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もしあなたが役者の声に興味があるなら、これは3Dといえども、ぜひ字幕でみてほしい。お楽しみがひとつあるあからだ。もちろん、そのお楽しみを除いても、なまりだらけで高速で話すジョニー・デップを堪能するのはたまらない。(ヒアリング不能)まあ、日本語吹き替えが山寺宏一氏なら問題なかろうが・・・。ともかく、お楽しみとは、あるキャラクターの声だ。この声聞き覚えが・・・と思っていたら、それもそのはず、クリストファー・リー御大だった。リー様はすでに87歳。きっと亡くなるときはスタジオで逝くんじゃなかろうか。つーか、死なないかもしんないけど(笑)そういう楽しみがあるから、字幕はやめらんないのよ。この映画、驚いたことに、普通のファミリームービーでした。隣で見ていた10~12歳くらいの女の子は大興奮していたから、その意味では大成功の映画でしょう。んがっ!ティム・バートン好きとしては・・・毒気なし、血の気なしというのは・・・どうも。登場人物が自分の口で言うほどキ××イはおらず、ダークサイドなシーンは皆無。赤の女王は奇才ヘレナ・B・カーターをもってしても、恐怖の女王というよりキュートでラブリーだ。どっちかというと、白の女王のアン・ハサウェイの方がいっちゃってる気がしたが。口紅も黒いしね(笑)ジョニー・デップのマッドハッターも、はっきりいってカッコよいぞ。これは私がティム・バートンのイかれた世界に慣れすぎたのか、感性がそもそもずれてるのか、はたまた童心を2号線のどこかに落っことしたのか。まあ、冷静に考えれば、期待していたものと違っていたというだけなんだが。それでもこの映画にやたらと惹かれるところはキャラクターの造型で、ヤマネにウサギにカエルにと、リアルで表情が豊かで、もうかわいくて仕方がない。秀逸なのはチェシャ猫で、キャラクターグッズに興味のない私が、映画の後にグッズ売り場でチェシャ猫のクッションを前にしばし悩んでしまった。グリーンの瞳がたまりません。あ!買ってません!買ってないってば!!くそ。結局、バートンのセンスは好みなわけだ。ちっ。※蛇足ながら3Dについてこの映画は始めから3Dで撮影されたものではなく、2Dで撮影したものを3Dに変換したものです。そのせいかどうか、『アバター』と比べると物足りないところもあります。やはり3Dに命かけてるキャメロンとは違いますね。個人的には、2Dから3D変換の画像は旧作やCATV配信でいいから、劇場での新作は3D撮影のものであってほしいです。3Dで稼ぎたいなら、金、かけたまえ。
April 18, 2010
キッズ・ムービーは趣味ではないんだが、ハリポタ以来、実力派俳優がバンバン出演する傾向があるので、ノーチェックというわけにはいかない。正直、『ダレン・シャン』と悩んだこの映画。なにせ『ダレン・シャン』には、通好みのジョン・C・ライリーは出てるし渡辺健もいる。ヴァンパイヤ物も大好きだ。しかし、結局『パーシー~』を選んでしまったのは・・・。だってショーン・ビーンが出てるんだもん!悪役面のショーン・ビーンが、オリンポスの神、それもゼウスを演じるとあっては、見ないわけにはいかないだろ~~。『パトリオット・ゲーム』のテロリスト役以来、妙に気になる青い瞳のショーン・ビーンです。どういうわけか悪役ばかりが多い人ですが、21世紀に入ってからはいい人(?)役も多く、チェック範囲が広範になって苦労します(なんの?)。『トロイ』にも出てたんで、ギリシャ神話は初めてじゃないですね。人間から神様への大出世。もっとたくさん、映画に出てて欲しいな~~。物語の方は、オリンポス12神の知識があれば犯人は自己紹介がすんだ直後にわかっちゃうし、話の展開の仕方は完全にRPGのノリなので、さほど目新しくはありません。でも、『シャーロック・ホームズ』並みにギリシャ神話の小ネタが仕込まれていて、その意味では大人の興味関心に耐えうる脚本でしたね。ロッカーのハデスに欲求不満のペルセポネ夫婦も大人好みです。久々に見るユマ・サーマンも嬉しかったなあ。『バロン』ではヴィーナス役だったのに、こんどは真逆のメデューサだが・・・。という冷静な感想に終始しますが、やはり役者目当てのキッズ・ムービーチェックはやめられません。でもみんな、大人の映画にも出てね~~。
April 17, 2010
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