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2026.02.23
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カテゴリ: 朝ドラ
『#ばけばけ』は熊本編
岩崎男爵家 財閥 弟弥之助系 その1 : 直球和館

ドラマの舞台となっている第五高等学校(熊本大学の前身)には、東京理科大学の創設者のひとり・櫻井房記も同時期に赴任していた。
教授として教鞭をとるかたわら、孤独を感じがちだったハーンの良き理解者として、彼を支えた存在です。
数学や物理学の専門家でありながら、異国の友と心を通わせた教育者でした。
のちに同校(第五高等学校)の校長も務めました。

◎「ここは面白味のない土地のようです。そして、きょうは、まるで地獄のように寒いのです」

熊本に到着してすぐにハーンは、東京帝国大学の教師だったバジル・ホール・チェンバレンに、手紙でそんな胸中を吐露している。

「何もかもが、非道なほどに高価で、あの出雲の人々の心を魅する純朴さは、ここにはありません。わたくしの家族の者たちは──わたくしと一緒に四人来ているのですが──陸に上がった魚みたいな気分です」

セツ

 そう誘われて月のない晩に寂しい道を歩きながら、山の麓までいき、さらにその上にある、というので、2人で小道を上っていくと……そこは墓地だったという。ちょっとしたホラーだが、ハーンは「あなた、あの蛙の声聞いて下さい」

「夏休みに伯耆から隠岐へ参りました。隠岐では二人で大概の浦々を廻りました。西郷、別府、浦の郷、菱浦、みな参りました。菱浦だけにも一週間以上いました」

熊本時代のハーンは、仕事上でも手ごたえを感じられずにいた。

 生徒は松江の頃よりも年上の16歳から23歳で、頭の中は大学受験のことばかり。都会の大学を目指す学生たちに、ハーンがいくら熱心に日本文化の魅力を語ったところで、心に響くはずもなかった。

 教室外では、教師の同僚と対立してしまったり、出版社とはトラブルが生じたりと、踏んだり蹴ったりだったハーン。そんなときだから、執筆ははかどったらしい。この頃に、来日第一作となる出世作『知られぬ日本の面影』を仕上げている。

 ハーンは赴任して3年で熊本を去ることを決意。次は神戸へと移っていくのだった。





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最終更新日  2026.02.23 11:57:45


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