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2026.07.31
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カテゴリ: ユマニチュード
「ユマニチュードへの道」イヴ・ジネスト

p.41 ユマニチュードはなぜケアのマニュアルではなく、哲学なのでしょう?

 ユマニチュードとは、いわばコンセプトです。「人間らしさ」とは何かをつねに問いながら、それを実現させるための手段として技術を使います。その技術は、「ジネスト・マレスコッティのケア技法」と呼ばれるマニュアルとして存在し、基本的な哲学とともに400ほどの技術で構成されています。
 どの技術をどんなときに、どのように選び、どんなふうに組み合わせるかを決める際、「なぜ自分はそのケアをおこなうのだろうか」「ここで大切なことは何だろうか」「いま優先すべきことは何だろうか」と考える、そのよりどころとなるのがユマニチュードの哲学です。
 哲学があるからこそ、技術が生きます。この2つを切り離すことはできません。ケアの現場における点滴や清拭、与薬、食事介助などは、ともすると単なる「業務」のように済ませてしまいがちです。しかし、ユマニチュードでは、ケアの現場でおこなわれるすべての行動やその環境に関して、つねに「人とは何か」という哲学に立ち返ります。
 ケア技法・ユマニチュードは、「自分が大切にしている価値」つまり哲学と「自分が実際におこなっていること」つまり行動と一致させるための手段なのです。



映画『急に具合が悪くなる』公開記念特別座談会〜濱口監督×松田プロデューサー×ジネスト先生×本田先生が語る、映画とケアの未来〜

濱口 この映画を観た方から、よく感想として「ユートピア的だ」と言われることがあります。ある種、否定的なニュアンスで「こんなキレイごとの施設は現実にはないよね」と。

ただ、私は実際に施設を見に行っていますが、そこは今回映画で描いた施設よりも、ずっとユートピア的に見える場所でした。ですから、勿論、ここの施設によって置かれている状況は違うにしても、 決して不可能なことではないと確信 しています。その実践に励まされたからこそ、 みんながそこにたどり着くプロセス――この現実と、一見ユートピアに見えるものとの間を埋めるような映画にしたいと考えました





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最終更新日  2026.07.31 05:00:05


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