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今回はセスの本の中から「脳」「自我」「蓋然的な出来事」について言っていることをまとめていきたいと思います。
「脳」について、バシャールの本では「脳は受信機」ということを言っていました。セスは「脳」について何と言っているのでしょうか? さっそく、見てみましょう。
脳は「心の物質的な対応物」です。脳は心が受け取った情報をあなたの身体へと伝えます。
魂と知性の機能は、脳によって身体と結びついています。脳の働き(フィルター)を通して、非物質的な源から生じる出来事が物質的なものになります。あなたの経験はフィルターを通して、あなた自身が理解できる形に自動的に変換されます。
フィルターを通るとき脳は、何に焦点(フォーカス)を当てるべきかを明確にわけるように働きます。そのため物理的現実、つまりはあなたの人生において、心は脳の成長と活動に大いに依存するのです。
身体の細胞はそれぞれが小型の頭脳です。それ自身の個々の経験の記憶と、他の細胞や全身との関係における記憶のすべてを持っています。それぞれの細胞は身体の過去、現在、未来、すべてに関する固有のイメージを持って活動している生きている肉体なのです。
自我は、ひたすら願望を満たすことを要求します。
それゆえに自分自身にとって居心地がよく、理解の及ぶ範囲の現実だけに浸ります。それ以外の次元や現実(リアリティ)の存在は認めたがらないのです。
自我は、もともと補佐役です。そして容易にその元来の性質を取り戻すことができます。すべてを支配するような暴君ではないのです。
自我は学びに関しても熱心です。さらに、頑固ではなく、好奇心という極めて重要となる価値を携えているのです。
あなたは自分の意識的な観念から、「これが現実だ」と見えるものを形づくっています。知覚する個人的な経験が、あなたのすべての世界をつくっているのです。
観念は選別と指示のための媒体に使われます。多くの非物質的、蓋然的なことの中から特定の物事だけを、物質的現実に具現させます。
※蓋然(がいぜん)=たぶんそうであろうと考えられること。ある程度確実であること。⇔必然。( コトバンクより参照
「自分自身についての観念」が自己イメージをつくり、自分にとって可能なことと不可能なことの自分の概念を定義します。それゆえに、あなたは非物質的で蓋然的な出来事のうち、自分にふさわしいものだけを選びとるのです。
身体の物質構成は観念に従います。そのため身体のあらゆる感覚データに、観念からの指令が忠実に身体活動として反映されているのです。
今、あなたが「自分と見なしているあなた」は、あなたという存在の蓋然的な状態の中から、わずか一つが現れているだけです。物質的現実に経験として表面化しているだけなのです。
その「あなた(自己イメージ)」が物理的な人生を統率しています。すべての感覚データを「枠」にはめて限定しているのです。
蓋然的な状態である他の出来事も、いずれ物理的に経験されるかもしれません。自分に対する観念が変われば、あなたの経験も変わるからです。あなたは、観念を変容させていくほどに違う世界を知覚するようになるのです。
いかがだったでしょうか? 今回はセスの本から「脳」「自我」「蓋然的」というポイントからまとめてきました。
自分的にまとめると、誰しも蓋然的な状態であり、その中の 1 つの現実を選んでいるということであり、そして、観念が変わると、知覚が変わり、あなたの世界が変わるということです。
仮説ですが、セスが自我のことを説明しているところは、脳のことを説明しているのではないかなと思います。「ひたすら願望を満たすこと」とは脳の報酬系のことであり、「自分自身にとって居心地がよく理解の及ぶ範囲の現実だけに浸かる」というのはホメオスタシスの働きであり、「それ以外の次元や現実(リアリティ)の存在は認めたがらない」は現状維持バイアスのことだと思うからです。
あなたはどう思いますか? なかなかわからない単語が出てきますが、バシャールやエイブラハムや脳科学・心理学の言っていることと比べると、理解が深まりそうな気がします。さて、まだまだセスまとめは続いていきますよ。では、明日に続く。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】
・セス・ブック 個人的現実の本質【電子書籍】[ ジェーン・ロバーツ ] セス・ブック 個人的現実の本質【電子書籍】[ ジェーン・ロバーツ ]
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