日本語で話そう

November 30, 2007
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カテゴリ: 映画
タイトルは「約束の旅路」
映画を見始めてすぐに思った疑問。同じユダヤ人なのにどうして皮膚の色が違うのか?
民族と言う言葉に世界中で一番鈍感な日本人だから良くわからない。ヨーロッパに迫害され続けたユダヤ人がいたのも分かる。肌の色が違っても宗教が同じ人たちがいることも理解できる。
でも同じ民族の中に姿が違う人がいるって?

昔、キリスト以前のユダヤ教徒がアフリカの地にもいた。ヨーロッパの白い人たちは第2次大戦後約束の地に帰り、アフリカで子孫をつないだ人たちもすべてのユダヤ人は約束の国に帰ると言う政府の方針でエチオピアの難民キャンプから救い出される。

映画の中の黒い肌の少年は難民キャンプから母親と共に約束の地、イスラエルへ。しかし彼は本当はキリスト教徒だった。手をつないで脱出した母親はキャンプで無くした自分の子の代わりに彼を連れて出た。何も言わず。彼の母親の無言の願いを聞いて。
その彼女もイスラエルで死に。彼は白い世界に取り残される。偽りの宗教の重荷、残してきた母に会いたい気持ち。肌の色への差別。
もうだめだ。
胸が痛くなる。


わが民族は海に囲まれた小さな島に閉じ込められ世界の苦悩を知らずに生き続けてきたような気がする。
どこかで戦争が起こってそこで初めてそれが民族に根ざしたものだと知る。

涙涙で見終わったその映画。
アフリカのユダヤ人のことを「ファラシャ」 と言うらしい。
すべての人たちに安住の地が約束されていたらいいのにね。








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Last updated  November 30, 2007 11:15:52 PM
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