日本語で話そう

April 8, 2008
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カテゴリ: 東海道五十三次
東海道五十三次 神奈川の宿まで

毎日のようにブログに東海道道中記を書いているが、実は時間のあるとき歩いているし、ブログも遅れがちでUPしている。
だから今日は日曜日の分。

前回は鶴見でギブアップ。箱根駅伝の花の一区を走る選手は一人で鶴見中継所まで走って来てしまう。すごいな。わたしは三日を要した。

日曜日
降り立った駅は京浜急行花月園。
ここからなら東京に住んでいる下の娘のアパートからそう遠くないので、一緒に歩かないかと誘ったのだが、前日ライブに行って遅かったから眠いと断られた。

駅を降りるとなんだか懐かしい。前回ギブアップして電車に乗ったのがどこかよそよそしかったこの駅。今日でたった2回目なのに駅前のお菓子屋さんも、商店街も懐かしくて帰ってきたなと感じるから不思議だ。

駅から東海道に戻る。

このあたりは魚河岸横丁、たくさんの魚屋さんが並んでいつもならきっと活気に満ちているだろうな。でも今日は日曜日。すべてのお店のシャターが降りていた。ちょっと残念。
uogashiyokocho

そしてこのあたりは歴史上有名な生麦事件のあったところ。
江戸に上る薩摩の島津久光の大名行列を何人かのイギリス人が馬に乗ったまま横切り、警護の侍に切りつけられてその後の薩英戦争の発端になった場所だ。
イギリス人の中に女性がいたことは説明を読むまで知らなかった。
黒船が来てからもうその頃にはかなりの外国人がこのあたりにいたことになる。
歩いていても多摩川あたりから関門と呼ばれる外国人の情報や外国人との揉め事をいち早く知るためのチェック場所跡がいくつか越し方に記されていた。
namamugi

そんな歴史の騒動と関係なく日曜日ののどかな昔の面影などまったく無い東海道を歩く。

こんにちは
konnichiwa

この小さな通りが大きな国道15号に出るところに大きなキリンビールの工場がある。
なんだか誘われるように工場に入ってしまった。
決してビールに誘われたわけではない。アルコールは駄目なのだ。

kirin

みんな様々なビールを飲んでいるが、飲めない私はジンジャエールとサラダ・ハマーナを注文する。前回牛丼屋に入って決心した「旅は粗食でつつましく」は早くもどこかへ行ってしまった。
salad

食事の後またテクテク歩く。
国道15号線はまったくつまらない。
kokudo

昔に思いをはせる余地も無い。心の余裕も無くなって殺伐として来るのでそんな道が続くとつい横道にそれてしまう。人々の生活の証しを求めて。

mitikusa

幸い旧東海道の一本奥の道を歴史の道として再現、保存してくれている。

kanagawamatunamikitakafudaba

高札場は昔の掲示板、幕府の通達や御触書を掲げておく場所。

そしていつしか神奈川の宿場に入る。
歴史の道を歩き人々がお花見をしている公園の脇を歩き京急神奈川の駅に出る。
もう横浜だ。ベイシェラトンホテルと高島屋が見えた。
ここから道は京急JRをまたぎ横浜から保土ヶ谷に向かって横浜の港から離れていく。
そう、旧東海道は横浜を通ってはいない。横浜はペリーが来て開国をしてから発展した町なのだ。yokohama








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Last updated  April 8, 2008 06:56:41 PM
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