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人間はムジュンに満ちている、と請求書を溜めこむ男がのたまう。『僕は勉強ができない。タイトルパクリ』じぶんのことをいえば、中学、高校までは、4.5畳の部屋はベッドメーキングもし、机の上もきっちりしておりました。勉強をせねばと机に向かうのですが、机の上の消しゴムの位置まで決まっておりまして、厳粛な儀式のごとく粛々と整理が行われ、よし、勉強だ!というときはすでに23時。なんだか眠いぞ、うん勉強は明日だ。こんな毎日でありました。ノートも筆圧の強いしっかりした楷書でした。それがいよいよ受験に失敗して浪人人生を送る頃から、ノートも部屋も髪型も乱れていったのでございます。現在の私の筆記は、ドクターの診断書のレベルまでに汚くなってきました。筆圧もとても弱く、にょろにょろとスピード最優先の書き方です。これは、逆説的にいえば仕事の質と量がアップしてきた結果であると思っています。うつ病で倒れる寸前は、さまざまなメモをICレコーダに向かってしゃべっておりました。その仕事が済めば消去するのですが、30件くらい溜まってくると、毎朝、クルマの中で再生するじぶんの情けない声を聴くだにストレスが溜まったものです。ちなみにICレコーダは音声認識ソフト「ヴィアボイス」とリンクできるのですが、使い物にはならなかったです。今でも音声による入力の可能性を考えております。実際、集中力を要求される作業でアタマがつかれるんですが。話が横道にずれましたが、音声入力を仕事で使っている人がいらっしゃいましたら、教えてください。うつ病15年の歴史は、散らかった部屋の歴史でもあります。しかしながら、今年、うつ病で休職するまで、職場の人間は、私がここまで、ベーシックな生活が欠落していたとは思っていなかったと思います。職場の私はいたってマジメで、ちょっとした声かけにもソフィストケートされた気遣いがみられたもんですホント。内面の私にはやはり負荷がかかっていて、ウチの中は散らかってゆくのです。M子さんの話にまた触れますが、彼女は自然食品愛好家です。オーガニックの残骸が部屋に堆積されておりました。プロテスタント系のウチにシンパシーを持つのも、ウチの関連会社がオーガニック商品をいろいろ作っているからです。人一倍身体に気を使っていたんですね。なのに、70歳にして腰が曲がってしまうほどに、身体は老化していて、それは彼女がごく普通の生活を送っていなかったからなのです。この矛盾を私はなんとなく理解できます。人間はムジュンに満ちているんだなあ。私の職場の机は綺麗になった。つぎは、公共料金の支払いをキレイにせんと。引き払ったアパートの水道料金をなぜか今も払ってるんですよ。通帳記入すら、めったにしない馬鹿野郎。リースの倉庫を借りて、所帯道具を置いてますが、じつは半分近くが、捨てるもの。ゴミに金を払って保管してるばか者です。ずーっと気にしながらまだ行動できない。そのまえに実家に点在する書籍を古本屋へ処分しよう。壱万円ぶんくらい散らかっております。古書買取一万円は結構な量ですよ。アメリカインディアンの教えを思い出してきたぞ。よーし、ひとつずつ片付けて、いよいよ本丸の倉庫に近づいてやるぞ。じつは、高校生の頃からボンヤリ考えていた。人生は整理整頓じゃないかって。2002/05/30 23:57:05ある女の人生(ひきこもり50年)番外編地域権利擁護支援事業というのが2年ほどまえから、できまして。判断力が鈍ってきた高齢者の財産を守り、公共料金の支払いなども代行してあげようという福祉サービス。社会福祉協議会が、窓口になっているのですが、これが、機能してないのですよ。M子さんにも本当なら教えてあげたいのだけれど。このサービス、2回の居宅訪問のあとに契約するそうなのですが、その契約の内容を理解できる人を対象とする、なんていうわけですよ。そもそも、判断能力が弱っているから金銭管理ができないのに、その人に難しい契約書の内容を理解するのが必要だなんて、イギリスのジョークみたいだ。契約に至らない場合はこんどは後見人制度というのがございまして、弁護士などの法律の専門家が、その人の財産管理をするという制度なのですが、通常、やることというのは、月1回、生活支援員と言う人が銀行に行って預金を下ろして、「ハイ。」を渡すくらいのことなのです。15万くらいのお金をポンと渡して、渡された高齢者がなーんとなく、2,3日で使ったりしてしまい、これならヘルパーに管理してもらうほうがずっと現実的でよかったということも。なのに、介護保険事業者としての社会福祉協議会はヘルパーに預貯金をおろすサービスはできないとケアマネージャーにいってきたりするのです。本人が下ろしに行くのに同行するならよし、なんて。足腰が弱っているからヘルパーが必要なのに。介護保険法にのっとれば、社協のいうことはもっとも。でも、もうひとつの社協(介護保険外の)もできないとすると、いったい誰がやるのだ?ウチじゃこっそりヘルパーにさせていると思います。公共料金や通院費の支払いというめんどくさいことをやってもらえると、利用者は喜ぶだろうな。でも、ネコババしちゃいかんぞ!そこ、気いつけろ。和歌山のケアマネージャーが婆さん殺して、金をくすねた事件がありましたねえ。あのあと、仕事がしづらかったなあ。犯人と歳が同じだし。地域ケア会議という、基幹型在宅介護支援センター主催の会議で社協の偉い人が、このサービスをブリーフィングしたので、一番前に座っていた私が、この矛盾をやんわりと質問すると、その人は汗かいてヘロヘロになってしまって、場がいっきに凍ってしまいました。主催者側は、事態を収拾しようと慌てぶり。まさか私が場末のスナックホステスにヘロヘロになっているとは誰も想像だにしないでしょうが。誰かを追及するなんてつもりはサラサラなくて、「あなたはへんな制度だなあって、ご自身でやってて感じませんか?」という程度のことだったのに。なあなあで配布書類だけが任務遂行、あとは黙っていうこときけ的お役所会議のテンションをびっとさせる、やり手ケアマネージャーってことになってるんです、私、社会の表側では。会議のあと、センター長は愛想笑いと部下に命じてもってこさせた、権利擁護事業のパンフレットをどうぞどうぞと、勧めてくれるのですが、それくらいはもちろんまえまえから読んでおりますよ。パンフレットがあるからって事業がきちんとできていることとはカンケイない、という一例。お役所には様々なパンフレットが置いてございます。2002/05/30 1:02:33
2002年05月30日
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M子さんのケースは介護保険だけですむものではない。在宅介護支援センターや保健所、福祉事務所の高齢者福祉援護を巻きこむ必要がある。この春出来た、基幹型在宅介護支援センターへ相談することとする。『で、このケースのケアプランは依頼を受けたおぎーのが担当することになると思いますが、現在のゴミの山の私物は、とにかく処分しないと在宅の復帰は無理です。2ヶ月後に退院すると思うのでそれまでに綺麗にしないと。医療保険と介護保険は同時に使えませんので、入院中にケアプランはできませんが、おぎーのはこのケースについては道義的にそのままにしておくわけにはいけませんので、インフォーマルな援助がない場合には、ケアマネージャーおぎーのの判断でサービスを導入するつもりでいます』センター相談員:「同時に二つの保険は使えませんので、こういう場合はシルバー人材センターなどのインフォーマルな支援を受けたほうが」よし。しっかりと記録してくれ。私はインフォーマルなボランティアにはこのケースは難しいと思っている。でも、そうおっしゃるなら、どうぞ、責任を持って、コーディネートしてください。現場を見てから尻ごみしないように。おぎーのにしてもそのほうが助かる。ただ、これまで困難事例について行政がホンキに責任感を持って対処したことがなかった。だから、私は法の遵守より道義的責任を持って行動するのだ。とにかく、報告はしているのだから、やってくれ。途中であなたたちがけつをまくったらあとは私がすべて遂行する。そのときはおぎーのの裏ワザには目をつぶりなさい。心配することもないか。今まではそうだったのだから。このケースには地域権利擁護支援センターがM子さんの財産管理をするのが適当であるが、ま、なにもしないだろうな。168万円の預金を私は通帳で確認しているので医療費の支払いは大丈夫だ。この人が、ポイと病院の外に放り投げられる心配はない。役人が心配する本人の同意はもちろん私にとっても気がかりだが、そこを説得するのがソーシャルワークだ。霊と交信する人達は別に苦手じゃないので、なんでもない。よし、次はいよいよ病院にいって本人と面会だ。M子さんの病室を訪問。下肢は牽引されていて、バルーンカテーテルをつけている。まったく身動きとれない状態。確かに70歳にしては老けて見える。80歳以上のルックスだ。まず、自己紹介とこれからM子さんの自立支援に向けたプランを担当する者であること。医療でいえば医師のような存在だということ。あなたの味方であり、家族に内緒のことがあれば守秘するので話して欲しいこと、説明。軽度の痴呆症状はみられるがまあこのくらいならいいや。契約の説明もそのときはしっかり理解できるだろう。ただ、見当識障害もあるので、理解した様にみえてそうでないかも。本人の同意を得てから支援センターにも仕事してもらおっと。彼らに、できるかな、居室の整理。日記をご覧のみなさん。このケースはワイドショーにも似たのがありましたよね。独居の老人が家じゅう、庭じゅう、ゴミだらけにして、地域住民が役所に苦情を寄せながらも役人はなにもできないという話。本人の同意ナシに…の一点張りで、当人が逝去して、綺麗になったみたいな。(以下次号)
2002年05月28日
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ある女の人生(ひきこもり50年)①その女性のケースについての報告を受けたのは、A町の民生委員からであった。「私の管轄の、70歳の女性なんですが、介護保険を申請して援助を受ける様に勧めるのですが、ぜんぜん、いうことを聞いてくれないのです。けさ、しばらくぶりで訪問すると、足元がふらついて手先が震えていたので、脳卒中の前兆かもしれないと思いまして、これから近所の医院に連れていこうと思っているのですが。」うん、それは気をつけたほうがいいと思いますよ。是非、連れていってあげてください。わたしも、訪問して介護サービスを受ける様に説得してみます。へえ、20年も医者に罹ったことがないのですか。それで、どうして、M子さんはサービスを拒否するんでしょうか..「そもそも、M子さんは、若い頃からいまでいうところの引きこもりで、学校は女学校に通っていたそうですがいじめにあってあまりいってなかったようです。働くことも一度もなく、四人の兄弟の中で彼女はおみそとして生きてきました。そういう存在として家族は認めていたんですね。兄弟は四人で彼女は一番上なのですがすぐ下の弟だけには心を開いていたようで、一戸建ての家に1階と2階で別世帯として住んでいました。M子さんは2階の6畳と4.5畳のDKを使用していました。弟が2年ほどまえから痴呆症になってしまいまして。アルツハイマーのようですが。M子さんの拠り所がいなくなってしまったんです。弟は現在、老人保健施設に入所中です。M子さんの義理の妹である弟の妻は、じぶんの夫の介護はしたいがM子さんまでは面倒をみきれるかどうか。とにかく、いっさい、部屋へ侵入することを拒むのですから。こっそりと覗くしかないのですが、とても酷い暮らし方をしているのです。これから先は是非訪問していただいて、おぎーのさんの目で確認してほしいです。寝る場所がないのですよ。」弟さんは別の事業所のケアマネージャーさんにプランを立ててもらっているのに、M子さんについてはウチというのは、何か理由があるのですか?同じでなければいけない理由はないんですよ。むしろ別々のケアマネのほうがいいと私も思っています。「**さんは、キリスト教系でしょう?M子さんもクリスチャンなんだそうで、教会には行きたいとおっしゃっていました。それから24年前にお父様を亡くされたのですが、ときどき、霊的な交信をしていると本人がおっしゃっています。M子さんにとってなじみがあるのではと思いまして。」本当なら、今日、自宅で本人に会うはずだったが、転倒して大腿部頚部骨折をして、K病院に入院してしまった。救急車にのるのに2時間も拒否をしたという。2時間のあいだM子さんを説得した救急隊員はなかなか根気があるなあ。本人は病院なので私は、鬼のいぬ間に、義妹と末弟と面談し、そしてM子さんの暮らす居室に入った。それは酷い光景だった。散らかり放題の部屋はこれまで何度も見てきたので慣れているが、今回ばかりは尋常でない。つい先日までここで暮らしていたのかと思うと。彼女はこの部屋で何を考えていたのか。台所も使用している形跡があるが、どうやって調理をしていたのだろうか。本人は腰が曲がってしまって、ようやく伝え歩きができる程度なのだ。M子さんの部屋は、これなら、ダストボックスのほうが衛生的だと思うくらいに荒れ果てて、14年間で散らかった衣類、食料のあと、役所からの書類などが、部屋の天井まで覆い尽くしていた。まったくM子さんはこの部屋のどこに身を置いていたのだろうか。常にごみに寄りかかっていたとしか考えようがない。2.3分部屋にいただけで喉に埃が張りついてどうにもならなくなった。わかりました。とにかくやってみましょう。まずは在宅復帰にむけての環境整備をしなくては。彼女にとっては、ひとつひとつが大切なのでしょうから、本人の承諾を得ることを基本として、ことをすすめます。でも、同意がないにしても、この現場を知った以上は、放っておくことはできません。私は役所の人間ではありませんから、場合によっては、裏ワザを使って片付けますよ。そのときは、ご協力をお願いします。弟の嫁と、末の弟は、すべておまかせしますと、同意してくれた。さてと、どこから、手をつけようかな。(以下次号)2002/05/27 23:42:18ゲートウェイをオークションで買ってはいけない。ゲートウェイが日本から撤退していたなんて。知らなかった。7万円でオークションで落としたのだ。ライコスオークション。2月中旬の出来事。引きこもりが始まるころで落札したもののその後のメールのやりとりもめんどうだった。とにかく7万円振りこむから、なるべく早く郵送してね、と連絡。ゲートウェイソロというB5サイズのノートだ。じつはオヤジのために買ったのだ。仕事でパソコンを使わざるを得なくなったと言うので。お金がないというので、オークションで探しました。まあ7万なら妥当な金額だとなっとく。あとは、郵送を楽しみに待っていた。お金も早々に振り込んだ。送られてきたパソコンは確かにかっこいいぞ。ゲートウェイってなんかおしゃれ。ウィンマシンのマックのような勝手に作ったイメージ。それがもろくも崩れ去った。どうも壊れているらしい。電話かけても相手はでない。そもそもが、「ノークレームでお願いします。」だ。でもこんなことってあるか。ハードディスクが壊れてるようなモノを売りつけるなんて。オークションでパソコンを買った私が馬鹿なのか。動かないPCを考えるだにうつは増す。もう忘れたいが、忘れるわけにはいかない。これをなんとか動かさないとアイムアルーザーな気持ちが支配するのだ。サポートに電話すると譲渡したものにはいっさいのサポートは行わないとの返事だ。売った奴はすべてを知っていて売ったのか?腹が立つ。ただ、ネットでの売買にはリスクはつきもの。ライコスに文句をいってもしょうがないし。売った人は3件ほどの実績がありうち一件が「非常に悪い」という評価であった。ここで気づけよオレ。だから、未だに彼への評価を書いていない。どうしたもんだか、考え中。うつ病時にこのようなやりとりはもっとも苦手なことだ。今日になってPCに詳しい友人に頼んで、アンインストールとインストールを繰りかえりやってもらったがダメ。MS-DOSのディレクトリをいじってもらいながら、3時間も思考錯誤を続けたがうまくゆかぬ。PC販売店に持ち込んでみたが、店員は「アメリカへ郵送して…」なんてコトバを他の店員にいってたりして。うんざり。とにかく第三者にわたったPCはゲートウェイの場合、いっさい関知しないとのこと。どうにもならん。今も小1時間やったが、同じ画面のどうどうめぐり。悔しい。今はちょっと気力が出てきて、このさい、ウィンドウズのすべてを理解してやろうかという気にもなってくる。どんなトラブルも解決できるようにやったるぞ。とりあえずは0:45現在の心境だ。それから、売った彼に何かで凝らしめることは出来ないものか。できないんだな。個人売買だもん。PCカテゴリに載せるぞ。だれか、いい案がありましたら教えて。爽やかな気分でゲートウェイでさくさく、日記を書きたいのである。ゲートウェイの熱狂的ファンって日本にいるのかしら。2002/05/27 1:18:28
2002年05月27日
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僕らはフリーパスでメキシコ・ティファナへ入国した。サンディエゴの緑あふれる太陽さんさんの世界から、乾いた色調の、禿げかかったペンキのような世界に突然迷い込んだ。ティファナがどんな街であるかは多少の情報はあったのだが、実際にその場にいる僕らは当惑した。我々のレンタカーをとりまくクルマは20年落ちくらいのポンコツばかりになってしまって、方向指示器も点けずにいきなり車線を変更されることがしばしば。一説によると、アメリカ人と知ると、ぶつけていちゃもんをつける輩もいるらしい。半日ほど、メキシコの雰囲気を楽しむつもりでいたが、事件や事故が起こりそうでとてもじゃないが安心してクルマの旅を続けることはできず、アメリカ側にすぐに出国することにした。ところが、出国審査は厳しく、クルマはえんえんと連なっているのであった。2台のレンタカーは常にくっついて連なっているわけではなくて、場合によっては何台かのクルマが間に入ることもある。なんとか、出国してアメリカに入ったが渋滞はさらに酷くなる一方。数珠繋ぎのクルマ。渋滞は酷くてなかなか進まない。同僚のシバタは「ちょっと、様子を見てくる」といって、クルマを降りてもう一台のクルマのほうへ歩いていった。ところが、シバタが帰ってこない。もう20分も。やつはパスポートも持たずに高速道路の路上に出たのだ。何やってるんだ。車内のみんなのイライラと心配がつのる。よし、オレがとりあえず前のもう一台を見てくる。もしかしたら、あっちですっかり話しこんでいるかもしれない。心配させやがって。私は前方のもう一台のクルマをめざして、歩き出した。のろのろと全体のクルマは数珠つなぎで動いている。もうみつけていい頃だろうと思うのだが、目当てのクルマがみつからぬ。おかしい。もしや、我々の後ろだったか、今度は後方へ歩き出した。当然、さっきまで乗っていたクルマに出会うはずなのだが、なぜか、みつからぬ。のろのろとクルマの流れはサンディエゴへ向かっていく。おかしい。もたもたしている間に、数珠繋ぎのクルマはどんどん出国していった。いつのまにかシバタを探しにいった私が迷子になっていたのだ。私は国境のアメリカ側にポツンとひとり立っていた。国境を警備する兵士はときどき現れて私の方向をみるが、別に気にすることもなくて、そのままいってしまう。国境の網のような策はところどころ穴が空いていて、密入国したあとだということがわかる。彼らは銃で撃たれても文句はいえまい。いや、私自身、パスポートも持たずに国境にいて、全く身分の保証がない。撃たれても文句はいえないな。胡散臭いメキシコ人がひとり私に近づいてきた。両替をしてくれと、いう。メキシコの紙幣なんか持ってもなんの利益もないので断ると、どこかへいってしまった。GIジェ-ンのような女性兵士が後方支援として、銃を持って警備をしている。こっちに来ないかな。来ない。次第に陽は傾き出し、メキシコ側の山々は美しい稜線にオレンジ色の淡い光を放っている。ぼんやりと、眺めている私。一番近い領事館はどこだろうか、じぶんに起きた状況をいまひとつリアルに感ずることができぬまま、途方にくれながら、美しい夕焼けをじっと眺めていた。(了)
2002年05月25日
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走り出せ、中央線。昼過ぎより、ケータイがしばしば鳴り出す。マリエルからだ。アタマがぼんやりと重たいので出ない。そんなとき、彼女は私の体調については按配を察してもうかけてくることはないのだが、今日は断続的にかかるので、とると、お店にきてほしいとのこと。マリエルが夜の栄町に復帰してから2週間が経ったが、勤め先に、客としてはまだ行ったことがなかった。いってどうする、という思いが強いのであるが、きっと彼女はホステスとして復帰したところを私にみせたいのだろう。それから、他のホステスに私をみせたいのだろう。この役柄は過去にもあったが、せっせと同伴までもつきあって結構な散財して相手を嬉しがらせていたのは、まだまだフィリピンパブの駆け出しの頃で、いってみれば白帯であった。お客とホステスとの関係が、恋人関係に変化すると、男の私は店には登場しないように努めて、相手の女の営業上の支障のないように気をつかう。空気が店内に放出されますから。23時にようやく家を出てクルマを走らせる。突然、バリバリと小さなバッグから奇妙な音がする。ポリエチレンの袋に入ったダブルローターが動き出したのだ。音がローターの動く音であることがわかり安堵したが、気がつくまでは不気味であった。無線か何かにローターのワイヤレスが同調したのだろうが、それはまるで神がローターに命を吹き込んだようにもとれたし、歓楽街に渦巻く女たちの業がローターに盗りついてしまったようにも感じた。バリバリと袋のなかで気まぐれに暴れるローターを横目にやりながら、栄町の裏通りにクルマをつけた。ホステスとしてのマリエルを1年ぶりくらいで見た。胸元や太股をあらわにしたグレーのスーツはホステスとして合格点があげられた。マリア、けっこういけるよ。おっかさんには見えないよ。2年前にすっかり騙されてしまった私。あのじぶんよりはお肉がついてしまっているが、ホステスとしてのオーラはとりあえず放っている。あとはしっかり仕事をすれば顧客はつくぞ!ガンバレ。そんなことを誉めてやっても、やつは「ワタシが浮気をしても、なんでもないのか?」みたいなことをいう。違うって。信頼しているから言えるんだよ。それに、そんなことにもしなったら、それはし方のないことだ。夜の仕事にこのリスクはつきものじゃないか。店内は客層が若く、金髪のロンゲ男がB’zを歌っているような雰囲気。マリアは私のテーブルについているが、なんども他の女のコとこまめにチェンジして、代わりのコがやってくる。どうやらチェンジ先のお客がお下劣なために避難してくるようだ。スナック白帯がスケベに口説いたり触ったりするので、ハンカチ落としのようにホステスがくるくる回っている。女のコらは、私の横でしばし小休止して次のコンバットに備えている。ゆけ、リトルジョン!相手が攻撃をしかけたらカービーが援護しろ!ママとバーテンのフィリピ-ノが何気なくブロックサインを出している。懐かしい光景だ、お店は久しぶりだから。マリエルは私の横にいる時は、恋人がふたりベンチにいるような振るまいをするので、私は他のお客やママやバーテンが不愉快に思わないかとはらはらしたが、客は全くのお馬鹿だったし、スタッフはマリアのブリーフィングですでに私については情報を得ていたようだ。歌った曲は奥田民夫の『さすらい』とブームの『中央線』。そんな気分だったのだ。「さすらいもしないで、このまま死なねえぞ。」2時におあいそ。お客をお見送りすべく、店の外にでたマリアは、扉が閉まるのを確認してから、強いハグをした。ディープなキスもした。胸を押しつけてきた。いつもの、ガイジンのあいさつとはぜんぜん違っていた。アイラブユーを何回もいった。私はスマイルに努めた。「走りだせ中央線。夜を越え僕を乗せて。」そんな気分だった。
2002年05月19日
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眠い。が、なにかしら書く。ZZZZZZZZZZでもいいからアップする。特に理由はない。中国の総領事館の事件を見るにつけ、あの出来事を思いだす。北朝鮮の家族の様に、非常に危うい瞬間が確かにあった。あの時、私はなんとかこちらの世界に戻ることができた。深刻な思いがなかったあの頃のじぶんの若さはどこから来るものだったのか。そのとき、私はアメリカ合衆国とメキシコ合衆国の境界線じょうにいた。7人2台のレンタカーでサンディエゴより、メキシコのティファナへと国境越えをした。あれは不思議だった。メキシコに近づくにつれて、スペイン語のラジオ局が増えてくる。たかが40キロの道のりであるが、国境に近づくにつれて、なんとなくわくわくする若い野郎ども。フリーウェイはすいすいと60マイルで進んでいく。検問所はほとんどフリーで、我々は40キロほどの速さで検問を走り抜けていった。パスポートとビザを手に持って係員に向けてかざすだけの入国。こんなにイージーな入国審査は初めてだ。というか、審査をしていなかった。我々は満面の笑みでどうだとばかりに日本国の赤いパスポートをみせていた。我々は日本人だから、心配ない。まったく、裏付けのない確信は要するに奢りである。大使館への絶対の信頼もある。そんな、ごく当たり前の事実と正面から向き合わなければならぬ事態が起きてしまった。メキシコの国境で、パスポートを持たぬ日本人がひとり取り残されるというハプニングが起きてしまった。日本人とは私のことである。(以下次号)
2002年05月15日
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変態を極めた男と女/均衡点/もうゴメンだと思った。変態を極めた男と女ふたりがどのような経緯をもって出会ったかは定かではないが、とにかく達人がふたり出会ってしまった。場所は密室。ふたりの邪魔をするものはいない。達人は相手がじぶんと同様の達人であることを承知している。男にしても女にしても、これまでの異常性愛の遍歴をはるかに超えるかもしれない状況であることに強烈な期待と気を失いそうな不安を同時に抱きながら、対峙している。変態を極めた男と女は交わす言葉もなく、仁王立ちをしたまま向かい合っている。相手の、ほんの僅かなココロの動揺を見逃すことはない。変態頭脳はフル回転し、CPUをいっぱいに使って、冷却ファンは回りつづける。静謐な室内に、呼吸音だけが古時計のように規則ただしく響き渡る。じっさいはほとんど無音なのだが、ふたりには音声としてしっかり耳に入力されている。このようなふたりが対峙してしまうと、お互いに具体的にはなんら動きはなくて、ふたりとも止まっているのだ。まるで剣客の達人が向かい合いながら、刃を相手に向け合ったまま、動きが止まってしまったように。先に動いた方が負けとなる。だから、互いに動くことができぬ。このふたりの場合は、結果として強い射精感をもってその場にへたりこんだ男と、けいれんと失神で倒れこむ女が、その部屋に存在し、空気としてはふたりはひとつになったようであった。ふたりは互いに指一本触れ合っていないのである。(了)※変態の剣客を求む。2002/05/14 23:41:44元ちとせを聴いて泣く男。聴け、ワダツミの木。「その声は100年に1人」のキャッチに偽りはなかった。『ワダツミの木』を聴いて今夜も泣いている。悪いか。デビューしたとたんに美空ひばりを超えてしまったと思っている。なんで泣いてしまうのか、理由はわからない。きな昌吉の『花』を聴いたときや、エニグマの『リターン・トゥ・イノセンス』の「あいあおあー、あおあいやー」を聴いたときにも似た感情を覚えたがこれほどではない。島唄という民謡にはなにかダウナー系の麻薬のような作用があるのだな。『コトノハ』というセカンドミニアルバムもとてもいい。クレジットをみると、バックミュージシャンもそうそうたるメンバーだ。レピッシュというバンドも再確認。これはじっくりと聴かねばならぬ。『ノラ・ジョーンズ』も最初に聞いた瞬間、よし!と思って購入したが、まだ未開封。元ちとせの感動が落ち着いてから、じっくりと聴くつもり。今夜は眠いのをガマンして書いているのでこんな文章しかかけないが、機会があれば、じっくりとライナーノーツを書いてみようと思う。※ディープフォレストってなに?2002/05/14 0:24:45
2002年05月14日
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<フレンドリーな後輩T>私は以前老人ホームに勤務していたために、じぶんよりもだいぶ若いオンナの後輩が何人かいる。今日の日記のネタとなるのは、Tというもとケアワーカーで現在はケアマネージャーをしている27歳の女性なのだが、ゆうべこんなことがあった。誰からか噂を聞きつけ、私の病気を心配してくれて、それじゃあ一緒に食事でもしましょうということになった。もつべきは友達だ。みなさんウチの前までクルマで迎えに来てくれるのがありがたい。車内での会話は、だれだれさんは、いまどこでどうしてる、という噂や近況報告。おぎーのさんは何をしてるの?と訊かれて日記を書いてますと答えた私は、ざっと、最近のライコス村の話しをした。(実際はライコスのダイアリーであることは恥ずかしいので話してない)「そうそう、で、今もその乳首用ローター、もってるんだよ。どこかに置いて忘れるといけないと思って。」この話に興味を示す後輩T。直截ないいかたは先輩おぎーのに面と向かってはいえないが、でも見たい!、見せて!ってすっかりローターに話題は飛んでしまう。それじゃ、ちょっとテストするかってことになって、クルマを人気のないところに止めて、袋からダブルローターを取り出した。「最初にいっとくけど、これ、あげないよ!せっかくもらったものだもん。ほら、すべて白でかわいいだろ。これがリモコン。小さくて手のひらに入る。ローターはブラのなかで乳首に当てるンだってよ。じゃあ、つけてみな。」Tは楽しそうで、いやだといいながらも、ローターをブラに当てた。「スイッチオン!」『ひゃあ』とびっくりしながらもうれしそう。『ちょっと、ちょっと、まって!おぎーのさん、これ、…』「オフ。」『うん、うん、ちゃんとくる。こんなのがあるの知らなかった!これ、高いでしょ…』「オン。」『ま、まって…』ルームランプをつけてさっき道端でくすねてきた、今朝のスポーツ新聞に目を通す。"阪神、首位を死守!”アリアスV2ランか、当たってきたね、アリアスも。今年の阪神はホンモノだな、なんて思いながら、新聞を持つ手の中にはしっかりリモコンを手にして、ときどきオンにしたり、オフにしたりと気まぐれにスイッチを押していた。『ちょっと、ちょっと…』と笑いながらも外さないから気持ちいいんだろうな。小さなスイッチを手にしただけで、後輩Tを支配しているような楽しい気分。そうか、これは楽しいや。確かにスイッチをオン、オフだけしているじぶんも、むくむくとした状態になってきたぞ。小粋なリレーションシップだなあ。ここで、小さくイカセてもいいかとも思ったが、そうすると先輩と後輩の、私には心地よい人間関係がまったく別の間柄になると思い、途中でやめた。そして、後輩Tの感想。弱より強のほうがよかった。ビーンという音が周囲に聞こえないか?(聞こえないことはのちに彼女も理解する)前戯にはとてもいいのではないか。上だけで終わりというのは物足りないらしい。やはり。きっかけというか、導入部としてはとてもいいってことで、お互いに結論に達した。満員電車内や街の雑踏の中でのプレイがいい、という意見もでた。高性能である点でも意見は一致し、私も満足。こうしてレポートできる次第である。ふたりはファミレスでお茶することに。ここに来る前にスパゲッティをしこたま食べて、まだ、満腹なのだった。腹ごなしにデニーズでちょっと休憩。ふざけて、こんどは私が胸にローターをあてがって、彼女にリモコンを渡す。彼女は私の顔を伺うようにしながら、オン・オフ攻撃をしてくる。私はちょい演技はいって、うぅっ。と反応するとうれしそう。デニーズでも充分にたのしく過ごした。これも、ローターのお陰だ。後輩Tと私は、昔話に花を咲かせて、お喋りをして、楽しい一時を過ごした。乳首用ローターが小道具として活躍したことはいうまでもない。
2002年05月12日
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宇宙の魂をもつ人々/山川夫妻/前世療法/喜多郎の薬師寺奉納コンサート/アルシオン/最近の裸のサイババ/ベストパートナーと出会う本/ヒーリング/ドクターフリッツ/ケンタウス星人/パンタ笛吹./フリーエネルギー/UFO国際会議/エコエコアザラク、エコエコヌザラク。/トルマリンゴ/エドガー・ケイシ-/フリーメイソン/ラエイルミナティーについて(謎の組織は日本にも存在します) /ラエリアン・ムーブメント/歴史を操作してきたイルミナティー(影の世界政府)/エコエコアザラク、エコエコヌザラク。/千日前変態倶楽部は、ユダヤの陰謀か?/チャネリング/六本木クレージーホースは今夜も満員/ルナは宇宙のエネルギーを感じているのか/呪い/サイキック・セックス/ダブルローターで涅槃まで/四丁目のハマナカさんはじつは宇宙人らしい/買ってはいけない(あの本は今はどうなっているのか?読んだ人は今でも実践しているのか、そこんとこが知りたい)/アガリスクで病気はすべて治せ/セックスで綺麗になる/人は絶望したそのあとで神と対話をし、マコトの人生を送る、と牧師はいった/オレは絶望したそのあとで神経科の医師と対話をして薬をもらい、マコトと嘘の人生を送る/エコエコアザラク、エコエコヌザラク。/ちょいとみなさん、トンデモなことを迂闊に信じてやいませんかい/純愛一直線/南無阿弥陀仏/ここが年貢の納め時/※真実はその倶楽部にある。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆http://www.nhk.or.jp/dosta/index02.html↑土曜スタジオパークという番組(13:50~14:30)で視聴者の疑問に答えるらしいですよ。
2002年05月11日
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ゆるーい、日記をダラダラ。ノロケテルゼ、ダンサーとの恋。今日は、神経科へ通院。投薬変更される。抗鬱剤がルジオミールに変更。飲んで3時間。いいかもしれない。緊張ほぐれそう。少し眠くなるが、気持ちよい。自律神経の失調に効果があるとのこと。みなさん、おぎーのは立ち直るかもしれません。それはさておき、インドネシア人ダンサー・リナから電話あり。私のケータイのナンバーはなぜかお店の電話に受信拒否されたんだよな。だから、リナには悪いが高知からこちらまでの通話をつづけてもらった。私に会いたいんだって。いつも用件は同じ。もう、なんつうか、会いたくて会いたくてどうにもならんらしい。去年、彼女が帰国するときには、これきりだと思ったので、なるべく考えないようにと思ったけれど、ここまで純粋に求愛されると、やはりグッとくるものがある。出会った瞬間に、あっ、とお互い何かを感じたのです。もう、理屈じゃないのだな。彼女はジャワより、うちに電話をしたらしいが、でるのはウチのおふくろで要領を得なかったようだ。今回の来日は、私の住む地域に仕事がなかったので、高知にいったわけだ。それで、顔がみたいから、来てって、飛行機じゃないといけないよ。「リナ。ジョグジャカルタからバリにいくくらい遠いんだよ。」『近いよ。』そうすか、あなたの感覚では1000キロは近いのね。そりゃ、ジャワからの距離に比べれば近いが。電話に出てくれてアリガトウだって。けなげだな。うれしいよ。ほんと。きみは日本語も基礎ができてるし、礼儀正しく、品性もある。いうことないですよ。じぶんにはもったいない気がします。きちんとしたかたちでお付き合いしたいです。『アタラシイ、オンナ、デキタ?』これも、かならず訊きます。もちろんノー。マリエルの存在はもちろんお互い内緒だ。リナと出会っていたとき、マリエルとは疎遠だったもん。しかたないもん。マリエルとなにもないもん。うーん、高知行きたい。ネットで場所は調べた。バスはないのかって、リナはいうが、バスを乗り継いで高知までか。うーん、沢木耕太郎みたいだなあ。元気なら、いくんだが。千日前変態倶楽部 2002/05/09 23:11:52感動の日木流奈クンの文章は、お母さんによるものと判断した。/NHKスペシャル/奇蹟の詩人数日前にNHKスペシャル『奇蹟の詩人』に感動し、涙までうかべそうになったおぎーのは、あえていう。彼の言葉は母親の作りこみであったと。番組内で、彼の指を指すスピードの速さと彼の視線や身体の動きから、母親が指を動かしている、という疑惑が視聴者の間で巻き起こり、NHKも調査をすることになったようだが、私は別の切り口から、勝手に検証してみたい。つい、さっきルナのページを読んで、彼の最初の詩集、7歳のものの一部を読んだが、残念であるが、彼の言葉ではなくて、お母さんの言葉であるという結論にたっした。読後感で、ものをいっているのである。科学の検証はしていないが、読んでみればわかることだ。お母さんは一生懸命にルナが生まれた時の、病院での出来事を語っていた。ルナの一人称の形をとって。女性の日記を拝読することを日課としている私には、重度の身体障害者を抱えた母親が当時を振り返って、愛を込めて、息子の記録をしているのだと感じた。だってさあ。ルナ君は生まれた瞬間からオペをする状況を語っているのですよ。「そのときは言語を知らなかったので、今いうとすると、こんなところだ」(雰囲気として)なんて、いい方で新生児のじぶんの医療処置について語っているのだ。もう、これ以上検証をすることもなかろう。ただ、番組内での文章は、そこいらの詩人よりずっとずっとでき映えのいいものであるから、お母さんは文才のある人だということは認めて、あたたかく見守ってあげましょう。信じる人は信じればよい。息子に対する絶対的な愛が、こんなカタチになっても、私は非難しない。お母さんの信仰する宗教についてが、週刊文春で取り沙汰されていたが、うーん、まあ、いいじゃないですか。お母さんのことを考えると、あんまり科学的検証もどうかとは思うが、全国には同じような親子が他にもいるわけで、彼らに誤った判断を与えるようであってはならないと思うのです。ドーマン法というのは、お金がかかり、妥当性も不確かで、眉唾なものらしいから。眉唾が悪とはいいたくないが。この親子にとっては大切だったんだな。NHKも、もうすこし慎重に取材をするべきであったと思う。まず、あのホームページを読んでごらんなさい。奥さんがアップする文章ですよ。女性の詩だよ。TVで抜粋された部分はとてもよい出来で、涙がでそうになったが、全部がそんなわけではなくて、どうも、大半は『奥さん日記』の類のようだ。※反論する方がいらしたら、どうぞ、おっしゃってください。ゲストでも書きこみできるようにしておきますから。2002/05/09 1:12:43
2002年05月09日
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ここんとこ、また容態が悪いのですよ。昨日、今日と欠勤です。今日はこうして文章をなにかしら書いているのだから昨日よりはいいんです。できれば、医者に診てもらおう。仕事のできない様子は職場ではみせたくないから、今日も休むしかなかった。お昼頃、フラーっとやってきて、水ばかり飲みながら、ぼんやり机に向かい、しばしばトイレに立つなんてダラダラしたムードを発散すると、全体の士気に影響しますから。責任者には今朝、ちゃんと説明して了解してもらった。仕事したいのになあ。自律神経の様々な失調が辛いのですよ。不安・焦燥感が強くて、ココロの焦りが身体をノックアウトしているような感じ。パニック障害っぽいのかな。そこまではっきりした発作じゃないが。若干、過呼吸みたいなこともある。だから貴乃花の今の気持ち、よくわかる。ま、今場所で引退でしょうが。こっちは、引退するわけにはいかんのよ。今日、診察を受けても、担当医じゃないから、あまり意味ないんだな。SNRIがいいのか、アナフラニ-ルがいいのか、じぶんでもよくわからん。これまでの症状と違うだけに、手のうち方がわからん。そこでだ。今回は<うつ病友の会>ですね。なにか、ご助言のある方がいらっしゃいましたら、メモくださいませ。※この日記をあまりご存知ない方、日記内検索で、「鬱」で検索してみてください。ちょいとずうずうしいですが。
2002年05月08日
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私の勤める職場は、母体が、あるプロテスタントの教会なので、朝礼は賛美歌を歌うことから始まる。賛美歌というのは450曲くらいあるみたいで、普段歌わない番号だと、めんどうなので適当に口を動かしている。そもそも、社会福祉法人なので、私が県の監査役だったならば、すかさず行政指導をするであろう。特定の信条や主義を強制するのは、福祉六法の違反であり、その前に憲法にも抵触するから。とはいっても、じっさいは、全国のキリスト教系の非営利団体のこうした行為を行政は目をつぶる。めんどくさいから。宗教はこわいから。触らぬ神に祟りなし、だ。私はまぬけな社歌を毎朝歌わせられるよりは、いいと思って歌っている。朝、声を出すのは身体にいいし。それから、賛美歌はいい歌が多いね。覚えやすくて。歌詞に興味はないが、ときどき「おいおい、こんなこと口に出して歌っちゃっていいんかい?」という詩もある。で、次に当番制で3分間スピーチのようなことがある。みんなどことなく、道徳的な話しをしようと努力する。教会員にとってはこれも宗教行為。私にとっては、この日記と同じで、そのスタイルに準拠しながらじぶんのいいたいことを好きにはなす。みんな神妙に聞く姿勢をもち、批判はできないから、気持ちいいな。『えーと、何をはなそうかな。今朝、当番だということを突然知って、なにも考えてこなかったのですが。あの、キリスト教の信仰を持つみなさんにとっては、教会での礼拝は、とても大切なことで癒されるのでしょうが、私の場合は、教会には行きませんが●●町のいわゆるホステスのいるスナックにいくことがとても大切なことで癒されるんです。(場が一瞬緊張。ニヤニヤした余裕のある奥さんもいるが。)私がいく飲み屋さんはフィリピンパブでして、ホステスは、出稼ぎの子持ちの女性や、一家の経済を背負ったダンサーや、とにかく日本に居着いて経済格差を利用して故郷に送金する人たちです。フィリピン人は、ほとんどが敬虔なクリスチャンでして、実際のホステスのもつ道徳観は、みなさんのもつ先入観とはぜんぜん違いまして、保守的なんです。それで、あるとき、飲みながらホステスに訊いてみました。「愛って何?もともと日本には、惚れるとか恋という概念はあったけれど、愛ってほどんど知らなかったんだよ。明治時代になってキリスト教が解禁されて愛も解禁された。でもさ、いまいちオレは愛の意味がわからないんだ。(What is love?)」というようなことを訊くと彼女らは口を揃えてこういったのでした。「(Love is sacrificed.)愛って犠牲よ。」スペルちがってるかしら。彼女たちは皆、家族の犠牲となって働いているのですが、それを定めとして、神様にお祈りしながら酔っ払いのオヤジに接客しているんですね。私は愛について少しわかった気がしました。以上です」(となりに座った**さんが大きくうなずいている。この60代の女性は教会の熱心な信者だ)教会員の事務主任がわたしに代わっていう。(それでは神に祈りましょう。)天に召します我らが神よ…(中略)…アーメン!私のスピーチは一時はどうなるかとも思われたが、ちゃんと、その場にふさわしく着地していたらしいことを、まわりの人から聞いた。聖書はいろいろなことについて語っているけどじつはなにも語っていないという気もする。いかようにも解釈できるので、それが楽しい。また、聖書にはかなり危ないことが結構書いてあって、とても口にできないのだ。その点、私の日記は無害です。 ザーメン!※同じネタ2度目みたい
2002年05月03日
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無気力で困ってます。仕事に復帰したものの気力がない。すぐにいらつく。眠くなる。段取りよく行動できない。難しいことを考えられない。何事にも楽しむことができない。もう、なんというか、休職した2月12日とたいして変わらないのだ。これがつづくと困るなあ。この落ち着きのなさをどうすることもできない事実。Aクン、おれ、どうしよ。リナやマリエルから着信があっても返信できない。申し訳ないと思うのだが、どうすることもできぬ。Aクンも、辛い時期があったようだが、今は仕事もプライベートも軌道にのってきたよね。私もAクンのように回復するのに1年くらいかかるような気がするが、まわりの人は理解してくれるかなあ。体調をくずす前は、あれだけ、なんでも、かんでも、理不尽でも、上のとちくるった事も、下のいいわけじみた仕事ぶりも、フォローフォローの連続で、まあ、よくやったよな。とりあえずは、これまでの、私の毎日のロングリリーフのような働きを認めてもらわないと気がもたんよ。肩を壊して故障者リストに載ったらポイされるのはごめんだ。いまも眠いのだ。明日の朝も昼も眠いと思うとうんざりする。Aクンにこうして日記で愚痴をいって、それで、私がピンチのときに援護射撃してもらえるとありがたい。(この日記を読んでびっくりしているだろう。メールじゃなくて、「人クリ」だもんね。日記でいきなりじぶんのことが書いてあるとビビルよね。)最近、じぶんでいうのもヘンだが、結構な人がこの日記を読んでくれている。そのウェブに、Aクンひとりへの私信を載せることがあっても、ま、いいよね。Aクンはゲストで、私の職場の後輩です。どことなく、じぶんと似たとこあるよ。君のほうが優秀だけど。男子諸君はみなよい人物で、私はみなさんと縁あっていっしょに仕事ができて光栄だ。あとは、情緒の変調さえ治ればいうことないな。
2002年05月02日
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