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2024.10.31
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カテゴリ: 報徳
「安居院庄七 50歳からの大冒険」CF中

出版した本はリターン品とするほか
大学公共図書館へ寄贈
更に安居院先生故郷秦野市足柄上郡の小・中学校に寄贈します
現在支援が滞り小中学校への寄贈がおぼつきません

次世代のための社会貢献事業です
支援願いします

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○「報徳」11月号

「絶望名人のカフカ 希望名人のゲーテ」は頭木弘樹氏の本である。



本誌稲沢潤子
「あり得ない設定から出発 観察眼は細かく正確 リアルでユーモアもある」

カフカは「現代は僕に近い」という。

カフカが描く世界は悪夢そのものである。


・尊徳は生涯にわたって絶望の世界と対峙した。
5歳の時に酒匂川の洪水で田畑を失い、苦難の生活の中で父も母も失い、桜町復興の十年も、半分以上は絶望の時だった。
小田原藩の報徳仕法も、藩主がなくなると、武士に歯向かうやり方だと断罪され、小田原追放となる。
打ち首にしろ、島流しだ、焼き討ちだと、脅迫のビラや嫌がらせをたくさん受け、尊徳が風呂に入っていると、「先生、危ない」という叫び声が聞こえ、尊徳がとっさに風呂から飛び出すと、槍が二本、風呂場に突き刺さったという。
 権威や権力、それを後ろ盾にする人たちの所業を尊徳は嫌というほど体験した、まさに絶望名人といえよう。
幕臣に取り立てられたが、日光神領の再建のための案は十年近く据え置かれている。
しかし尊徳は、どんな状況でもそこに道を見出している。

森羅万象をゲーテは目的論的に捉え、カフカは存在論的に分析し、尊徳は実践論的に克服しようとした。
この三人に共通するのは徹底したリアリズムの精神である。現実を見るまなざしの深さである。
「予が足を開け、予が手を開け、予が書簡を見よ。予が日記を見よ。戦々兢々、深淵に臨むがごとく、薄氷を踏むがごとし」と尊徳はいう。
世界は今、たくさんの不条理に満ちている。この否定的現実を、否定し、克服する思想と実践は、あらゆる局面で求められていよう。
「一円仁、みのり正しき月夜かな」。江戸時代に生きた尊徳は、絶望界からこのような世界を生み出すことが出来た。

...





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最終更新日  2024.10.31 18:41:48
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