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願望系や問題回避系の言葉を使わないことが、よりよい未来を作ることに欠かせません。では反対に、どんな言葉を日常的に使えば、よりよい未来を作っていく言葉になるのでしょうか?
今回は「目的志向の言葉」を中心に、アファメーションやセルフトークについて見ていきたいと思います。そして、未来のための口癖を 2 つ見てみましょう。
望む未来を作っていくためには「私は今、○○だ」という言葉を口にして、今この瞬間から望む未来を体験していくことが大事です。
そして、自分が望む未来を手に入れていくために、「目的志向の言葉」を使うことです。言葉には「目的志向型」と「問題回避型」の 2 つの言葉のパターンがあります。
たとえば、週末、温泉に行く場合、
・目的志向型=「来週 1 週間も体をいい状態に保ち、目標を達成していくために、温泉でリラックスする」となります。
・問題回避型=「ストレス解消です」「これまでの疲れを癒やしてきます」となります。
「週末、温泉に行く」という同じ行動でも、理由が違うと雰囲気が変わってきます。そしてこれは理由の言葉によって、脳の動く部位も異なってきます。
目的志向の言葉であれば、報酬系の部位がメインで動きます。対して、問題回避の言葉では、苦痛系の部位がメインで動きます。その結果、それに伴う行動や、体の状態も変わってきます。
「目的志向型」と「問題回避型」とは、行動の動機のパターンです。
「目的志向型」は、目標や目的があるときにモチベーションが上がる場合です。その行動は「何かを得る」という形になっています。
「問題回避型」は、不安やリスクを避けることでモチベーションが上がる場合です。その行動は「何かを避ける」という形になっています。
自分の行動のすべてに対して、未来に向けての具体的な目的を持つことです。避けるための言葉や、過去を基準とした言葉を使うのではなく、常に未来の目的に向かった言葉を使うことがポイントです。
具体的に言うと、「~を得たいから、○○をする」というように、常に未来への目的意識を持つことです。
他にも、仕事であれば「生活できなくなりたくないから仕事をする」→「○○という夢を実現したいから仕事をする」、何か買うときであれば「ないと困るから」→「それを買うことでどんな未来が手に入るのかを明確にする」など、近い将来への明確な目的を持つことが、脳の報酬系を働かせます。
では、ここで「未来のための 2 つの口癖」を見てみましょう。
①予定外のことが起こった場合
②ブレイクスルーするためには?
①予定外のことが起こった場合
人は、考えていたことと違うことが起こると、失敗やうまくいっていないと思いがちです。しかし、実際に自分がイメージしていたことが、本当に正解かどうかはわからないのです。なので、予定外のことが起こったときは、「あっ、何だか面白くなってきた」という言葉を使うことです。
運を味方につける人は、予定外のことを失敗やトラブルと捉えず、「面白いこと」と捉えます。また、そういったことが起こった直後に、「これは面白いことになってきたぞ」「すごくいいことが起こるぞ」と言葉にすることで、現状をそっちに持っていくのです。これが言葉の力を利用するということなのです。
予定外のことが起こったときは、変化を起せるチャンスでもあります。そしてそれは、新しく変化しなさいというサインでもあるのです。
②ブレイクスルーするためには?
ブレイクスルーするためには、「楽しむ・楽しまない」「相手が喜ぶ・喜ばない」ということは全く関係ありません。「なんのために」という目的をはっきりさせることが大切になってきます。
・「私は△△のために、この価値を提供します。だから○○をします。以上」
・「自分はこういう目的で、こういうことをクリアにしたいから、○○を活用します」
このように、ブレイクスルーするためのセルフトークは、「なんのために」という目的をはっきりさせ、得たい結果にフォーカスする言葉を使うことです。
以上が「未来のための 2 つの口癖」でした。
失敗と思っていたことが実はよりよくなるための変化ということもあります。ステージが上がる前は、今まで順調に進んでいた事柄がひっくり返るものです。
そのために、「よりよい変化にするための口ぐせ」「よりよい未来をつくるための口ぐせ」を身につけていきましょう。また、ブレイクスルーするために、自分の「なんのために」を明確にし、ゴールを意識する言葉を使っていきましょう。
いかがだったでしょうか? 今回は「目的志向の言葉」を中心に、よりよい未来をつくる口癖を見てきました。
言葉は、 20 日間使い続ければ、脳が新しい言語パターンとして定着すると言われています。新しい価値観にするためには、古い価値観を壊す必要があるということですね。
あなたの望む未来は、どんなものでしょうか? 望む未来を明確にして、そして意識して言葉を使うと、加速度的にその未来が実現しやすくなっているかもしれませんね。
さて明日は、「辛いことは『過ぎ去った過去』にしてしまう」というテーマで言葉を見ていきましょう。お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
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