不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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カテゴリ: 周辺事態

「子どもがあぶない!」


なんてのは、わりとフツーに聞く言葉ですよね。


でも、その「あぶない」とされている子どもを育てているのは“大人”なんですね。


日本で起きる殺人事件だって【荒れる十代】が起こす事件は、年間100件前後。


その十代や子どもたちを育てている立派な大人が起こす殺人事件は、年間1300件くらいだったりします。



自殺はどうか?


平成19年の未成年自殺者数は、全国で548人です。


去年の自殺者総数は、警察庁の発表によると3万3093人ですから、圧倒的多数の大人が自殺をしていることになります。



よく「若者の自殺が増えている」と、マスコミは言いますが、実際のところ、ここ10年くらいでは、増えていないんです。





ちなみに年代別自殺者数をあげてみると、60歳以上が前年比8・9%増の1万2107人で最多。


次いで50歳代が2・8%減の7046人。


40歳代が1・8%増の5096人。


30歳代が6・0%増の4767人。


20歳代が2・5%減の3309人。


最少は12・0%減の19歳以下で548人。






もうおわかりでしょう。





「最近、自殺する若者が多い」


というのは嘘で、本当は


「大人ほど自殺をする」


のです。






人生の重みとか、責任感の違いとかもあるのでしょうが、案外、子どもより大人の方が弱いのかも知れません。


『不登校・ひきこもり・ニート』関係では、子ども支援、若者支援のみになりがちですけど、もっと親や大人の支援があってもいいのだと思いますね。














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Last updated  2008年07月26日 09時47分36秒
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