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相方が帰ってきません。今日は会社に泊まりのようです。台所には相方と一緒に食べようと、食べるのを待っていた夕ご飯、カレー鍋。カレーの匂いとざるに入った水菜、白菜、ニラの山。お湯をはった乳白色のお風呂。これ、みんな、どうしたらいいですか?捨ててしまえばいいですか?誰かを待っているって、なんでこんなに悲しいのでしょうか。誰かを待っているという気持ちが、一人でいることをいたたまれなくします。わたしの生活は二人だから、一人だと弱くなってしまうよ、シスター。優しさという強さをおくれよ、シスター。寂しくて彼の匂いを探すけれど、一年以上一緒に暮らしていると彼の匂いもわたしの匂いも、もうそんな区別はないのだから、見つからない。わたしはもう二人だから、一人のわたしは寂しい。これは幸福なことですね、シスター。明日、わたしが仕事から帰ってくれば、彼はきっとベッドで寝てる。がんばってね、仕事。おやすみなさい。
January 29, 2009
風邪を引いてしまいました。キネ旬で働いていた頃の先輩が同じ中目黒に住んでいるので、夜、コンピニで食料をたんと買ってきてくれました。(頼りになる同居人は仕事がハードで毎日帰るのが0時過ぎなのです)しかし、先輩、わたしの家に来たことがないため、結局わたしが迎えにいくことに。高熱を発しているわたしを外へ連れ出すとは、さすが先輩です。「ちょっと、インフルエンザ?移さないでよね!」と言いながら、家に上がってソファに腰掛け「営業のMさんがさー、アクションプランとか言っちゃってー。そんなことするくらいなら編集者1人やとってよって感じだよねー。アクションプランって何やねん!」と会社の愚痴を言って帰っていきました。ありがとうござます!M本さん!「ベンジャミン・バトンー数奇な人生ー」監督:デビッド・フィンチャーデビッド・フィンチャー好きの相方を差し置いて、才能あふれるひょっこ映画監督である朴さんと観てきました。(けっこう前に)80歳で生まれて時間を追うごとに若返っていくベンジャミン・バトンの人生を軸に、彼の周りの人たちの人生を描くヒューマンドラマでした。映画はとても面白かったです。が、所々、ブラピのイメージビデオのような画が挟まれるので、笑いを堪えるのに必死でした。白いタンクトップを着て、EDWIN503ジーンズみたいのを履いて、グラサン付けて、バイクやらヨットやらに乗っているブラピはちょっと・・・。そういうブラピを中学生の頃からこれでもかというくらい見ているのでもうそろそろご勘弁くださいませ。でもとてもいい映画です。優しくなれます。わたしとあなたは、同じに皺を増やしていけて、よかった。映画館で働いていた頃の友だちに赤ちゃんが生まれたらしく、その名前がすごく素敵で憧れちゃいました。纏(まとい)ちゃん、というのです。センスが良い彼女らしいお名前です。わたしも負けないぜー。
January 29, 2009
「レボリューショナリー・ロード」監督:サム・メンデス公開初日に観てきました。女優志望の女(ケイト・ウィンスレット)と、形になっていない夢を追う男(レオナルド・ディカプリオ)。冒頭、二人は出会い、恋に落ちる。しかし、次のシーンでわたしたちの前に提出されるのは女優になれなかった女とサラリーマンの男という夫婦の姿。レボリューショナリー・ロードという通りに建つ田舎風の美しい家に住む家族。一見、誰もが憧れる幸せ(そうな)夫婦であり、家族。しかし、二人は焦がれた未来ではない現在を受け入れることができない。幸せであると思わない。思えない。二人はとても似ている。二人は然るべき未来を共有している。だからこそ、二人は現在を認められずぶつかる。お互いに向ける憎しみさえも隠さない。そして二人は・・・。ぶつかりあう二人は全てを共有しています。かつて夢見た未来を、現在の欺瞞を、全てを。だから苦しい。二人の周りにいる夫婦は、上手くやっています。なぜなら、共有する物をもっていないからです。不満も、不安も、焦りも、全て自分の中にしか存在しない。パートナーと共有していない。だからうまく嘘がつける。だから二人で生活していける。ラスト近くに、激しくぶつかった後に、酷く穏やかな朝食の場面があります。光と静けさの中、夫婦は朝食をとります。それは酷く美しいシーン。妻が夫に笑いかけます。それは酷く美しい笑顔。それは美しく脆い嘘。その後、二人には現実という悲劇が訪れます。サム・メンデス監督の上手い映画の作り方だなあ、と感心。(ここからネタばれ含みます。観られる方はとばしてください。)ラストシーン、長く連れそった夫婦が居間にいます。妻がペラペラと終わらない話をしています。カメラはその向かいにいる夫に寄っていきます。ガンガンと頭に響いて止まない妻の声が、すっと消えていきます。夫が補聴器の音量をゼロにしたのです。何も聞こえない中、無表情の夫の顔が映し出されます。ああ。涙がぶわっと零れました。そういうことだ。いや、そういうことなのか?夫婦とは本当に騙し合いなのか?何が幸せなのか、そうでないのか。その夜は、わからなくなって、恐くなりました。でも、今、思うのです。レボリューショナリー・ロードの二人は何を間違ったのか。夢に焦がれたことではない。現在に欺瞞を感じたことでもない。きっと、忘れてしまったからだ。お互いのことを。というか、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」という邦題、一体何なんでしょうか?なに?このダサイ邦題。燃え尽きるまで、って一体なに?
January 28, 2009
オタクってこういうことしたがるよね?勝手に2008年私的ベスト3!日本映画1、ぐるりのこと2、トウキョウソナタ3、ジャーマン+雨海外映画1、There will be blood2、ノーカントリー3、イースタン・プロミス次点、ダークナイト2008年は海外映画をよく観に行きました。なので、ベスト3を選ぶのはとても胸が苦しいです。日本映画のベスト3には、賞レース総なめにしている「おくりびと」は入れませんでした。そんなに?という肩すかしな感じ。「百万円と苦虫女」はよかったけれど、横浜聡子監督が三馬身リード。ただ、日本映画をそんなに多く観に行っていないので、「接吻」とか「あさま山荘」とか漏れてます。「接吻」観たいなー。漫画1、怪獣の子供2、聖☆おにいさん3、僕の小規模な生活次点、三月のライオン、鈴木先生これほど漫画を読まなかった一年は珍しい気がします。一人の時間が減ったからでしょうか。小説は持ち歩いて読むのですが、漫画を持ち歩いて読んだりしないので、相方と暮らすようになって、あまり読まなくなりました。でも最近、日曜日の朝、目覚めてすぐにいくえみ綾の「あっさりショコラ」を読んで、号泣して相方を困惑させました。昔読んでも泣いたりしなかったのに、歳を経て、感情ボタンが増えてしまったよう。小説1、森に眠る魚2、星のしるし3、時が滲む朝小説も、2008年に発売されたもの、というくくりでは驚くほど読んでいません。(そうでなくても学生の頃のようには読めていません)昨年は今まで読んだことのない作家の小説に手をつけたりしました。東野圭吾を読んだことが、現代社会と繋がってる感をわたしに与えてくれます。今年はいっぱい時間を作って、無駄なネットサーフィンとかやめて小説読むぞ!やっぱり、映画は相方と共有できるので観る機会が前よりも増えました。旅行にもたくさん行くようになりました。いいことだ。さて、新年明けて、さっそく観たい映画が目白押しです。先日「EXILE/絆」(監督:ジョニー・トゥ)を観てきました。これこそ泣ける、いや哭ける映画!長編映画にしては短めの90分という時間内で、魅せる、魅せる!ザッツ香港映画!というバイオレンスアクションですが、ものすごくカッコいいので、是非!特に男くさいものを好む人にはお勧めです。漫画でいうと、熱さはジョージ朝倉級です。「キャラメル」「レボリューショナリー・ロード」観たいですー。「レボリューショナリー・ロード」は先日の、ゴールデングローブ賞の主演女優賞をケイト・ウィンスレットが獲ったことで、にわかに話題になっているようです。ディカプリオかよー、とさほど興味はなかったのですが、急激に観たくなった理由は女優志望の妻と、夢を追い求めていた夫の関係が破綻をきたしたのは、叶わなかった夢のせいではない。選ばなかったことに焦がれ、選んだたことを責めたからだ。夫婦の間に新しい価値観を築けなかったからだ。二人はそれに気がつかないという(ような)映画評を読んだから。泣きそう・・・。
January 13, 2009
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