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2025.10.29
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カテゴリ: 神社仏閣・御朱印


前回掲載した入鹿宗雲新田の熊野社から北に向かい県道176号線で東に向かい、伝右交差点を左折する右手に森が見えてきます。
今回の目的地は大口町伝右の入鹿伝右新田に鎮座する八王子社を掲載します。

大口町伝右に鎮座する八王子社の社頭全景。
社頭右側に八王子社の社標と注連柱と常夜灯を構え、参道は写真後方の杜に伸びています。
鎮座地の伝右(でんね)は明治39年(1906)太田村、小口村、富成村の三村が合併し大口村大字秋田となり、後の大口町秋田の一部から昭和54年(1979)に成立した地名で、社頭の南側には伝右公会堂があります。

上は大正9年の傳右衛門新田周辺地図。
明治の地図にも神社の印が確認でき、はじまりは庄屋伝右衛門の先人が、現在の江南市安良から移住し、寛文2年(1662)に当地を開墾し成立させた入鹿伝右衛門新田にはじまるようです。
鎮座地は入鹿伝右衛門新田の北外れに位置し、新田の南を東西に延びる現在の県道176号線を東に向かうと本宮山西麓に鎮座する大縣田神社に行きつき、東麓には入鹿池が迫っています。

現在の地名は、当地を開墾した伝右衛門からきているものと思われ、前回の入鹿宗雲 熊野社を例に倣えば入鹿伝右 八王子社となるのだろうか。

社頭から先の参道と鳥居の眺め。
稲田の広がっていた時代に比べ、周囲の様相は変わっていますが、八王子社の杜は今も濃い緑を残しています。

鳥居前から境内の眺め。
鳥居の先に構えた蕃塀が下界から社殿を遮っています。
左手には空に向かって伸び続ける巨木が聳えており、ランドマークとしての存在感を漂わせています。

大口町史・愛知県神社名鑑による八王子社の紹介は以下のようなもの。
『15等級 八王子社 旧村社
鎮座地 丹羽郡大口町大字秋田字郷裏67番地
祭神 
市杵島姫命、活津日子根神、熊野樟日神、多芸津姫神、田心姫神、天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命 
由緒
社伝に、元和9年(1623)4月、丹羽郡安良村(現江南市安良町)の佐藤伝右衛門らがこの地を開拓し、入鹿伝右衛門新田として新しく村を成立させた際、郷里の八王子社(現在の江南市安良町八王子地内)を勧請し、守護神として祀ったとされる。

『尾張徇行記(1822)』には正保3年(1646)勧請と記されている。
明治8年村社に列格する。
例祭日 10月15日に近い日曜日。
社殿 本殿流造・幣殿・拝殿。
氏子数 45戸。
境内社に秋葉社・津島社・神明社。』


石造蕃塀(1930)。
下部に兎と千鳥が描かれ、上部は八王子神社と彫られた束の左右に龍が彫られています。

拝殿全景。
一対の常夜灯の先に献灯台と狛犬を安置する。

石造献灯台(1930)にも装飾が施されています。

火袋の左右側面には跳ね獅子、正面には龍が彫りこまれています。

社殿全景。
入母屋瓦葺の妻入りの四方吹き抜け拝殿で、全て丸柱が使われています。
拝殿から祭文殿は渡廊で結ばれています。

拝殿前の狛犬は昭和12年(1937)に寄進されたもの。

拝殿外観には奇をてらった意匠は見られず、印象はシンプルなもので、内外に拝殿額は見られなかった。

拝殿内から狛犬が守護する渡廊と祭文殿の眺め。
八王子社の秋祭りでは、境内で湯立神事や拝殿内でお囃子による巫女舞が披露されるという。


渡廊を守護する狛犬、寄進年は確認できなかったが、この風貌は昭和以前の寄進と思われます。

祭文殿と本殿域全景。
祭文殿から板塀が本殿域を取り囲んでいます。

幣殿格子戸から幣殿内・本殿域の眺め。
よく見ると、ここに八王子社の額が掛けられています。
中央が八王子社本殿で、神社名鑑には流造とあったが、板宮造りのようにみえます。
本殿の左右に摂社が祀られているようです。

本殿右の摂社、どちらも板宮造り。
境内社に秋葉社・津島社・神明社の三社を祀るとありますが、この二社が何れにあたるのか不明です。

本殿後方からの眺め、シンプルで落ち着いた佇まいをしている。

本殿左の境内社。
一対の春日灯籠が建てられ、その先の本殿には社名札はなく、社名は不明です。
安直ですが、個人的に赤い屋根からイメージできるのは津島社だろうか。
左の幟立て?は「安全」と刻まれ、明治45年(1912)に奉納されたもので、その左の石標には「わらじはし」と刻まれています。
「わらじはし」を調べてみましたが詳細は不明です、どこからか移されてきたものだろうか。

入鹿伝右 八王子社
創建 / 寛文2年(1662)
祭神 / 活津日子根神 熊野樟日神 多芸津姫神 田心姫神 天忍穂耳命 天穂日命 天津彦根命 市杵島姫命
祭礼 / 10月15日に近い日曜日
氏子域 / 大口町:伝右
所在地 / 丹羽郡大口町伝右1丁目15番地1
参拝日 / 2025/10/13
熊野社から八王子社 / 北に向かい県道176号線を東に向かい、伝右交差点を左折、一筋目を右折、​​ 距離1km、車で5分未満​ ​。
関連記事
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・入鹿宗雲 熊野社






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Last updated  2025.10.29 00:00:11
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