日本語で話そう

April 6, 2008
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カテゴリ: 東海道五十三次
東海道五十三次三日目

蒲田駅に降り立つ
さあ、今日は多摩川を越えるぞ!と。

蒲田駅から六郷土手までは東海道を思わせるようなものの無い広くて車がたくさん行きかう道路だ。排気ガスを吸って歩くのはいやだな。

多摩川に着いたら土手でコーヒーでも飲もうと缶コーヒーを買う。
温かくなってしまわないうちに着くのを願って。

多摩川の土手まで来て初めて土の上を踏みしめた。これまではコンクリートかアスファルト。
ぞうりをはいて着物を着てやわらかい土を歩くのがいいか、靴を履いて、動きやすい洋服を着て硬いアスファルトを歩くほうが早いか、それは分からない。
しかし、草の上で一杯のコーヒーを飲むのは本当においしい。


その向こうは川崎
IMG_2538.JPG

一度橋はかけられたことがあったが、その後は橋が流されてからは再建されず船で渡していたそうだ。

rokugounowatashi.JPG

多摩川を渡るとすぐそこは川崎の宿場に入る。
街中にもかかわらず茶飯屋「万年屋」、田中本陣跡、佐藤本陣跡など案内板がところどころにあって歴史の道を思い起こさせる、多摩川以前の殺伐とした道路とは違って歩いていても楽しい。

IMG_2544.JPG

川崎駅周辺まで来て、ちょっと本屋に寄り道、そこでよく出来た東海道の地図を買う。
思わぬ掘り出し物?
江戸からの距離(キロメーター)と歩数が書いてある。宿場から宿場まで大体どのくらいかかるか予想がつく。何よりいいのは各宿場の下に自分の歩いた日にちが書けるようになっていることだ。
歩くのが励みになる地図だ。
chizu.JPG

川崎の宿場で昼食休憩。
サラリーマン達があちこちのレストランや食堂に入っていく。
うーん、何を食べようかな。

サラリーマンに混じって恐る恐る牛丼屋に入る。
実は前前から一度食べたいと思っていたのだが入る勇気が無かった。初体験。味はまあまあだね。

今日歩いて一番目に付いた人たち。サラリーマンを抜かせば、それは路上生活者。
多摩川の橋げたの下、多摩川の河原、そして自転車に空き缶を付けたり、生活道具を積んで引っ張っている人たち。
多摩川のあたりにはそんな人たちがいっぱいいた。

拾ってきたごみのなかに建っているものが多かったが、河原には大きな柳が何本かと桜、桃のようなピンクの花の木が数本、野菜畑のようなものがある一角があり、その中に数軒のブルーシートの家があった。テレビアンテナまである家もある。電気はどこから?映るんだろうか。
そこにも紛れも無く春が訪れていた。
夏になリ台風が来ると多摩川は増水してすべて水の中になってしまう。そんな様子をニュースでよく見る。だけれど、柳の木は一年や二年で育った大きさではなく見事に立っている。
そしてそこに生活する人も過酷な自然に負けないで生活している様子が見て取れる。
その生活が違法であるのは明らかだけれど、この世の中、逆境にもめげずしたたかに生きる人たちにそっと小さい声で「がんばれ」と声をかけたくなった。

鶴見では横道にそれて総持寺拝観。
御朱印ゲット。
それた分だけ余分に今日の歩いた総歩数一万九千歩。

もう少し桜も楽しめるかな。
総持寺の山桜
IMG_2590.JPG

次回は花月園駅から






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Last updated  April 7, 2008 02:01:29 AM
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