仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2026.02.26
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カテゴリ: 宮城


大郷町のSSP構想をめぐる住民投票の問題。以前、記事にした後の動きについて。

2025年8月の町長選挙で争点となり、構想を推進する現職田中学氏が敗れ、見直しを視野に入れるとして当選した石川良彦町長が、10月になって事業者と役場で会談。規模縮小を提案した町長に対して、事業者は撤退を意思表明。

そして、きのう(2026年2月25日)、議会の解散請求の署名の一部に無効なものが含まれているとして町議3人が無効確認(186人分が代筆で無効)を求めて訴えていた裁判で、仙台地裁は、町選管が有効とした署名2135人分のうち、12名の署名を無効と判断した。違法な代筆が10人(本人に心身の故障がない、委任していない)、署名後に町選管が有効と判定するまでに死亡した人が2人いるということだ。これにより、有効署名数は議会解散に必要な3分の1(2127人)を4人下回ることになる。

これにより、議会解散を問う住民投票は白紙となる見通しだ。なお、町は控訴を検討するとの報道があるが、地裁決定に対しては控訴はできず、上告の可能性だけ。下記2025年4月16日記事参照。もっとも、構想を断念した町として議会解散にこだわる理由は最早なく、どっちにしても住民投票はもうないだろう。

SSP構想自体の帰趨は一定の方向に収束していくと思われる。この件の大きな課題としては、町選管の事務処理が適切だったのかがやはり問われなければならない。公務の信頼性の問題だ。

ところで、仙台地裁の判決のニュースでこの件をきのう思い出したのだが、前の記事を書いた時点では、地方自治法の規定(76条4項で準用する74条の2第8項)により判決は100日以内だから、夏に結果が出ると思っていた。よくいう百日裁判とは、公職選挙法の場合(同法213条など)を指し示すことが多いようで、自治法の場合は結構長期になっているのが実態なのかも知れない。

■関連する過去の記事
大郷町長選挙の結果
大郷町SSP問題について(再び) (2025年04月18日)
大郷町問題(続)-直接請求と争訟について (2025年04月16日)
大郷町の議会解散騒動を考える (2025年04月12日)





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最終更新日  2026.02.26 23:22:36 コメントを書く


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