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2024.05.26
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カテゴリ: 健康・元気
フラボノイドとサポニンの【抗酸化作用】と【抗炎症作用】に注目!老化や病気の予防に期待



最近の研究で、フラボノイドとサポニンが【抗酸化作用】や【抗炎症作用】を示すことが分かってきました。これは活性酸素を中和し、炎症を抑えることで、老化や生活習慣病の予防に役立つ可能性を意味します。例えば、お茶に含まれるカテキン類や大豆のイソフラボンなどが注目されているのです。

また、一部のフラボノイドやサポニンには抗がん作用や血管保護作用、肝臓を守る作用なども報告されています。さらに、皮膚の健康維持にも関わりがあるようです。紫外線によるダメージを軽減したり、肌の保湿力を高めたりする効果が期待できるのです。

ただし、天然由来とはいえ、過剰摂取には注意が必要です。特に妊娠中の方や持病のある方は、医師に相談することをおすすめします。また、サプリメントなどで濃縮されたものを利用する際は、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

フラボノイドやサポニンの健康効果を調べるため、様々な臨床試験が行われてきました。例えば、慢性静脈不全の患者さんにフラボノイド配合薬を投与したところ、むくみや痛みが改善したという報告があります。また、更年期障害の女性にイソフラボンを摂取してもらったところ、ほてりなどの症状が和らいだという結果もあります。

一方、サポニンについては、糖尿病網膜症や脳梗塞の予防効果を示唆する臨床試験データがあります。また、エビデンスレベルは高くありませんが、静脈瘤やEDの改善例も報告されています。

腸内細菌叢との関わりも注目すべきポイントです。フラボノイドやサポニンの一部は、腸内細菌によって代謝を受けることが分かっています。これが体内動態や薬理作用に影響を及ぼす可能性があるのです。腸内フローラとの相互作用を解き明かすことで、新たな創薬のヒントが得られるかもしれません。

*サポニン
サポニンは、植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、コレステロールを除去したり、体内で血栓をつくり動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果があります。特に、大豆や高麗人参に含まれるサポニンには様々な効果・効能が期待されています。


大豆をはじめ、高麗人参や田七人参、桔梗やアマチャヅルなどの植物に含まれ、特にマメ科の植物に多く含まれています。サポニンには種類があり、植物ごとに含まれる種類が異なります。大豆に含まれるものを大豆サポニン、高麗人参に含まれるものを「高麗人参サポニン」と呼ぶこともあります。
サポニンは、水に溶けると石けんのような発泡作用を持つため、ラテン語で石けんを意味する「サポ」が名前の由来となっています。サポニンは水と油の両方に溶ける性質があり、サポニンには脂質を溶かす働きがあることから、昔から石けんなどに使用されていました。

また、サポニンには殺菌・抗菌作用があり、水に溶けると石けんのように発泡作用があり汚れを落とす働きがあるため、天然の界面活性剤として用いられています。
はるか昔、平安時代においてもシャンプーの代わりにサポニンを高濃度に含むムクロジの果皮やサイカチの実を潰して水と混ぜ、泡立てて使っていたといわれています。

サポニンは体内のコレステロールを除去したり、血栓のもととなる過酸化脂質[※2]の生成を抑制したりする作用があります。
特に大豆や高麗人参に含まれるサポニンには、様々な効果・効能が期待されており、サプリメントなどに活用されています。

●サポニンを摂取する際の注意点
サポニンは様々な植物に含まれていますが、サポニンの種類によって安全性が異なります。
一般的に大豆や人参に含まれるサポニンは安全性が高く、大豆サポニンだと1日に100mgを目安に摂ると良いといわれています。
一方、生薬である桔梗や柴胡(さいこ)などに含まれるサポニンは、過剰に摂取すると、赤血球の膜が溶ける溶血作用や吐き気を引き起こすことがあるため用法・用量を守ることが大切です。


●コレステロール値を下げる効果

大豆に含まれるサポニンには、血中の悪玉(LDL)コレステロールを低下させる効果があります。【1】

●血流を改善する効果
田七人参や高麗人参に含まれるサポニンには、血流をスムーズにし、血管内に血栓ができにくくする働きがあります。血管が詰まった状態が続くと、動脈硬化となり、さらには心筋梗塞や脳梗塞につながります。
高麗人参のサポニンは、血小板凝集を抑え全身の細胞に酸素や栄養を届ける毛細血管の血流を改善する効果があり、体内のめぐりをスムーズにする働きがあります。【3】

●免疫力を高める効果

免疫力とは、人間の体内にもともと存在するけがや病気を治癒しようとする力のことです。
免疫力が低下すると、体外から入ってくるウイルスに対抗することができず、風邪やインフルエンザなどの病気を長引かせます。
サポニンには免疫力を高める効果があり、風邪やインフルエンザにかかりにくい体をつくります。

●肝機能を高める効果
サポニンには、過酸化脂質の生成を抑制し、肝機能を高める効果があります。
過酸化脂質とは、活性酸素[※4]によって中性脂肪やコレステロールなどの脂質が酸化されたもので、老化や動脈硬化などを引き起こします。
高脂肪な食事を摂取しすぎると、この過酸化脂質が増加し、肝機能障害を起こしやすくなります。
大豆に含まれるサポニンには過酸化脂質の生成を抑制し、肝機能を高める効果があります。【6】

●咳や痰(たん)を抑制する効果
桔梗に含まれる薬用成分のサポニンを適量に摂取することで、肺に侵入してきたごみや異物を排除する気管の分泌液が促進され、痰が出やすくなることがわかっています。
そのため、咳を鎮めたり、痰を除く薬として利用されています。
桔梗に含まれる薬用成分のサポニンは、咳や痰、のどの腫れや化膿などにも効果があるといわれ、風邪薬などにほかの生薬と合わせて配合されることがあります。【7】

[※3:BMI値とは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される、肥満度を示す国際的な指標のことです。]
[※4:活性酸素とは、普通の酸素に比べ、強い酸化力を持った酸素のことです。体内で過度に発生すると、脂質やたんぱく質、DNAなどに影響し、老化や生活習慣病などの原因になります。]

サポニンをは食事やサプリメントで摂取できます
サポニンを含む食品
○高麗人参(紅参)

こんな方におすすめ
○肥満を予防したい方
○血流を改善させたい方
○免疫力を向上させたい方
○生活習慣病を予防したい方
○風邪にかかりにくい体をつくりたい方



サポニンの研究情報
【1】プラティコジン(キキョウgrandiflorumの仲間:サポニン配糖体を含む)は抗肥満お
よびコレステロール低下特性を有します。高脂肪食誘発アテローム形成ハムスターに28日間、プラティコジン水性抽出物または粗サポニン分画を投与し、アテローム生成に対する作用を調べました。プラディコジン介入後、血漿および肝の中の総コレステロール濃度はそれぞれ13%~28%、41%~79%を低下し、糞便中のコレステロール濃度は2.5倍増加しました。このことから、サポニン配糖体は、血中のコレステロールを下げ、アテロームの形成を抑制する働きがあると考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19019115

【2】糖尿病ラットの血中グルコース、血中脂質、血漿脂質ペルオキシドおよび血小板凝集活性に対するイソフラボンおよびソヤサポニン(SPE)を含んでいる大豆植物の影響を検討しました。糖尿病ラットは、20週間SPE20 g/kgを含んでいる飼料で育てました。SPE摂取群は非摂取群よりも有意に血中グルコース、アテローム指数、脂質過酸化を低下させました。このことから糖尿病患者のSPEの摂取は、血漿中のグルコース、アテローム性指標、脂質過酸化を抑制する働きがある可能性が考えられました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14989898

【3】血栓症、血栓溶解に対するXuesaitong滴薬(総サポニン : XDP)の作用および機序について調べました。XDP 90、30 mg/kgを摂取させたラットは、有意かつ用量依存的様式におけるラットの動静脈シャント・モデルで血栓の湿重量および乾重量を減少させました。XDP 90mg/kg の3日間の胃内投与はラットの電気刺激誘発総頸動脈の血栓症に対して血栓溶解療法の十分な効果が認められました。XDP 80, 40mg/kgは有意に赤血球凝集を減らし、全血血液粘度を減少させました。このことから、サポニンを含むXDPは、抗血栓作用を有することがわかりました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17432152





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最終更新日  2024.05.26 20:30:56
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