クリスはちょっとしたことで愛犬を殺そうと拳を上げます。「蛮族を殺したことを後悔したことはない。全ては仲間のため」作中、クリスはこう語ります。これも心底そう思っているのではなく、ただの自己暗示で、本当は罪悪感に押し潰されそうになっている状態です。それを見抜いた先生は、元軍人でクリスのように苦しんでいる人たちを紹介します。これはクリスには最大の癒やしになったことでしょう。「苦しんでいるのは自分一人じゃない」これぞ心の特効薬です。少なくとも孤独感は和らぎ、苦悩もそれに比例して小さくなっていきます。「痛み分かち合えるって、光に思えた」高橋優『旅人』の歌詞からの引用ですが、まさにその通りで、苦悩を分かち合うことでクリスは再生の一歩を踏み出します。クリスの再生は順調に進み、退役軍人のケアというやりがいも見付け、彼の人生は息吹を吹き返します。そんな矢先に、クリスは殺されます。同じPTSDを患っていた退役軍人によって、あっけなく。クリス殺害シーンを映さず、唐突な終わり方にしたのは秀逸な演出と言えます。あの唐突さによって、観客は作中から一気に現実に引き戻され、その意味を深く思考することができるのです。無音のスタッフロールも素晴らしい。クリスへの黙祷の意味もあると思いますが、唐突なエンドによって発生した思考を邪魔しない見事な演出です。この映画は、戦争の闇と、それに向き合い破滅と再生を経験する主人公を、丁寧かつ迫力満点に表現した傑作と言えるでしょう。PTSDを患った退役軍人が、愛する者を殺めてしまう事例はアメリカでも多く見られます。これは自らの手で妻子を殺めてしまったヘラクレスになぞらえて、ヘラクレス・コンプレックスとも呼ばれています。ヘラクレス・コンプレックスを引き起こす原因は、人殺しを常とする戦場に他なりません。戦争の闇からは、伝説と呼ばれし英雄であったとしても、決して逃れられないのです。
2015.03.04
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「古代ギリシア人で最も卓越した人物は誰か?」と問われた時に、思い浮かぶ人物は数名ほどいます。テルモピュライの戦いで祖国のために英雄的な死を遂げたレオニダス1世、サラミスの海戦を勝利に導いた将軍テミストクレス、民主政を樹立したペリクレス、斜線陣で無敵のスパルタ軍を破った将軍エパメイノンダス・・・。個人的にはレオニダス1世を推したいですが、主観を排し、客観的にこの質問に答える場合は、これに該当する人物は「彼」を除いて他にいないでしょう。そう、アレクサンドロス大王です。ローマ最大の敵ハンニバルや皇帝ナポレオンでさえアレクサンドロス大王を崇拝していましたし、事績の規模は他の追随を許しません。紀元前であるというのに、10年足らずで西はギリシアから東はインドまでの大帝国を築き上げたのですから。しかも敗北は一切経験せず、指揮を執りながらも最前線で戦い、尽く勝利を掴み取ってきました。古代ギリシアという括りを取っても、アレクサンドロス大王に比肩する人物はそうはいないでしょう。言わば彼は、全世界を代表する大英雄なのです。というわけで、フラウィオス・アッリアノス著の『アレクサンドロス大王東征記』を紹介します。この本を読むだけでアレクサンドロス大王の成し遂げた多くのことを知ることができるので、歴史好きならば是非読むべきでしょう。内容はかなり濃く、決して飽きませんし、めっちゃ面白いです!無論、二世紀頃に書かれた書物ですので、難解な部分が多々あり、現代小説のようにスラスラと読むことはできませんがね。笑この本を読み終えて、なんとなく分かっているつもりだったアレクサンドロス大王の凄さを再認識しました。彼の凄さを一言で言い表すなら、超チャレンジ精神!未知なることや困難なことに次々と挑戦していくことが彼の強さです。インドまで及ぶ東征も、まだ誰も見たことのない「世界の果て」を目指してのことでしたし、帰路の砂漠横断も、極めて困難なことだと伝えられていたから、敢えて挑戦していました。大王は征服者ですが、それは副産物に過ぎず、とにかく挑戦しまくり、未知の領域を冒険することこそが、彼の第一の目的でした。その超チャレンジ精神の源泉は、類い稀なる名誉欲でしょう。大王は神話上の英雄と張り合う癖があり、アキレウスやヘラクレスのようになりたい、彼らを超えたいと常日頃から願っていました。彼らを超えるには偉業が必要であり、その偉業とは、まだ誰も達成したことがないこと(=未知)や困難なことを達成することです。大帝国の樹立もそのための手段に過ぎず、マケドニア王国の領土拡張及び繁栄という目的など、一ミリもありません。あるのは、神話の英雄たちに匹敵するほどの名誉が欲しいという個人的な願望だけでした。アレクサンドロス大王の驚異的な点は、その無謀とも言える願望を叶えさせるだけの実力があったことです。戦術の天才であり、鍛え抜かれた精鋭騎兵でもあった彼は、ペルシア軍の重圧をものともせずに打ち破り、ペルシア帝国を滅亡に追い込みます。「鉄床戦術」と呼ばれる重装歩兵・重装騎兵・軽装歩兵の連携プレーにより、自軍の何倍もの敵軍を敗走させたのです。しかも、敵のホームグラウンドで。当時、地球は円盤状で、中国やアメリカはまだ認知されておらず、イベリア半島からインド付近までが全世界とされていました。その大半を支配するペルシア帝国は、ギリシアにとって全アジアを統べる「世界の中心」であり、それを征服することは世界の半分を制圧することに等しい非現実的な大事業でした。確かに、古代ギリシア人たちは重装歩兵による密集方陣がペルシア帝国に有効であることを見抜いていました(ギリシア傭兵部隊は、エジプトやペルシアで精鋭部隊として重宝されていた)が、帝国全土を征服することは、局地的な戦闘でペルシアを破るのとはわけが違うのです。よくアレクサンドロス大王の功績を「ペルシア帝国の領土をまるまるもらっただけ」と矮小化しようとする輩がいますが、その方は何にも分かっていません。ペルシア帝国はアジアのあらゆる国家の集合体でもあり、帝国軍を倒したところで、何百もの国々や集落が残ります。事実、アレクサンドロス軍はペルシア帝国討伐後も、土着的な民族との戦闘を幾度となく繰り広げます。攻城戦やゲリラ戦、未知の装備や戦法で苦しむこともありました。しかし、重装歩兵や騎兵を上手く活用し、アレクサンドロス大王はその全てで勝利を収めました。平地最強と謳われる遊牧民に対しても、その場で対策を練り、有効な部隊を即座に編成することで、勝利を掴み取りました。冷静かつ迅速な判断、柔軟な思考力、そして失敗を恐れぬ大胆さや果断さこそ、アレクサンドロス大王が「世界の半分」を制圧できた所以なのです。ある時は難攻不落の砦を攻略し、ある時は「絶対に踏破できない荒れ地」を踏破して敵軍を驚かせ、ある時は数百頭からなる戦象の大部隊を打ち破る・・・この本を読めば、アレクサンドロス大王の凄さが直に分かることでしょう。ただ、その基盤を整えたのは父フィリッポス二世であり、そのことを忘れてはいけませんがね。『アレクサンドロス大王東征記』には、上記の戦術面での凄さ以外にも、多くの魅力が詰まっています。異民族との融和を推進するアレクサンドロス大王とギリシア中心主義から抜け出せないマケドニア軍との軋轢、酔った勢いで忠実な部下を殺してしまった大王の嘆きなど、見所は盛り沢山です!歴史好きな方は、是非読んでみましょう!
2015.03.01
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