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2025.08.24
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カテゴリ: 森 信三



森信三先生の言葉である。
「森信三先生随聞記」で寺田一清さんが、森先生がフト漏らされた言葉を記録されている。
「天の封書」実に重みのある言葉だ。
それは、いったい何のために自分は生まれてきたのかを真剣に受け止める人にして、初めて開くことができるものであろうか。

K先生が、個人で初めてサロンを経営した時、短期間のつもりで雇った女の子が、お客さんに対して満足な挨拶一つできない、腰に片手をあててにらみつけるような態度しかとれなかった。
先生 は、その子と格闘するように繰り返し繰り返し教えた。
「人間は何のために生まれてきたんだと思う?」
「知らねえよ」こんな返答しかできないのである。


その子がサロンの大事な機械を壊してしまった。
「先生この機械死んじゃいました。」
「おかしいなと思った時点で機械を止めようと思わなかったの?」
「じゃあ、弁償したらいいんでしょ」とつっかかってくる。

これが機械でなく人間だったらどうするの?
転んだときに『大丈夫ですか?』って声かけない?
あなたに分ってほしいのはそのようなことなの。」


両親は喜んでくれるだろうか、
お客様は喜んでくれるだろうか、
先生は喜んでくれるだろうか、
を基準にしてちょうだい。
相手に喜んでもらおうと思ってやったことなら、たとえ、何が起きても私はあなたをかばいます。」

先生 はこのようにして自らの経営方針を人を育てることにおき、次から次へと貰い子のようにいろんなとんでもなく不器用な子、どこの店でもすぐ首になる子を一人前の人間、人を使い育てることのできる店長に育て上げ続けるのである。

ああ、こういう人こそが「天からの封書」を開いた人といえるのかもしれない。





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最終更新日  2025.08.24 03:40:04
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