10日前の9月27日の日記に4册の古書を買ったことを書いた。そのうちの1册は、ジョン・ラーベ『南京の真実(The Diary of John Rabe)』(エルヴィン・ヴィッケルト編、1997、講談社)であった。そしてこの本と対比しながら読むために、北村稔『「南京事件」の探究 ― その実像をもとめて』(2001、文藝春秋)を同時に購入した。 この2册の本を買ったのは、もちろん「南京事件」について自分なりの視点をもっておかなければならないと日頃から思っていたにしろ、この日たまたま100円均一本のなかに発見したからであった。このたまたまが、私を新たな探究へと導いて行くことになろうとは予想していなかった。