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2026.03.25
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カテゴリ: 坐禅
「永平家訓抄話」澤木興道 1-5

 そこでこれから下に外道の目録があげてある。「兄弟(ひんでい)」というのは皆様ということである。「兄弟(ひんでい)須らく知るべし」皆様すべからく知るべし。外道は「明無く暗無く」明ということは悟り、暗ということは迷い。明ということは差別、暗ということは平等。明ということは二、暗ということは一。こういういろいろないい方がある。あるいは哲学とか思想とかいろいろいうのが、この外道のどこかにひっかかっているのである。新興宗教のごときには、大いにひっかかりがあるわけである。わたしがどこやらで講演しておったら、あとで質問してもよろしいかといって、あなたはなぜ眼鏡をかけておるか、自分で治らんですかという。それはあとで聞いたら「生長の家」の信者で、「われわれに病いなし、とこう思うたら近眼でも治る」というのである。自分の近眼くらい治っても治らんでもいいじゃないか。わたしはそんなことなど感えたことはない。そんなことはほったらかしておいたらよい。西有穆山禅師が赤痢を患うたときに、日に何十遍血便をたれる。その西有禅師が、おれが治ったら五位の不能語を開講するというので、寝転んで『五位訣』の下調べをしておる。「あなたご病気のときに・・・」というと、「尻は尻で勝手にしておるわい」といわれた。病気は病気で勝手にさしておけばいい。わたしらでも年寄ったらいつも達者過ぎてしようがないということはない。一切その時その時の身体の調子にまかせぱなしである。

(「永平家訓抄話」p.226-227)





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最終更新日  2026.03.25 02:00:05


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