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2024.08.25
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カテゴリ: 報徳
天保4年(1833)3月3日二宮金次郎は桜町陣屋を出発し、青木村を回村します。

3月7日尊徳の技能集団、西沼村丈八、東沼村専右衛門、物井村忠八、岸右衛門が大工、木挽など専門職人を引率して工事に着手します。
水の勢いを止める岩石は青木山から掘り出して村民に運ばせました。水を汲み干す踏車や堰堤の築造、特に高堰の枠組は、青木山から欅、杉、檜、松の大木が切り出す大工事でした。
この工事は、流水の中を掘って堰を造るので、早く木枠を埋める必要があり、金次郎は奇想天外の発想で工事を展開します。
川の上流の土手に、川幅に応じた一軒の茅葺の家を作り、これを両岸より吊り上げ、川の中央にせり出します。金次郎は屋根に上り綱を切ると、旧堰の棒杭に引っかかり沈むと、岩石、土俵、空俵、蛇篭を埋めて杭を打ち流水は止めました。堰はその上に組立てられ、大小二つの水門を備え、水量の少ない時は小門を開き、多い時は大門を開くという合理的な設計でした。茅葺の家を沈めたため、川底の土砂の流れが抑えられ、水持ちもよく洪水にもよく耐えた堅固な堰でした。
工事は3月7日より17日までの10日間で完成、水路の堀普請まで含めて3月24日に完了しました。人夫は1303人、茅1245駄、米173俵、金60余両。
青木村の古老たちは、この堰普請を「極楽普請」と伝えました。





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最終更新日  2024.08.25 17:14:22
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