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「伝え方」が大切だということは、ベストセラーの本のタイトルを見てもわかるでしょう。伝える技術が、ある程度のレベルまでいっていないと、受け取った人が有難迷惑になるだけではないでしょうか。
今回は「伝え方」で大切な 3 つのポイントを、まとめていきたいと思います。
「伝え方」には、 2 つの側面があります。それは「あり方」と「やり方」です。
「あり方」とは、その人がどういう気持ちや考え方で発信しているのか、ということです。
「やり方」の中身は、 2 つあり、「言語」と「非言語」にわかれます。「言語」は、話の内容や話の論理構成になります。「非言語」は、その人の雰囲気などの言語以外で相手に伝えているものです。
あり方とは、伝え方において一番大切なことです。「相手にとって、自分はどんな言葉を使い、どんな表現で届ければいいのか?」と考えることが、基本のスタンスです。
「相手のどういう問題を解決しようと思って伝えるか」「相手は頭の中で何を想像しているか」など、相手のことを考えて、表現することが大切な、あり方になります。
伝えることは「発信」です。大事なポイントは、発信をする前にまず相手のことを考える「受信」が大切になることです。「受信力を高めることが伝え方の土台」ともいえるでしょう。
職場やプライベートで、「自分は理解しているけれど、人に伝えようと思ったら上手く伝えられない」という人がいるのではないでしょうか。
これは、自分の考えていることや心で思っていることが、言語とつながっていない、ということです。つまり、日ごろから自分のあり方と言葉がつながっていないということです。ここがつながっていれば、問題は起きないのです。
たとえば、きれいな言葉を使っていたとしても、言葉と行動が合っていなければ、信頼が下がっていくのではないでしょうか。その人の不一致な言葉と行動が、続けば続くほど信頼はどんどん下がっていくでしょう。逆に言い換えると、言葉と行動がつながっていれば、ある一定の信頼は担保できるということです。
日常から、自己理解がなっていないと、どの言葉を選べばいいかわからない状態になるでしょう。自分の考えや思っていることを言語化することは、日常から意識していないと、いざというときにできないのです。
言葉が出てこない原因は、普段の自分と「違う人間」になろうとしていることでもあります。無理に背伸びをすることなく、身の丈にあった言葉で丁寧に伝えれば、十分に相手に届きます。
「非言語」とは、会話や文字以外でのコミュニケーションです。服装や身だしなみ、ボディ・ランゲージといった、身体部位の動作で相手に伝える方法などにあたります。
また、 非言語のルールは、 環境や文化などで変わるという特徴を持っています。非言語コミュニケーションは、発信する側と受け取る側の暗黙(共通)のルールに基づいて成立しています。
非言語コミュニケーションを、一言でいうと「あなたの雰囲気が、相手に何かを伝えている」ということです。
非言語は、日常から準備して身につけておく必要があります。それは、日常でおこなっている表現以上に、本番では表現できないからです。
「心を動かすにはまず身体を動かせ」というように、感情を引き出すのは身体です。普段から身体で表現することが、本番への準備となります。
そして、普段から非言語を意識していると、「感動が増える」「感受性が豊かになる」など、日常が彩り鮮やかになるというプラスの効果もあります。
ちなみに、話し方での非言語のコツがあります。それは、「非言語の表現は心の動きより小さめにする」ということです。「抑えているけれど、心はすごい動いている状態」で話すと相手に伝わります。抑える方が、エネルギーが溢れてパワーが出るのです。
いかがだったでしょうか? 今回は「伝え方」についてまとめてきました。
心と言葉が合っていないということは、私も経験してきました。地に足がついていない感じで、気持ちが入らないものです。そして、非言語というのも、無意識に相手に何かを伝えています。こちらは、普段から意識して磨き上げていきたいですね。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
【有料級】講演料300万円!鴨頭嘉人に聞く「話し方」の極意。話す内容や表現より大切なこととは? @kamohappy 【創生陸玖の小説集@note】
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