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今日も、嶽元野ばらです。『カフェー小品集』(嶽元野ばら 青山出版社)。 実在のカフェを舞台にした、短編集です。エッセーなのか、小説なのかよく分からないけど。微妙なラインのストーリーですね。 ちょっと、こういう話は苦手です。どうしても小説として読むことができず、作者の体験として読んでしまうので。全ての文章は、フィクションでしかない、というのがワタシの持論ではあるんですが、それでも、人のレンアイを覗き見しているようで、気分がよくない。あんまり他人のイロコイには興味がないのです。 この作家の目を通した、舞台のカフェーはどこも魅力的。古き良き時代がまだ生きている場所。骨董品も、カフェーも価値の分かる人にはわかる、通の世界ですよね。 実際に行ってみたら、ボロいだけだったりして。そして、「ボロい」と感じる自分の感受性の鈍さに、またウンザリするんだ。きっと。と、思うと、本を読みながら、まだ見ぬカフェーに「行きたいなぁ」と思ってる方がいいかも。うーん、こういう消極的な生き方はいかんねぇ、とは思うんだけどね。 それともうひとつ大きな勘違い。嶽元野ばらってもしかして男性なんですか?あらら、女の人だと思ってた。だって文庫の「鱗姫」の写真、女性みたいに見えるよ?やれやれ。
2003年10月29日
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今日は、吉田修一『熱帯魚』(文芸春秋)を読み終わりました。読み飛ばしています。 今週は、メンタルの調子も良くて、仕事も忙しすぎず暇すぎず、ということで読書も快調です。本を読むのが楽しくて仕方ない状態です。常にこうだといいんだけどねぇ…。 ということで、吉田修一です。この人の本も他に1冊くらいしかよんでませんが、独特の雰囲気のある人です。 私が主人公の男性にうまく感情移入できないせいなのか、他の本のように、読んでいても主人公に自分をうまく重ねることができません。 だからかな、上も下も右も左もない空間に、「ぽかっ」と放り出されたような、不安定な気持ちになります。不思議な感じ。どの作品も、読後感は「ぽかっとした感じ」。単に理解できてないだけなんだろうけどね。 十全に理解できて無くても(小説は、理解するもんじゃない。感じるもんだぜ、と負けドッグのつぶやき)面白かったですよ。 ということで、これから借りてきた漫画『多重人格探偵 サイコ』をよむんだー!相変わらずギャップありすぎ。 まぁ、これが人生さ。と日記も意味もなく、浮かれ気味。 自分の書いた浮かれポンチな文章を冷静になってから読み返すと、深く落ち込むんですよね。やれやれ。でもまぁ、もう書いちゃったし。
2003年10月28日
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って、映画じゃなくて本ですが。2冊読み終わりました。トバシすぎ。ちゃんと読めてるのか?自分。 1冊目吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』(幻冬舎文庫)。 しばらくばななさんの本を読んでいなかったのですが、先日読んだ、河合隼雄先生との対談が面白かったので、久しぶりに借りてみました。ほんとは『不倫と南米』が読みたかったんだけど、図書館になかったんだ。 この人の本を読むと、こころが「しん」とする感じがします。そして、ジワジワと人を愛おしいと思う気持ちや、優しい気持ちが、ジワジワと広がって行くかんじがします。決して押しつけがましくはないんだけど、ひいているばかりではない。しずかに寄り添ってくる感じ。 ホテルのおばちゃんのひとことや、おねえちゃんの会社の同僚の態度に、優しさを感じる。ふわっとした感じがする。 いい本です。 もう1冊は嶽元野ばら『エミリー』(集英社)。変な組み合わせ。 これもまたハードボイルドなお話です。結局、社会に迎合してしまわずに、自分を貫いていきるなら、ハードボイルドしか無いわけですよ。ロリータな格好をしていても、レースばりばりでも、心は戦ってる。キビシイ世の中だよねぇ。やれやれ。しかし、私はファッションに疎いので、ブランドのことは全然わからないのであった。或意味、ブタに真珠な本です。面白かったけど。肝心なところでついていけていません。 ということで、本日の2冊でした。どちらも、気に入りました。仕事も残業なしに変えれたし、或意味、幸せな一日。
2003年10月27日
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本が読み進まないので、日記が書けない今日この頃です。読書の秋(陳腐!)頑張ってるんですが。 そうそう、『のだめカンタービレ』の7巻が出ていることに、遅まきながら昨日気がついて、購入しました。はうーん(のだめ語)、おもしろいデス。かなりはまっています。オーボエの黒木君好きです。 会社に持っていって、いろんな人に無理矢理貸しつけて布教活動をしてます。となりの席の男性(38歳?)も面白いと言ってくれました。この人は最近、うさぎの漫画仲間なんですよ。しししー。 会社といえば…。 会社の人には、ホームページのアドレスは秘密にしています。だーってねー、恥ずかしいじゃん。(とか言ってバレバレだったりして。これも読まれてたりして…) えー、自分のホームページって恥ずかしくないですか?最初に作ったときには、実世界の友達にもURLとか教えて宣伝したもんですが…。たまに、「見てるよ」とか言われるととてもとても恥ずかしいです。うーん。 ということで、最近ではURL教えろ、と言われても絶対に!教えない。 みなさんは、どうなんでしょうか?
2003年10月23日
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佐藤賢一にはまりつつあります。『双頭の鷲』(佐藤賢一・新潮文庫)。 中世フランス、イングランドの百年戦争の英雄「ベルトラン・デュ・ゲクラン」が主人公です。わたしは、名前さえ聞いたことなかったです。 歴史全般を苦手とするワタクシは、百年戦争さえ、記憶から抜け落ちていました。やれやれ。 丸顔に丸い鼻、丸い目。そして、長い腕。ベルトランは、決しては美男子ではない。性格も無茶苦茶。まるで子供のよう。でも、戦争の天才。なかなかに魅力的な主人公です。でも、実際に私が読んでいて面白かったのは、ベルトランを取り囲む人たちの方。ベルトランのいとこで、相談役の修道士エマヌエル。フランス王太子シャルル(シュルル5世)。それ以外にも、ベルトランの周りには、傍若無人な彼を許して、自由に飛べるように助力を惜しまない人々があふれている。それが、ベルトランの魅力のなせるわざとしても、やはり少しねたましい。 歴史小説って苦手なんだけど、これは面白かったです。描かれている人々がイキイキしているからだろうと思う。中盤に飽きちゃうことがおおいんだけど(司馬遼太郎は、いつも途中で挫折する)今回は、一気に読めました。面白かったです。なかなか。
2003年10月21日
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今、河合隼雄 吉本ばなな『なるほどの対談』(NHK出版)を読んでます。 まさになるほどって感じです。 まだ、1章だけしか読んでいないけれど、ばななさんの一言一言に「わかるわかる、その感じ」っていう気持ち。もちろん、私は彼女ほどクリエイティブでもないし、強くもない人間です。でも、彼女の言っていることは、とても伝わってくる気がします。 そういえば、私は彼女の書く小説も好きだなー、と改めて思ったり。 私も学校というか組織になじめない人間でした。今だって、なじんでるとは思われないけれど。 そして、ばななさんに応える河合先生の言葉も「そうだったんだ」って、なんかホッとさせてくれるものが多いです。さすが、プロですね。河合先生の言葉は、効いている感じがします。ファンが多いのも納得です。 まだ、読んでる途中なんで、うまく書けませんが、なかなか興味深いほんです。ということで、続きを少し読んで寝ます。(最近、当たり本が多くて嬉しい) おやすみなさい。
2003年10月15日
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本日の挫折本は舞城王太郎『九十九十九 ツクモジュウク』(講談社ノベルズ)です。 すみません。私には読めません!!全然、面白くないぞ。 そもそも、清涼院流水の小説の良さがさっぱり分からないんです。あれのどこが面白いの?だれか教えてクレーと常日頃思っているので。 ということで、この小説は、JDCの九十九十九が主人公(らしい)。でも、同一軸上の話でもないような、雰囲気。パラレル?あるいはオマージュっていうのこういうの?違う? この作者は清涼院流水ではないんだよね?同一人物なのかな?よくわからない。 しかも、モトネタをろくに読んでいないので、余計にわからない。モトネタ知らなくても、読めないことはないんだけど、それにしてもさっぱり面白くない。とことん相性が悪いみたいです。 最近の、講談社ノベルズは、なんというか、邪道というか、新しすぎるというか、珍奇な小説が多いような気がします。そんなにたくさん読んでいるわけでないけれど、表紙からして変。仕掛けは盛りだくさん、凝ってるんだけど、内容が薄いというのは、完全なる私の偏見ですが。 これがミステリの新しいカタチというならば、一般読者であるワタクシは、古い推理小説を読むことにしますわ。評論家でも、作家でも、業界関係者でもない私は、つまらないと思うモノは読まない、という自由があるのだ。えへん。一般人でよかったよ。 ということで、この本は挫折したまま、返却される運命を辿るのであった。ファンの人、ごめん。
2003年10月14日
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おフランス帰り(ヲホホホ)なので、佐藤賢一『カルチェ・ラタン』(集英社文庫)。すごく安易な選択。 っていうか、カルチェ・ラタンってどこよ?って感じのワタクシ。巴里では、ほとんど迷子になってさまよっている時間の方が長かったので。ソルボンヌ大学の側にある「クリュニー中世美術館」はすごくすごく、良かったです。ここにある。貴婦人と一角獣とライオンのタペストリは素晴らしかった。 中世の宗教画とか、修道院とかキリスト教関係のモノに興味があるんですよね。最近。ということで、『カルチェ・ラタン』です。 もっと固い小説だと思ったんですが、とても面白かったです。 この本は、主人公であるドニ・クルパンの手記を、日本人のムッシュー・サトウが翻訳した日本語版という体裁をとっている。ご丁寧に、「日本語訳の刊行に寄せて」という ヴェクサン侯爵、ドニ九世・ドゥ・クルパンの序文までついてる。はははー、凝ってる。 1536年、巴里。主人公は、新米夜警隊長のドニ・クルパン。こいつが泣き虫で、どうしようもないお坊ちゃんなんだけど、彼の抱える難事件を、カルチェ・ラタン一番の秀才、神学僧のミッシェルが解決していうという物語。ミッシェルはすごく男前なんだけど、とても女たらしなんですね。二人で捜査を続けていく内に、ひとつひとつバラバラだと思われた事件が繋がっていく。 楽しくサクサク読める小説なんですが、ミッシェルが語ってることは結構難しい。(実は、飛ばして読んでます。やれやれ)神学について、とか、こういうのって、入り口だけ少し囓るのっって楽しいですよね?なんかお利口さんになった気がします。 ということで、真面目に読めば、深い小説です。 ということで、小説読みの醍醐味を楽しめた小説でした。読んでいて「これだよ!」と膝を打つ感じ。久々に、小説読んで、堪能したというか、面白かったー!と思った。これがあるから、本読みはやめられませんね。
2003年10月13日
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大塚英志・吉本隆明『だいたいで、いいじゃない。』(文春文庫)を読みました。 うーん、まさに「読んだ」というだけ。理解できていない。いやーん、バカがばれますね。 そもそも「サブカルチャー」という言葉さえも、正確にはわかっていない私です。大塚英志は、『多重人格探偵・サイコ』の原作者としてしか知らない。(あっちこっちの出版社と軋轢を起こして、版元をコロコロと変えている人というイメージはある)。吉本隆明の『共同幻想論』は、図書館で借りてきて、開きもせず返してしまったという…、情けない私です。「ばななパパ」としての認識しかない。やれやれ。しかも、江藤淳に至っては、名前さえ知らない!情けない。ごめん。 そんなワタクシですが、興味深く読めました。 意外だったのが、大塚英志がキチンとモノゴトを考える人なんだなー、ということ。もっと、型破りな人なのかと勝手に思ってた。 対談は1997年から2000年に行われていて、今からすると「ちょっと違うよなー」と思うこともないでもないけど、この時代というものを考えさせられる本でした。あー、ワシって危機感とか問題意識とか皆無だなー、とか恥ずかしく思ってしまいます。この手の本を読むと。 でも「サブカルチャー」とは言うけれど、『エヴァンゲリオン』だって、あれはもう「サブ(カルチャー)」とは言えないよね。でも、このアニメについて、大塚さんがいろいろと語っているのは面白かったけど。 最近って、なんでもかんでも「みんな一緒」というか、一つのモノをみんなで「わーーーっ」と取り上げて、消費して、わーっと次に移っていくというような、それはもう「カルチャー」ですらないような、そんな感じがします。 人がいいと言えば、それでいいのか?自分で「いいもの」を地道に探そうとは思わないのか?そんなにみんなの価値観って一緒なのか?それとも、そもそも価値観なんてないのか?そこには基準なんてモノはなく、たんなる消費しかないのか?とか思っちゃうよね。 具体的に言えば、いい本にぶつかろうと思えば『ダ・ヴィンチ』なんか読んでないで、行き当たりばったりでも、ただひたすらたくさんの本を自分で読んで、選択眼を養うしかないんじゃないのか、とかそういうこと。他の人の日記というのも参考になるけれど、趣味の違いを越えて、自分好みの本をかぎつけるには、自分なりの基準線が必要だよね。 きっと運命の本には巡り会う運命なんだよ。とロマンチストです。 とかいいつつ、『ダ・ヴィンチ』買っちゃうし、ベストセラーばっかり読んでます。これは、自戒の文章です。むしろ。 それに、そんな行き当たりばったりで生きて行くには、この世の中は広すぎるし、モノが多すぎる。そして、私の世界は狭すぎる。 与えられるものをただ諾々と消費して、疑問を感じないで生きて行くなら、それは家畜と同じだよね。とは、思うんだけど。 全然、システムからは抜け出せないのですよ。しくしく。流されちゃってます。結局は。それでも、ちょっとは引っかかりを感じて生きていきたいと思ってます。せいぜい、その程度。
2003年10月09日
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久しぶりにちゃんと本を読みました。嶽本野ばら『鱗姫』(小学館文庫)。 面白かったです。美しいですねー。「禁断のホラー」って書いてあったけど、これはホラーなの?違う気もするんですが。 うん、語り口から、主人公たちの美意識から、なんか貫くモノがある小説ですよね。こういうのを「耽美」というのか…。 美意識のある生き方って、そのものが美しいですよね。美意識というのは、絶対的な価値観なんだもん。そんなモノを持っている人間には、誰もかなわない。 まー、現実にこういう美意識の拘泥して生きている人が側にいると、それはそれで結構、鬱陶しいものではあるのですが…。 久しぶりなんで、うまく感想が書けません。ごめんなさい。
2003年10月07日
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今日の日記はDVD見ながら書いています。そう、私がDVDを買ってまで見る映画はただ一つ「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」です。ということで、結構幸せ。ははは、毎度のことながらスミマセン。 今、とても良いところですよ。ヘルム峡谷の戦いの場面です。ハルディアが死んじゃうところ。このシーンがとても印象的です。彼は、エルフだから「死ぬ」ということが分かっていない。エルフは不死の一族だから、概念として分かっていても、「自分が死ぬ」ということは想像の外なのですね。そんなエルフも、キズを負えば死ぬのです。敵にうたれた彼は、初めて「死」というモノを実感する。でもそれはもう、遅すぎる。「死」というものを知ったとき、それは彼自身が「死ぬ」時。だれだって、生きている人間は「死」んだことがないんだから、実感としての「死」は知らない。それは、彼と同じ。だから、こそ彼の驚きを共感できるんだと思う。人が死ぬのになんだけど、とても良いシーンだと思う。 とか、書いてる内にフロドのシーンです。うーん、フロドいまいち何ですよね。サムはいい味を出しているんだけど、フロドはなんかどうもしっくり来ないのよねー。このフロドの弱さというのは、物語のポイントなんだろうけど、それでも なんかイヤな感じなんだよなー。うまくいえないけど。 あ、アラゴルンのシーンに戻ってきた。うきうき。格好いいですね。アラゴルンとレゴラス。今回の主役は、なんといってもアラゴルンですね。1部の評判を見て、絶対、レゴラスとアラゴルンのシーンを最初の予定よりふやしたよなー、って思うなー。 セオデン王も格好いいけどね。この映画、年寄りが格好いいですよね。何度みても。今回は、ガンダルフもパッとしないけど、セオデン王が格好いいのだ。ふふふーっん。サルマン、最後オタオタしすぎてかっこわるいし。うーむ。 でも、CGがバリバリ過ぎて、どうも気持ち悪い映画になってしまったなーとか思ったりしてるんですけど。私は。 しかし、このDVDが実はパソコンから取り出せなくなってしまったのですね。やれやれ。パソコンで見ることはできるんだけど、iMacはスロットイン方式のDVDドライブなので、中で引っかかって出てこなくなってしまいました。しくしく。小さいのか大きいのかわからないけど、不幸だ。でも、修理に出すと、その間DVDが見られないというジレンマが…。でも、このままだと、テレビの大きな画面でDVDが見られない…。どうすりゃいいんだ?
2003年10月03日
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