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4週間に一度、平日に休みがある。いってらっしゃい、と夫を送り出し、完全に眼は覚めているのだが布団の中に戻り、世間の人からしたら至極やらなくてもいいことを、やらなくちゃいけないと考えるわたしだが、やっぱりというか尚更布団の中から出ることができず、宇宙からしたらどうでもいいことを延々と考え続けて現実から逃げる逃げる寝る。幸福の科学が政党を作ったそうで、そんな大川隆法のアグレッシブさにちょっと憧れ、そもそも本当に自分が仏陀の生まれ変わりだと思っているなら、相当のポジティブシンキングの持ち主だなと思うが、それは嘘なのかどうなのかわからない。夜が降りてきても、この暗い部屋でわたしは動かない。雨戸があればとうの昔に閉めている。電気代わりに点けた消音のテレビは青い光を放つ。手のひらを光にかざすと墨汁のように黒い。ああ、早く帰ってこないかな。帰ってきたら作り話をたくさんしてやろう。友だちと長電話した話や、あの黒猫がなついた話なぞしようか。自転車で目黒川の河口まで行ったこと、飛ばされる飛行船を見たことも話そうか。君がいなくてホントつまんなかったよ。
May 27, 2009
土曜日。久しぶりにIKEAに行く。その後D&Dとシボーネに行く。楽しいインテリアクルージング。その夜。夫とわたしの高校の同級生、というか、夫が属していた軽音楽同好会の仲間たちが入籍祝いという体で居酒屋でご飯とお酒を奢ってくれました。8名中6名はクズ人間。(わたしも夫もクズ人間)BANZAIクズ人間。それでもボクらは大人になっていかなくてはいけないんだなあ、と思う。大人になってもぐちゃぐちゃのままでいられるならば、それはそれでいいかも知れない。ただ、それにはとても勇気がいることで、困ったことだ。居酒屋の紙ナプキンにお醤油で書かれた「おめでとう!!」がちょっとだけ嬉しかった。夫の友人に祝ってもらう義理がわたしにはないので、いろいろと申し訳なかった。日曜日。ぐうたら。買い物とか、選択とか、DVD観るとか。
May 24, 2009
昨日から喉が痛くて、新型インフルエンザだったらどうしよう、と本気で考えた。わたしのせいで大学が休講にでもなったら、いじめられる、と。しかし、未だに熱は出ないし、喉の痛みも快方に向かっている。歳をとったなあ、と感じることは、まだないのだ。ヒットチャートにランクインする人たちの半数がわからなかったり、人気のあるお笑い芸人を覚えることができない自分を若いとは思わないが、その感覚は、歳をとったなあ、と実感するのとイコールではない。久しぶりにくるりのPVを見たのだ。夫が「逆回転するエフェクターが欲しい」と言い出し、「くるりもばらの花とかで使ってるよ」と言うので昔買ったDVDで、たしか、達身がエフェクターの説明していたなと思い出し本棚の端っこからDVDを引っ張り出してきた。そしてわたしは久しぶりにくるりを見た。よれよれのTシャツを着て、眼鏡をかけて、ギターを掻き鳴らす岸田が若かった。駅でたまに昔の君が懐かしくなります、と歌う岸田を若いと思った。そんなこと思ったことなかったのだ。「イマ」と例えば「東京のPVの頃の岸田」を比べて、「若い」と思うことはあったが、自分と岸田を比べて若い、と感じたことがなかった。見た目だけではなくて。その歌う言葉さえも若いと思ったのだ。ああ、わたしは歳をとってしまったのだ。初めて身体でそう感じた。わたしの身体も言葉も意地悪も、歳をとる。先週の土曜日横浜デート。わたしたち夫婦の本籍地は横浜の大さん橋。開港150周年を祝う横浜市だが、もっと無料ゾーンが多いのかと思ったら、メインはほとんど有料だし、イベントはそんなに盛り上がってないように思った。会場が点在しているというのに、チケットは当日のみ有効で、とても1日で全部みることはできない。トリエンナーレみたいな制度にすればよかったのに。「スラムドッグ$ミリオネア」ダニーボイル監督なんというか、トレインスポッティングみたいで、演出というか音楽というか、キレッキレな感じで楽しかった。舞台装置としてインドを選んだことが成功であって、物語的には普通。インドという国の熱が、この映画の熱だ。子役には、実際スラム街に住んでいる子をキャスティングしているらしく、彼らのお家が取り壊されてしまったというニュースを先日見た。
May 22, 2009
携帯電話のデジタル時計が表示していた数字は6:38だった。久しぶりにうなされて目が覚めた。隣に夫の背中がなく、糞バンドのオールナイトスタジオ練習からまだ帰宅していないことを知る。びっしょりかいた寝汗をふきながら、朝ご飯でも食べているんだろうと布団にもぐり込むが、死んじゃったかもと不安になり電話をかける。「もしもし?なに?どうした?」「もしもし?うなされて目が覚めたから死んだかと思って」「ごめんごめん、(入籍の)お祝いしてくれるっていうから」夫のほわわんとした声にちょっとしたムカつきを覚え、さっきまでの不安は吹っ飛び「そうなんだ、朝11時に起こすから」と吐き捨てる。恐らく家に帰ってきてお風呂入って寝る頃には8時頃になっているだろうから11時に起こせば夫の睡眠時間は3時間だ。精一杯の意地悪を言ったつもりだったが、夫は聞こえなかったのか「うん?なに?」と返してきたのでムカつきが殺気に変わり「朝10時には起こすから。じゃあね」と、夫の起床時間を1時間短縮した。今日は横浜散歩をした後レイトショーで映画を観にいく予定だが、2時間の睡眠では夫は眠くて眠くて仕方ないだろう。ざまあみろ!!!電話を切った後、自分の意地悪さに興奮して眠れなくなった。ついさっきまで夫の身を案じて不安で仕方ない健気な妻であったのに、1分程度の電話の後はただの意地悪ばあさんになってしまった。金曜日の夜、3時間くらい本屋をうろついていた。小説を立ち読みしたり、雑誌をめくったり、漫画の試し読みをしていた。ジャンプで連載中の「トリコ」が面白そうだなと思い手を伸ばしかけるが、「トリコ」はすでに5巻くらい出ていて、これを5巻かってしまったら、今の持ち合わせのお金が全てなくなる計算で、それは夕飯のおかずを買って帰ることができなくなるということで、一旦家に帰ってからスーパーに行くのも面倒くさい。夕飯の買い物 > 漫画漫画購入を我慢した。しかし、その後さっさと帰ればよかったものを、本屋をうろつき続けたためどうしても買わなければいけない漫画、それをわたしは運命の漫画と呼ぶが、に出会いあっけなく夕飯の買い物<<<<<<<越えられない壁<<<<<<漫画漫画購入。わたしは妻よ。妻は夫が帰ってくる時までにカロリーを計算したお夕飯を作って待っているのよ。でもあなたが帰ってきて目撃するのは、ベッドに漫画を散らかし寝ている妻の姿よ。それでも、わたしは妻よ。買ってきた漫画をベッドで寝ころびながら読んでいると、ふと、「トリコ」の作者が中学生の頃読んでいた漫画「世紀末リーダー伝 たけし」の作者ではないかと気がつき、なんだか嬉しくなった。木曜日、恋人同士はするりと夫婦になった。劇的な変化なんてどこにもなくて、予想していたセンチメンタリズムに陥ることもなくて、夫と同じ名字になり、二人でささやかなお祝い事をしただけだった。夫の家には申し訳ないくらい、わたしはわたしでわたしはわたし以外の何者にもなれず、嫁としての実感が持てない。ただ、好きで好きでしょうがない人と、その最期の日まで一緒にいられるのか、不安で不安でしょうがない。わたしにとって始まりは終わりの予感でしかなくて恐いのだ。
May 16, 2009
職場で、わたしのことを嫌っている人がいる。と、思われる。その人にわたしは3月の下旬から1ヶ月くらいガンガン無視をされていた。挨拶をしても知らんぷり~。目が合うと睨まれそらされ~。お菓子をわたしだけによこさない~。ま、いっかー。と思っていた。ところで、なんでいい大人(10歳くらい年上)にあたし無視されちゃってんの?と可笑しかった。しかしGW前に、唐突に無視期間は終わったのだ。今は普通に接してくるが、恐らくわたしのことは嫌いなままであろう。嫌われることは恐くないので、気にしないのだが、ホントは気にしなくちゃいけないんだろうな、と思う。わたしにいけないとこがあるから嫌われるのだろうから。けれど、人に嫌われるくらいわたしは性格が悪いので、わたしのことを嫌う奴は性格悪い、と思ってしまい、結局自分のいけないところを見つめ直さない。そしてまた人に嫌われる。ゴーールデンウィーク29日、水曜日出勤。仕事後、クリント・イーストウッド監督「グラン・トリノ」を観に横浜へ。非常に素晴らしい映画。その後、30日朝まで渋谷でカラオケ。30日、木曜日朝5時にカラオケを後にして、ラーメン。早朝の渋谷は気怠そうな人たちがふらふらと駅へ向かい、低い空にはカラスが飛び交い羽音と鳴き声が響き、空気は夜を引き摺っていて重く冷たかった。わたしは早くお風呂に入って寝たいなと思いながら、東横線に揺られ恋人の肩で眠った。昼、ポタジエでお土産を買って実家へ帰省。お母さんと、カノン(実家の愛犬)とお父さんと久しぶりに会う。実家はいつでも帰りたい場所なのに、帰るといろいろと面倒くさくて東京が恋しくなる。でも、実家に背を向けて東京に帰るのはとても寂しいことだとわたしは知っている。1日、金曜日恋人と水戸森林公園へ。お弁当を作ってみたりする、わたし。厚焼き卵がスクランブルエッグへ。森林公園に行く前に水戸市役所に寄って、戸籍謄本と婚姻届をもらう。わたしはもうすぐ家族と別の名字になる。森林公園には驚く程人がいなかった。小さい頃の記憶と、目の前に飛び込む景色を一生懸命照合するが、一向に一致しなかったのだ。記憶の中の森林公園の恐竜たちはもっと大きくて、がおーと吠えていて、すべり台はとてもスリリングで、お弁当は色とりどりで、お菓子は両手いっぱいにあって、陽射しは柔らかかった。その後水戸少年の森のアスレチックで遊び、偕楽園を散歩、大洗アウトレットモールを見て、宝島で夕食。2日、土曜日実家近くにできたスタバで読書後、自転車で水戸を爆走。3日、日曜日恋人と水戸芸術館へツェ・スーメイ展を観に行く。彼女の日本初の個展。4日、月曜日東京へ戻る。目黒区民プールに泳ぎに行く。25メートル泳ぐのも疲れる。夕食は中目黒の美味しい串焼き屋さん、串若丸。5日、火曜日雨。新宿伊勢丹に母の日のプレゼントを買いにいく。ついでに高級メゾンのお洋服などを見る。非常に癒される。夜はDVDにて「闇の子供たち」(阪本順治監督)を観る。疑問を呈したい作品だった。6日、水曜日雨。メランコリック。こんなに休んでしまうと、社会復帰できないと思うが、ちゃんと普通に朝起きて、仕事に行く自分にほっとする。そしてそんな自分になんとなく幻滅する。幻滅する自分に幻滅する。
May 8, 2009
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