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「井守」と書いて「イモリ」と読む。井戸の中にもイモリは生息していたので「井戸を守る」から来ているらしい。ヤモリとイモリ。名前の違いは「ヤ」と「イ」だけ。しかしヤモリは爬虫類で、一生水中に入ることがありません。イモリは両生類ですなぁ。ここで云うイモリはアカハライモリ。世界中に日本にしか分布しない固有種なんですよ。イモリはシッポを切ったとしても、骨まで再生されます。足を切ったとしても、指まで完全に再生されます。目のレンズまで再生するらしい。とにかく再生能力の高さではピカ一なんです。よく知られている、トカゲのシッポ切り。しかし骨までは再生しません。イモリの腹の赤さはイヤな色ですねぇ。まるでスター・ウォーズに出てくるダース・モールのような赤です。これは毒を持ってるよ~と云う警戒色ですな。フグと同じ毒を持っていて、フグだとその毒は口から入ると青酸カリの850倍の威力があります。ただイモリの場合、天然のものはそれなりに強烈らしいですが、ショップで販売されているイモリの毒はそれほど強くなくて、触ったら必ず手を洗う習慣をつければ大丈夫のようです。ところでショップで販売されているって!?そうなんです、最近ではイモリを飼う人も結構多いそうで、エサも熱帯魚なんかのエサを販売してる"キョーリン"から「ひかりウーパールーパー」と云う飼料が販売されています。「ひかりウーパールーパー」は読んで字のごとく、本来はウーパールーパー用のエサなんですが、イモリやオタマジャクシにも使用できるんです。イモリと云うのは冒頭でも云いましたように両生類です。だから卵からかえります。卵化後はまず鰓(エラ)を持つ幼生、カエルで云えばオタマジャクシとして水中で数週間過ごします。その後、鰓がなくなって幼体になるのです。幼体と云うのは、親イモリのミニチュアみたいなもので、小さいけれど指も5本しっかり揃っています。この幼体がイモリ好きには、小さい身体につぶらな瞳で、かわいらしさとひたむきさを感じさせるそうです。幼体は水から出て、陸上にあがり、3~4年、ずっと陸上で生活します。それから成体になり、水辺に戻ってくると云う塩梅なのです。だから天然のイモリの幼体はなかなか見ることが難しいらしい。朝早くから行ってきます~年に一回の健康診断DAY。胃がんで胃がないので、胃カメラはスルーして、直腸がんと肺がんの検査を中心にしてきます。胃カメラやらへんのに、食事はご法度だって。前回、食事していったら、他の検査に影響あると怒られた。ほんとうはお水も飲めないけど、私は高血圧と血液サラサラする薬を飲まなくてはいけないので、申告ベースでちょっぴりお水を飲みました。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 31, 2013
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一昨日の更新で盲導犬をとりあげたので、ネットでいろいろ調べてたらこんなのに出くわしました。刑務所の受刑者がパピーウォーカーをやっているのです。米州では受刑者のメンタル・ケアの一環としてワンちゃんを飼う刑務所があると聞きましたが、こちらは日本の話。しかも盲導犬候補の子犬を一人前の盲導犬に育て上げる前の大切な時期を預かるパピーウォーカーです。場所は島根あさひ社会復帰促進センター。センターと云っても刑務所です。広大な敷地に約2,000名の受刑者を収容してます。農作業や森林管理、農業の応援をはじめ神楽面や和紙、陶器の製作まで教えている施設です。その施設の中で、日本盲導犬協会の協力を得て「盲導犬パピー育成プログラム」を実施しているのです。受刑者が子供たちの面倒を見るのは日曜日から金曜日の午前まで。金曜日の午後から週末の間は地域ボランティアであるウィークエンドパピーウォーカーのお宅で過ごすと云う2段構えのシステムになっています。つまり子供たちは刑務所の壁に隔てられた2つの家庭がある訳です。面倒を見られる子は3匹。この3匹を12名の受刑者が育てています。この試みは受刑者に"生命を慈しむ心"を育て上げることを目的としています。また同時に受刑者によって点字点訳、音訳作業も行われているのです。いい試みですね。受刑者にとっては社会に貢献できると云う生きがいにもなるでしょう。島根あさひ社会復帰促進センターのホームページ中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 30, 2013
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ロスと違って、ニューヨークは日本人が考えてるほど危なくありません。危なくないと云うのは語弊ありますが、ヤバイところと、ヤバクないところがハッキリしてるのです。そこいくとロスはヤバイところ、ヤバクないところが入り乱れて外を歩くのもはばかれる。きょうの映画紹介はニューヨークでもヤバイとこ筆頭の物語です。「エル・カンタンテ」ニューヨークはブロンクス。主にプエルトリコとドミニカからの移民で構成されるヒスパニック系と黒人が多く住んでるとこ。実話です。サルサの代表的な歌手"エクトル・ラボー"を描いた伝記映画です。全編これサルサ!サルサ好きには必見だけど、ひとりの破滅した人生をかいま見ると云う点でも優れた映画です。主役は自身が代表的な現在サルサ歌手のマーク・アンソニー。彼の妻を演じるのは、実生活でも夫婦だったジェニファー・ロペス。ふたりは2011年に離婚してますな。物語はジェニファー・ロペスがインタビューに応えて夫のひととなりを語る形式で進んでいきます。17歳でプエルトリコからニューヨークに歌手になるため出てきたエクトル・ラボー。ラティーノ地区のナイトクラブに足を踏み入れた彼は、マンボ、ルンバ、プレナ、ジャズ、メレンゲ、あらゆる音楽の熱気をミックスしたサルサに魅了されます。そしてサルサの歌手に。たちまち頭角をあらわし、一躍スターの座へと駆け昇ります。しかしエクトル・ラボーには闇の面もありました。ヘロインやコカインなど、ありとあらゆる薬物に手を出していたのです。これが彼の人生を狂わす元凶となりました。仕事で遅刻を繰り返すエクトル・ラボー。自分の結婚式でさえ、麻薬に酔っていてあやうくスッポかしそうに。そして悲劇が襲います。ひとり息子が寂しさに耐えかねて、エクトル・ラボーの持ってた拳銃で自殺。エクトル・ラボー自身は度重なる浮気と麻薬の回し打ちが原因でエイズに感染します。だんだん人気も落ち目に。とうとうチケットの売れ行き不調を理由にプロモーターからコンサートをキャンセルすると宣言されます。その翌日、エクトル・ラボーはホテルのバルコニーから飛び降り自殺を図るのです。全身の骨を折りながら、それでも一命はとりとめました。それから5年間生き続け、結局エイズの合併症で亡くなったのは46歳と云う若さ。彼の妻はこのインタビューからほどなく事故で亡くなりました。“歌手の中の歌手”と称賛されたひとりの男の壮絶な人生を描いています。ジェニファー・ロペス、いいですねぇ。大好きな女優さんで歌手です。この映画はジェニファー・ロペス自身がプロデュースした映画なんです。ジェニファー・ロペスって、父親から虐待を受けて育った犯罪者の深層心理に潜り込む「ザ・セル」が私は最高傑作だと思っているのですが、この映画「エル・カンタンテ」でも存在感満載と云う感じ。しかしわがままなんですよね。ホテルに泊るときは、部屋の壁は白色塗装で室温は必ず25.5度設定。部屋に飾る花は白いユリかバラ。ディプティック社製の白いキャンドルを部屋中に配置せよとの思し召し。お付きの人がいつも約100人。まぁ、いいぢゃないですか。ハリウッドのトップ・スターなんですから。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 29, 2013
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日本で最初の国産の盲導犬は有名な"チャンピィ"です。塩屋賢一さんと云う方が訓練されました。1957年のことです。しかし、もっと以前に日本で盲導犬が活躍していたことをご存じですか?「日本最初の盲導犬」(葉上太郎著)に詳しく書かれています。1943年のことです。太平洋戦争で傷病を負い、両目失明した元通信兵、山崎金次郎さんが盲導犬"千歳"と出会ったのが最初です。時代は遡って1939年、日ソ両軍の国境紛争となったノモンハン事件のおこった年。このノモンハン事件でソ連軍の火炎放射を浴び、山崎は失明に至る大きな傷を負うのです。その39年にドイツの盲導犬学校から4頭のシェパードが神戸港に上陸します。4頭は東京に送られ、陸軍が中心になって盲導犬の研究と訓練がおこなわれたのです。"千歳"はその4頭のうちのオス犬"ポド"と、日本の軍用犬との間に生まれた子です。その子犬が訓練を経てりっぱな盲導犬になったのです。山崎さんと盲導犬との出会いは4頭のシェパードにまで遡ります。しかし、盲導犬の知識の無い日本人にはまだまだ縁遠い。そんな中、"千歳"が山崎さんの元に来るようになったのは皇后陛下(もちろん昭和天皇のです)のお言葉なんです。病院を見舞ってた皇后陛下が、目の不自由な山崎さんを見て「チトセ号は山崎さんに渡すよう」と仰ったのがきっかけです。"チトセ号"が"千歳"に変わった瞬間。1943年のことです。こうして山崎さんと"千歳"の二人三脚の人生が始まったのです。戦争末期の1945年、山崎さんと"千歳"は大阪で空襲に遭います。空襲で電車も動いてなくて、歩いて帰宅しようとしてたとき、連合国戦闘機の機銃掃射をうけるのです。そのとき"千歳"は畠の中の小屋に連れ込んで、機銃掃射から山崎さんを守ったと云います。それから12km にならんとする道を間違いもせず連れ帰ったのです。戦後...山崎さんは万年筆売りからラジヲの修理店を営むようになります。大阪の豊中市でのこと。父母が修理の実務を請け負い、山崎さん自身は耳で聞いて「ここが悪い、ここのパーツを交換しないと」と元通信兵ですからお手のものです。しかし修理用の部品を買いだしに行かねばなりません。大阪の日本橋、ここは今でも電器の街ですが、当時はもっとコアな部品専門店が立ち並んでいました。私が中学生の頃でも、日本橋行ったらどんな電気パーツでも格安で手に入りました。それも闇市まがいの露店の店舗ばかり。中古の真空管が何十円と云う時代です。ここは戦後、闇市から発展した街なんです。今のオタクばかりが目立つ日本橋とは一線を画していました。その日本橋まで自宅のある豊中から頻繁に山崎さんと"千歳"は通っていたのです。豊中からだと梅田(大阪駅)経由で難波(ナンバ)まで出て、そこから電器街まで歩くことになります。雑踏だらけです。そこを"千歳"は難なく山崎さんのお伴をしていたらしい。今の時代と違いますよ~犬が電車に乗るなんてとんでもないと云ってた時代です。忠犬ハチ公は国立科学博物館に剥製となって保存されてます。実は"千歳"もその一生をまっとうしてから剥製となりました。およそ盲導犬で剥製として保存されてるのはこの一頭だけでしょう。"千歳"が日本動物愛護協会の目にとまり「動物愛護に関する表彰式」で表彰されると決まった前日のことです。フェラリアにかかった"千歳"が息を引き取ったのです。10歳に1ヶ月足りない生涯。法的には個人で剥製を頼めない時代。天王寺動物園が引き取るかたちで剥製にしました。しばらく天王寺動物園で展示された後、大阪市立盲学校に移され、そして今は山崎家に引き取られ大切に保管されています。千歳の剥製が載った日本盲導犬協会のホームページ中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 28, 2013
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きのうの更新でパパゴリラ!さんが、リュックベンソン監督の「アンジェラ」の感想をよこせとありましたので、書きます(笑)DVD持ってますよ~随分前に、このブログで取り上げたかも知れません。しかしパパゴリラ!さんが、リュックベンソンの映画で「アンジェラ」をとりあげたのは意外でした。数あるリュックベンソン作品の中でも、「アンジェラ」は特異な位置づけですもの。なにしろこの時代にモノ・クロ作品です。登場人物もほとんど2人だけ。しかしリュックベンソンの色を濃く表しているのは、他の作品と同じですねぇ。なぜリュックベンソンはモノ・クロに拘ったのか?たぶんパリの街並みがこの映画の主役のひとつだったからでしょう。とても幻想的に描かれてます。パリにはモノ・クロがよく似合うのです。物語はギャング絡みの借金で48時間後には殺されてしまう運命の男。風貌も服装もイケてない男です。その男がセーヌ川に飛び込もうとします。ところが男の隣に絶世の美女が現れて、男よりも先にセーヌ川に飛び込んでしまうのです。飛び込んだ女を見て、大慌ての男。思いもよらぬ事態に、とっさに男も後を追い無我夢中で彼女を助け出すのです。これがきっかけで、女は男の後をついて回るようになる。「私はあなたの言うとおりに従う」そして「私に不可能なことは何もない」男の借金もたちまち資金を作ってきてOK。ところが男は有頂天になってお何の作った金を競馬でスッてしまってスッカラカン。そしたら女はまた資金を作ってくる。一晩に何十人もの男に身体を売ってまで。と、云うようなストーリーなんです。女の役をやってるのは、本物のスーパーモデル、リー・ラスムッセンです。身の丈180cm。身長聞いただけで私なんて御免こうむりたいですけど(笑)Gucciの専属モデルですなぁ。この配役でリュックベンソンって分かりますよ。「レオン」のナタリー・ポートマン、「ニキータ」のアンヌ・パリロー、「フィフス・エレメント」や「ジャンヌ・ダルク」のミラ・ジョボヴィッチ、そして「アンジェラ」のリー・ラスムッセン。ねぇ、リュックベンソンでしょう?この映画、評判は芳しくなかったのですよねぇ。やはり今の時代にモノ・クロは重すぎるのか?私にはなんか女の登場の仕方からして唐突感があり過ぎるような。でもこの手のファンタジックなラブ・ストーリーってちょっと無いテイストですね。どうでしょうパパゴリラ!さん?中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 27, 2013
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富豪の御曹司と庶民出の娘との大恋愛ドラマ。娘をめとるために、御曹司は反対する父親からの援助を立ちきられて...御曹司はまだ大学院の学生の身。娘は学費や生活費のためひとり働き、貧しいながらも幸せな毎日。ほどなく御曹司は大学院を優秀な成績で卒業し、念願だった法律事務所へ勤めることに。生活もやっと安定してきた。そろそろ子供を作ろう...そして医者の診断は思いもよらぬ展開に。彼女が白血病を患っていて、長くない命だと。クリスマスに近いある日、彼女の望みで彼はふたりしてスケート場へ。彼が滑るのを遠くから見ている彼女。頬には涙が...そして苦しみが襲ってくる。その足で入院した彼女、達観したように彼の今後をやさしく話し合う。そして、愛する彼に抱かれて逝ってしまった...「愛とは決して後悔しないこと」生前、彼女が彼に残した言葉です。なんか新作のDVDで借りたいものが無いなぁ、と旧作を眺めていて見つけました。懐かしいなぁ...「ある愛の詩」です。1970年の作品ですよ~大阪万博のあった年。主演のライアン・オニールもアリ・マッグローもめちゃ若かった。なんかそんな昔の作品に見えないんですよね、色彩も。デジタルのリマスター版なのかしら?音楽は云わずと知れたフランシス・レイ。あの「白い恋人たち」や「男と女」を作曲した人ですな。大の飛行機嫌い。この映画の作品でアカデミー作曲賞を受賞してます。アリ・マッグローは「ゲッタウェイ」での共演がきっかけでスティーブ・マックイーンと結婚しましたね。ライアン・オニールは浮名をいろいろ流したけれど、一番長く同棲していたファラ・フォーセットとの関係がこの映画と重複します。癌の闘病生活を続けてたファラの介護をずっと続けていました。そしてライアン・オニールを残し、ファラは2009年に永眠してます。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 26, 2013
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フランス語が嫌いです。大学でフランス語の単位とるのに苦労したこともあったけど、なぜかフランス人の話す言語は"息を吸う"ように聞こえるからです。なんか拙い言葉やなぁと云う印象。だからシャンソンもそんなに好きではありませんでした。そんな私が古いシャンソン歌手の伝記DVDを借りて観ました。「エディット・ピアフ 愛の讃歌」宗旨替えをしたと云うのではなく、エディット・ピアフの生きざまに興味があったからです。幼い頃、お母さんはピアフをすてて流浪の旅に。旅芸人のお父さんに引き取られたけど、お父さんの母親に預けられてお父さんも軍隊に入隊してしまいます。お父さんの母親の職業は売春宿の経営。そこで働く娼婦たちに可愛がられて育ったと云う珍しい経歴の持ち主です。15歳のときにストリート・シンガーとして自身の道を歩むようになり、20歳のときナイトクラブのオーナーによって見出され、彼の店で歌を歌うようになります。ついに屋根付きの舞台に立つことになり、持って生まれた天分ですぐにシャンソン界の人気者になって行きました。やがてピアフは生涯で最大の恋におちます。プロボクサーのマルセル・セルダン。「どうして悲しい歌ばかり歌うの?」セルダンは聞き、「どうして殴るの?」とピアフは返した。こうしてふたりは激しい恋にのめり込みますが悲劇が襲います。コンサートでニューヨークにいたピアフの「早く会いに来て」の一言がきっかけ。当初、航路で行く予定だったセルダンは、急きょ飛行機に変更するのです。それが運命の分かれ道でした。飛行機が落っこちたのです。セルダンが事故死したのを知らされたピアフ。ここからのシーンは圧巻です。鳴き叫び、自宅の部屋から部屋へただ訳も無く歩きまわるピアフ。そして歩いて行ったその先には...コンサート・ホールへと続いているのです。そこでピアフは歌います。「愛の讃歌」ピアフはずっとモルヒネの中毒に苦しんでいました。歳よりもずっと老けて見えるピアフ。48歳と云う若さでピアフは逝っています。癌だったのです。身長142cm 。小柄な肉体からあの誰もを感動させる歌声が出ていたのです。主演のマリオン・コティヤールがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品です。エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 予告編「愛の讃歌」エディット・ピアフ本人ピアフの歌ってる口見ると...別に"息を吸う"ようには歌ってませんな(笑)中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 25, 2013
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私はこの映像を見るたびに、やはりアメリカは偉大だなぁ~としみじみ思うのです。初めてニューヨークに行ったときの感動と同じものです。西海岸では絶対味わえない。ハリー・ベラフォンテの構想をもとに、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが作詞・作曲を共作で行ない、クインシー・ジョーンズがプロデュースしたあの曲です。USA for Africa - We Are The Worldアフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソング。これらの名前並べただけでも身の毛がよだつのに、後から後からトップアーティストたちが目白押しで、こんな豪華な顔触れでチャリティを行おうと云うのですから、何をかいわんやと云う感じ。これはキリスト教と関わりがあるのかなぁ。キリスト教徒の人たちの弱者を助ける気持ちはハンパないですからね。私が初めてこの映像を観たのは北海道の倶知安の町。喫茶店でパイオニアのLDをかけてくれました。もう何十年も前に赴任してたときのことです。ライオネル・リッチーがリードボーカルで歌い出し、スティーヴィー・ワンダーへと引き継がれていく。そこからポール・サイモン、ボブ・ディラン、ティナ・ターナー、マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスと次々に連鎖して...ホイットニー・ヒューストンの従姉妹、ディオンヌ・ワーウィックが歌い、ブルース・スプリングスティーンの独特のしわがれ声。レイ・チャールズのど迫力。あぁ、そして愛すべきシンディ・ローパーですよ。シンディ・ローパーってデビュー前の下積み時代、ニューヨークのジャパニーズレストランでウェイトレスのアルバイトをしていたんですよ。「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」が初めて覚えた日本語でなんです。この人、阪神淡路大震災のとき多額の寄付をしてくれたのを皮切りに、東日本大震災でもアメリカのCNNを通じて日本の窮状を訴えてくれました。東日本大震災直後に予定されてた日本でのコンサート。他のミュージシャンが次々来日キャンセルする中で、成田に着けない飛行機が米軍横田基地に着陸すると云うような状況。なのに予定通りコンサートを行ったばかりか、コンサート会場でチャリティ募金箱を持ち観客に募金を募ってくれたんですよ。シンディ・ローパー、日本に来て新幹線に乗ると面白い。ビールとか日本酒とスルメを買い込んで一杯やりつつ車窓からの景色を眺めるのが楽しみなんです。もっと面白いのはブエノス・アイレス空港でのこと。欠航が続出してお客さんは空港側に大ブーイング。手がつけられない状況。たまたま居合わせたシンディ・ローパー、いきなり空港のアナウンス・マイクをひっつかみ、自分のヒット曲を歌いだした。これには苦情タラタラのお客さんも乗務員も大喜び。たちまち大合唱となり、お客さんの怒りを治めたと云う逸話のもちぬし。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 24, 2013
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何と云うことない観光映画なんです。ストーリーはまさにハーレクィン・ロマンス!旅先のイタリアで偶然知り合った男女が心ひかれながら、しかし彼には腐れ縁の恋人がいて彼女は傷心。彼女はアメリカへと帰りますが、そこには彼氏が桟橋で待っていたと云うお話し。映画「恋愛専科」です。1962年の作品。なんでこんな陳腐っぽい映画を取り上げたかと云うと、映画で何度も流れるカンツォーネが秀逸だから。もう、この映画はこの曲なかったら成り立ちません。アルディラがその曲。いい曲でしょう?甘く切なく...この映画、ふたりがイタリア観光旅行する場面ばっかしです。サン・ピエトロ寺院、水道橋、円形劇場コロッセオ、トレビの泉、ネプチューンの噴水、アカデミア美術館、ピサの斜塔などなど。主演はトロイ・ドナヒューとスザンヌ・プレシェット。トロイ・ドナヒューの元恋人役にアンジー・ディッキンソンと云う組み合わせです。トロイ・ドナヒューと云えば私らの世代はTVシリーズの「サーフサイド6」60年代前半まで青春映画スターとして活躍し、自身もヒット曲「恋のパームスプリングス」があって、さしずめ米国版の加山雄三でしたな。彼は1965年ごろからスターの座を転げ落ちて、一時は麻薬とアルコールに溺れると云った生活。ニューヨークでホームレスにまでなったと云います。その後身を削るような努力を重ねて更生。麻薬、アルコール依存に悩む人々のアドバイザーとして活躍したと云う逸話の持ち主です。アンジー・ディッキンソンと云うのも、私らの世代では有名な女優さん。有名な作曲家のバート・バカラックと結婚していましたが、フランク・シナトラとの濃密な関係も有名な話です。話は横道にそれますが、バート・バカラックと云うのもすぐれた作曲家ですねぇ。「アルフィー」とか映画「明日に向って撃て!」の主題歌「雨にぬれても」などがあります。私の大好きな作曲家のひとり。この映画ではスザンヌ・プレシェットがイタリアに赴く船の中で初老のプレイボーイと知り合います。この役を演じていたのはイタリア人歌手で映画俳優のロッサノ・ブラッツィ。古い映画ですが、1958年の「南太平洋」で名曲「魅惑の宵」を歌った歌手として有名です。トロイ・ドナヒューの映画って、主題歌、主題曲が有名なものばかりですねぇ。コニー・スティーヴンスと共演した「パームスプリングの週末」の恋のパームスプリングスとか、サンドラ・ディーと共演した「避暑地の出来事」の夏の日の恋とか。いまのアップ・テンポな楽曲とはまた違った良さがあります。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 23, 2013
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うちの近所のお祭りはそこそこ規模がデカくて、電車で参加する人も居るほど。そのお祭りに昨年までは「お化け屋敷」が出てたけど、今年は見られなかった。廃業?お化け屋敷とか、もっとコアな見世物小屋って、1970年代には50軒近くあったそうですが、それからどんどん廃業していって2軒になり、その内の"入方興行社"と云うのも廃業したらしくって、とうとう1軒だけになってしまったらしい。らしい、と云うのは、残った"大寅興行社"も2010年ごろまではサイトで取り上げられたりしてたけど、最近のウワサは聞かないから分からないのです。"大寅興行社"と云うのはもともと太夫や踊り子を使った"サーカスのレビュー"や様々な動物を使った移動動物園をやっていたらしい。"大寅興行社"と"入方興行社"は兄弟みたいな関係で、"入方興行社"の親方、入方さんは若くして"大寅興行社"から独立した新興の組織ですが、入方さんが亡くなって事実上の廃業に追い込まれたようです。最盛期は"大寅興行社"がお化け屋敷をやってる横で"入方興行社"が見世物小屋をやってってパターンがよくあったらしいです。このお化け屋敷も見世物小屋の流れで、古くは"曲芸"、生人形をみせる"細工見世物"、珍獣を見せる"動物見世物"に分かれていたらしい。もし"大寅興行社"がまだ運営してるなら、東京では新宿・花園神社の酉の市で見ることができます。ど~もこの見世物小屋と云うのは、日本ではサーカスの規模縮小版みたいな位置づけだったようです。木下大サーカスのように今やメジャーになったサーカスでも、何十年前はまさにさすらいの芸人集団でした。私がタイで在住してた時、私が行くより以前に会社で木下サーカスの興行をうったらしいです。サーカスのメンバーはタイの公園でテント生活。簡易のお風呂に入っているところを、タイ人が覗きに来たなんて話を聞きました。そもそも見世物小屋って何を見せているのでしょう?私は見世物小屋に出会ったことが無いので分かりませんが、資料を見ると曲芸や人間火炎放射機、生蛇をガブリとかじる女などが定番だったようです。"大寅興行社"ではお峰太夫と云う看板スターが居たのですが、よる年並みから体調を崩したとありますのが数年前の記事。今も存命かどうかも分かりません。このお峰太夫がヘビ(食い)女 兼 人間火炎放射機をやっていたと云うから、まさに"大寅興行社"の屋台骨を支えてたと云って過言ではありますまい。"大寅興行社"全盛のころは総勢7人でやってたらしい。これはこの商売としてはそうとう大所帯で、親方と3人の姉妹、お峰太夫と家族の3人が構成人員。この親方、つまり一座の長が"荷物"と呼ばれる出し物を持っているのです。"荷物"は小屋を飾り立てる絵看板や小道具のことも演芸で使う動物のことも舞台に上がる太夫のことも云います。つまり物だけぢゃなくて、生き物や人間さえも"荷物"。親方はこの"荷物"と商売のときだけではなく、寝食を共にするのです。まさにドサまわりの演劇なんかと同じ考え方ですなぁ。大寅興行社の見世物ところで、こうした見世物、昔は身体障害者が従事してることが多かったです。社会福祉が発達していなかった頃は、身体障害者が金銭を得る為の仕事であり生活手段の一つでもあったのです。有名な人に中村久子さんと云う人が居ます。飛騨高山で生まれた中村久子さんは、2歳のときの凍傷が原因で脱疽となり両手、両足を失いました。20歳になった中村久子さんは、勧める人があって見せ物小屋で働くことになりました。「だるま娘」という看板芸人として、裁縫や編み物そして口で筆をくわえて字を書くといった芸を演じ、忽ち人気者になっていったのです。そうして生活はなんとか成り立つようになったものの、身体障害者としてのハンディは大きく、心まですさむ日々を送っていました。そんな中村久子さんの転機となったのは、ある婦人会の会合に招かれた時のこと。そこで隣に座ったご婦人に念仏をとなえることを教わり開眼したのです。手足のないこの過酷な人生こそが、尊いご縁であったのだと心の底からうなずくことができたのです。生涯を通じて障害者の制度による保障を受けることはありませんでした。「恩恵にすがって生きれば甘えから抜け出せない。一人で生きていかなければ」41歳の時、ヘレン・ケラーと出会います。ヘレン・ケラーは中村久子さんを「私より不幸な人。私より偉大な人」と賞賛したと云います。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 22, 2013
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岡本まいさんの著書「危ない世界の歩き方」(彩図社)に海外旅行をした現地でお金をつくる工夫が載ってます。商売と云うのは「漢字屋」この方は1年のうち200日ぐらい海外旅行してて、しかもかなりヤバイとこにも行ってる。現地に着いても、高級ホテルはおろか普通のホテルも泊らない。木賃宿みたいなとこ専門なので、そう云う人だという前提で聞いてください。海外に行くと、意外に漢字で自分の名前を書いてもらいたがることが多い。漢字は形もかっこいいし、神秘的に見えるらしい。そこで岡本さんは、ブラジルで漢字屋をやってみることにしたのです。道具は持参した筆ペンとスケッチブックだけ。人が沢山集まるとこに出かけて、露店を出している人にここのボスは誰か聞く。どこの国でも露店を出すには縄張りを牛耳ってるボスに挨拶が必要なんです。日本でも同じですな。屋台のラーメン屋やうどん屋も縄張りがありますから。しょば代を交渉して、OKだったら開店です。「漢字屋をやりたい」と云うと、面白がってしょば代を免除されることもあるそうな。ブラジルなので、英語とポルトガル語と日本語で「あなたの名前を日本語で書きます」と云うプラカードを掲げてイザ出陣。料金は100円程度です。あとはただ道端で座っているだけ。日本人なので目立つし、何をやってんの?みたいな感じでどんどん人が集まってくる。それでお客がきたら、名前をアルファベットで書いてもらい、それに音があう漢字をあてはめると云う塩梅。こりゃあ100均でミニ漢和辞典を買ってきた方が効率が良さそうな。1日やってると10人ぐらいお客がくるから、(岡本さんの場合)なんとか生活ができると云う仕組みです。ちなみにインドでやったら、インド人は中国嫌いでぜんぜん商売にならなかったとか。まぁ、インドから東の国では無理でしょうねぇ。東南アジアはどこでも華僑がいっぱいいるし、在住してる日本人も多いから、そんなことやっても商売にならないでしょう。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 21, 2013
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ブラック企業大賞なるものが発表されて"ワ○ミフードサービス"が昨年に引き続きノミネートされました。ブラック企業大賞とは、長時間過密労働、残業代未払い、いじめ・セクハラ・パワハラ、低賃金、コンプライアンス違反、派遣差別などの症例がいちじるしい企業をあげて告発するサイトです。作家、弁護士や大学教授などで構成されています。"ワ○ミフードサービス"と云うのは、例の会長が東京都知事に立候補するとかしないとか云われてる、居酒屋チェーンや介護事業を全国展開してるあの企業ですね。2012年の受賞理由は過労自殺者を労災認定されながら「労務管理できていなかったとの認識はありません」「ワ○ミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません」の言動が引き金となっています。また、過労自殺者をだしながら、様々な社会貢献活動を行い「夢」を持つことの重要性を説く姿勢が問題視されてます。ど~もワ○ミフードサービスは、自分とこの従業員に対する仕打ちだけぢゃなくて、介護事業でいろんな問題も起こしていて、しかも対応がなっていないと云うか、誠実さに欠ける言動が問題となっているようです。2006年にワ○ミフードサービスが経営する介護施設で87歳の男性が入所中の床ずれが原因で死亡する事件がありました。ワ○ミフードサービスはホームでの介護と男性の死亡に因果関係はないと主張していたのですが、医師から床ずれに注意を要するとの情報を得ていたにもかかわらず、床ずれの部位を清潔に保つなど適切な管理が不十分だったとして遺族が提訴した判決でワ○ミフードサービスに2,160万円の賠償命令が下されています。この提訴、遺族は最初するつもりはなかったのですが、死亡直前に遺族が会長の渡○美樹氏と本社で話し合ったところ、渡○氏は「1億欲しいのか」と云い放ったという。その一言が"精神的に大きなダメージになり"提訴に踏み切ったと云われています。なにをか云わんやですね。これが事実なら。ワ○ミフードサービスをめぐる介護事業の問題では他にもあって、74歳の入居者女性が入浴中に溺死。直後、会社は遺族に「10分間目を離した間に心肺停止になった。病死の可能性が高い」と報告しましたが、警察が施設内の防犯カメラを押収して調べたところ、会社の説明が虚偽と判明。業務上過失致死容疑で捜査をすすめています。また別の告訴事件は同企業が経営する介護施設に入居していた女性が食堂で転落、大腿骨折したのをきっかけに、長期入院を余儀なくされた上、退院後まもなく心不全により亡くなりました。これも事故後のアフターケアの対応等に対して遺族の訴えを会社が真摯に受け取らなかったのが原因。だけどそれ以上に、ワ○ミフードサービス側の不誠実極まりない態度が遺族の怒りに火を付けたとあります。こちらの訴訟弁論には関係者のほか、ワ○ミフードサービスの介護で不満をもつ利用関係者や介護事業者なども傍聴に訪れたとあります。問題のブラック企業に推薦(?)された事案と云うのはこうです。あるワ○ミフードサービスの女性社員が入社2ヶ月で精神疾患と過労で自殺に追い込まれました。連続7日間の深夜労働。閉店後も遠く離れた社宅には始発電車まで帰ることもできず、休憩室のない店舗で待つような状態。就労中の休憩時間は無く、毎日12時間の労働。その内、時間外労働は月約140時間以上。それに加えて休日出勤。強制的なボランティア活動。早朝研修などなど。その上、給料から天引きで買わされた渡○会長の著書の感想文提出まで強いられてます。残業に関することも違法行為を労働基準監督署から是正指導受けてました。そんな心労が重なり、ついに自殺に至ったようです。ところが会社側は労災認定がなされた後も責任を認めず、渡○会長は遺族との面談も謝罪も拒否しています。逆に遺族を相手取って同社が支払うべき損害賠償金の確定を趣旨とした民事調停を申し立てる始末。ワ○ミフードサービスの労基法違反は他にもあって、アルバイト従業員の勤務時間を30分単位で管理して、端数切り捨て計算。時間外労働時間の四捨五入や切り捨ては労働基準法により禁止されている違法行為です。また賃金未払いの改善を求めて労働基準監督署に内部告発した従業員が解雇されると云う事案も発生しています。「労基署に行くようなやつは会社にとって脅威だ!」提訴の結果、懲戒解雇を撤回して合意退職とし、解決金を支払いました。また和解条項で、同社は解雇の際に不適切な発言があったことも認めて陳謝したと云うことです。件の女性従業員の過労自殺では、渡○会長は自身のTwitterで「労災認定の件は非常に残念であるが、労務管理ができていなかったとの認識はない」との見解を示しました。そのわずか5時間半後には自身が理事長を務める学園の姉妹校としてバングラデシュで建設を始めると明言して自殺した女性への謝罪の弁を述べることもなく「亡くなった彼女も期待してくれていると信じている」と発言してTwitterが炎上するさわぎになっています。ことここに至ってようやく「命懸けで反省する。彼女に心から詫びねばならない。真摯に対応する」と陳謝したと云います。ところがこの言葉とは裏腹に遺族に対しては「金を払えばいいのだろう」という姿勢で臨んだと云うのです。もうお分かりでしょう、ワ○ミフードサービスの問題は従業員に対する違法労働強制や介護施設での不十分な対応だけではなく、その後の遺族に対する応対のことなんです。これらの記事が真実なら、まったく誠意のカケラも見えません。安倍首相はブラック企業根絶に対し「長時間労働の抑制を指導し、重大な法違反には厳正に対処する」と答弁しましたが、ブラック企業大賞第1位の会長を本気で都知事選に出馬要請するのでしょうか?都知事に立候補したら、野党からブラック企業のこと云われるの必至なのにねぇ。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 20, 2013
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世界有数のコカイン生産国、南米コロンビア。誘拐事件も多発していて1992年から1999年の間に5,000件以上の誘拐が発生している危険な国。これは世界の誘拐事件の2/3と云う数字です。そんなコロンビアを舞台にした映画「コロンビアーナ」。製作・脚本がリュック・ベッソン。公式サイトでは「レオン、ニキータに続く...」とありましたから、ははぁ~ん、これは女性の復讐劇だなとピンときました。「レオン」のような人間の関わり合い方を深く追求した映画と違って、こちらは純粋なアクション映画に仕上がっています。カトレアはコロンビアでマフィアの幹部を父親にもつ少女の名前。コロンビアの国花と同じ名前。敵対するマフィアのボスによって家族は虐殺され、カトレアひとり命からがら逃げのびます。逃げのびた先はアメリカのシカゴに暮らすギャングの叔父のもと。そこでカトレアは殺し屋としてのスキルを磨くのです。15年たって、叔父の指示により確実に相手を仕留める殺し屋となったカトレア。彼女に殺された相手の胸には必ずカトレアの花の絵が。それは、両親を殺したマフィアのボスをおびきだす手段だったのです。しかし、相手もしたたか。とうとう叔父夫婦がマフィアの手にかかり殺されてしまいます。意を決してコロンビアに向かうカトレア。そこからすさまじい戦闘シーンになって...ついにマフィアのボスはカトレアの飼っていた猛犬にかみ殺されると云うお話し。やっぱ「レオン」が出色のデキと云うことを逆に再認識させる映画でした。主演の女性、どっかで見たこと有ると考えてたら「アバター」でナヴィの女性ネイティリをやってた役者さんでした。あの真っ青な顔をしたネイティリです。この役者さんニューヨークのクイーンズ出身なんですね。お父さんはドミニカ人、お母さんはプエルトリコ人です。クイーンズと云えば数多くの移民の居住地。居住者の約48%は移民と云う町です。コロンビアって意外に日本と関係が深くって、1929年当時から農業を主体としたコロンビアへの移民が始まったようです。おもに福岡県からの移民が多かったとか。今でも日系コロンビア人が1,800人ぐらい居るそうです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 19, 2013
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いまごろプロレスを真剣勝負と思っている人はほとんど居ないでしょうが、私ら子供の頃(力道山の時代)は疑うなんて考えもしませんでした。「銀髪鬼」フレッド・ブラッシーがグレート東郷に噛みついて、血をしたたらせたシーンを見た老婆4名がショック死したと云うほどですから。この頃のTVはモノクロだったので、流血がいっそう凄惨なシーンに映ったのです。話は横道にそれますが、このフレッド・ブラッシーは歯の手入れに歯をヤスリで研ぐ写真がよく掲載されてました。ところが、これは日本限定。力道山の指示によるものだったのです。息子が子供の頃、いちどだけ大阪府立体育館にジャイアント馬場の団体の試合を観に行ったことあります。投げられた人がマットに落ちる瞬間に、投げた人が足でバンバン マットを踏み鳴らしているのを見て興ざめしました。興奮した中学生ぐらいのファン同士が、客席の後ろで椅子を投げ合ってケンカしてるの見てる方がオモロカッタ(笑)K1も観に行きましたが、これだってキックの音を集音マイクで拾って場内に流す。観てる方はリングが遠いのでスクリーンで。って云うことでTV観戦と違いはありませんでした。いまでは複数のプロレス関係者がプロレスにはストーリーがあると打ち明けています。"ブック"と云うらしい。試合の勝ち負けや、それに至る段取りや筋書きの台本のことです。場外乱闘のときの観客席の移動ルートや、椅子で殴る回数まで打ち合わせているらしい。選手が流血するシーンではレフェリーやセコンドが、選手の額にカッターナイフなどで傷をつけて出血させるらしい。レフェリーがやる場合、どっちかの手にテーピングしてそこにカッターナイフを忍ばせています。選手が倒れたときに、様子を見るフリしながら傷を作って出血させる仕組みらしい。ところが、この後レフリーがカッターナイフをポケットに隠す様子がTVで放映されたりして結構バレているのですよね。だからと云って、プロレスが"安全"なエンターテインメントとは云えないのも事実。実際、試合の後で死亡するレスラーも居るのですから。バックドロップの受け損ないで死亡した三沢光晴は受身の達人として有名だったのにそれでもです。これはプロレスが"相手の攻撃をどれだけ受けられるか"が強さの尺度になると云うことからも窺えます。その他、半身不随になったり、ボロボロの身体になって引退に追い込まれた選手は数え上げたらキリがありません。大木金太郎のように晩年は車椅子生活になったり、ブルーザー・ブロディみたいにプロレス団体とのイザコザから団体のボスの配下にナイフで刺されて死んだりなんてのもありました。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 18, 2013
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敬礼(挙手の礼)と云うのは警察や自衛隊でする例の片手を目じりのとこにスックと上げる仕草ですな。日本では帽子を被っているときだけするそうな。帽子を被ってないときは絶対しないそうです。任務中に頭を下げていると、異常事態がおこっていても気づきませんので、帽子を被っているときは頭を下げません。しかし敬礼をしないのは上官や目上のひとに失礼にあたるので、挙手の礼をするわけです。国家公安委員会が決めた「警察礼式」と云う規則に細かく規定が記されています。これには例えば「二人以上の上官に対する敬礼は、最上級者に対して行う」とか「警衛に従事するときは、通常、敬礼を行わない」とか。なるほどなぁ~みたいな。挙手の礼の項目では「挙手注目の敬礼は、受礼者に向かつて姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、ひとさし指と中指とを帽子の前ひさしの右端(制帽を着用している婦人警察官にあつては、つばの前部の右端)に当て、たなごころを少し外方に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、受礼者に注目して行う」と記されています。この挙手の礼、そもそもどこから発生したのか?英国で騎士が女王陛下に謁見する際、自分の額に右手の甲を当てて、手のひらに武器を握っていないことを証明するためと云うのと、中世の騎士は甲冑で全身をおおい、頭部もすっぽりおおって顔の部分しか見えない。その顔の部分もひさしを上げ下げできて、合戦のときはそれも下げて闘うので誰が誰だか分からない。そこで上官の前を通るときは、このひさしを跳ね上げて顔を見せると云う仕草からきているとも云われます。ところで日本人は名前を呼ばれると、右手をあげるクセがありますが...これドイツでやったら大変なことに。ナチスの敬礼と同じ仕草だからです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 17, 2013
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きのうATC(アジア太平洋トレードセンター)で行われた「花*花」ライヴ前の音合わせ風景。メインボーカルの こじまいづみさん、ポキッと折れそうなぐらい細いですなぁ。「快傑ハリマオ」後に石ノ森章太郎さんがマンガにされていますが、私らの年代は1960年~61年にTV放映されたオリジナル。三橋美智也の歌う主題歌「真っ赤な太陽燃えている 果てない南の大空に とどろきわたるおたけびは 正しい者に味方する ハリマオ ハリマオ 僕らのハリマオ」は今でも記憶に残っています。白いターバンに黒のサングラス、プリントのダボシャツに白のラッパズボン、なんとも東南アジアしてますなぁ。って、この物語、日本が舞台ぢゃなくて、東南アジアのどっかの国のお話し。衣装はちゃんとサマになっているのです。しかし"白いターバン"がなんか当時の日本人が考える東南アジアぽいですね~当時としては珍しく、外国人が多数出演してました。現地人を牛耳る悪い白人って役で。そうなんです、快傑ハリマオは東南アジアの某国で植民地支配をする白人や死の商人、謎の秘密結社なんかと闘う"正義"の日本人の物語。なんか戦前、戦中につくられたお話しのような。この物語、実際に存在した谷豊と云うマレー半島で活動した盗賊がモデルなんです。太平洋戦争当時のことです。彼のニックネームが"ハリマオ"。後に日本軍の諜報員となって活動した人です。谷豊はマラリアにおかされ死んでいきます。このTVシリーズ、当時、うちは白黒TVだったけど「快傑ハリマオ」はカラー放送されてたらしい。日本で最初のカラー放送。だけど日本ではカラー受像機自体が市販されてなかった時代。結局、カラー放送は第一話~第五話だけで、後はモノクロ放映だったらしい。それにカンボジアのアンコールワットでロケをおこなっています。これまた日本で最初の海外ロケ。なにもかも最初づくめの映画だったのです。快傑ハリマオ、正体は日本の海軍中尉大友道夫。まさに戦時中の戦意高揚映画の流れくんでます。馬でさっそうと移動するんだけど、東南アジアで"馬"ってのもねぇ。ほんとだったら"水牛"なんだけど...演じているのは勝木敏之さんと云う俳優さん。後にも先にも私は「快傑ハリマオ」しか知らないけれど、「隠密剣士」にも出演してたらしい。俳優を引退した後は、飲食店を経営したと云う噂ですが、その後の消息は不明です。この勝木敏之さん「快傑ハリマオ」でのサングラス姿は凛々しかったのに、最後の最後に素顔で出演。それが...のっぺりした間延びした顔で、いっぺんに興ざめしたのは私ひとりではなかったです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 16, 2013
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きのうの更新で「猫の踊り場」を取り上げましたが、ここで失敗!市営地下鉄の踊場駅と云うのは、横浜の市営地下鉄のことです。大阪ではありませぬ。X-ファイルでお馴染の場所"エリア51"、有名なアメリカ空軍基地です。アメリカのネバダ州に実在する基地なんですが、アメリカ政府の作成する地図には一切記載されてません。しかしグーグルアースでも確認できます。この秘匿性が憶測を呼び「墜落したUFOを運び込み、宇宙人と共同研究をしている」と云う噂がまことしやかに囁やかれているワケです。ゴルゴ31もエリア51に入って狙撃に成功しています。当然、基地内に一般人が立ち入ることは絶対できません。四六時中4WDに乗った警備兵が巡回していて、違反しようものなら60$の罰金が科せられます。撮影も一切禁止されていて、特に不審な場合は警告なしに発砲されます。エリア51近辺に一軒だけモーテルがあります。モーテルと云うより、お土産屋 兼 食堂。ここは宇宙人騒ぎに便乗して、店内には宇宙人やUFO関連の写真や雑誌の切り抜きなどが壁に貼られています。観光客が意外と多いのですね。そこで、みんなこのモーテルで食事したりお土産買ったり。ひょっとして、宇宙人騒動はこのモーテルが仕掛けた?この基地、アメリカ政府が秘密にしているのは理由があります。古くはU-2やSR-71、近年ではF-117ステルス戦闘爆撃機を極秘裏に開発した地なんです。つまり、世間に認知されてない新しい航空機の開発をするところ。秘密の航空機ですから、テスト飛行も通常 夜間におこなうのが普通です。それがUFO騒ぎの元でしょう。ところが最近のグーグルアースで撮影されたエリア51基地周辺地域の写真を見ると...謎のトライアングルが写っているのです。その他にも謎のサークルやXマークなど人工的な地上絵らしきものが見られます。これはいったい何なのか?誰が描いたのか?謎のトライアングル謎のサークル謎のXマークエリア51で働いてた日本人のインタビューがネットに載っていました。この人は民間人としてエリア51で軍の監視のもと、シンクタンクとして働いていたようです。この人の話では、UFOと宇宙人のこと、基地内でも噂はなされていましたが、実際はど~かと云うと、誰も信じてはいなかったようです。その代わり基地にはゲームセンターがあり、そこには"スペースインベーダー"が置いてあったそうな(笑)ちなみに基地内ではいくら顔見知りになっても、見張り番の兵士にしょっちゅうIDチェックされ、銀行口座なんかもチェックの対象だったらしい。大金が出ても入ってもマークされる。特定の国に旅行すると、即、監視リスト候補にあげられるらしい。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 15, 2013
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亡霊怪猫屋敷謎の幽霊屋敷。次々と起こる不可思議な事件。100年の昔から現代に至る恐るべき怪猫の怨霊。卑怯、未練な悪家老。呪いの影が不気味に忍び寄る。血で血を洗う地獄絵。妖しく乱れる艶麗な女体。復讐に飢えた怪猫の毒牙。"総天然色 大シネスコ映画!"ネコが血を舐めてますぞ~1958年の新東宝映画。新東宝と云うのは、有名な俳優 大河内傳次郎とそれに賛同した長谷川一夫、黒川弥太郎、入江たか子、山田五十鈴、原節子、高峰秀子ら10大スターが結成した「十人の旗の会」が元となってますな。東宝映画の労働争議中に、政治的な労働組合側にも経営者側にも組みしないと立ちあげた会。その会が東宝撮影所敷地外に創業したのが新東宝です。会社立ちあげ当初は新東宝で制作した映画も、東宝が配給するかたちで進行してましたが、東宝が労働争議沈静後に配給を止めたので一時は不採算が続く苦しい経営を経験したところです。さて「亡霊怪猫屋敷」は数ある化け猫映画の中でも出色のデキです。現代と過去、ふたつの時代を通して怪猫がもたらす災い。現代をモノクロ、昔をカラーで表現しています。物語は現在から。大学の研究室で久住助教授は6年前の不思議な事件を思い出していました。妻の頼子は気味悪い婆さんの夢ばかり見ると云ってた。ある日、その婆さんは現実に表れ頼子を襲おうとする。たまたま久住助教授が帰りつき、頼子の命は助かったが、なんとも気味悪い。紹介された近所の和尚さんに相談すると、化け猫の仕業だと云う。たまたま住んでた家で起こった事件、それ以来、その家は化け猫屋敷と呼ばれていたのです。時は侍の時代。久住助教授が住んでた家には家老の右堂左近将監が住んでいました。"碁"の師匠、竜胆寺小金吾が"待った"を承諾しなかったことに腹を立て無残にも切り殺してしまいます。小金吾の母、宮路は息子の愛猫が咥えてきた血ぞめの小布れを見て右堂左近将監に息子の安否を尋ねに行く。そこで右堂左近将監に犯された宮路、ネコに怨みを云い聞かせて自害してしまうのです。ほどなく右堂左近将監の老母は怪猫に殺され、怪猫は老母に化けます。それからは右堂左近将監は頭がオカシクなって、息子の恋人を犯しますが、その恋人が殺した小金吾の母、宮路に見えて切り殺すやら、あげくは息子さえも小金吾に見えて切りかかる。結局、父子は刺し違えて両名とも死んでしまうのです。実は久住助教授の妻、頼子は右堂左近将監に命じられて、殺した竜胆寺小金吾を壁に塗り込めた家来の末裔だったのです。その夜またも老婆が現れ、頼子は失神した。老婆は竜胆寺小金吾のぬりこまれた壁に消えました。そして今日もまた研究室に不気味な足音が近づいてきます...と、云うお話し。なかなかに凝ったストーリーでしょう?久住助教授は細川俊夫がやってますが、他の俳優さん、私は全員知らない人ばかりです。この映画はDVDも出ていますので、あるいは大きなレンタルショップだったら置いてるかも知れません。化け猫と云えば横浜に「猫の踊り場」ってとこ有るんですね。市営地下鉄の踊場駅の近く。昔、この辺りの醤油屋で、夜になると手拭が1本ずつ無くなる怪事件が。ある夜、人気のない寂しい場所から賑やかな音楽が聞こえることに気付きました。そこには何匹ものネコが集まり、その中心で醤油屋の飼いネコが手拭をかぶって踊っていたと云うお話し(笑)中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 14, 2013
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きょうは近所でお祭り。息子夫婦たちも夕方、電車でこっち来て合流しますが、上の孫、男の子だけ先行して私たちが迎えに行って、きょうはお泊り。目的はATC(アジア太平洋トレードセンター)内のゲームコーナーで遊ぶことです。こう云うことは1度覚えると、いつまでも覚えているんですよ。午後から孫一辺倒の今日明日となります。「美女と液体人間」「電送人間」「ガス人間第一号」なんともおどろおどろしいタイトルの映画たち。これがれっきとした東宝映画。そうです特写で一世を風靡した東宝。超科学"怪奇スリラー"シリーズです。これらの映画に「マタンゴ」を加えた予告編集がYouTubeに載せられていましたのでご紹介します。東宝 怪奇特写シリーズ「マタンゴ」はあまりにアホらしいので割愛して、他の3作品を簡単に。「美女と液体人間」1958年の上映。この映画のベースは1954年の"第五福竜丸事件"に端を発しています。"第五福竜丸事件"と云うのは、遠洋マグロ漁船の第五福竜丸がビキニ環礁での米軍による水爆実験に巻き込まれて被爆。死の灰を浴びた事件です。この"第五福竜丸"をもじって"第二竜神丸"が水爆実験の放射能を浴びたところから、肉体が変質し全細胞が液体化した人間が生まれる。それが液体人間なんです。この第五福竜丸事件は汚染マグロが大量廃棄されたり、日本の反核運動をひきおこすキッカケとなった有名な事件ですが、映画では「ゴジラ」が制作される元となりました。液体人間は、他の人を食って液状化する。ゾンビみたいなもんです。液状化された新しい液体人間は以前の精神活動が少し残っているみたいですが、その度合いは未知のものとなっています。液体人間から逃げまどう美女!警察は液体人間壊滅のために潜んでいる地下下水道を焼き払らおうとしている。さて、美女の運命やいかに!「電送人間」1960年の上映。"物体電送機"なる機械が重要な役割をもつ映画。物体電送機は電波を使って人間を別の場所に移動することができる機械。普通だったらTVのようにブラウン管から外に出ることはできないが、物体電送機を使うと自由自在に動き回れる。敗戦のどさくさにまぎれて軍の資金と金塊を横領した元上官から殺されかけた経歴の持ち主。その人物が物体電送を研究する博士とともに復讐をすると云うストーリーです。「ガス人間第一号」こちらも1960年の上映。銀行強盗に襲われ殺された行員、死因は血管に何やら得体の知れぬ気体の詰った窒息死。犯人は違法な人体実験の果てにガス人間にされてしまった男。なぜ銀行強盗を?それは零落した日本舞踊の家元 藤千代のために、銀行強盗をして大金を貢いでいたのです。藤千代の発表会が行われます。しかし観客は藤千代の踊りなど眼中にない。「ガス人間を出せ!」と罵声を浴びせる。怒ったガス人間が本性を現し逃げまどう観客たち。観客がいなくなった場内、それでも藤千代はガス人間の為に踊り続けるのだった。って、そんなアホな(笑)藤千代役は八千草薫さんです。めっちゃ綺麗です。これらの3作品、特写は云うまでもなく円谷英二さんです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 13, 2013
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インドネシア映画と云うと、母と娘の関係を手持ちのデジタルビデオカメラでドキュメンタリータッチに描いた「エリアナ、エリアナ」とか、叙事詩ラーマーヤナの物語を現代のジャワ農村を舞台したミュージカル映画に置き換えた「オペラ・ジャワ」なんかが有名ですが、生憎、私はまだ観る機会に出会っていません。どちらか云うと、昔の日本映画みたいな家族中心の人情映画が盛んなようです。ところが私が観たインドネシア映画「ザ・レイド」はそんなシチュエーションとは180度違う物語。これは何と云うか、単なるアクション映画の範疇ですね。それも主人公のSWAT隊員たちがジャカルタの貧民街の30階建て高層ビルに潜入。そこに巣くう麻薬王と無数の手下を相手に激しい銃撃戦やナイフ、素手の格闘でばったばったとなぎ倒す、ただそれだけの映画。香港のカンフー映画もまっ青な長時間ノーカットの格闘シーンばっかで、息もつかせぬはいいけれど、初めから終わりまで格闘一本では疲れてしまいます。監督はイギリス人のギャレス・エヴァンス。インドネシアの血をひく奥さんとともに、インドネシアでシラットと云う伝統武術のドキュメンタリーを撮影していたときに、この映画の主人公イコ・ウェイスと出会ったそうだ。つまり俳優=格闘の専門家と云う構図で、古くはブルース・リーなんかの映画と同じですな。映画の冒頭で、主人公が急襲を前にイスラムのお祈りから入るシーンだけが印象に残ってた。悪役のキャラクターのインスピレーションは、北野武監督作品から影響を受けたものだそうです。この映画、2011年にワールド・プレミアがトロント国際映画祭で行われ、ミッドナイト・マッドネス賞を受賞したそうですが、なんかねぇ登場人物の掘り下げが全く無いんですよね。シラットと云うのはマレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナムなんかで盛んな伝統的な武術らしい。拳法や武器術を含む総合格闘技らしいけど、精神安定を狙った"気"とか、民族音楽にあわせて演ずる"スニ"と呼ばれるものもあって、単に格闘と云うだけではなさそうな。まぁ、何ですな、こんな作品からインドネシア映画に入って行ったのはある意味"不幸"。たぶんもっと土地に根差した民族性豊かな作品も多そうです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 12, 2013
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「江戸武士の日常生活」と云う本を読んで初めて知ったのですが、武士の階級って金銭で売買されてたんですね。御家人"株"の売買がそれで、御家人と云うのは江戸時代では徳川直参の家来のうち、将軍に直接謁見できない身分の低い人たちで、御家人以上は旗本です。この株と云うのが権利みたいなもので、困窮が原因でそれを売ることがあったらしい。だから町人だって、お金があって、望めば武士になれたんだそうな。御家人株の売買は売った方(つまり武士)が養子縁組の形をとるなどして譲渡していたらしいです。養子縁組が設立したら、売った方は隠居すると云う仕掛けです。逆に身分を売った御家人が町人となった者もいたようです。御家人にも3種類あって、譜代、二半場、抱席と分かれます。譜代は家康から四代家綱の時代に与力、同心として仕えた経験のある者の子孫のこと。抱席は家綱の時代以降に御家人身分に登用された者のこと。二半場はその中間です。このうち御家人株の売買をおこなっていたのは抱席。抱席はもともと一代限りの奉公で、隠居や死去によって御家人身分を失なうのが普通なのですが、相続人に相当する者が新規取り立ての名目で身分と俸禄を継承することができたため御家人株の売買と云うようなことが行われていたのです。樋口一葉のお父さん、樋口為之助は甲州のお百姓さんでしたが、百姓仕事より学問を好んで江戸に出奔。東京大学の前身で小間使いしてから、同心株を買ったとされています。同心と云うのは幕府の下級役人の身分で、まさに御家人株を買ってお百姓さんから武士になったワケです。もっとも直ぐ明治維新になり、士族の身分は保障されたけど食うにはぜんぜん用をなさない。で、結局、不動産斡旋業をいとなんだとあります。この御家人株のお値段っていくらぐらいだったのでしょう?俗に"50両"と云う話です。1両が5万円~8万円ですから、高く見積もっても400万円。御家人は地方の下級武士と違って、自分で耕作する田畑も持ってないし、物価の高い江戸で30俵以上、80俵取り未満の俸禄ではとても生活に困窮したワケです。御家人が内職をするのは当たり前。だったらそんな家禄そそくさと売ってしまって、楽隠居した方がマシってのが本音だったんでしょうねぇ。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 11, 2013
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2日前の更新で名古屋の味噌煮込みうどんに触れましたが、大阪で味噌煮込みうどんと云えば"きしめんのあまの"です。梅田(大阪駅)の地下街、ホワイティ梅田にお店があります。昔は堂島地下街にもあって、そちらのお店によく行きましたが、いつの間にか無くなったようです。あまのの店主は名古屋人。お兄さんが名古屋で天野製薬と云う会社やってて、そこをつてに材料を仕入れてると聞きました。もう何十年ものれんを守っている老舗です。ここの味噌煮込みうどんは絶品!熱いので真冬でも汗かきます。ので、冬でもおしぼりが出てきます。パパゴリラ! さんさんの意にそぐわないのですが、きょうはカルト映画の話題で(笑)米情報誌エンターテインメント・ウィークリーが"1983年以降のカルト映画名作25"を発表しています。カルト映画と普通の映画との住み分けは微妙なのですが、カルト映画ってのは熱狂的ファンにより支持される映画で、その熱狂的ファンてのも少数派を云いますねぇ。だからジャンルもさまざまなんですが、だいたいカルト映画として認定されてる起源は1932年上映の「フリークス」と云われています。この映画、申し上げにくい人々を集めて撮影されたもので、上映当時は劇場から逃げ出す人が続出したと云ういわくつきの映画です。エンターテインメント・ウィークリーでノミネートされた映画でも「死霊のはらわた」とか「悪魔の毒々モンスター」とか有名なおどろおどろしい映画が顔を揃えていますが、「未来世紀ブラジル」みたいな不条理を描いた映画もノミネートされています。「未来世紀ブラジル」ご覧になられました?夢と現実が混在する人物の物語。それは政府によって頭ん中をかきまわされたから。このシチュエーションは「レポゼッション・メン」にも引き継がれていてなかなかに説得力がある。話題はそれますが「レポゼッション・メン」はとてもよく出来た映画ですよ。近未来での職業、それは人工臓器を高利で貸し付け、支払いが滞った債権者から人工臓器を生きたまま取り出すと云う仕事。そんな物語なんです。カルト映画に「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」がノミネートされていたのは意外でした。ジョン・ウー監督をいちやく有名にした作品でもあり、チョウ・ユンファの出世作でもある映画。中国返還直前の香港を舞台にしたヤクザ映画。"香港ノワール"と呼ばれる新しい映画の流れを作った記念碑的な作品です。この映画が契機となって、あの「マトリックス」が制作されたとも聞きます。この映画がカルト映画?そんなん云うたら、映画って全部、非日常を描いているのだから、みんなカルト映画になるのでは?話は戻りますが「死霊のはらわた」みたいなスプラッター映画、アメリカ人は好きですね。「悪魔の毒々モンスター」は長年低予算のB級映画ばっか撮ってるトロマ・エンタテインメントの制作。「悪魔の毒々モンスター」以外にも「悪魔の毒々ハイスクール」とか「悪魔の毒々サーファー」とかタイトルだけで笑らけてしまう作品が目白押し。「悪魔の毒々サーファー」はエンターテインメント・ウィークリーの推奨にはあがってないけど、このバカバカしさは絶品です。大地震に襲われた西海岸カリフォルニア。無法地帯と化していて、カタギのサーファーなんていない。"サーフ・ニンジャ"とか"サーフ・ナチス"といったワケのわからん連中が縄張り争いしていて、サーフ・ボードから手裏剣が飛び出すといった"近代兵器"を駆使している。そこに息子を殺されたオバチャンが乱入してきて、仇とばかりダーティハリーそこのけのマグナム拳銃をぶっとばして悪人どもを退治すると云うストーリー。アル・パチーノ主演のギャング映画「スカーフェイス」がエンターテインメント・ウィークリーでノミネートされてたのも驚きですな。この映画でアル・パチーノはゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされたんですよ。他のカルト映画と違って、上映当時は見向きもされなかったワケでもないのに。エンターテインメント・ウィークリーにはノミネートされてなかったけど幻の"007"映画「007カジノ・ロワイヤル」をあげてほしかったなぁ。あのダニエル・クレイグが007役やった「カジノ・ロワイヤル」ではありませんぞ。こっちはピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン、アーシュラ・アンドレス、ジャクリーン・ビセットらが出演したコメディ映画。あのオーソン・ウェルズまで悪役で登場してるし、音楽はバート・バカラックと云う豪華版なのに、興行的に大失敗の映画。理由は理解が困難なほどストーリーが破綻してしまって、イアン・フレミング原作の原型を留めていないからです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 10, 2013
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人物描写がバツグン、本格的な人間ドラマです。が、観終わった感想。「臨場 劇場版」の話です。DVDを借りてきたら、ヨメが先日TVでやってたよ...あぁ勿体ないことした。TVでやってたなら、ご覧になった方も多いと思いますので、何時ものような細かいストーリー説明は避けますが、なかなか凝ったストーリーですね。物語の主人公は倉石義男(内野聖陽)と云う検視官。検視官と云うのは簡単に云うと、変死した遺体の検視をおこなう人ですな。この倉石義男と云う男は一筋縄でいかない我が道を行く強情ものですが、検視に関わる技量はバツグン。「死者の声を聞く」それが検視の役目なのです。映画の冒頭で繁華街の中にバスが暴走してくる。車内で殺戮がおこなわれていたのです。暴走バスが停まったら、その車内から殺戮者が降りてきて、道行く人をつぎつぎと刺殺して行く。なんともショッキングなオープニングです。無差別殺戮者はまだ若者。やがて駆けつけた警察に取り押さえられ、引き立てられます。倉石義男チームが出張ってきました。殺された犠牲者に両手をあわせて...それから検視がおこなわれます。ほどなく犠牲者の遺族が次々と現れ、涙と憤怒の対面と相成ります。犯人は警察の中でワケのわからないことばっかり呟いている。刑法は第39条第1項において心神喪失者の不処罰を規定しています。心神喪失と云うのは、精神の障害等の理由により事の是非善悪を識別するが失われた状態を云います。犯人は心神喪失を認められ無罪となってしまうのです。あとは犯人の入院が行われ、社会復帰調整官による社会復帰への調整段階と入っていくのです。と~ぜん残された遺族は黙っていません。しかし今の日本の刑法ではど~することもできない。あの事件から2年。ある日2件の殺人事件が起きます。殺されたのは2年前の事件を引き起こした犯人の精神鑑定を行った医師と担当した弁護士。事件は東京、神奈川でおきました。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が敷かれますが、このふたつの警察機関の軋轢がオモシロイ。ふたつの事件の関連性から、2年前の事件の遺族が怪しいのではと疑いをもちます。警視庁に属する倉石義男は東京で殺された弁護士の検視を実施することに。直腸内の温度から割り出した死亡推定時刻と肝臓の温度から割り出した死亡推定事故に時間差が!なぜだ!なぜ、1つの遺体で違う死亡推定時刻が存在するのか?そこから倉石義男は「死者の声を聞く」作業に入っていくのです。物語の終わりで、犯人がアリバイ工作のために検視官が誤った死亡推定時刻を割り出すよう細工したことを発見します。そんなことは検視の実態を熟知している人物でないと出来ないことがら。と云う訳で、物語は事件の裏側に隠された思いも寄らぬ真相にたどり着くと云うストーリーなんです。この死亡推定時刻ですが、映画では直腸内の温度から割り出すのが普通となっていて、その常識をひっくり返したのが倉石義男となってますが、実際に死亡推定時刻を割り出すのはさまざまな手法が用いられているらしいです。もっともよく用いられるのが角膜の乾燥度を測定することらしい。人は死亡すると 血液などから運ばれる水分の供給がストップしてしまうため、皮膚なんかがどんどん乾燥していくのですが、その最右翼が角膜。もっとも乾燥しやすい角膜の乾燥具合とか、透明度を調べるとある程度の死亡経過時間が割り出せるらしいです。この角膜の乾燥度も目を開いたまま死亡した場合と閉じて死亡した場合では何時間もギャップがあるようです。あと紫斑とか死後硬直もと~ぜん参考にします。変わったものでは、遺体の口に電極をあてがって電気を流すと、口をすぼめて前へ突き出す運動、つまり筋肉の反射作用がおこる。この反射作用の度合いで死亡推定時刻を割り出す方法もあるらしい。もっと死後経過が経ってると、ウジが湧いてくるので、このウジの成長具合で死亡推定時刻(月日?)を推定する方法もあるとか。検視とか、法医学とか、尋常ぢゃ無い死に方をした遺体ばかり見せられて、私だったら夜も寝られませんわ。なので昼寝でもしますか(笑)中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 9, 2013
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ど~云うワケか人口1万人あたりの喫茶店数で云うと、大阪が日本一らしい。大阪が24.1で、その後に名古屋の23.0が続く。意外に東京は8.2で京都や神戸にも及ばない。喫茶店にはドトールとかスタバみたいに都市圏で絶対勢力をほこるセルフカフェも含まれるのだから、東京の数字が低すぎると云うより、近畿圏や名古屋の数字が高すぎるのかも知れません。ところが1世帯あたりの年間喫茶店代を見ると"名古屋"のひとり勝ち。14,616円で、二位 東京の8,555円を大きく引き離しています。ご存じのように名古屋と云えばモーニングサービス激戦区。他の地域だったらコーヒー+ちょっと割増でモーニングってとこが多いのに、名古屋はコーヒー一杯の値段でモーニングがついてくる。それも朝だけぢゃなくて、お昼頃まで。お店によっては時間制限無いところも。モーニングの内容も競争でこれでもかこれでもかと足して、これで本当に採算とれるの?みたいな。なんでしょうねぇ、名古屋人と云うのはお隣なのに近畿圏から見ると、よ~分からん種族なんですね。独特の価値観や文化を持ってるように見受けられます。まぁ、そんなこと云ったら、大阪人だって大阪特有の価値観持ってるし、京都人や神戸人から忌み嫌われてるけど(笑)大阪ではよく名古屋は排他的だと云います。ほんとうはそんなこと無いでしょう。たぶん大阪の人や東京の人は自分たちだけ都市圏に属していると思い込んでいるので、全国3位の都市でも単なる地方都市=排他的と短絡的に思っているのだと思います。愛知県は鉄道が比較的不便、と云うのはトヨタの勢力下にあるからなんてこともまことしやかに囁かれてます。また名古屋の人は熱烈な中日ファンばかりですねぇ。大阪は阪神ファンばかりかと思ったら、とんでもないくらいの数の巨人ファンも居ます。しかし名古屋人に会ったら、誰もかれも中日ドラゴンズばっか。ちなみに日本海側の福井も中日ファン多いです。あそこは感情として名古屋圏の仲間意識の強いとこです。しかし食べ物は名古屋は独特ですなぁ。"味噌煮込みうどん"や"味噌カツ"みたいにもう全国版の料理もあれば(味噌カツは本当は三重の津が発生なんですけどね)、"あんかけスパゲッティ"とか"小倉トースト"とか名古屋ならではの食べ物もあるし。そう云えば"台湾ラーメン"も"ひつまぶし"も"手羽先唐揚げ"も名古屋出身なんですね。それに何と云うても"スガキヤのラーメン"!これは大阪でもスーパーなどでチェーン展開してるとこまま有ります。あのラーメン店なのにソフトクリームやぜんざいまで売ってると云うと云う混在感!これは名古屋独特のものかも知れません。大阪からだと新幹線で1時間ぐらいの距離なのに大阪から見て、こんなに異文化チックなとこがあると云うのも面白いです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 8, 2013
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南アフリカ共和国。CIA支部。ここはCIAとしては重要拠点ではなく、駐在員はたった1人だけ。電話番のマット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は新米の職員です。そんな長閑なCIA南アフリカ支部に突如として騒動が巻き起こる。数人のCIA尋問部隊がひとりの男を引き連れて支部を訪れる。その男はトビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)。元CIAの伝説的工作員だったのですが、ある日寝返ってCIAに反旗をひるがえします。それ以降、トビンは敵対国に情報を売る商売に。世界36カ国国で指名手配され、10年間逃亡を続けていましたが、ケープタウンで殺し屋に狙われアメリカ領事館に自ら身を投じました。そしてCIAの手に。CIAの執拗な尋問が始まる。濡れタオルを顔面に被せられて、口から水をそそぐ拷問にもめげずに口を割らないトビン。彼は筋金入りの元工作員です。そのとき、謎の傭兵部隊が侵入。CIA工作員を次々と殺し施設を制圧してしまいました。残ったのは新米のマットと煮ても焼いても食えないトビンだけ。こうして2人だけの逃避行が始まるってのが映画「デンジャラス・ラン」です。この映画、珍しくアメリカと南アフリカ共和国合作です。南アフリカの貧民街などちょっとお目にかかれない映像が新鮮。主演のデンゼル・ワシントンが製作総指揮をとっています。あの子供じみたデンゼル・ワシントンの笑顔が、この作品では逆に辿ってきた人生の厳しさをうまく表現しています。この手の映画はゴマンとあって、もう逃避行の見せ方で勝負が決まるような。新米のCIA職員のマット、連行しているトビンに心理的に負けています。まるでトビンのあやつるがままみたいな。しかし、そもそもトビンがなぜ狙われるのか?そのナゾはトビンが身体の中に隠したマイクロ・チップにありました。そのマイクロ・チップには膨大なデータが。何の?各国の諜報組織で不正を働いている人物を特定する情報だったのです。つまりどこの国であれ、諜報組織で不正を働いている人物がトップに居る国はこぞってトビンを狙ってくる。マットはやっかいな人物を同行するはめになったものです。いろいろもめ事が有りながら、やっとこさ別のCIA収容施設にたどり着いたマットとトビン。しかしマットはそこに居る管理人さえも信用できない。なぜなら自分の支部が襲撃されたのは、CIA内部の密告がなければ不可能だからです。案の定、そこの管理人がマットを襲ってきました。揉み合う2人。やっとこさ管理人を倒しますが、マットも重症を負ってしまう。ひん死のマットは架けていたトビンの手錠を外します。トビンの方がCIAよりよっぽど信用できる。もうお分かりでしょう、マットは知らず知らずトビンに信頼を抱くようになっていたのです。姿を消すトビン。ひとり残されるマット。やがて収容施設のベッドで寝ているのに気づくマット。脇ばらにはマットのボスが。そして部屋に入ってきた人物は...自分の施設を襲撃した傭兵部隊員たちだった!マットのボスがCIAの不正をおこなってた張本人。もはやマットは絶体絶命なのか?そのとき、逃げていったハズのトビンの反撃が始まります。と、云うようなストーリー。なんら目新しい展開でもなくて、どうって云うストーリーぢゃないのですが、やはりデンゼル・ワシントンの演技は別格。マットを演じていたライアン・レイノルズは雑誌で「最もセクシーな男」の一人に選ばれたことがあるらしい。このふたりの演技でこの映画をグイグイ引っ張ってると云っていいでしょう。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 7, 2013
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子供たちの食器を置く台をあまってる板で作ってみました。もう老齢だから、腰をかがめて食べるのはシンドイやろと。ヨメはリハビリにならないと反対なんですけどね。既製品の台だと、穴の開けてそこに食器を置く形態ですが、お水をこぼすことが多いのでフラットのまま、アクリルのシートを敷いてます。ちょっと前面の板が無表情過ぎました。何か絵でも描いたろかぁ。きのうの新潟県知事と東京電力社長の問答、ご覧になられました?例の柏崎刈羽原発再稼働の問題。「私は経営者です。経営者として黒字に導かねばならない」と東電社長。そんなことは別に東電でなくても当たり前のことだけど、それが原発再稼働をしていいと云う理由づけにされては国民はタマラナイ。まだ福島の原発事故もきっちりした対策が終わっていないのに、再稼働していいんでしょうか。あそこ(柏崎刈羽)は2007年の中越沖地震のときも事故った。その対策は新潟県知事に云わせると宙に浮いたまま。なんかまだ官僚主義が見え隠れするんですよね~東電って。まず地元住民によく説明して、納得してもらってからの話なのに、そう云う根回しは自滅すると感じたのか後回し。で、新潟県知事にさんざん突っ込まれてグウの音もでない。当たり前だよ。だいたい国策として原発開発を推進してきたんだから、国がもっと主導権とって福島の事故対策(保障も含めて)せなアカンのに、監督官庁は知らぬ顔。原発規制委員会は立ち上げるけど、具体的な事故対策はあなた任せ。お役人得意の机上だけの論議でお茶を濁す算段ですな。自ら被災地などに足を運ばない。それは地方自治のお仕事だからってのが云い分なんでしょうけど。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 6, 2013
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ちょっと以前の映画「ドラゴン・タトゥーの女」DVDで観ました。原作はスウェーデンのジャーナリスト及び作家として有名なスティーグ・ラーソン。本作は「ミレニアム」と呼ばれる推理小説三部作のうちのひとつです。主演は007でお馴染みダニエル・クレイグとこれが初主演のルーニー・マーラちゃん。ルーニー・マーラが題名そのもの"ドラゴン・タトゥーの女"なんです。役柄はダニエル・クレイグがミカエルと云う雑誌記者、ある実業家が実は武器密売をしていることをつかんでスクープしますが、逆に名誉棄損で訴えられて敗訴。全財産を失います。対するルーニー・マーラは父親殺しと云う暗い過去を持つ女リスベットを演じます。精神的に破綻していて、保護観察官の下でしか生きていけない。しかし彼女にはとてつもない能力が備わっています。天才的なハッカーなのです。リスベットはある人物から依頼を受けてミカエルの身辺調査をします。得意のハッキングでありとあらゆる情報をものにする。もちろん違法行為です。その情報をもとにこの人物ならと、ある人物はミカエルと接触する。その人物は大物実業家で、40年前に行方不明になった身内の16歳の少女のナゾを解いてほしいと云う相談。報酬はミカエルが敗訴した武器密売の実業家を逆に敗訴させるような証拠。この大物実業家の家族と云うのは大いに変わっていて、それぞれがいがみあったり、無視したり、近所に住んでいるのにお互いにコンタクトがない。そんな風変りな家族と接触しながら、ミカエルは調査をすすめていきますが、なにしろ40年前の出来ごと、容易に真相がわからない。大物実業家の家族は全員、その少女が殺されたものと考えています。実はその時期、その場所では猟奇事件が頻発していたのです。彼女も同じように猟奇事件の犠牲者となったのか?当時、警察もさかんに捜査しましたが何もでてきません。そんな事案を再び調査しろと云うワケです。ミカエルは自分のプライバシーを調査した人物(リスベット)を紹介しろと大物実業家に迫ります。あまりに手際のいい仕事ぶり。そして会ってビックリ!顔中にピアスを入れて、背中にはドラゴンの刺青をしている、要するにぶっ飛んでるパンク系の女の子です。こんな子が、ありとあらゆる自分のプライバシーを調査できる能力があるのか...そして、ミカエルは自分の助手としてリスベットを雇いいれます。こうして2人のコンビは古い資料から得意の情報解析技術で新しい発見を次々としていきます。(ここから中略)しかしミカエルは何ものかに狙われ始めます。ど~も別々に暮らしている大物実業家の家族のひとりが怪しい。その人物が16歳の少女も殺したのか?その人物が猟奇事件の犯人か?お終いを云ったらこの映画の魅力3/4ぐらい無くなってしまうんですよね~要するにミカエルがある人物だと信じて接していたのが、実は別の人物だったと云うお話しでして。殺されたと思っていた少女は別のとこで生きていたと云うような...大逆転の物語としか云いようがない。物語の後半でミカエルは犯人に殺されそうになります。その危機を救ったのもリスベット。もうリスベット大活躍の物語で、ミカエルを演じているダニエル・クレイグは存在感こそあるものの、こりゃあリスベットのストーリーです。この映画、大物実業家の家族が次々登場してきて、それの相関図がちょっとややこしい。なんかアガサ・クリスティの小説読んでる気分です。それと前半部分でミカエル、リスベット、ふたりの主人公の行動を同時進行風に映し出してるけど、その関連性もアヤフヤなまま繋がっていく。ここも演出としてはもう一歩踏み出しが弱かったような。リスベットは魅力的やなぁ。なんせ顔のあちこちピアスだらけみたいな女の子、見た眼もイマイチみたいな風貌なのに、その仕事ぶりったら。映画の中盤でリスベットとミカエルは結ばれるけど、ミカエルには不倫相手の女性編集者が。映画の最後にリスベットがミカエルへの誕生日プレゼント届けようとミカエルの家にいったら、その女性編集者が先に来ていた。持ってきたプレゼントをクズ箱に投げ入れて、ひとり寂しく去っていくリスベット。お終いはハッピーエンドぢゃない物語です。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 5, 2013
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きのうの天井塗り工事、無事に終わりました。途中から晴れてきたのと、夏だったので開け放しが功を奏して、ニオイはそんな気になりませんでした。しかし新しく貼ったボードと以前から貼ってある天井ボードの規格が微妙に違っていて、よく見ると違いが分かります。これに文句を云うと、次は天井の全面張り替えしかありません。それもリビングだけでは違和感がでてしまうので、全室の貼り替えになってしまう。それはとてつもない工事になってしまうのです。もう疲れました。とてもそんな工事におつきあいする元気がない。で、塗り直しでよしとしました。唐突ですが、みなさんはエコ・バッグを活用していますか?スーパーの袋をいらないと云うのは、もう当たり前みたいになってきましたね。で、このスーパーの袋なんですが、これをスーパー側から考えたらど~なんだろう。レジで、袋はいりませんと云うと「ありがとうございます」と答えがかえってくる。この「ありがとう」は「環境保全に協力してくれて」ありがたいのか?「当店のポリ袋経費削減に協力してくれて」ありがたいのか?なんとなく"環境に配慮してますよ~"みたいなポーズだったりして。これは台湾なんかのコンビニと違う方向です。台湾のコンビニでは、袋は"有料"なんです。大量に買いものすると「量が多いので袋2つ要るけど、いいか?」なんて尋ねられます。有料にするからエコ効果が大きい。これは日本が見習うべきポイントだと思います。いったい日本人は自然を愛しているのと云えるのだろうか?そんなこと決まってるぢゃない!日本人ほど自然を愛する民族は居ないよ~なんて声が聞こえてきそうですが、花見などで行楽地に行くことや世界遺産になったことを契機にどっと押し寄せる富士登山が自然保護と云えるのでしょうか?京都産業大学の有友先生はこう答えています。「高い建物や工場も景観(自然)の一部と言える。暴風雨や病原菌も自然なのだ。このような自然を大切にせず、自然に親しむのは"自然"の意味が狭すぎる。行楽、観光、日常生活と、都市を含んだ全体としての自然を愛護することで、自然愛護も本物になるはずである」「日本人は自然に対して受動的だ。自然とは人間が責任を持つものだという考えがない。自然は"自然になんとかなる"という考えをなんとかしないといけない。そうしなければ、日本の自然はなんともならなくなってしまうだろう」"自然になんとかなる"という考え...そこが日本人の甘いトコでしょうねぇ。水に流すぢゃないけれど、なんでも目の前から見えなくなったら、それでお終い。昔は生まれたての仔猫だって、ダンボール箱に入れられて川に流されていました。レジ袋、空き缶、タバコの吸い殻、なんでも道に捨てる。生き物で云えば、ハトやスズメを追い回す幼児になにも云わない親。孫が捕ってはいけない池でカメ狩りするのを楽しそうに見ているジイチャン、バァチャン。うちの近所では幼稚園のバス運転手が何台ものバスをアイドリングしたまま休憩をしています。数え上げたらキリがありません。なんでもないことです、環境保護なんて。それができないのですから、日本人は自然を愛してるなんておこがましいと思います。「エコライフ ドイツと日本どう違う」と云う本を読みました。だいたいこの手の本はいかにドイツがエコに腐心しているか仰々しく語っていて、実情がど~なのか分からないとこがある。そこでこの手の本を読み進めるときは、ネットで反対意見も参考にしながら読むことにしています。ど~もドイツでエコの精神が著しいのはドイツ人気質によるものが大きいらしい。ドイツ人は国や自治体が決めたことを守ろうとする姿勢が顕著らしい。たとえば、赤信号の時はたとえ車が来なくても歩行者は道を渡らない。とか、駐車場にある身体障害者用のスペースへの不法駐車がまずない。とか、運転マナ-が極めて良い。割り込み、無理な左折、右折などはしないし、すると周りの人たちがものすごく怒る。とか、多くの家庭でゴミの仕分けがきちんとできているとかです。しかし多くのドイツ人の意見は、個人レベルでこうした決まりを守って行く姿勢が大切だとしています。ドイツでは学校の教科書を買い取るのではなく、学校が一括購入して生徒に貸し出しているそうな。学年が終わったら生徒がそれを返却し、次の学年の生徒に渡す。これを4~5年繰り返して紙の節約や、子供たちに本を大切にすることを学ばせるらしい。環境が破壊されるとか、ゴミが出過ぎて困るから「ゴミはゴミ箱に」ではなく、一つの社会ル-ルとしての躾けが結果的に環境保護意識の下地になっているようです。ドイツでは既に幼稚園で"捨てたゴミが勝手に消滅するものではない"ことを教わっているそうな。結局、つまるところ、想像どおりですが、そこに暮らす人の意識の問題ですよね。環境保護なんて声高に云わなくても、ひとりひとりが"普通に"ゴミを出さない、生き物を大切にするって気持ちを持てばそれでいい。2003年ドイツの政府は32年経った原発から廃止していくことを決めました。国民が原子エネルギーの安全性に疑問を持ち、考え、長い議論の末、よくないという国民の意志が政府に原発廃止を決めさせたのです。しかし、これは難しい問題も含んでいます。石油や天然ガスなどの化石燃料を使う発電にばかり頼ってたら、どんどん地球温暖化がすすんでいく。風力や地熱、太陽光など化石燃料を使わない発電をうまく併合していかないと...中国はさんざん欧米や日本が発展するとき空気を汚していたのに、なんで自分たちは批判されなければならないのか?と云います。たしかに我々の経済発展が地球環境を大きく悪化させたのでしょう。でも、あなた方はいまや世界に冠たる経済大国ぢゃないですか。そんな発展途上国みたいなこと云わないで、なんで大人としてエコを推進する世界一の国を目指さないのでしょう?まぁ、国内の環境の荒廃ぶりを見たら、とても望めないけど。これは文明と文化がマッチしていない好例ですね。北極は30年後には無くなってしまうと云います。北極グマやキタアザラシ、セイウチは絶滅するワケです。そんなことを知っていても、私たちにはど~することもできない。云うまでもありませんが、せめて、自分たちで自然環境の破壊につながることには加担しないようにしなくてはなりません。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 4, 2013
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酷くはないけど、あいにくの雨模様です。きょうは降ってほしく無かった。リビングの天井の全面塗り直しの日。直上階の部屋の湯沸かし器から水漏れして、それが伝って私の部屋の天井を汚してしまったのが約3週間前。いちどリフォーム会社の人が来て、汚れてしまった天板の部分だけとっ替えたけど、とうぜん他の天板と色が違ってきます。それで文句云ったら、ぢゃあ天井全体を塗り直しましょう。最初は汚れた天板の天井部分だけ塗り直しを提案してきたけど、それでは他の天井部分とまた色が違ってしまいます。それで全面塗り直しとなりました。水漏れはお互いさまだから、しょ~がないけど、家電製品や家具を動かしたり、少なくとも午前中はこれに没頭しなくてはなりません。塗り終わっても、この天気です。なかなか乾いてくれないでしょうし、ニオイが強烈!この間、リフォームで天井全面塗り直したのに、また同じことをしなくちゃならない。うっとおしい話です。費用はマンション保険でまかなえるけど、手間を考えると...それより、何より子供たちのトイレを移動しなきゃ!無事だった部屋とトイレの間が養生で遮断されてしまうので、工事の間中、子供たちがトイレに行けなくなってしまいます。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 3, 2013
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「検察と闘った厚労省官僚 村木厚子の445日 私は無実です」と云う本を読みました。村木厚子さんと云うのは、例の郵便割引制度を悪用して実態のない組織に偽の障害者団体証明書を発行するよう部下に指示したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴された後、その地検特捜部の係官が虚偽の証拠をデッチ上げたのがバレて無罪が確定した人です。この本は無罪判決が出る以前に週刊朝日取材班が主体となって発刊されたもので、本の出版元としてはかなり危ない橋を渡ったことになります。なぜなら、もし有罪判決の場合、この本そのものが空洞化してしまうから。それでも敢えて発刊したのは、発刊時点でほぼ無罪が確定していたとしても、それ以上に取材を通じて「村木さんは無罪」と云う確信めいたものがあったのでしょう。なぜ検察がこうまでして村木さんを犯人に落とし込もうとしたのかに触れています。それは小沢一郎の西松建設事件に遡るのです。この事件では小沢の秘書は有罪になりましたが、小沢本人は証拠不十分で無罪。東京地検としては失敗したワケです。それで今度は大阪地検で郵便不正事件を扱って、政治家を葬ろうと画策しました。しかし、さんざん税金を浪費したあげく何の証拠もつかめない。「政治家がダメなら高級官僚で!」と検察の対面を保つために、村木さんにターゲットを絞って"罪人"にするための調書をねつ造していったのです。背景にあるのは「在任中に大きな手柄を立てねばならない」と云う強迫観念。大きな手柄を立てれば検察内での出世はおろか、退官後も大企業の顧問に迎えられる。逆にできなければ、一生うだつがあがらない組織の仕組みがあったのです。で、書籍にはこの事件に関わったさまざまな人の証言や、物的証拠の写真などを展開して、村木さんが無実だとの証拠を示しています。この本を信じるなら"調書"に被疑者本人が署名してあっても、それがいかにい~かげんか。検察は署名をとるために脅し、ウソ、懐柔、あらゆる手を使って被疑者を騙していることが分かります。しかし読み終えても、なんか心の片隅に引っかかるものがあります。村木さんはシロなんでしょう。事実、無罪判決が出ているのですから。しかし前述の小沢だって、法的にはシロです。多くの人が"クロ"か"灰色"だと思ってる小沢だって...それは「疑わしきは罰せず」の精神があるから。だとしたら、99%村木さんの無罪を信じても、100%にはならない。これは、一度起訴された人が被る災難としかいいようがありません。真実は"本人のみぞ知る"です。他の冤罪から無罪確定した人でも、同じ目で見られることが多いのでは?と、そう思う今日この頃です。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 2, 2013
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またまた「動物よろず相談記(田向健一著)」から。同じネタで3日もひっぱるって反則みたいだけど、きょうは大切なことだから...生き物(ペット)の死についてです。生き物の死を獣医学の立場で述べたのはあまり見当たりませんので、あえて載せさせていただきました。これは私自身のための文章でもあります。結論から云うと、生き物が「死と云う概念」をちゃんと考え、理解してるかは今でも議論の的になってるそうな。しかし、お外のにゃんこは、ちゃんと自分の死期を予測して"どこかに"姿をくらますとよく云いますが、アレはど~なっているのでしょう。単に人間が勝手にそう思っているだけなのでしょうか。比較的大きな脳を持つ哺乳類であっても、合理的な分析思考や、言語の理解をつかさどる大脳新皮質はあまり発達していないそうです。おそらく、ほとんどの生き物は未来将来を見越して、何かを思考するなどのビジョンを持って生きているワケではない。たとえ明日病気で死ぬかもしれないといって、うまいもん食べたかったとか、隣家の同族に一目会いたいとか、それができないことを残念に思ったり、将来死ぬことを怖いと思うことはないでしょう。だから生き物に対して人間的な未来のビジョンをあてはめて考えることは無理が生じるのです。ペットが死ぬと「自分が至らなかったせいではないか」と自責の念にかられる人がたくさんいます。不治の病にかかった生き物にとって、治療してもしなくても死と云う結果は同じですが、飼い主さんにとってはその死を受け入れ"ソフトランディング"するための心の準備期間が必要なんです。その準備期間は人によって違います。人間の「生かしたい」という思いだけで死に直面している生き物に鞭うつような過剰な治療はどうなんでしょう?高齢や病気で死が近づくと、まず、生き物は餌を食べなくなり、やせ細っていきます。それを見るのはとても辛い...「食べられないのがかわいそう」獣医学の観点から見ると、生き物はお腹が減らないので食べたくないだけらしい。そしていよいよ死ぬときになると、最後は呼吸が止まり、酸素が細胞に行きわたらなくなり、心臓が止まって死んでいきます。その時の姿は見ようによっては苦しそうな顔や動きをすることがある。ここが肝心なのですが、おそらく、細胞が死に向かっているときは、ほとんど意識がなくなっていますので「苦しくて仕方がない」と云うことは無いのです。ただ本当に眠るような死の方が少なくて、最後はやはり、辛そうに見える姿を見なくちゃいけない。病院で息をひきとるのだったらまだしも、病院から家に連れて帰る余力があっても家で看取るのを回避しようとする人が居る。「苦しい姿を観たくない」しかし野生動物であれば、1匹で生まれて最後も1匹で死んでいきますが、ペットというのは人間に飼われた時点で "飼い主さんの人生の一部" になるわけです。かわいいと思って迎え入れた命ですから、最後も飼い主さんの人生として、きちんと終わらせてあげるべきだと思います。と云う風なことが書かれていました。楽しい思い出をたくさんつくってくれた分、それだけで終わらないのが生き物。最後は一緒に苦しまなければいけないかも知れません。それはとても怖いことでしょう。でも、そこから逃げ出さず、最後を送り出してあげたいと思うのです。中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」が実施されています。そちらのリンクもありますので、大阪市在住の方はぜひ見てください。動物と人間との共生・動物の地位向上を目指し活動を続ける保護団体を応援するための「にゃんわんプロジェクト」が立ちあがっております。バナーの貼り付けなど、ご協力いただければ嬉しいです。
Jul 1, 2013
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